受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

宅建試験を目指した理由・契機

2年前、有料立体駐車場棟・オフィステナント棟・賃貸マンション棟・ホテル棟を建設し、それらを賃貸借して運営を図る特別目的会社の設立に参画した。その後、完成した自社物件の賃貸借契約において、契約書の作成及び締結を経験し、これまでに習得した幾分かの知識を見える形にしたかったから。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートアカデミーの講座は、魅力がある。例えば、受講料の全額返還やお祝い支給があること。
他社の講座には、当該資格試験に合格すれば他の講座を無料で受講できる特典が付与されるものがある。これも魅力がある。私の場合、3年前に登録販売者のオンライン講座を受け、幸運にも資格試験に合格した。その恩恵で宅建オンライン講座を無料受講できたが、映像講義とテキストを熟し、添削5回提出と過去の本試験問題5年分を付与され、過去問解説もないものだった。

アガルートには、他社からの乗り換えた場合の割引があり、 先述の「無料受講でも他社からの乗り換えになる」との、ありがたいご判断をいただけたことが1つのきっかけとなった。お陰で、幸いにも宅建試験に合格し、こうして合格特典を利用できている。

合格体験記・学習上の工夫

2年前に受講していた他社のオンライン講座における勉強方法は、映像講義とテキストをただただ熟すだけに執着し、過去問解答は受験の1ヶ月前に5年分の問題(本試験)を解くだけに終わった。昨年秋、ネット検索をしていたら偶然アガルート辿り着き、来年は宅建本試験を受けようと決意させるだけの情報をもたらしてくれた。

昨年12月からアガルートにお世話になったが、只管講師の言うことを信じ、「過去問⇒講義・テキスト⇒過去問・過去問解説」を基本に繰り返した。また、時間に余裕のある時は、その日の復習として、映像講義の音声ダウンロードし、それをヘッドホーンで聞きながらテキストを音読したこともあった。

今年の本試験では、これまでの出題傾向を裏切るような問題が出たが、やはり本試験の王道は過去問題を解くことに間違いないようだ。そして同じ用語でも、法律用語と日常用語では意味が異なることの戸惑いの解消、日常では使わない用語の習得が肝心だと思う。今回テキストや六法を読んでいて、なかなか見られない用語が出てくるが、漢字検定準1級試験で読み書きの対象となる言葉(例えば欠缺とか瑕疵とか)は、法律用語が多く含まれていることが分かった。言い換えれば、宅建を勉強すれば漢字検定準1級のダブルライセンスもあり得るかもしれない。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

小林先生と林先生の講義を通して感じたことは、テキストや過去問集に記載されていない事柄や注意事項、隠れた情報、そして時折講義に無関係な情報を提供してくれて、受講時間に笑いや和みをもたらしてくれたことだ。高校時代の教頭が特別授業で語っていた「授業は縦糸と横糸が織りなす織物のようなものだ。一方的に知識や情報を伝えるだけではなく、それを印象付けるエピソードや解説も加えなければならない。」と。以来、還暦を過ぎても、良い授業の基準としている。両講師の講義・解説はこれを地で行くもので、適度のタイミングで横糸を入れてくれる。本来オンライン講座は、一方的に配信される訳だが、何故か会話をしながら受講しているようで、自然と突っ込みや返事をしていることがあった。

また小林先生の月1回のホームルームは、時間をたっぷりとって、受講生の気構えやお悩み相談、本試験でどの分野から挑むかなどの解答テクニックを伝授してくれた。中でも私が実践したことは、過去7年分の本試験問題を本番同様2時間で解く訓練をした時、H27・H28年分は指導通り業法から始め、次に権利を解き、法令、税・その他、免除の順で臨んだが、時間をオーバーした。H29年分から業法・免除・法令・税その他、最後に権利の順で解いたところ、見直し時間を入れても制限時間5分前に終えられるようになった。つまり、自分に合った進め方が見つけたのだ。(2年前の本試験では権利問1から順に解いて、最後の10問ぐらいは、ろくに問題も読まずに勘だけで解答した。)
今年の本試験では、自分に合った順で問題を解き、やはり終了5分前には終了していた。合格ラインぎりぎりだったが、本試験に合格できる教育とテクニックを教えてもらえたことに感謝している。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問解説講座は、過去問を5~6問解いてから講義動画を視聴し、その後の動画を講義前に解いた過去問を再度解いてから拝見した。
林先生の解説はポイントが掴みやすく、理解度が高められた。それは、口調は優しいが、抑揚をつけてまた滑舌もよかったため、大変聞き取りやすかったからだと思う。そして何よりは、大事なポイントは2度繰り返して言ってくださることだ。先生の繰り返しがあると、私は間髪を入れずにメモを取ったりマーキングを施したりした。その積み重ねのお陰で、親問題の理解力、○✕を付けて何を問われているかを意識して問題に臨めるようになった。以降は、親問題を読むと、文章の節ごとに斜線を引くと同時に、頭の中もで区切りをつける癖がつき、親問題の読み返しが少なくなって、結果的に1問当たりの解答時間が短縮できるようになった。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

受験日1か月半前から取り掛かった。正直に言って、1か月半で総まとめ1冊と過去問題集3回目を終えられるか不安だった。しかし、林先生の講義についてゆくことを決心してからは、総まとめテキストを試験会場に持ち込む唯一のテキストと位置づけて、各分野のテキストと照合しながら、ライン引き・マーカー・ポイントや図式の書込みを行った。特に感心したのは、統計の講義において、数値の動向を視覚でも確認できように矢印を利用したことだった。横ばいは文章に対して平行に引き、上昇は右上がりの矢印、逆に下降は右下がりの矢印で表現されていた。この表し方ならば、動向が一見して確認でき、全体の傾向までが脳裏に焼き付けられる。この辺りのテクニックは、以前受講した他社のオンライン講座の指導とは格段の違いだった。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は受験2週間前と1週間前に解いてみた。過去問題集2周半目でのチャレンジだった。試験内容の印象としては、これまでの出題方法や傾向を踏まえた試験だったと思うが、1回目の得点は34点、2回目は38点。2回目は問題と正解を記憶していた感じが強かったが、1回目の34点は本試験に向けて、ある程度の手応えを覚えさせてくれた。林先生には、これまでの出題傾向等から予想して、ご苦労されながらも本試験に近いであろう模擬試験を作成くださったと思う。

今年の本試験の民法では、これまでにない形式で出題されたものがあった。問5や問7はその最たるものといえるかもしれない。元々民法は広い範囲から出題されると講義でも解説でも聞いていたが、これほどイレギュラーな問題が出されたら(これらは基本といえば基本だといえると思うが)、来年以降の講義も解説も模擬試験の作成も、ご苦労されるのではないかと想像している。

自由記載欄

最低ラインでの合格となったが、講師お二人のお言葉を信じて勉強した甲斐がありました。ありがとうございました。