受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

新卒からずっと人事労務の仕事をしており、産休育休中に労務関係について体系的に学んでみたいと思ったのがきっかけです。
また、子どもと過ごせる日々を楽しみにしていたものの、長い間お休みして復帰後に仕事についていけるのか不安もありました。
社労士の勉強をすることで、その不安を少しでも払拭できればと思ったのも理由の1つです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

乳児がいるため、通信講座の中で比較検討しました。
その中でも、アガルートは合格率と出題カバー率が高いと評判だったので、受講を決めました。

また、講義のサンプル動画を視聴し、竹田先生の講義が分かりやすかったのも決め手です。

合格体験記・学習上の工夫

産休に入った昨年の12月から勉強を始め、9か月間アガルートにお世話になりました。
子どもが産まれてからは、生活の最優先事項は育児でした。
その中で、勉強時間を確保するために工夫したことは、「すきま時間」や「ながら時間」を活用することです。

具体的には、常に何かしらのテキストを視界に入るところへ広げておき、卵を茹でている時間など少しでも時間があれば読むようにしました。
また、子どもを抱っこしてゆらゆらしながら、寝かしつけをしながらも傍にテキストを置き、何回も見て覚えるようにしました。
子どもが遊べるようになってからは、床で一緒にゴロゴロしながら勉強していました。
社労士の勉強は計算問題もほとんどなく、暗記が中心となるため、まとまった時間があまり取れない状況でも少しずつ進めることができました。
私にとって社労士の勉強は、育児の息抜きにもなったと感じています。
しかし、毎日バランス良く勉強できていたわけではなく、育児と勉強の狭間で揺れることが多々ありました。

産後ボケで暗記が全然できないとき、夜泣き対応により徹夜明けで模試を受けたとき、模試で子どもと半日離れる際にひどく泣かれたとき、勉強なんかせずに育児に集中した方が良いのではないか…と何度も思いました。
それでも私が勉強を続けられ、運良く合格できたのは、家族の協力があったおかげです。
そしてアガルートの先生方、教材のおかげです。ありがとうございました。

基礎講義のご感想・ご利用方法

基礎講義は、本試験の内容や各科目の概要を理解するのに役立ちました。
本試験では重箱の隅をつつくような問題も出題されますが、細かいことを覚える前に大枠を捉えることが大事だと思っています。

基礎講義では、これから勉強を進める上で土台となる部分を学ぶことができます。
先生は、「時間がない方は総合講義から視聴しても問題ありません」とおっしゃっていましたが、私にとっては基本を学べる基礎講義は有益なものでした。
基礎講義を終えた後に総合講義に入ることによって、内容が重複している部分は基礎的で大事なことだと認識することができたように思います。
基礎講義の使い方は、YouTubeを見るような感覚で、ただ動画を視聴したのみです。
特に復習もせずに1週間くらいで全講座を視聴し、すぐに総合講義の「労働基準法」へ入りました。

総合講義のご感想・ご利用方法

アガルートの講義では、条文の背景や理解しづらい言い回しを丁寧に教えていただけるので、理解した上で覚えることができました。
特に、私は法律を勉強したことがなく、判例は自分で読んだだけでは何を言っているのかまったく理解できませんでした。
竹田先生は、司法書士と行政書士の資格もお持ちの法律のプロなので、民法の知識も交えながら、分かりやすく噛み砕いて解説してくださいました。
独学では、途中で挫折していたと思います。

総合講義は下記のように進めました。

  1. 「労働基準法」の講義を視聴し、1つの単元を終えたところで過去問に取り組み、間違えた問題にチェックをつける。
  2. 「労働基準法」の講義を視聴し終えたら、テキストをざっと読みなおす。
  3. 次の講義「労働安全衛生法」を視聴し、1つの単元を終えたところで過去問に取り組み、間違えた問題にチェックをつける。
  4. 「労働安全衛生法」の講義を視聴し終えたら、テキストをざっと読みなおす。これに加えて、1つ前の「労働基準法」の間違えた問題に取り組み、忘れていた箇所はテキストを軽く見直す。

すべての科目を上記のように進めた後に、再度過去問で間違えた箇所を解きなおし、答練等の問題演習に入りました。
しかし、講義を視聴し過去問もすべて解いたはずなのに、問題は全然解けないのです。
講義で条文の意味や判例の文言を理解はしたものの、試験に必要となる知識を暗記していませんでした。
理解する過程は楽しく、勉強している気分になりますが、試験に受かるためには、暗記をしていないとどうしようもないことに気づかされました。
その後はメリハリをつけて、各科目6〜7回はテキストを読んだと思います。

なかなか覚えられない箇所だけ読んでみる、選択式で出そうなところを予想しながら読んでみる、細かいところまで読んでみる、等テーマを決めて読んでいました。
テキストの読み込みで、模試でも徐々に点数が取れるようになっていきました。
本試験前日には、テキストに書いてあることが出れば大丈夫!と思えるところまで読みこんだつもりです。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

最初に問題を解いたときは、ほとんど歯が立たず、テキストを漫然と読んでいたことに気づかされました。
アガルートの講座は、最初から過去問で問題演習ができることにより、本番で必要とされるレベルを早くから知れるというメリットがある反面、総合講義の段階では問題演習の機会が不足していると感じました。
しかし、総合講義を終えたらすぐに問題演習に取り組むことにより、テキスト再読のための時間を確保することは十分可能です。

問題集を解いてからは、空欄で抜かれる可能性のある箇所を意識して、テキストをもう一度読み直しました。
また、私にとって労一の選択式は鬼門でした。
テキスト(法令)+過去問+白書対策のみでは、本試験で見たことのない問題が出ることも考えられます。
このテキストには統計調査の問題も含まれており、初見の問題に対する取り組み方を教えていただきました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

本試験では各科目で似ている数字や規定がよく出るので、横断学習は必須と思われます。
こちらの講座は、混同しやすい文言等を頭の中で整理するのに役立ちました。

特に、目的条文には似たような言葉が多く出てきますが、どうしてこの言葉なのかというところまで踏み込んで解説してくださるため、スムーズに記憶することができました。
実際に、私が受けた試験でも選択式で目的条文が出題されましたが、アガルートの講義を受講していれば何度も出てくる言葉だったので、難なく点を取ることができました。
ただし、すべてを網羅しているわけではなく、混乱する箇所は人それぞれだと思いますので、問題集や模試を解く中であやふやな部分は、ネットでキーワード検索して、上手くまとめている画像等を利用して記憶を整理していました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

1年分の法改正事項が掲載されており、星印で重要度が分かるようになっているため、少ない時間で効率的に学習することができました。
既にテキストに掲載されているものもあるので、隣に総合講義のテキストを広げながら、改正点が反映されていないもの、重要度が高いものを中心に押さえるようにしました。

法改正対策は、量も多くなく、一から覚えなくてはいけないものは少ないので、一度で全部を押さえる心づもりで講義を視聴しました。
実際には一度で覚えきれませんでしたが、法改正事項は他社の模試でもよく出題されたので、この講座+模試の復習で十分な対策ができたと思います。
2回目に読む際は、覚えきれていない箇所のみ丸をつけながら読みました。

過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

過去問マスター答練は、肢別ではなく問題形式で解くものでしたので、模試代わりに利用しました。
令和3年以前の過去問は、総合講義の過去問テキストに掲載されていることと、育児中ですべての答練を模試代わりに解くことは時間の制約上難しかったため、令和4年の過去問のみ利用しました。
初学者にとって、前年の過去問は大変貴重なものなので、いつ使うのが適切か悩まれると思います。
私は早めに、本試験での出題のされ方や時間配分を確認しておきたくて、各社の模試が始まる前の5月中旬に有料自習室でほぼ本番と同じ時間で取り組むようにしました。

この時点では合格点には届かなかったものの、「アガルートのテキストをマスターすればきっと受かる!」と手応えを感じました。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

ひと通り、総合講義のテキストと過去問を終えた後に取り組みました。
過去問以外の問題を解けることにワクワクしていましたが、選択式も択一式も迷ってしまう肢が多く全然正解することができませんでした。
解説講義で池田先生は、「この問題集は基礎的な内容ばかり」とおっしゃっていたので、まだまだ実力不足であることを実感しました。
心が折れそうになりましたが、先生の「今できなかったとしても、本番までにできるようになれば良い」という言葉を信じて、復習に力を入れて取り組みました。

復習の際は、肢ごとに自信をもって正解できなかったものにチェックを入れました。
ほとんどの問題は解答・解説を読めば十分でしたが、完全に忘れてしまっているものは、テキストを見直すようにしました。
また、解説講義も飛ばさずにすべて視聴しました。
答えだけではなく、難易度や周辺知識もお話ししてくださったので、視聴して良かったです。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

講義を視聴し、大まかな数字や傾向を覚えるようにしました。
細かな数字を覚えることはできませんでしたので、受験者数の多い模試で出題された統計・白書問題と、推測では導くことが難しそうな数字を押さえるようにしました。

また、先生が講義でおっしゃっていたように、自分の思っている感覚と違うところも確認するようにしました。
例えば、令和3年度の雇用均等基本調査による男性の育休取得率は13.97%ですが、私の感覚では改正育児・介護休業法が施行される前にもかかわらず、意外と多いんだな、という印象でした。
あとは、本試験で細かい論点が出題されたら、多分他の人もできないだろうから仕方ないかな、と腹を括り、手を広げることはしませんでした。
結果的に、私が受けた本試験では奇問難問が出なかったので、ラッキーでした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模試は、アガルートの他に2社受験しました。
自宅では時間を確保することが難しかったため、母に子どものお世話を頼み、有料自習室を利用しました。
利用方法としては、まず他社の模試を受験し、最後にアガルートの模試に取り組みました。
他社の模試はいずれも選択式で足切りとなってしまったものの、アガルートの模試は試験直前に取り組んだこともあり、正答率も高く自信につながりました。
竹田先生の解説も分かりやすかったです。
先生方も模試については、複数社の受験を推奨しています。
予備校によって問題の傾向が異なるので、私も複数社受験して良かったと思いました。

また他社の模試では、答案用紙を提出することにより、自分の立ち位置や問題ごとの正答率を知ることができることが有益だと感じました。
アガルートのテキストは分厚く、出題カバー率も高いのですが、それでも他社のテキストには載っていてアガルートのテキストには載っていないということも考えられるので、そういった点でも他社の模試は受けておいて損はないのかなと思います。

定期カウンセリングオプションの受講有無

なし

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

辛いときや挫けそうなときもあると思いますが、テキストと自分を信じて頑張ってください。

講師へのメッセージ等

分かりやすい講義で合格まで導いてくださり、ありがとうございました。