受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由

令和3年度の司法書士試験終了後、合格発表まで時間があり、試験結果が出るまで気が気でなかったので、他に集中したいと思い、行政書士試験の勉強を決意しました。

なお、司法書士試験の科目と行政書士試験の科目に、憲法・民法・商法と重複する科目があったので、勉強しやすいかと思ったためです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

サンプル講義で、豊村先生の講義を拝見し、非常に分かりやすい解説でぜひ受講したいと思いました。

また、問題集に1問ずつ解説があるのも決め手です。

他の予備校との比較では、受講料が安価で合格率が明記されていたので講義などに自信があるのだろうと思ったのもあります。

学習上の工夫

行政書士試験の勉強期間が司法書士試験日から4か月しかなく、全てに手を回している時間がなかったので、行政法を中心に勉強を始めました。

初めて目にする言葉ばかりなので、単語を覚える練習をしました。

最初は単語ノートを作ったのですが、段々と量も時間もかかってきたので「合格革命」シリーズの「行政書士一問一答式出るとこ千問ノック」を購入し、講義→一問一答→過去問と紐付けを。

時間もなかったので、過去問の解けない問題やテキストに載っていない問題は捨てて、先生の講義で触れた、またはテキストに記載のある問題だけを、選択肢にマークとページ数を記しておき、過去問を開いた際に、どの問題がテキストのどのページに掲載されているか分かるようにしました。

そうすることで「テキストに記載がある問題=重要な論点」と仕分けし、メリハリをつけ勉強ができたのです。

本番当日まで行政法の勉強だけで臨み、他の科目は一切手をつけませんでした。というよりも、手をつける時間がなかったです。

どうにか憲法・民法は司法書士試験での勉強の名残があって点は取れましたが、商法は2問しか正解できませんでした。

やはり4か月も経過すると、記憶から抜け落ちてしまうと実感しました。

試験当日は行政法の勉強でメリハリを意識したおかげもあり、分かる問題と分からない問題が明確に現れるので、分かる問題だけを読み消去法で進めました。

行政法の択一式は19問中17問が取れたので、まずまずだったのではないかと思います。

入門総合講義の感想・利用方法

先にも書きましたが、勉強期間が短く、全てに手を回している時間がなかったので、行政法を中心に講義を受けました。

豊村先生の講義は非常に面白く、初学者でもイメージがつきやすいよう、噛み砕いて説明してくださるので、とてもためになりました。

行政法に限らず、他の科目もどんどん講義を進められると思います。

本試験ではテキストや過去問に掲載のない選択肢も出ますが、そこまでカバーしなくとも、講義で学んだ所を中心に、時間があればテキストで触れていない所を読み込むなどで択一対策は十分ではないかと。

講義で進んだ項目に該当する部分まで過去問をこなし、講義で触れた選択肢をマークしテキストのページ数を記入するなど、テキストとリンクさせていきました。

過去問集はテキストの項目構成と類似していて、過去問からテキストには、かなり簡単に戻れると思います。

試験問題の仕分けとして「①過去問でマークしたもの ②先生が講義で触れたテキスト部分 ③講義で触れてはないが、テキストに記載のある過去問 ④講義で触れておらずテキストにも記載のない過去問 ⑤講義・過去問に掲載のないもの」の5つがあると思います。私は④⑤は捨てて、①②③を覚えていきました。特に①は最重要として覚えていくことにしました。

短答過去問解析講座の感想・利用方法

過去問全てに解説があるのはとても助かりました。

特に、1問ずつ動画が別になっているので、該当の問題だけをピックアップして説明を聞くことができ、とても効率的です。

インプット講義で触れているはずの知識でも、問題文にすると違う印象を受けるので、解析講座で教えていただけるのはとても勉強になりました。

短答過去問解析講座を全部受講することは大変ですが、分からない問題だけを聴講し、そこでインプット講義でも触れられていた内容を再度聴くことで、それだけ重要だと実感でき、頭に残りやすくなると思います。

記述過去問解析講座の感想・利用方法

私は記述まで手が回らず、解析講座もきちんと受講できませんでしたが、記述の結果は散々でした。

私は幸運にもマークシートで逃げ切れましたが、記述対策は絶対しておいた方が良いと思います。特に、記述対策をすることで、民法と行政法の理解が格段に上がると感じました。

民法でいえば、原則と例外をきちんと区別できるようになり、また過失か重過失の違いなども押さえなければならないので、択一知識にも通じるだけでなく、文章にアウトプットすることができ自分の知識になると思います。

『択一式対策完成への問題』解析講座の感想・利用方法

私は司法書士試験での民法知識のみで本試験に臨みましたが、一口に民法と言っても、司法書士試験の民法と行政書士試験の民法では、出題傾向や問われ方に若干違いがありました。

その点、こちらの解析講座は、行政書士試験に限らず、他の資格・公務員試験などで問われたものなど、民法で必須の重要知識を再確認できる、とても効率の良い問題集および講座かと思います。

擬試験の感想・利用方法

私は模擬試験まで手が回りませんでしたが、行政書士試験合格を目指す方は、必ず模擬試験に臨んだ方が良いでしょう。

仮に時間がなくて模擬試験を受けられなくとも、出題問題は本試験に直結する予想問題で構成されているので、重要な試験対策に。また、自分の弱点も見直しもできるので、とても有意義なものとなると思います。

講師へのメッセージ

豊村先生の講義を受講して、本当に良かったです。行政法しか受講できませんでしたが、先生のお話が面白い上にわかりやすく、また行政法一つで、憲法や民事訴訟にも通じる部分もあり、そちらの方の理解の助けにもなりました。ありがとうございました。