受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

職場で働く人の権利が十分に守られていないのではないか、と思うことがありました。
今の自分でそのことに対して、自分に何ができるかと考えたときに、社労士試験を受けることでそういったことへの対処や、考え方を学ぶ契機になるのではないかと考え、受験しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートの合格率が高いこと、合格特典がモチベーションになると思ったこと、そして体験講座を受けてみて、これならばやれそうとイメージが付いたことが、アガルートを選んだ理由です。
合格率が10%を切るような国家資格を受けることについて、最初は大丈夫かと心配になりましたが、ホームルームや、体験講座の中での説明を受けて、内容が理解できたこと、実際にはきちんと勉強した人の3人に1人が受かるようなイメージで行けばいい、といった竹田講師の話は、膨大な学習範囲に最後まで取り組むモチベーションになりました。

合格体験記・学習上の工夫

とにかく時間が無駄にできなかったので、中途半端に色々なものに手を出さずに、アガルートの教材一本でこれをきっちり行う、と決めました。
分からないところは、ネットで調べたりFacebookの質問講座で他の人が質問していないか、ということに絞り、それ以上のものは、こだわりすぎないようにしました。
勉強は基本的なところで、テキストを一通り読む→過去問を解く→分からないところの解説を読むことを繰り返して、まずは理解度を上げていきました。
また、3回目を超えたあたりから、知識が少しずつ定着してきたイメージが出てきたため、より自分で理解が深まるように、自分なりに間違いやすい箇所を、それぞれの項目でまとめなおして書き出すようにしました。
ノートを一から作ると時間がかかってしまうので、自分の気になったところを1項目につき、付箋1枚くらいでまとめるようにしました。
年金科目についてはボリュームがとても多かったので、科目の1周目が終わった後は、国民年金と厚生年金を、他の科目と並行しながら毎日問題を解くようにしました。
ボリュームが多く、最初は難しいと感じていた年金科目でしたが、繰り返し学習をすることで安定して得点をとれるようになりました。

基礎講義のご感想・ご利用方法

基本的に初めて学ぶ分野であったため、講義を聴いてこれから必要な知識を身につけるために、内容が自分に理解ができるか、というところを基準に講義を聴いていました。
何回か聴いた中で、これなら続けられそうだ、という感触が得られたことと、池田講師から「時間がなければ総合講義に行ってもよい」という言葉を聞き、学習期間が短い(1月末スタート)こともあったため総合講義へ移りました。

このため、基礎講義は途中までの受講で終わっています。
基礎講義をすべて受講しなくとも、(ボリュームは違いますが)総合講義でも内容をカバーしてもらえるので、時間がなく、講義について行けることが分かれば、基礎講義のすべてをこなすことにこだわらなくてもよいと思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

労働科目から入ったことで、内容が身近でとっつきやすいと感じました。
基本的には講義の映像を見ながら、講師の話をメモし、1科目を一通り見終わったら、テキストを通読、過去問を解くということを行いました。
1回の講義が短くまとまっているので、まずは「この1回だけでも聴く」という思いで、勉強に取り掛かるハードルが低かったと思います。
竹田講師の説明が分かりやすく、テキストを読んだだけではイメージしにくい内容を、実務の話を踏まえながら話をしていただけたので、知識として定着しやすかったです。

テキストに書いていなくても、理解を補足するような説明が多く、講座を聴きながらとったメモが後から見直して、過去問を解く際の理解につながったりしました。
講義で分からなかったところを繰り返して分かるまで聴くというよりは、集中して一度でまずは説明を聴き取り、問題を解いてから分からないところのテキストに戻る、という学習の形が自分には合っていたと思います。
また、過去問を解く中で、すぐに理解が難しいところもありましたが、先生方から繰り返し言われていたように、完全に理解することにこだわるよりも、まずは一通り先に進むことを重視しました。
どうしても気になるところは、Facebookで他の人が質問していないか、ネット検索等で分かる範囲のことなのかくらいで深入りせずにいましたが、繰り返し過去問を解いたり、他の科目を学ぶ中で理解が進み、分かってくることの方が多かったように思います。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

時間の都合もあり、全部の講義をまんべんなく受けて、問題を網羅的に対応するというところまではできませんでした。
選択式問題のパターンや「解き方の考え方」を教えてもらった、ということは感じています。

実際の模試や過去問を解くときに、この問題はどういう解法を使って解くことができるのか(暗記をしていなければどうにもならないのか、考えればある程度推測が可能なのか)ということを考えながら問題を解くようにしていました。
問題を見たときに、全く知らなくて見当もつかない、と当初考えていた問題も、解説を読むと、自分の持っている一般常識も含め、推測したり、考えることで科目0点を回避することができる、という感触を得ました。
目的条文については、アガルートの目的条文聞き流しの動画を活用し、通勤時間のBGMとして繰り返し聴くことで、全く知らなかった、という事態にはならないようにしていました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

「前にも同じような話が出てきた気がするけれど何が違うんだっけ?」という内容をまとめるのに役立ちました。
学習が進んでくると、以前に学んだ科目の知識も使うことができますが、さらにその科目ごとの違いを意識することで、問題を注意深く読んだり、理解につながったと思います。

この講座のテキストを中心に、自分で自信がなかったり、間違いやすい、整理できていないと思う部分をどんどん追記して、自分の分からないところを補うためのオリジナルのテキストにしていきました。
特に年金関係では、厚生年金と国民年金の同じに考える部分と別に考える部分を書き込んだりすることで、1つの科目の間違ったところをこのテキストで復習する際に、他の科目の似たような論点の部分も併せて整理しなおす、ということができました。
このテキストは薄いので、本番当日も眺めて直前の復習に役立てていました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

自分では直近の法改正で何が重要か、そうでないか、ということを判断することは現実的ではないため、重要な法改正をまとめて提示してもらえるこの講座は、良かったです。
時間がない中で試験の準備を行っていたため、いろいろ気をとられずに、まずはこれを押さえておけばよい、という安心感がありました。

改正の重要度が分かり、コンパクトにまとまって、解説がついていたので、試験直前まで繰り返し目を通すことができました。
また、改正の問題は過去問にはありませんが、重要な改正についてはアガルートの模試の問題と連動して作られていたので、問題にどのような形式で出題されるのかが分かり、模試の復習も知識の定着につながったことが良かったと思います。

過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

私の場合、最後の1か月に集中してこちらを使うことにしました。
この時期の休日は、本番と同じ時間設定で過去問マスター答練を解き、試験での時間配分が身につくようにしていました。

繰り返し解いた過去問でも、一問一答のように出されたときと、本番形式で出された時には勝手が異なることや、マークミスも時折あることが分かり、本番でのどの辺りに気をつけて見直しをしたらいいのかが分かりました。
また、1回分の過去問を解いた後、間違えたところを確認することで、全範囲を効率よく復習することができたため、1科目に偏らずに知識を一通り確認でき、良かったです。
また、試験日直前には初見の問題は解かず、過去問マスター答練を行うことで、知らない問題を直前に一から調べることを避けました。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

実力確認答練は、本番と同じ時間配分で解くように心がけました。
過去問マスター答練よりも、初見の問題があったりする中で、初めて解いたときに合格点には届きませんでしたが、点数を気にするのではなく、解説動画やテキストを確認する中で復習をして、分からなかったところを理解することを重視していました。

仮に、間違えた問題があっても「今間違えて、ラッキー。本番はこれで間違えなくて済む」と思うように前向きな気持ちで取り組みました。
私はアガルートの講座以外には一切手を出さなかったため、過去問以外の初見の問題が出るのは貴重な機会だったと思います。
ただ、本番形式では、過去問で解いた内容のものが他の選択肢に混ざりながら出てくるので、それほど見たことが全くないという問題ばかりではない、ということが分かったことも良かったと思いました。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

白書対策は正直にいって、全部の内容を頭に入れることは不可能だ、と思いました。
講義の動画を見ながら、基本的な傾向を確認しましたが、あまりとらわれず過ぎず、一般常識として自分が思っているところと違いはないかという視点を持つことと、こだわりすぎずに見たところが出たら運がいいくらいには考えていました。

またあえて言うなら、自分の今の仕事に関係するところについては、最新の傾向を押さえていても損はない、また他の項目よりは覚えやすいと思ったので、関係する部分が出てきた場合には、労一や社一のテキストや過去問と関係するところを中心にくり返しテキストを見返すなど、記憶に残すように意識しました。
白書の過去問のところについては、「こういった問題が出る」ということだけにとどめ、自分の常識の範囲で解けないものについて、数字を追ったりすることはしませんでした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

過去問マスターや、実力確認答練と同じく、本番と同じような時間形式で解くことを心掛けました。
ここでも、目標点に届いたかどうかということは気にせず、「本番で間違えないために、今間違えて、本番に向けてちゃんと覚える」という気持ちで復習をしていました。

また、法改正対策の講座と連動しており、改正部分が初見の問題として出てくれたことは、知識の定着にもつながり、ありがたかったです。
また、定着していない知識や初見の問題で復習することが多かったため、試験直前よりもやや早い段階で使い、過去問の方を一番最後の「本番形式で解く問題」として利用しました。
先に書いたように、もちろん点数は気にしないでいましたが、本番直前に見たことのない問題で慌てて復習するよりも、ある程度慣れた問題で、自分が一通りのことができると思って試験に臨んだ方が、自分のメンタル的にはいいと思ってそういう使い方になりました。

定期カウンセリングオプションの受講有無

なし

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

よく試験に受かるために必要な総勉強時間をいわれますが、私の場合、特に開始した時期が遅かったので、計算上の「1日に〇時間勉強した」という数字に捉われるより、実際に8か月弱の中で知識を定着させるためにはどうしたらいいのか、ということを考えました。
このため、「1日何時間勉強した」ということより、「過去問を最低何回繰り返すことで合格できるか」ということをベースに、勉強のスケジュールを立てていきました。
当初は1つの科目でも過去問を1周するのに時間がかかり、本当に試験直前までに目標とする回数まで繰り返せるか、と心配になりましたが、ホームルーム等で「最初は時間がかかるけれど繰り返していくことで問題を解くスピードが上がっていく、分からないことに捉われすぎない」という講師の先生方の言葉に励まされながら、予定していた回数を行うことができました。
通信講座では自分のペースや理解度が周りと比べてどうなのか、ということが分かりにくいため、不安になることもありますが、講師の先生方の経験豊富なアドバイスや、基本的な心構えを聞いて自分に都合良く取り入れられるところから始めていくことがいいと思います。
私自身は直前期の模試でも、合格点に届かなかったのですが、「今間違えておけば(復習によって)本番でここはとれる!伸びしろがある!」といい意味で気にせず、自分のペースで行えたことが良かったと思っています。
試験に受かるメンタルというのは、そういったプラス思考で変にかたくならないこと、また「こんな(大変な)こと二度とやらない(そのために今できることは最大限やる)、絶対に今回で終わりにする!」という気概で臨むことかと思います。

講師へのメッセージ等

分かりやすい講義をありがとうございました!
ホームルーム以外でも、講義の合間にちょこちょこ挟まれる、試験のノウハウや実践的な話はとてもためになりました。

また、試験の直前にメールで届いた竹田講師からの応援メッセージをみて、ふっと肩の力が抜けて試験に臨むことができました。