宅建士とは

宅建登録実務講習とは?内容から申し込み方法まで紹介

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試験会場

宅建登録実務講習とはどんなものなのでしょうか?

非常によく似た言葉で「登録講習」という制度がありますが、これは「登録実務講習」と異なります。

「登録講習」は宅建試験合格前の制度、「登録実務講習」は試験合格後の制度です。

そのため、この制度は試験合格後の人にとって特に関心が強いでしょう。

このコラムでは、制度の概要や内容、難易度、受講期間、研修場所、費用など、登録実務講習を様々な観点から説明していきます。

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宅建登録実務講習とは?

まず、宅建の試験に合格したからといってすぐに宅建士の仕事をすることはできません。

宅建士の仕事をするには、宅建試験の合格→宅建士登録→主任者証の交付という3つが必要です。

そして、宅建士の登録をするには、①2年以上の実務経験又は②登録実務講習に修了していることが条件となっています。

そのため、宅建業での実務経験がない人や実務経験があっても2年以内の人は①を満たすことができず、②登録実務講習を修了する必要があります。

つまり、①に当てはまらない人は登録実務講習を修了しなければ宅建の登録をすることができません。

宅建登録実務講習の内容

宅建登録実務講習は3つで構成されています。

①通信講座、②スクーリング、③修了試験の3段階で、①~③の順番に受講しなければなりません。

①通信講座(約1か月)

一般的な流れとして、申込み完了後、10日程で教材が送られてきます。

現地調査をはじめ、不動産取引に必要な調査事項などをテキスト及びDVDで聴講し、演習問題を解いて勉強します。

およそ1か月としていますが、聴講時間3時間と演習問題を解くだけなので1日あれば終わります。

もっとも、演習問題などに提出義務はなく、修了試験は通信講座を受講しなくとも合格できます。

②スクーリング(講師によるライブ講義、1日又は2日間)

各実施機関が指定する場所へ足を運び、講師より講義を受講します。

スクーリングの日程、1日だけ又は2日間といったスクーリング期間の選択、会場の選択に関しては、自分の好きな日程などを選ぶことができます。

もっとも、これらは先着順で決まるので、人気の日程や会場は定員が早く埋まり、締切前に受付終了となるところがあります。

そのため、登録実務講習を修了したい人は早めに申込むようにしましょう。

スクーリングでは遅刻や早退といった途中退室が認められていません。

途中退室をしてしまうと修了試験が受験できなくなるので、体調管理は万全に整えておきましょう。

持ち物は以下のようになっています。

・登録実務講習テキスト

・登録実務講習テキスト資料集

・受講証

・写真付き身分証明書(運転免許証、パスポートなど公的な証明書)

・筆記用具

・時計

スクーリングでは1日だけの場合及び2日間の場合両方とも、合計12時間の講義を受講します。

1日でスクーリングを終わらせる場合、朝7時から夜22時までかけて講義を行うところもあります。

2日間の場合も朝から夕方まで講義を行うので大変ですが、スクーリングで学習した部分が修了試験にとって特に重要です。

寝るなどせず、集中して講義を聞くようにしましょう。

また、講師によっては講習中に宅建実務での自身の失敗談などを話す方もいます。

実務を感じることができ、面白いのでそのような雑談にも耳を傾けてみると良いのではないでしょうか。

修了試験ではテキストや資料集の持ち込みが可能となっています。

そのため、重要なページに折り目や付箋を貼る、大事な部分にマーカーで線を引く、テキストに書き込むなどを行い、修了試験に備えましょう。

③修了試験(スクーリングの最後に行う、1時間)

スクリーニングの最後の1時間で修了試験を行います。通信講座・スクーリングで学習した範囲から出題されます。

修了試験に合格すると、登録実務講習修了証が発行されます。都道府県知事への登録申請で使用するので、無くさないようにしましょう。

登録実務講習で学ぶこと

登録実務講習は宅建士としての必要なスキルを磨くために行われます。

そのため、試験で学習しなかった分野を学習することが多く、この学習によってより宅建士としてふさわしい技能を得ることができます。

具体的な講習内容は以下の通りです。

取引士制度に関する科目

・取引士制度の概要

・取引士の役割及び義務

■宅地又は建物の取引実務に関する科目

・受付、物件調査及び価格査定の実務に関する事項

・媒介契約に関する事項

・宅地又は建物の取引に係る広告に関する事項

・宅地又は建物の取引条件の交渉に関する事項

・法第三十五条第一項及び第二項の書面の作成に関する事項

・宅地又は建物の取引に係る契約の締結に関する事項

・宅地又は建物の取引に係る契約の履行に関する事項

・宅地又は建物の取引に係る資金計画及び税務に関する事項

・紛争の防止に関する事項

登録実務講習で学習する範囲は試験勉強で得た知識をどのように活かしていくかという点に重点が置かれています。

例えば媒介契約をするにあたって、どのような法令上の制限があるかを確認するため法務局で公図の確認や登記事項証明書を入手するなどの方法についてです。

なお、構成や内容は実施機関による差はありません。

宅建登録実務講習の修了試験の難易度

宅建実務講習は修了試験に合格しなければなりません。スクーリングの最後に行われます。


出題範囲は通信講座とスクーリングで学習した内容ですが、スクーリングできちんと講師の話をきいていれば分かるような問題です。

出題形式は正誤問題20問、記述式20問です。試験時間は1時間となっています。


合格には正誤問題、記述式問題の80%以上の正解が必要になります。

1時間で合計40問を解答し、かつ80%以上と高い点数をとる必要があるので、難しいのではないかと感じるかもしれません。

しかし、合格率を見ると極めて簡単な試験であることが分かります。


合格率は多くの実施機関で90%以上と高い数字となっています。

また、万が一不合格になっても無料で再受験することができる場合もあり、合格は非常に容易です。


宅建の本試験が15~17%の合格率なので、両者の合格率の差は非常に大きいです。

宅建の本試験は不動産取引のプロフェッショナルとして高い知識を持っているかを確認する「落とすための試験」といえます。

一方、修了試験は宅建士として一定のスキルを身に着けたか確認するための「合格させるための試験」であるといえるでしょう。

このように、修了試験は講習をきちんとこなせば誰でも合格できる試験といえ、非常に合格しやすい試験といえるでしょう。

登録実務講習はいつ受ければいい

登録実務講習は実施機関にもよりますが、1年を通じて行われているためいつでも受講することができます。

そのため、合格後すぐは忙しい場合や仕事などで都合がつかない場合などでも自身の都合に合わせて受講することができます。

もっとも、試験合格から取引士証の交付までに1年が経過してしまうと1日間の講習を新たに受ける必要があります。

取引士証の交付の前に登録が必要ですので、講習なく取引士証を得るには1年以内の登録が必要です。

また、登録の申請から登録完了までは30日程度時間がかかります。

もし登録後すぐに宅建士証まで取得しようと考える場合には合格後1年以内に受講するようにしましょう。

加えて、実務講習修了証明書の有効期限は約10年となっています。

そのため、登録実務講習を修了したにも関わらず、登録をせずに放置してしまい10年を超えてしまうと新たに講習を受講する必要があります。

取引士証の交付は必要ないという方でも、登録実務講習終了後長い期間放置せずに登録しましょう。

登録実務研修はどこで受けられる

登録実務講習が受けられる機関は国土交通省により指定されています。

多くは宅建本試験の受験対策を実施している予備校です。また、新聞社や自習室なども実施機関となっています。

具体的には国土交通省の以下のホームページにて確認できますので、より詳しく知りたい方は是非参照してください。

建設産業・不動産業:登録実務講習実施機関一覧

実施会場は予備校の場合、自身の予備校の教室が多いです。

また、47都道府県で実施している機関もあれば、大都市でしか実施していない機関もあります。

そのため、東京や大阪などでは選択の幅が広く、地方では選択の幅が狭くなっています。

地方によっては1つの実施機関しかなく、かつ日程も少ないため早めの申込みが重要になります。

なお、実務講習は本試験と異なり、居住地や合格した宅建本試験に合格した都道府県以外でも受講することができます。

そのため、合格後引っ越しなどをした場合、近くの会場で登録実務講習を受講することができます。

登録実務講習の費用

登録実務講習の費用ですが、相場は20,000円前後となっています。

安いところでは10,000円を下回る所もあります。

登録実務講習の申し込み方法

申込み方法は実施機関にもよりますが、web決済、実施機関の窓口、郵送での申込みなど様々な申し込み方法が可能な実施機関があり、自分の好きな方法で申込をすることができます。

クレジットや銀行振込、現金など支払い方法も各種用意されているので、自分の都合にあった支払いを選択することもできます。

まとめ

登録実務講習の要点をまとめます。


・2年以上の実務経験がない人は、登録にあたって登録実務講習が必要
・登録実務講習は通信講座、スクーリング、修了試験で宅建士に必要なスキルを身に着ける


・修了試験の合格率は極めて高く、修了は容易である


・1年を通じて受講することができるものの、取引士証が必要な人は合格後1年以内に申し込みをすべき

・実務講習の費用の相場は20,000円前後、安いところでは10,000円以下のところもある

ということです。

参考にしてみてください。

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