受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

大学卒業後に就職した会社で、入社からずっと総務課に所属し、労働保険や社会保険の手続き、給与計算などを担当していました。
出産を機に退職しましたが、それまでの7年間で得た知識を無駄にするのももったいないなと思ったのと、子育てが一段落して社会復帰するときに、資格があれば有利かなと思ったからです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

子育てしながらの学習はなかなか思うようにいかず、きちんと学習できないまま受験したり、そもそも受験すらしなかったり、という中途半端な状況が続いていましたが、やっぱりこのまま終わりたくないと思い、昨年他の予備校の講義を受講しました。しかし、結果は不合格でした。
昨年の受講費が高かったので、今回は費用を抑えたかったのと、効率的に学習したかったので、合格率の高いアガルートに興味を持ち、資料を取り寄せたところ、テキストも見やすかったので、決めました。

合格体験記・学習上の工夫

パートをしながら、家事や育児もあるので、なるべく効率的な学習をしたいと考えました。
複数回受験ということもあり、理解はある程度進んでいましたので、講義は通勤中の車で聞き流しをしていました。

前年度の受験で、ノートにまとめることに時間を費やしすぎていた反省点があったので、とにかく過去問など、実践的な学習に重点を置きました。
どうしても覚えられないことは、付箋に書いて家中に貼ったり、お風呂の中で使える単語帳に、各法の目的条文を書いたりして、日々の生活の中に学習を取り入れる工夫をしました。

また、講師の方が言われていたように、最近では実務的な問題も多いのと、一般常識対策も兼ねて、隙間時間を使って、厚労省や労働局、ハローワーク、年金機構や協会けんぽなどのホームページを閲覧し、リアルタイムの情報を得るようにしていました。

試験前最後の10日間は、テキストの読み返しと、法改正・白書対策・横断整理に集中しました。テキストをすべて読み返すのはかなり時間がかかるので、テキストの「重要ポイント」や「記憶のフック」などを中心に見ました。本当に頻出事項や重要な点がまとめられているので、これだけでもかなりいい復習になりました。

試験の前日は、緊張で落ち着かなかったため、思いきって学習から離れ、ウォーキングに行き、そこでかなり気持ちを落ち着けることができました。
試験当日はとにかく時間配分に気を付けながら、少しでも時間的に余裕を持てるように、と考えていましたが、見直す時間はほとんど残らず…ですが、逆にそれがよかったのかも、とも思いました。前年度の受験では、自分の出した答えに自信が持てず失敗したところもあったので。池田講師が「試験会場に入った時点で結果はすでに決まっている」と言われていたことが印象深かったのですが、この言葉のおかげで、雑念に邪魔されずに済んだように思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

まず始めに、無駄なくよくまとめられたテキストだったなと思います。そして、講義を進める中でも、重要なところと、深掘りしないでいいとろことを、きちんと区別して話してくださるので、メリハリをもって視聴することができました。
私も複数回受験の中で、出ないところは本当に出ない、ということが段々わかってきましたし、そこを理解できるまで繰り返し学習することは本当に無駄だということに改めて気付かされました。昨年受講していた他の予備校の講義が、かなり細かいところまでみっちりだったので、Advanceマークを見るととても気持ちが楽になりました。もちろん、省略するわけではないですが、しっかりと理解できてなくても不安になることはなかったですし、いい意味で割り切れました。

また、講義のチャプターの時間が短かったのもとてもよかったです。これも昨年との比較になりますが、昨年受講したものは、2時間くらいあったので、講義を視聴するだけでも、計画を立てる必要があったのですが、アガルートでは、ちょっと空いた時間があれば、1つチャプターが視聴できるので、とても使いやすかったです。
出題実績も、かなり古いものまで記載があったので、本当に重要な頻出事項が一目瞭然だったのもよかったです。

演習問題がほとんど過去問だけだったので、その点が少し不安ではありましたが、あまり手広く問題をこなすよりは、同じ問題を繰り返しすることで、自ずと力がついてくるんだということが実感できました。

科目別横断整理講座のご感想・ご利用方法

もう少し広範囲にわたって横断整理したものがあればよかったなと思いました。講義は時間も限られていますし、視聴する側も量が多くなればなるほど、すべて覚えなといけないと思ってしまうので、すべて講義で扱えなくても、せめてテキストだけでも、多岐にわたるものがあれば、頭を整理するときに助かったかなと思いました。無駄なく、本当に必要なところだけに絞ってあるのも、アガルートらしいと言えるかもしれませんが。
横断整理に演習問題がなかったのも、ちょっと残念でした。頭を整理しながら、すぐに実践できたら、なおよかったように思いました。ただ、どうしても目的条文の同じような言い回しが覚えられなかったので、目的条文の組み立てられ方が整理してあったのはすごく役に立ちました(必要な保険給付or必要な給付の違いなど)。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

法改正対策講座では、数年前からの法改正についても扱ってくださったので、学び直しにもなり、改正点ということを意識して、再度ポイントを押さえることができたのではないかと思います。また、それぞれ重要度に応じて星の数がついていたので、復習するときは、重要度の高いものからするようにしていました。

法改正は、実践学習することができないので、演習問題がついていたことも、とてもありがたかったです。
改正点だけ押さえても、どういった問題が出るのか、どこが問われるのか、というところまでは、わからないので、アウトプットに役立ったと思います。

また、改正前改正後の条文の比較や、厚労省のリーフレットなどが載せてあったことも、理解をする上でとても役に立ちました。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

テキストの内容が簡潔で取りかかりやすく、演習問題の量もしっかりあったので、これだけやっておけば十分かな、と思えることができました。

自分で図書館に行ったときに、白書を探して、手に取ってパラパラと見ながら、家に帰って白書対策のテキストを見返すと、押さえておいた方がいいポイントが見えてきた気がしたので、そういう使い方が効果的にできたと思います。

白書対策は、広げればキリがないし、かといってやっていなければ全く解けないので、ある程度割り切って、テキストの内容だけは、と思って学習しました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は、最後の総仕上げ、直前期の実力試しになりました。これまでやってきた学習で、自分が試験を受けるにあたり、どの程度まで実力がついているのかを確認することができました。
昨年の受験で、2回受けた模試のうち、1回目に受けた模試が結構点が良く、そこから一気に気が抜けてしまったので、今回は点数にはとらわれずに、ひとつひとつの問題と向き合うようにしました。どこが得意でどこが苦手なのか。結局苦手なところは苦手なままなのですが、その中でも、1点でも2点でも取れるように、模試の後は苦手なところの復習に重点を置きました。また、開始から終了までの時間、解く順番や問題の読み方、解答の仕方など、すべて本番当日と同じようにシミュレーションしながら、意識して受けました。
特に時間配分や問題を解く順番は、本番までに自分の中で決めていた方がいいと思いますが、実践できるのが模試しかないので、模試であっても緊張感をもって臨めたと思います。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

アガルートの選択式集中特訓講座は、ただ単に問題を提供しているわけではなく、選択式問題の解き方を、実際の問題を例に教えてくださったので、出題する側の意図を考えるようになれたと思います。テキストや条文、判例を読むときに、自分が出題者だったら、どこを抜くかなと考えながら読むクセがついたように思います。
覚える、理解する、ことは重要ですが、選択式対策として、そういう読み方をするようになると、楽しさもでてきて、選択式への恐怖心や苦痛な気持ちが和らいだように思います。
前年度の受験では、選択式を意識しすぎて、択一式が疎かになっていたところもあったので、選択式問題に対して、少し余裕を持って向き合えるようになったのではないかと思います。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

実力確認答練は、講義やテキストの内容をどれだけ理解できているか、またその知識をどれだけアウトプットできるか、ということを確認するために役に立ったと思います。問題自体は基本的なものが多かったように思いますが、見たことあるのに、知ってるはずなのに、答えがはっきりしない、など、インプットされたと思っていたようなことでも、実はしっかりと知識が定着していたわけではなかった、ということを認識させてくれました。

社労士試験では、基本的な問題を落とすと、まず受からない、ということを身をもって知っていたので、こういう問題の大切さを教えてくださってるのだなと感じました。曖昧なところをなくす、という点で、答練はとてもいい復習になりました。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

社労士試験は1年に一度しかチャンスがなく、モチベーションを維持するのがとても難しいと思います。学習すればするほど頭が混乱して不安になるかと思います。そして、何よりも試験当日にピークを持っていくことが本当に難しいですが、複数回受験で、これが一番重要だと痛感しました。

がむしゃらに学習するのではなく、そして学習時間に比例するものでとないと思います。効率的な学習方法を模索しながら、試験当日にピークを持っていけるように、メリハリのある学習を心がけられたらいいのではないかと思います。

講師へのメッセージ等

アガルートのキャッチコピーである「すべては受験生の最短合格のために」という言葉通り、講師の方の無駄のない講義、教材のおかげで、合格することができたと思っています。ありがとうございました。