受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

就職活動も終わった学生時代、「丸腰で社会人になるのは怖い」と思い、労働基準法の学習を自主的に始めたことがきっかけでした。2回の挑戦の後、諸般の事情から数年間学習がストップしていましたが、過去の学習を無駄にしたくないとの思いから、今回改めて挑戦しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

仕事が忙しく通学での学習はできず、過去の独学で思うように学習できなかったこともあり、オンラインでの教材を探していました。
他にもオンラインの会社はありましたが、情報量が多いという評判や、サンプル動画を拝見した上でアガルートが一番良いと思いました。

合格体験記・学習上の工夫

試験に向けた学習は、平日は仕事を終えて家に帰り食事を済まして30分程仮眠をとったあと、夜中まで平均3~4時間程がルーティンでした。休日は約5時間を目安に学習しました。
まずは動画に合わせてテキストを1周しました。約5年ぶりの学習だったので、要点を動画で確認しながらおおまかな全体像をつかむように意識しました。
そして2周目は細かいポイントまでじっくり読みながら、必要に応じて該当箇所に対応する動画で確認する作業をしました。
テキストが届くタイミングにもよりますが、基本的には2周目を終えた時点で過去問を解きました。
直前期にはテキストと過去問を行ったり来たりでしたが、テキストは何度読んでも新しく感じることもたくさんあり、「記憶力ないな…」と感じる反面、「読むたびに少しずつ確実に学習が進んでいる」と実感することもできました。

試験1カ月前から最低限の一般常識対策をしつつ生活リズムを少しずつ整え、1週間前からは体調を整えることを第一優先に、とにかくそれまでのような無茶はしないことを意識しました。
本番の択一では思うような点数が取れませんでしたが、なんとか合格できたのも分厚いテキストを苦痛に感じない講義があったからだと感謝しております。

総合講義のご感想・ご利用方法

テキストは各科目ともとても分厚く、情報量も多いので最初に手元に届いたときには驚き、いきなり不安になりました。
でも、講義の内容はとても分かりやすく、久しぶりに学習する自分にとってもすごくよかったです。難しい言葉は使われず、専門用語が出てきても簡単な言葉で説明がありました。2周くらい聞くと、その後テキストを見直したときに「講義でこんな話してたな」と、内容が思い出せるようになり、繰り返すごとに印象強くなりました。記憶のフックや重要ポイント、コラムなど、あらゆる角度から記憶に残すための工夫がされており、その中でも大事な部分は講義でも説明があったので、より思い出す引き出しを多く蓄えることができたと思います。
講義は必ずしも試験対策としてだけではなく、制度の背景にどんな考え方があるか、実際の情勢の中でどんな働きをしているかなどにも触れられており、試験合格後もずっと活用できるものだと思います。

また、「試験合格に必要な最小限の情報」は「試験合格への最短ルート」とは限らないんだなと感じました。利用方法についてはとにかくテキストと動画を繰り返すことでしたが、最初は動画を見ながらメモを取るくらいでサクサク進めて、2周目以降から講義では触れられていない部分も含めて深掘りするよう意識しました。

科目別横断整理講座のご感想・ご利用方法

誰でもそうなのだと思いますが、学習がある程度進むと違う科目で似たようなことや数字がたくさん出てきて混同しました。自分の場合、数年前にも挑戦しているため、かすかな記憶を塗り替える作業が必要でした。

横断整理の講義は、「この科目ではこうだけどあの科目ではこう」のようにひたすら比べて覚えるしかありませんでしたが、もともとの総合講義の部分で根拠や考え方を学習していたので、それと連動してとても学習しやすかったです。

また、テキストにある比較表などの中で、自分の記憶でもできそうなものは時間のある時に思い出しながら表を作ってみたりもしました。それぞれ単独の知識では乱雑になってしまいますが、その整理の仕方を学べたと思います。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

法改正は総合講義の中ですでに反映されたものが紹介されているものがほとんどでした。また、個人的にも学習自体が久しぶりで、以前に学習した細かい数字などは正直いってあまり覚えていなかったので、今回新しく覚えたことがほぼ最新の数字で、あまり混同するようなことはありませんでした。
しかし中には、せっかく覚えたのに法改正の部分で変更になったりしたものもあったので、やはり直前期にあらためて対策することが大切だと感じました。

講義では法改正の解説でもありながら、総合講義の復習のような感じもしてよかったです。
総合テキストの記載内容から更に改正があった部分は、テキストの記載を自分で修正して、自分が学習した知識のうち、どこがどう変わったかハッキリ分かるようにしました。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

特に選択式対策の上で一番不安だったのが労一・社一でした。自分で情報収集をしようとも思いましたが、白書が出てから自分で分析するのは時間的にも無理があり、経年比較など考えると個人でできることには限界があると感じていました。
講座では、押さえておいたほうがいい情報がコンパクトなテキストになっていて、時間的にも効率よく学習ができました。総合講義等に比べるとやや淡泊な印象でしたが、あとで考えると記憶のどこかにあればいい情報で、そこに深入りすると他の科目の知識との間で混乱するのであれでよかったのだと感じます。
どうしても白書対策は直前期での学習になってしまうので、コンパクトにかつ広範に色々なことに目を通せるかを意識しました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験についてはどうしてもまとまった時間が取れず、一気に問題を解くことはできませんでした。問題を解いてみた結果からいうと、合格するかしないかのボーダーライン上のような点数でした。他社の会場模試も受けましたが、そちらは余裕で合格できる点数が取れてしまったため少し油断してしまったかもしれません。結果的には択一式の点数が思ったほど取れず、模擬試験の難易度的にはアガルートのものが本番さながらだったのだなと思います。

講義の中でも言われていたと思いますが、「復習は問題を解くこと以上に大切」ということが実感できるものでした。間違えた問題はもちろんですが、正解した問題についても、結果的に自分の考え方が正しかったのかを確認するようにしました。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

数年前に受験した過去2回は、正直選択式の怖さがあまり分かっていないまま受験したので足切りを食らいました。今回選択式の怖さは理解していたつもりですが、かといってどこが出るか山をはるのは不可能だし、どうすればいいのかと思っていました。講座を受け、どこが出るかということよりも、どう選択肢をしぼったり、文脈や自分の持っている知識からどう考えるかなど、知らないことが出たとしても十分対処できるということを感じました。
もちろんより多くの点がとれたほうがいいのですが、「各科目で満点をとることが目的ではない」ということが読み取れたし、試験本番ではとにかく3点を確保することを意識したことが、救済なしでも合格できた要因かと思います。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

こちらについては、正直言って教材・講義をフルに活用することができませんでした。様々な問題を解く上では、各科目でいただいていた過去問3年分を、間違えないようになるまでひたすら解いていました。また、3年分の過去問が一通り答えられるようになってからは、市販の過去10年分のものを利用していました。過去問を解くことに時間をかけすぎてしまい、答練のほうは問題を解くところまではできたのですが、動画を見ながら振り返る時間は結果的に確保できませんでした。
本試験を受けてみて感じたことは、過去問をひたすら解いて理解することはもちろん大事なことですが、初めて見る問題に対して少し戸惑ってしまった結果点数が伸びなかったので、新しい問題に対応することに慣れるためにも答練をもう少しやっておくべきだったかなと反省しました。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

社会保険労務士試験はとにかく得意・不得意があると合格が難しい試験だと思います。広範な試験範囲のすべてを完璧に習得することは難しいですが、自分が何が苦手だったかも忘れるくらいに、時間をかけて膨大な資料に触れることが、結果的には合格への最短ルートだったのだと感じます。その意味で、アガルートのテキストに向き合って得るものはとても大きいです(自分自身、ギリギリの点数の科目もありましたが…)。

講師へのメッセージ等

自分は元々法律の勉強をしたことがなく、数年前に独学でやっていた時にはその難解さに苦労しました。アガルートの、特に竹田講師の講義は、難しい条文についての説明も「要するにこういうこと」というのが非常に分かりやすかったです。また、なぜかは分かりませんが、問題を解くときに「そういえば竹田講師がこんなこと言ってたな」と思い出せる場面が多々ありました。おかげさまで厳しいスケジュールの中でも学習を続けることができました。ありがとうございました。