合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

4年前に前職の管理部門へと転職した際、何か業務に活かせる資格を取りたいと考え、社労士のテキストを買ったことが元々のきっかけです。しかし当時は、仕事に追われて勉強時間の確保が難しい日々が続き、ほんの数か月の学習の末、試験申込にさえ至れずに資格取得を断念しました。
それから3年が経過した昨年、退職をして地元に戻り、時間に余裕ができたことから、やり残しになっていた社労士試験の合格に向け、改めての勉強を決意したものです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

「高い出題カバー率」と「魅力的な合格特典」に惹かれました。

前者については、【テキストの内容をしっかり理解すること】と【必要な勉強をやり切ること】がイコールになるような、要らぬ心配が発生しない勉強をしたかったからです。要点にフォーカスした学習で得点を伸ばすやり方もあるとは思いますが、個人的には、出題の可能性がある事項をとことん理解して合格に至りたいと考えていました。
後者については、合格した上にお祝い金または全額返金まで頂けたらそれは嬉しいし、強いモチベーションにもなるという、率直かつ素直な思いからです(笑)

合格体験記・学習上の工夫

私が勉強を始めたのは11月下旬で、カリキュラムでは既に基礎講義と労働科目の教材発送・講義配信がされていたため、2月の社会保険科目開始までにスケジュールに追い付こうと、テキストと過去問をそれぞれ2周しました。具体的には、以下の流れで学習しました(社会保険科目・一般常識科目でも同様です)。

講義視聴→テキスト精読→過去問演習→テキスト精読→講義視聴(ここまでに理解できなかった部分のみ)→過去問演習

とりわけ、一問一答形式による過去問演習を最も重視しました。本試験での問われ方や重要論点を掴み、その後の学習方針や試験対策を立てるためです。勿論、テキストで見た論点に関する問題であっても、最初は全然解けなかったです。
2月以降はカリキュラムのスケジュールに沿って、3月末までに社会保険科目、4月~5月中旬までに一般常識科目について、テキストと過去問を各2周しました。その後は科目横断整理講座・法改正対策講座・白書対策講座に取り組みつつ、毎月1周ペースで全科目のテキストを精読し、また、5月・6月・7月の各月下旬に外部模試を受けて実力を測りながらモチベーションを維持し、8月下旬の本番を迎えました。
本試験では模試と概ね同じペースで解答し、マークミスが無いかの確認まで全て完了できました。当日の夜には、自己採点で合格を確信し、美味しいお酒を頂きました(笑)

基礎講義のご感想・ご利用方法

上述した通り、私が勉強を開始したときには既に労働科目の総合講義がスタートしていたため、あくまで本格的な学習へのイントロダクションとして、基礎講義は気を楽にして視聴しました。社労士試験そのものの概要が最初に紹介されており、低い合格率を目の当たりにして気合が入ったことを覚えています。
なお、テキスト上巻(労働基準法・労働者災害補償保険法・雇用保険法)は11月の終わりに、テキスト下巻(健康保険法・国民年金法・厚生年金保険法)は1月下旬に、講義視聴と併せて各々一読しました。

私の場合は、基礎講義で社労士試験の全体像を掴んだ後、すぐに総合講義の視聴を始めました。基礎講義のテキストと同時に、その10倍を超える分厚さのテキストが手元に届いており、「こっちが本命だから早く来い」と訴えているような気がしたからです。
カリキュラムの開講直後に受講を開始し、総合講義までに時間がある人は、基礎講義の内容をよく理解することで、その後の学習がスムーズになると思います。一方で、総合講義が既に始まっている受講生は、基礎講義は軽く流してすぐに本格的な学習に着手しても良いでしょう。基礎講義の内容は、全て総合講義にも含まれていますし、何より社労士試験の膨大な範囲を学習するための時間は限られていますから。

総合講義のご感想・ご利用方法

総合講義のボリュームは驚きとともに絶大な安心感を与えてくれたもので、「これだけやり切れば知識不足で落第することはない」という確信を持って学習を進めることができました。
また、テキストは細かい論点まで丁寧にカバーしており、全て覚えるのは簡単ではなかったからこそ、本試験当日まで甘えのない勉強を続けられたと思います。

学習の流れとしては、まず講義動画を1.5倍速で視聴後、複数回にわたりテキストを精読しました。動画の視聴は原則1回のみとし、初回以降はテキストを読んでも理解が難しかった部分について、補助的な教材として利用しました。講義動画は、学習内容の全体像と重要論点を理解する上では非常に重宝した一方で、その視聴だけでは充分な理解と記憶の定着には至らず、かつ、視聴時間と勉強時間を結び付けて長く勉強したと思い込むべきではないと考えていたのが理由です。なお、動画を最初から倍速視聴していたのも、学習の中心はあくまでテキストと過去問に置くべきというポリシーからです。
初めて学ぶ内容は聴くだけでは理解できないものも多いですから、とにかく先へ進んでみるのが良いと思います。テキストと過去問による学習を続けていれば、そのうち分かってきます。
直前期においては、試験対策はテキストの繰り返しに尽きると考え、目にした知識とその回数がそのまま得点に直結すると信じ、リピート学習をしていました

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

社労士試験においては、異なる科目で類似した規定が存在するために、何が何だか理解できなくなってくるのが常です。似て非なる情報を整理せずに、生半可な知識を持って試験に臨むと、むしろ知識が邪魔をして点を取りこぼすという事態に陥りかねません(令和4年度選択式試験の社一【B】は、好例かつ良問だと思います)。
そういった事態を回避するためには、類似した規定であることを認識した上で、何処がどのように相違しているのかを丁寧に押さえる必要があります。

科目横断整理講座では、類似規定を広範に取り上げ、図表で分かり易く解説してくれました。総合講義のテキストとは異なり、薄くて持ち運びが容易であったため、本試験当日、会場へ移動する電車内で、最後の復習の頼もしいお供になってくれました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

社労士試験の範囲に含まれる法令には改正が毎年のように入り、主要な法改正は出題される可能性も高まります。
このことは、法改正に関連する問題が外部模試でも頻繁に出題されていたことから、間違いない傾向であると思われますが、当然ながら過去問が存在しないため、試験対策上の不安材料として付き纏いました。

法改正対策講座では、本年度の試験向けの法改正事項のみならず、昨年度の試験向けの法改正事項であっても本試験に未出題かつ重要なものを、重要度によってメリハリをつけながら纏めたテキストを使用し、その1冊で本試験対策を大幅に前進させることができたように感じました。
また、巻末には100問近くの演習問題が載っており、想定問題集として大いに活躍してくれました。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

開幕から身も蓋もない言い方になりますが、社労士試験で出題され得る白書の内容を完全にカバーすることは、はっきり言って不可能です。そうは言っても、一般常識科目では頻繁に出題されるため、全く対策しないという訳にはいきません。
白書に関連する問題は捻られることが少なく、知っていれば1点、知らなければ0点となり易いのが特徴だと思います。特に、5点中3点以上の確保を要求される選択式においては、その1点の重みが非常に大きくなります。

白書対策講座は、膨大な試験範囲に対する取組みの指標を示してくれました。
とことんやろうと思うと、白書対策はいつまで経っても終わらなくなってしまうため、何処かで線引きが必要になります。私の場合は、白書対策講座のテキストと模試での出題内容に絞って学習しました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

外部模試も含め、私は5月下旬以降5回模試を受けており、アガルートのものは7月上旬に3回目の模試として自宅で受験しました。テキスト学習の理解度を確認でき、結果も上々であったため、その後の勉強に弾みをつけることができました。
あくまでも模試は模試でしかなく、その結果は大して重要ではありません。大切なのは、本試験における自身の戦略(問題の解答順序・解答及び見直しに掛ける時間配分等)を確立すること、及び出題された内容を確実に自分のものにすることです。
そのためには、本試験の直前まで受験を延ばさず、復習の時間を充分に確保することが肝要です。

私は、模試で良い判定を得ることを直前期のモチベーションとし、本試験当日に知識のピークを持って行くように心掛けました。
また、「模試でいくら落第点を取ろうと、本試験で一発及第点を取れば良い」ということと、「模試の成績がどんなに良かろうと、本試験で合格点未達ないし基準点割れとなれば、それまでの努力は全て水泡に帰する」ということを、いつも念頭に置いていました。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

社労士試験の合格には、反復と継続が重要です。才能やセンスは大して関係ありません。
また、正直に言って、本試験当日の運による部分もあります。令和4年度試験は、受験生の運任せになる奇問が少なく、それ自体が私にとって幸運でした。ただ、運次第とはいえ、運のせいだとか運のおかげだとか言えるのは、やれるだけのことをやった後だけということを、心に留めておいてほしいと思います。

合格を目指す方の努力の果てに、幸運と栄光が降り注ぐことを強く望みます。

講師へのメッセージ等

勉強開始から約9か月間に亘って、講師並びにスタッフの皆さまに大変お世話になり、社労士試験に無事合格することができました。
私が本試験まで迷うことなく学習を続けられたのは、紛れもなくアガルートの講義と教材のおかげです。 アガルートの講座を受けて良かったです。本当にありがとうございました!