合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由

私たちは、働いた対価として毎月会社から給与をいただいています。

しかし私は、給与明細の控除欄に書かれている項目について全く理解できていませんでした。

さらにここ数年は、労働問題が度々ニュースで取り上げられています。

「こういったことをきちんと理解していないのはマズイ」と思いインターネットで調べてみると、社会保険労務士試験では社会保障だけでなく、労働関係の法律も学ぶことができることを知りました。

仕事内容について知れば知るほど興味が湧き、自分のなかで「これだ!」と感じたんです。

そこで、社会保険労務士の資格取得を目指すことにしました。

これまで、勉強や部活動など打ち込めるものがなかった自分にモヤモヤしていましたが、難関資格である社労士試験に挑戦して本当に良かったと心の底から思っています。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

実は、2019年にアガルートアガルートアカデミーの行政書士講座を受講したことがあります。

講座の良さを自分なりに理解していたので、社労士試験でもお世話になろうと決めていました。

アガルートアカデミーの講義は、一つひとつが細かく区切られています。

ちょっとしたスキマ時間に受講できるのがとてもありがたかったですね。

講義は長くても30分ほどで終わるものが多いので、学習スケジュールを立てやすくモチベーション維持にもつながりました。

また、月1の定期カウンセリングも良かったポイントです。

勉強を進めていくと、正答率が上がらず焦ったり同じ問題でつまずいたりさまざまな悩みが生まれるはずです。

定期カウンセリングでを通じて、学習の進め方について講師に直接相談できたことも試験に合格できた大きな要因だと思います。

合格体験記・学習上の工夫

1年目の試験は不合格に終わり、9月後半ごろから勉強を再開しました。

朝に講義を受けて夜仕事が終わった後に問題演習を行う、というのが学習の基本的な流れです。

講義を受け終わった科目も、知識を定着させるため忘れないうちに復習。

多少復習が追い付かなくなっても、まずはすべての講義の受講を終わらせることに集中しました。

すべての講義を受講し終わったのは2月頃だったと思います。

できるだけ早く講義を終わらせて、全体を復習する時間を多めに確保したいと考えておりました。

社労士試験では、社会保険科目は各科目で択一10問出題されるので、労働科目よりも学習量は多めに確保。

年金に苦手意識を持つ方が多いかと思いますが、攻略すれば得意科目になっていきます。

実際、今年の試験では年金で8割取ることができたので、合格するには年金を苦手にしないこと・克服することがポイントかもしれません。

また、問題演習は過去問を使用していましたが、受験が2年目ということもあり過去問知識はある程度定着していました。

カウンセリングで講師から「市販の問題集も取り入れた方が良い」とアドバイスをいただき、市販の教材も活用。

それから模擬試験がはじまる5月頃までは、テキストと過去問、問題集をひたすら繰り返しました。

5月に模擬試験を受けた際、択一で50点取ることができたことで「学習の方向は正しいんだ」と自信を持てた気がします。

やはり、あれこれ手を広げすぎず自分の決めた教材をひたすら繰り返した点が個人的には良かったのかもしれません。

労働一般常識について

労一は、社労士試験で最も厄介な科目だと思います。

正直、時間をかけたところであまり得点につながることもなさそうだったので最小限に絞って学習しました。

具体的には、以下の通りです。正しいかはわかりませんが、参考になればと思います。

  • 白書の数字をおさえる
  • 労働契約法、労働組合法は頻出項目なのでしっかり勉強する
  • 法改正の重要度の高いものをおさえる
  • 模擬試験で出題された問題はしっかり復習する

総合講義の感想・利用方法

総合講義は、労働科目を先に終えてから社会保険科目を進めていきました。講義は倍速機能が付いているので、1.5〜2倍速で視聴。

大河内講師から“速聴することで集中力がアップする”とアドバイスいただきました。

倍速で視聴することで、時間を大幅に短縮できるので効率良く学習できると思います。

一度聞いて理解できなかった箇所は、テキストに付箋を貼っておき講義を再視聴して知識の定着を図りました。

社会保険科目に苦戦しましたが、カウンセリングで学習の進め方を相談し軌道修正。

僕は朝に強いタイプなので、出勤するまでの時間に講義を受けていました。

法律の趣旨や目的なども盛り込みながら講義をしてくださる大河内講師の講義は、大変わかりやすかったです。

社労士登録もされているということで、実務を交えた話は興味深く勉強になることばかりでした。

テキストもフルカラーで見やすく、ところどころに図が入っており学習しやすかったです。

巻末に条文集がついており、その点もとても良かったと思います。

また、テキストに掲載されていた絶対におさえておくべき論点は重点的に学習しました。

テキストの内容すべてを完璧におさえるのは難しいと思いますが、「このテキストの内容をしっかりおさえておけば合格できる」と信じて学習。

先ほどもお伝えしましたが、講義は細かく区切られていたのでほぼ計画通りに進められたと思います。

科目別横断整理講座の感想・利用方法

社労士試験は、似た用語や論点が多くあるため科目別横断整理講座はとても役立ちました。

テキストの冒頭に記載されている各科目の目的条文は、社労士試験の選択式において重要なポイントとなります。

また、解説講義で大河内講師が条文の読み方について解説してくださり大変参考になりました。

何も考えずにただ条文を読むのと教えていただいたことを意識して読むのでは、結果が全然違うと思います。

テキストの横断科目を中心におさえつつ、類似の論点を余白に書き込み頭の中を整理。

教材はとてもコンパクトで持ち運びしやすいサイズなので、外出先や試験当日の会場本番でもこのテキストは持っていきました。

必要な点だけが掲載された良い教材だと思います。

法改正対策講座の感想・利用方法

法改正対策講座も社労士試験においてとても重要なので、繰り返し使用した教材です。

その反面、法改正が多く実務に就いたときに大変なんだなと改めて感じました。

テキストには重要度に☆印が記されており、重要度の高いものから優先的に学習。

また、令和2・3年の法改正も取り上げられていて大変助かりました。

というのも、法改正があった翌年に本試験で出題される傾向があるからです。

巻末に付いていた問題集には、選択式の対策問題も掲載されています。

今年度の労働一般常識で出題された選択式問題Aの回答は、このテキストに載っている部分だったので学習した甲斐がありました。

令和3年度における選択式の労働一般常識は難問であったため、ひとつ解答がわかったことで落ち着いて試験に取り組めたと思います。

振り返ってみると、やはり労働一般常識は広く浅く学習することが良いということを改めて感じました。

白書対策講座の感想・利用方法

白書対策講座も直前期に行いました。

白書対策はあまり難しく考えず、数字をおさえることを意識しました。

ひたすらテキストの読み込みと問題演習の繰り返しを行ったので、本試験でも自信を持って挑めたと思います。

近年はあまり出題されていないようですが、社会保障論や労務管理に関する部分もとても勉強になりました。

実力確認答練の感想・利用方法

普段から1問1答の問題を中心に繰り返していたためか、5肢択一になったとき困惑してしまう場面が多々ありました。

1問1答の問題も良いと思いますが、本番に即した問題を普段から解いておくことはもっと重要だと思います。

そんなときに役立ったのが、実力確認答練です。

実力確認答練を繰り返し解くことにより、自分の実力を確認できたと思います。

また、選択式の問題が付いている点も良かったです。

社労士試験は、過去問知識にプラスα深い知識が必要なので答練等の活用は合格するうえで不可欠だと思います。

模擬試験の感想・利用方法

学習の総仕上げとして、7月頃に模擬試験を受けました。

本試験に即した構成で程よく難しい内容となっており、本番を想定して取り組めたと思います。

模擬試験を受験し高得点が取れたことが、モチベーションアップや直前期の追い込みにつながりました。

模擬試験の問題用紙とは別に解説の冊子がついていたので、間違えた箇所を復習する際に大活躍

間違えたところはテキストに書き込んで、後日もう一度解いてみるというのを繰り返すことで、知識を定着させ解けない問題がない状態にできたと思います。

模擬試験ではなく、本番で合格点を取ることが一番大切です。

思うように学習を進められず模擬試験を後回しにしてしまいがちですが、早い段階で一度は受けておくべきだと思います。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

選択式でわからない問題に直面することが多いかと思いますが、問題文のどこかに必ずヒントが隠されています

大変な思いをした分、合格したときの喜びはひとしおです。

合格を目指して頑張ってください。

講師へのメッセージ

大河内講師、竹田講師、池田講師、宮澤講師、2年間にわたって指導いただきありがとうございました。

社労士試験を通して、自身の成長を感じられる面があり勉強を続けて本当に良かったです。

今後、社労士として活躍することが皆さんへの恩返しだと思っております。

本当にありがとうございました。