管理業務主任者試験は独学で合格できる?必要な勉強時間やおすすめ勉強方法も解説!
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「管理業務主任者試験は独学で合格できる資格なのだろうか」
「独学で合格するためにはどれほどの勉強時間が必要なのか」
このように考えている方へ向けて、独学で合格することが可能なのかどうか、どうすれば効率的に合格を勝ち取れるのかについて解説します。
また、独学での勉強方法や管理業務主任者の合格率についての解説、独学で勉強するメリットとデメリットや独学に向いている人、不向きな人などについても考察していきます。
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管理業務主任者試験は独学でも合格することは可能?

管理業務主任者試験の合格率は高いのですが、決して簡単な試験ではありません。
管理業務主任者の合格率は、毎年約20%程度(最新令和6年度は21.3%)で推移しています。
宅建の合格率は例年13~19%(最新令和6年度は18.6%)、難関資格と言われる社会保険労務士は5~8%(最新令和6年度は6.9%)、マンション管理士は8~13%(最新令和6年度は12.7%)ですから、合格率の観点からは、独学でも十分に合格できる資格と言えそうです。
しかし、管理業務主任者の受験者は、すでに宅建に合格した人やマンション管理士とのダブル合格を目指す人など、ある程度のレベルに達した受験者が多いため、合格率と「合格しやすさ」は必ずしも比例していません。
宅建の試験と比べてみても、管理業務主任者の方が深い内容を問う問題は少ない傾向はありますが、試験範囲は広ため、宅建との合格率の差ほど難易度の差はないと考えられます。
管理業務主任者試験は、誰もが独学で簡単に合格できる資格とは言えないでしょう。
管理業務主任者試験の独学合格に必要な勉強時間について

ここでは管理業務主任者試験の独学合格に必要な勉強時間を見ていきます。
また、宅建、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士といったその他不動産系資格の勉強時間との比較についても見ていきます。
管理業務主任者の勉強時間:300時間
管理業務主任者試験の合格までの必要勉強時間は初学者の人で約300時間と言われています。1日2時間の勉強で約5か月かかる計算です。
民法や区分所有法をはじめとした法律だけでなく、マンション管理に関する専門知識も幅広く問われるため、約300時間ほどは見ておいた方が良いでしょう。
また、アガルートで受講している生徒の平均勉強期間は5.8ヵ月となり、300時間勉強した場合1日約1.7時間勉強していることになります。
毎日同じ時間勉強するのは難しいため、余裕を持って勉強期間の確保をしておいた方がいいでしょう。
ただ、宅建やマンション管理士など、関連資格をすでに保有しているのであれば、勉強時間は初学者の人より少なくても問題ありません。
民法などの知識や学習ノウハウをそのまま使えるためです。
管理業務主任者の勉強時間を他の不動産資格と比較すると
資格名 | 勉強時間 |
宅建 | 300~400時間 |
管理業務主任者 | 300時間 |
マンション管理士 | 500時間 |
賃貸不動産経営管理士 | 100~250時間 |
宅建・管理業務主任者・マンション管理士資格は不動産国家資格三冠、新しく国家資格となった賃貸不動産経営管理士を合わせて四冠と呼ばれることがあります。
ここではこれら不動産国家資格四冠の勉強時間を見ていきます。
まず、この中で一般に最も短期間で取得可能とされているのは賃貸不動産経営管理士。賃貸不動産経営管理士の勉強時間は100~250時間とされています。
次点が管理業務主任者の300時間、宅建の300~400時間です。
そして、不動産国家資格四冠の中でもっとも勉強時間を要するとされているのはマンション管理士。マンション管理士は500時間の勉強時間が必要とされています。
関連コラム:不動産資格の三冠・四冠とは?仕事内容・年収・取得の順番などを解説!
※アガルート講座利用合格者の勉強時間について(令和6年度)
資格試験予備校アガルートアカデミーでは講座利用者に対して勉強時間などに関するアンケートを実施しています。
あくまで回答者のデータということになりますが、アガルート講座利用の合格者(令和6年)の勉強時間は、平日に関しては1~2時間が最多という結果になっています。

その一方、休日に関しては、結果としては4時間が最多となっていますが、平日と比べてばらけた結果となっています。2時間や3時間、6時間以上という人も一定程度います。

※令和6年度管理業務主任者試験合格者アンケート結果の管理業務主任者試験合格者の1日あたりの勉強時間から引用
管理業務主任者試験に最短合格するための勉強方法とは?

管理業務主任者試験の勉強方法は次の3ステップが基本となります。
- 基本テキストの読み込み
- 過去問の演習
- 予想問題の演習
以下で詳しく見ていきます。
①基本テキストの読み込み
まずは基本テキストをしっかり読み込むこと。
これは管理業務主任者試験に限らず、資格試験の勉強における基本の作業です。
なお、基本テキストの選び方については、予備校を利用するのであれば原則予備校側が必要なテキストを提供してくれるため自分で選ぶ必要はないでしょう。
一方、独学での合格を目指す場合には自分でテキストを選ぶ必要があります。
どういったテキストが良いかについては以下のコラムも参考にしてみてください。
関連コラム:宅建テキストのおすすめは?独学の勉強で重宝する4選を紹介!
②過去問の演習
その後はひたすら過去問を解き、わからなかったところはテキストに戻ります。過去問の解説文のみで完結せずに、必ずテキストに戻って確認することを習慣づけましょう。
これを繰り返すことで知識を自分のものにしましょう。
過去10年分の問題を5回程度は繰り返すことが理想です。
繰り返し解くと、解答番号を覚えてしまいますが、それで正解できたのでは試験では通用しませんので、最終的には1肢ずつ「理由づけ」して解けているか?を目標としてください。
関連コラム:宅建士試験の過去問一覧!過去問だけで受かるのかを解説
③予想問題の演習
最後に、予想模試で実力の確認し、苦手な科目をチェックします。
このような学習は独学でも可能ですが、独学に向いていない人や、とにかく効率的に最短合格したい人は、資格試験講座を上手に活用することをオススメします。
特に通信講座であれば通学する手間がかかりません。隙間時間に自分のペースで学習することが可能です。
また、ただテキストを読むだけよりも、資格講座の長年のノウハウが詰まった映像と音声での解説は、理解が格段に早まる効果があります。
特に、マンションの設備関係などは映像で見ることで一気に理解が進むでしょう。
※資格試験予備校アガルートアカデミーでは管理業務主任者試験|【2024年合格目標】模擬試験が提供されています。必要に応じてご利用ください。
管理業務主任者の科目別の勉強の順番について
管理業務主任者の出題範囲は、以下の通りです。
分野 | 科目 | R6年出題状況 |
法令 | 民法・その他法令 | 4問 |
区分所有法等 | 5問 | |
標準管理規約 | 9問 | |
マンション管理適正化法 | 5問 | |
管理実務 | 標準管理委託契約書等・会計 | 15問 |
建築・設備 | 建築・設備、関連法令 | 12問 |
合計 | 50問 |
なお、マンション管理適正化法以外の科目の出題数は固定ではなく、毎年出題数合計の範囲内で多少増減します。
①法令
勉強の順番の流れ 民法→区分所有法→標準管理規約
法令分野の科目は、「民法および区分所有法によれば」、「区分所有法および標準管理規約によれば」というように、科目を横断しての出題もなされます。
区分所有法は、民法の特別法として、マンションなどの区分所有建物に関する権利関係や管理運営について定めた法律ですから、まずは「民法」の学習から始めていきましょう。
標準管理規約はマンションの管理規約のひな形です。区分所有法でマンションの運営や管理の基本となるルールを理解した後に学習すると理解が深まります。
②管理実務
勉強の順番の流れ 標準管理委託契約書→会計
標準管理委託契約書は、管理組合と管理業者で締結する管理委託契約に関するひな形です。法令分野の後に学習することにより、管理組合と管理業者の関係性や委託する業務に関する理解が深まります。
また、会計や、税務、管理費等の滞納対策の学習により、実務的な知識も身に着けます。
④建築・設備
ある程度の暗記が必要となってくる分野ですが、過去問の焼き直しが多く出題がなされますので、過去十年分にさかのぼってしっかり対策していきましょう。
最後に、法令分野の科目、マンション管理適正化法ですが、これは試験50問中の46~50問で出題がなされる科目です。
(マンション管理士試験を先に合格されて受験する方は免除科目となります。)
マンション管理の適正化を目的とした法律ですから、マンションに関する様々なことを学習した一番最後に学習すると、ここまで学習してきたことが伏線となって回収されます。
管理業務主任者試験に独学で挑むメリット2選

➀費用が安く済む
まず独学で挑む最大のメリットは、費用が安く済むということです。
独学で最低限かかる費用はテキスト代のみ。
基本テキスト1冊と問題集1冊だけなら、6,000円程度しかかかりません。
別の参考書や問題集を追加して購入したとしても20,000円以内には十分に収まるでしょう。
関連記事:管理業務主任者の独学におすすめのテキスト(参考書)・問題集8冊を紹介!【2023年度版】
②自分の好きな時に勉強できる
独学なら、思い立ったらいつでも勉強を始めることができます。
自分の好きな時に勉強できますから、通勤時間や仕事の合間など空き時間をみつけてコツコツ勉強することが可能です。
資格講座などで講義に通う必要がある場合は、通学に時間もコストもかかってしまうでしょう。
近くに学校がなければ、通うのは大変です。
管理業務主任者試験に独学で挑むデメリット3選

➀モチベーションの維持が難しい
管理業務主任者試験の合格は、上述の通り一定の時間を要します。
それなりの長丁場な勉強になりますから、モチベーションの維持も簡単ではありません。
特に独学する人は、集中して勉強を続けていくのが難しいのではないでしょうか。
②わからない部分を自分で調べなければならない
独学では、わからない部分を質問することもできませんから、すべて自分で調べなければなりません。
最近ではネットの検索でもいろいろ調べることができますが、時間もかかりますし、必ずしも正しい記載がなされているわけではないので、間違った理解をしてしまう可能性もあります。
③適切な勉強方法がわからない
独学では、効率的な正しい勉強方法をする方法を自分で見つけなければなりません。
自分に合ったテキストを見つけるだけでも一苦労です。
間違った勉強をしてしまうと、試験対策上重要ではない余計な部分に時間をかけてしまったり、スケジューリングを誤って試験までに最低限必要な部分を習得できずに試験をむかえることもあるかもしれません。
管理業務主任者試験に独学で合格しやすい人の特徴

資格試験を独学で合格できた人の特徴としては、「毎日3時間勉強する」などのルールをしっかり守れる意志の強さを持った人ということがあげられます。
また、最適な勉強法を事前にリサーチできる能力も必要です。
わかりやすく言うと、「コツコツと計画的に勉強することが好きな人」は独学でも合格しやすい人と言えます。
これに対して、もともと勉強があまり好きではない人は、独学で合格することは難しいかもしれません。
コツコツ勉強することが苦手で、極力少ない労力で効率的に合格したい人は、資格試験講座などの受講を考えた方が無難です。
【まとめ】管理業務主任者試験の独学合格は不可能ではないが…

- モチベーションを維持し続ける
- わからない部分を自分で調べられる
- 適切な勉強方法をリサーチ済
という方であれば、管理業務主任者試験を独学で合格することは可能です。
しかし、あまり自信がないのであれば、資格試験講座を活用するのも一つの手。
通信講座であれば、自分のペースで、合格のノウハウが詰まった講義を受けられます。
アガルートではカリキュラムをプロが作成しており、受講生の合格率は全国平均の2.67倍となる34.9%となります。
限られた時間の中で最短合格を勝ち取りたい方は、資格試験講座を活用されることも検討されてみてはいかがでしょうか。
【令和6年】管理業務主任者試験に合格した人のアンケート調査概要
アンケート概要 | 管理業務主任者試験合格者のアンケート |
---|---|
調査期間 | 2025年1月7日~2025年2月17日 |
調査機関 | 自社 |
調査方法 | アガルートアカデミー内でのアンケート調査 |
調査対象 | アガルートの講座を利用して令和6年度管理業務主任者試験に合格したユーザー |
有効回答数* | 111 |
調査対象地域 | 日本国内 |
アンケート回答者の属性
年代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代以上 |
---|---|---|---|---|---|
割合 | 10.8% | 18.0% | 23.4% | 31.5% | 16.2% |
管理業務主任者試験合格者の1日あたりの勉強時間
勉強時間 | 平日 | 休日 |
---|---|---|
30分 | 6.4% | 1.8% |
1時間 | 37.6% | 11.7% |
1時間30分 | 15.6% | 2.7% |
2時間 | 24.8% | 16.2% |
2時間30分 | 2.8% | 2.7% |
3時間 | 9.2% | 15.3% |
3時間30分 | 0.9% | 0.9% |
4時間 | 0.9% | 22.5% |
4時間30分 | 0% | 0.9% |
5時間 | 0.9% | 11.7% |
5時間30分 | 0% | 0.9% |
6時間以上 | 0.9% | 12.6% |
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この記事の監修者
不動産会社への入社をきっかけに、不動産関連資格の学習を開始。
何事も諦めないをモットーに、不動産会社での実務やモデル業と学習を両立させ、マンション管理士試験、管理業務主任者試験、宅建試験、賃貸不動産経営管理士試験全てにストレートで合格。
学習の継続のしやすさに重きを置き、要点の分かりやすいコンパクトな講義、受講生目線に立った使いやすいテキストの制作に心血を注いでいる。
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