合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

合格体験記・学習上の工夫

まず約2か月で総合講義全科目と過去問1周目を終えました。この過去問1周目は、講義が終わるたびに対応する箇所を数問すぐに解いていきました。

予定ではその後、1.5か月程度集中的に時間を取って短期集中でひたすら過去問に取り組もうと考えていましたが、不測の事態で仕事が繁忙になり思ったように時間が取れず焦り始めたころに、試験日が12月になる通知が来たためこのチャンスを逃す手はないと思い計画を組みなおしました。

具体的にこの後でやったとことは、過去問を4周(=総合講座時の1周とあわせて計5周)と、前年の試験問題(10月・12月)と、今年の10月試験問題、アガルートの模試、総まとめ講座のテキストでの直前整理です。

まずは定着度の確認のために過去問を全科目1周(=全体の2周目)しましたが、想像以上に知識が抜けていると感じました。そのため、あまりにもピンとこないものはテキストを確認しながら解いていき、この1周に1か月かかりました。内心焦りもありましたが、総合講座の中で小林先生が、講義直後には難なく解けるものが時間が経つと解けなくなるが、繰り返せば必ず定着するという趣旨のお話をされていたのが支えになりました。

一方で建築基準法の正答率が低く、インプットの難易度に対して配点2点は効率が悪いと判断し、建築基準法は思い切って捨てることにしました。権利関係に自信があったこともあり、48点満点の40点を目指したほうが合格に近づくと思えたことと、この後どうしてもその2点を追う必要があれば直前に細かい知識を詰め込むのが得策と考えたためです。

まずは出来る限り短いスパンで過去問を繰り返すことを目的として、さらに次の1か月で過去問を2周しました。このとき、問題単位ではなく選択肢単位で理解度を記入していき、自信をもって理解できるものは次回以降は飛ばしてOKというルールにし、とにかく全科目を短期間で踏破することを心掛けました。

また、この時の前半(=全体の3周目)では、選択肢の内まったく分からないものにも印をつけておき、そこは一度スルーしたあとで全科目終わってからまとめてテキストで確認をしました。

これは、逐一調べているとスピード感を失って途中で気持ちが折れてしまうくらいなら細かいことは気にせずとにかく前に進んだほうがいいと考えたためです。

全体の4周目ではさらに自信をもって分かる選択肢を除外していくという方法で、過去問1周にかかる時間を少なくしていきました。

ここまでで残り1.5か月になったところで、昨年の10月試験を2時間で解いてみて、現在の立ち位置や得意箇所、苦手箇所の確認を行いました。ここで合格点をとれたことで精神的な余裕を持てました。

一方でせっかく覚えた知識が抜けてしまうことが怖かったので、ここからは週に1度、週末に過去の試験問題を2時間測って解き、週に1度は全科目にまんべんなく触れるようにしました。

平日は、過去問(全体の5周目)を3~5日で1科目回して、最後まで自信ありのマークがつけられなかった肢のインプットをしました。

その後10日程度は過去問で洗い出した苦手単元を優先的に総まとめ講座テキストでインプットし、最後の1週間は予備日程として空けてあったため、知識を忘れないように1日1科目程度過去問と解説を通し読みして備えました。

スケジュールを立てるにあたっては、細かく毎日の到達目標を決めながらも、週に最低1日はかならず予備日を作ることで、仕事の多寡や体調不良などで簡単に計画を破綻させずに進めることができました。

また、「1日にこれくらいできるだろう」と考えた量の半分しかできないことを想定してスケジュールを立てたことで、余裕をもって取り組むことができました。

また、週に1度時間を測って過去問や模試を解くことで、時間が足りなくなることはない、合格水準に届いているなど安心材料を得られるとともに、まんべんなく全科目に触れることで知識が抜けるのを防止でき、その安心感も得られました。

テキストや過去問集には知識だけでなく「やっと覚えた」「前回も読み間違い」「意外と厳しい(罰則や規定内容などについて)」など思ったことをそのまま書き込んでいくことで、繰り返していく中で「ああそうだこの書き込みのところか」と記憶のとっかかりになって助かる場面がありました。

総合講義のご感想・ご利用方法

まず、ひとつの講義が短いことが何よりも助かりました。1.5倍速で視聴していたため、ほとんどの講義を5-10分程度で視聴でき、疲れていても時間が無くてもとにかく一つは見るという形を続けられたため、習慣化の助けになりました。

小林先生の講義は、てきぱきと進めていくベースの部分と、体験談や例示などのエピソードの部分でメリハリがきいていて飽きずに聞くことができ、また後者は雑談のように気軽に聞くことができるのに記憶に残る内容で理解の助けになりました。

単元の最初にポイントを解説してくださることで始める前に全体的な見通しが立ち、木を見て森を見ずになってしまうことを防げるうえに、復習する際にもそのポイントについて説明ができるか、思い出せるかという観点で理解度を簡単に把握することができました。

また、すぐに講義後に過去問を解きその時は解けるが時間が経つと解けなくなること、繰り返せば定着するから恐れることはないことなど、先々に起こる体験や心境変化を先取りしてくださったことで、本当にその通りになった時に必要以上に焦らず、小林先生がこの状況はおそるるに足らずと仰っていたなと乗り越えることができました。

細かい規定で理解が追い付かない場面でも、あとでまとめるから大丈夫!と心強いコメントと、その通りの分かりやすいまとめがあとから提示されとても助かりました。

過去問解析講座のご感想・ご利用方法

解析講座の動画は今回はほとんど利用しませんでした。理由は、過去問集に記載された解説を丁寧になぞるものだと感じたからです。とても親切でかみ砕いた解説だと感じ、初学者にとってはかなりよいのではないかと感じました。

一方で、私は宅建自体は初学でしたが他の法律試験の経験があったため、このような形式の過去問集の利用経験が少なくなかったことで、自分で読み進めることが苦ではありませんでした。

解説に書かれていない情報が主であれば視聴したかったですが、何度か見てみて、解説に書かれていることをかみ砕くほうがメインの印象があったので、時間短縮のためにも過去問集だけを使ってどんどん進めていくほうが自分に合っていると考えました。

宅建は初挑戦で、権利関係以外はほぼなじみがなかったので、ゼロからコースを選択しましたが、過去の経験から立ち位置が中途半端だったこともあって今回は過去問解析講座をあまり利用できない結果になりました。

その部分については購入時に分かっていて決めたことだったので特に不満点はありません。

模擬試験のご感想・ご利用方法

予備校の模擬試験は本試験よりも比較的難しく作られるという印象を持っていましたが、今回利用した感想としては基本的な問題が多かった印象でした。過去問やその選択肢がほとんどそのまま登場するものもあったと認識しています。もう少し難しめの設定でもいいのかなと思いました。

また、模試は終盤期に過去の試験問題とともに2時間で全科目を総ざらいできるツールとしても利用できると考えているので、模試も1回ではなく複数回分つける、あるいはオリジナル模試でなくても、たとえば過去問を50問組み合わせた模擬試験などを複数付けて頂けたりすると、得点が伸びていくのを感じたり、苦手箇所が分かりやすくなって便利だと思いました。

また、細かい点ですが解答用紙が本試験のものとマークエリアの大きさなどの面で結構違ったので、そこも本物に寄せていただけたらさらに本番の心の準備が整うかなと思いました。

自由記載欄

お陰様で合格できました。ありがとうございました。

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