合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

司法書士試験を目指した理由・契機

私は、2014年頃に行政書士資格を取得したのですが、それと同じ頃に母親の認知症が発覚したため、2021年まで自営業を行いながら母親の介護をするという生活を送っていました。

7年ほどして、その生活にも慣れ、時間と内心に余裕が出てきたことで、その余裕をなにかに使おうと思いました。
行政書士資格を取得した際に、司法書士資格試験が、さらに難関として存在することは知っていたので、勉強を始めようと思いました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

3ヶ月ほど市販のテキストで勉強をして、令和3年度の司法書士試験を受験した結果、択一式は基準点に届かず、記述式は全くの白紙だったということがあり、「これは予備校に行かなければ受からない」と思い、試験の直後に申し込みをさせて頂きました。

予備校のなかで、アガルートアカデミーを選ばせて頂いたのは、地方在住のため「通信講座」である必要があったこと、合格特典があったことが理由です。

合格体験記・学習上の工夫

まず第一に、講座を受けるからには、その講座のカリキュラム(学習方法)に全て従おうと考えました。
講師の先生が「復習のやり方」「一日の最低学習時間」「講義を全て聞き終わった後にすること」「過去問の使い方」「図を利用した暗記の方法」「記述式の解法」等、全て講義内でお話をしてくれたので、その指示に従って学習をしました。

また私は、自営業を行っていますので、時間の融通はかなり利く方だったと思います。
午前の、この時間からこの時間まで勉強をし、夕方はこの時間からこの時間までと、仕事や日課を含めたタイムスケジュールを組み、ほぼ毎日その通りに学習を進めました。
上記のような時間の使い方で、講座のカリキュラム通りに学習を進めていくと、学習開始から9ヶ月頃には、試験に挑める程度には学習が形になっていたかなと思います。

それから、外部と合わせて4回ほど模試を受けましたが、その間は、学習と並行して「本試験の時間の使い方」「ミスをしないためにどうするか」ばかり考えていました(試験当日も時間配分やメモ書きすることなど何度も確認しました)。
3回目の模試までは、いくつもミスをしたため、おそらく合格点には届いていなかったと思います。
司法書士試験は、ギリギリの時間で正確に問題を解き続けなければいけない試験なので、模試の重要度は非常に高かったと思います。これも講師の先生のお話通りでした。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

最初に利用方法ですが、入門総合講義は、講師の先生の指導通り、まずは講義を受け、「講義で進めたテキストのページを読み返す」という復習を繰り返していました。わからなくても止まらず読み進めること、という指導だったので、その通りにしました。
そのため、午前中に講義を受け、夕方にテキストを読む、という1日のサイクルを作り、延々と総合講義を進めていました。これは司法書士試験11科目全て同じでした。
聞き終わった科目については、総合講義の他科目の受講と並行してテキストの読み込みを周回していたため、全ての科目を聞き終わったのは、学習開始から6ヶ月ほど経過した頃だったように思います。

また、講師の先生が作成してくれていた「図」や「表」には本当に助けられました。
法律は同じようで微妙に異なるという事例がいくつもあり、知識の整理を求められるので、知識が丁寧にまとめられた表は必須でした。テキストに該当する表ナンバーを書き込み、周回と同時に確認をしていました。

感想ですが、不動産登記法・商業登記法など、司法書士試験特有の科目については、理解の難易度が今思うと高かったように思います。
それでも、総合講義と合わせて記述式の学習などをしていくと、いつの間にか出来るようになっていました。
全体的に難しいですが、どれも同じように復習をしていけば最終的には出来るようになるよう設計してくれているのだなと感じました。

記述式試験の「解き方」講座のご感想・ご利用方法

内容は、講師の先生の手元を見せて頂きながら、それと同じ通りに、解答(登記申請書)を作成していくというものでした。記述式の解き方を全く知らなかった私にとっては、本当に価値の大きい講義でした。
なにより、真似すればいいだけなのでラクでした。
ギリギリの時間のなかで解答を完成させなくてはいけない司法書士試験において、記述式の「解き方」を知らなければスタートラインにすら立てないので、その方法論を教えてくれる非常に有意義なものでした。

記述式の導入講座なので、一問を整理して丁寧に解いていくものですが、登記をする方法は、簡単なものでも難しいものでも、その型が決まっているものなので、本当に全ての土台となるような講義でした。

記述式過去問の「歩き方」講座のご感想・ご利用方法

内容は、「解き方」から進んで、時間制限の厳しいなかで如何に記述式の答案を完成させるかという「時間短縮」のための講義でした。
ですが、本講義も「解き方」と変わることはなく、講師の先生の手元を見せて頂きながら、その真似をしていくという取っ付きやすいものでした。

私は、ほぼ毎日、記述式の問題について不動産登記か商業登記のどちらか1問を解くようにしていましたが、最後までこの取っ付きやすさのおかげで、それほどのストレスを感じずに訓練ができていた気がします。

記述式の「時間短縮」と「正確さ」という思考は、司法書士試験が終わるまで、ずっと持ち続けると思います。
ですが「解き方」講座において解法が確立されていたので、どこを削ってスピードを出すか、どこを重視することによって正確さを担保するかという発展的な思考がとてもしやすかったです。

記述過去問解析講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問10年分を、講師の先生の手元を見せて頂きながら解いていくというものでした。この講義については、講義内で1回記述過去問を解いて、次の日に自分でもう一度解いてみるという形で、視聴と復習をしていました。

記述式の問題は覚えていれば解答できてしまいますが、記述過去問10年分不動産・商業で合計20問、1日1問のペースで解いていけば、ある程度期間が空いて忘れているので、それを3周ほど繰り返しました。
また、初めのうちは書式のひな型を書き写す日も作り、書き写しも2周か3周していたと思います。これについても講師の先生の指導の通りだったと思います。

感想ですが、とにかくプリンターのインクとコピー用紙を多く使用しました。問題をコピーし、ボールペンでメモ書きをしながら答案を作成していきますし、ひな型の書き写しもコピー用紙に延々と行っていました。

司法書士試験合格を目指す方へのメッセージ 

司法書士試験は超難関と呼ばれるだけあって、非常に厳しい試験だと感じました。また本試験では、異常だと言わざるを得ない時間制限、基準点システム等、そこからくる精神的な負荷がとんでもないです。
私は運よく2度目の受験で合格できましたが、実力が付いてからもまったく気が抜けない試験だと思いました。
しかし、それだけに合格後の快感や充実感はこれはもう信じられないほどのものです。

司法書士として働いている方々の社会に貢献する姿も素晴らしいものばかりです。

講師へのメッセージ

浅野講師には、講義で最も長くお世話になりましたし、時折お話して頂いた「自身がしている司法書士の仕事」についてのお話にも胸が高まるものが多くありました。モチベーションの面で非常に助けて頂きました。

竹田講師には何度も定期カウンセリングをして頂き、多くの質問に答えて頂きました。基本的に1人で受験勉強をしていた私にとっては、お話をさせて頂く初めての司法書士であり、最もモチベーションを与えて頂ける方でした。
最後の定期カウンセリングで「期待をしている」とお話をして下さったので、早く合格を伝えたかったです。なんとか合格しました。

渥美講師には憲法の講義をして頂きました。令和5年度はアガルートで予備試験の勉強をさせて頂きますので、引き続きよろしくお願いします。