合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

私は公認会計士・税理士として茨城県で開業し、中小企業を中心に税務顧問業をしているのですが、顧問先とお話しする中で、労務に関するサポートも併せて提供できたほうが、より深い関係性を構築でき、業務の拡大につながると考え、社労士の資格取得を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

HPや比較サイトなどで調べたときに、テキストのボリュームと講師の信頼感のバランスが良いと感じたため、アガルートアカデミーでの受講を決めました。特にテキストのボリュームに関しては、個人的にはより細かく網羅していてほしい派だったため、他の予備校よりも情報が網羅されているところが決め手になりました。

合格体験記・学習上の工夫

私は今年で2回目の受験であり、昨年度は他の予備校を受講していたのですが、1回目の受験の際は、3月くらいまで仕事との両立がうまくいかず、結局4月以降になってから詰め込みで勉強するようになってしまいました。結果としては社一の選択式が足切りとなったのですが、他の科目もよくできたわけではなく、全体を通してぎりぎりのラインであったため、一から学習しなおす意味で予備校も変えたいと考え、アガルートの総合講座をはじめから視聴することとしました。

学習上の工夫としては、1点目は通勤時間の活用です。当時は仕事場まで電車で往復4時間近くかけていたため、通勤時間を無駄にしないように電車内で動画を視聴したり、過去問を解くなどの学習を意識しました。

2点目はまとめノートの作成です。直前期までに自分が間違えた箇所をまとめたノートを作成し、直前期にそれを読み込むことによって、苦手分野をなくすことができました。

3点目は適度な息抜きです。1回目の時は詰め込みということもあり、試験のことばかりで焦りがあったため、ストレスにより効果的に知識が入っていなかったと感じ、毎日何かしらの趣味の時間を作り意識的にリフレッシュするよう心掛けました。

総合講義のご感想・ご利用方法

学習の流れとしては、まずはテキストと講義動画で全体を1周した後、テキストの再読み込みと過去問を別科目で同時並行で行い、試験までにテキスト2周と過去問を3周回しました。そのころには過去問はほぼほぼ満点を取ることができ、模試でも合格ラインに乗せることができたので、あとは自分の苦手分野(雇用保険・社一)を再度復習し試験に臨みました。

講義動画は内容としては1回目の受験の際に聴いたものが多かったため、1.5倍速で効率よく学習を進めました。

ただ、アガルートでの講義を聴き始めたときは、最初は驚きの連続でした。一度は勉強した内容のはずですが、内容の背景や趣旨までを細かく説明してくださるおかげで、いままではむりやりの暗記で済ませていた箇所が、スッと腑に落ちる感覚を何度も体験することができました。これもまた、ボリューミーなテキストと私の性格との相性が良かったのだなと感じています。

また、周辺知識まで的確に説明してくださったため、このテキストさえ網羅すれば合格できるという安心感がありました。

また条文そのままが論点の最初に載せてあることも個人的には良かったと思っています。論点の要点を何となく覚えるだけで、法律の文言での出題に対応できていないケースがあったため、法律の文言としても記憶することができるよう、マーカーと赤シートを用いて文言の重要な部分を隠しながら記憶する学習を実施していました。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

選択式集中特訓講座は、上記の総合講義と過去問を回したあとに2周実施しました。選択式の対策として、1回目の受験の記憶から、過去問だけだと少し不安があったのですが、オリジナルの問題を解くことによって、覚えていなかった箇所の再整理や、うろ覚えだった論点の見直しをすることができたため、とても良い教材だと感じました。なかには難問もありましたが、難問にあまり時間をかけすぎるのではなく、あくまでテキストの範囲で覚えられるものを覚えることを意識しました。

私は最後まで、法律の目的条文を暗記するのが苦手だったのですが、選択式集中特訓講座で根気強く暗記をしました。

結果的にすべての科目で4点以上取ることができました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

科目横断に関しては、1回目の受験の時から苦手であり、他の法令と他の法令がごちゃごちゃになってしまうことがよくありました。そのため、科目横断整理講座については、3周回すのと他に、テキストで科目横断の箇所が出てきた際に一度見返して、整理する用に使っていました。何回も間違ってしまう箇所はノートに写し、直前期には何度も見返してケアレスミスをなくすよう心掛けました。

社会保険労務士試験は勉強すればするほどいろんな記憶が混ざってしまい点数が取れないことが多くありましたが、科目横断整理講座によって勘違いが減り、簡単な問題を確実にとる力が身につくと思いました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

法改正対策については、本試験でも数多く出題がされるということを何度も聴いたため、2周回しました。

法改正対策講座を受講して感じたことは、自分が総合講義の際に上手くメリハリをつけられておらず、1回目の受験の際に聴いたことがない内容であったため、苦手意識で飛ばし気味で聴いていた内容が多く掲載されていたということです。法改正対策講座を通じて総合講座テキストの読み込み方の意識も変え、苦手をなくすということに意識を置いた読み方ができるようになったと感じています。

また、改正内容に応じたランク付けもとてもありがたいと思いました。私は星1つのものはあきらめ、星2つから3つのものを確実に取れるように学習をしました。

過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

過去問マスター答練は、土日など、比較的時間が確保できる日を見つけて1周回しました。過去問マスター答練を実施するにあたって意識したことは、時間配分です。1回目の受験の際に感じたことは、1問1問にかけられる時間がとても少ないということです。
全部の問題を見直しなんてする時間はなく、スピーディーに解いていく重要性を実感したことから、過去問マスター答練は必ず試験と同じ時間で実施するようにしました。
過去問マスター答練を通じて問題の解く順番なども考察し、自分が一番焦らずリラックスして解けるやり方を検討しました。本番では結果的には労働基準法から順番に解く方法で解いたのですが、本番もあまり緊張せずに対応できたと思います。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

実力確認答練も、土日など、比較的時間が確保できる日を見つけて、長い試験時間に慣れる意味で第1回〜第8回までを1日で1冊を終わらせる形で2周回しました。本番よりも若干問題数は多くなりますが、本番と同じ気持ちで取り組むことによって、集中力も鍛えられたかと思います。

さらに何度も復習した過去問とは違い、オリジナルの問題ということで、初めは非常に難しく、半分程度しか正解できませんでしたが、反対にこのレベルの問題が出ても対策できるようにするぞという強い意識が芽生えた気がします。

また、自分がよくやってしまう、問題を読み飛ばすことによるケアレスミスをなくすような問題への取り組み方を意識するきっかけにもなり、結果的に高得点が取れたこともこの答練のおかげです。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

白書対策は、最後まで苦戦した論点でした。3〜4周テキストは見返したと記憶していますが、本番まで一番不安な論点でした。私は細かい数字までは覚えられなかったため、白書対策講座の論点ごとに、ざっくりと増えたのか減ったのか、特徴的な増減をしているものだけ大体何割程度変動があったかを覚えるようにして、効率よく進める方針で対策をしました。結果的には本番は基本的な問題と見たことない問題の2パターンだったためラッキーだったかなと思います。

個人的に、白書に関しては過去問をやってもあまり意味がないと思い飛ばしていたため、白書対策講座のテキストに論点ごとに確認問題などがあると、もっと知識や出題傾向がつかめて理解が深まったかなと感じました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験に関しては、自分の中で自信がついた直前期に初めて実施しました。もちろん時間はきっちりと計り、本番同様時間配分を意識しながら取り組みました。結果としてはギリギリ合格ラインということで、安心半分不安半分といった結果だったのですが、個人的には難易度が簡単すぎず難しすぎずといったものだったため本番同様のレベル感を事前に確認できたことで、本番ではそこまで焦らず解答することができたのかなと感じています。

また、実力確認答練同様、オリジナルの問題ということで、自分が分かったつもりでいた箇所の意外な落とし穴を見つけたり、見逃していた論点を見つけるきっかけになったため、模擬試験はどなたも必ず受けるべきだと思います。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

合格率もとても低く、多くの足切りの関係で幅広い科目を満遍なく網羅しなければならないということで、特に社会人で働きながらの学習は、モチベーションを保つことは非常に厳しいかと思います。そんな時は初心に立ち帰り、自分の目標のために絶対に合格してやるという強い気持ちで自分を奮い立たせ最後まで走り切ってください。それとたまに自分へのご褒美として、美味しいものでも食べてリフレッシュしましょう!

講師へのメッセージ等

竹田先生の講義は、2回目の受験の私でも目から鱗が落ちるような解説をしてくださることがしばしばあり、合格のための大きな土台づくりを支えてくださったため大変感謝しています。今後は講義で教えてくださったことを活かして、関与先に信頼されるような社労士を目指します。