受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。合格者の方の受講年度と異なります。

自己紹介

年齢:39
在卒高校名:上田高校
在卒大学名・学部名:法政大学・法学部
在卒法科大学院名・コース:東洋大学法科大学院・既習
受験回数と短答、論文の通過経験:1回
学習期間:2年

法曹を目指すきっかけ

大学時代のとある経験から、法曹を志し、司法試験合格を目指しましたが、当時は合格することができず、民間企業への就職をしました。あれから10年以上経過した現在、企業の法務部で勤務していますが、弁護士資格があれば、自己のキャリアップに繋がるだろうと思ったこと、また、自分の収入を向上させるには弁護士資格の取得が必須だろうと思い、再び、法曹を目指すことにしました。

アガルートアカデミーを知ったきっかけや選んだ理由

社会人であるため通学講座は困難であると考え、通信に力を入れている予備校の講座を受講しようと考えていました。インターネットで色々と調べてみたところ、アガルートアカデミーの評判がよかったこと、他社と比較して料金もリーズナブルであったこと、受講相談に親身に対応してくださったことからアガルートアカデミーを選択しました。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

論文試験が最大の難敵だと思っていましたので、論文試験に合格するにはどうすればいいのかということを常に考えていました。私の行きついた結論は、論文本試験で実際に行うことを日々の勉強でも同じように行うことができれば合格可能性はあがるだろうということです。
論文試験本番で行うことは、①設問を読む、②問題文の事実関係を正確に把握する、③適用する条文を選択する、④問題となる論点を抽出する、⑤論点の法律解釈をして規範を定立する、⑥事実をあてはめる、⑦答案構成・答案作成、⑦上記①~⑥を制限時間内にするということになります。
総合講義を聞き、重要問題習得講座を1周くらいした段階で、これらの能力のうち自分に不足する部分はどこか、その能力を鍛えるには、どのようなことを意識して勉強すべきかを常に考えていました。個人的には、①や②の能力というのはとても重要だと考えていたため、問題文への線の引き方や、わかりやすい関係図の書き方なども工夫していました。
 失敗した点は、答案練習会に全く参加しなかったことです。そのため、自分では理解したつもりだったのに、実際にはあまり理解できていなかった知識というものが結構あり、本試験でも、基本的な論点をいざ書こうとしたら書けないという経験をしてしまいました。(当然、その科目の評価は芳しくありませんでした。)

受講された講座の良さ,当該講座の学習方法(使い方)

総合講義300

全体を2周するというスタイルは、記憶の定着が図れました。また、他校では、やたらと講義時間が長い入門講座もあると聞いたことがありますが、総合講義300は、講義時間がちょうどよく、かつ試験に必要な知識は全て網羅されており、入門講座としてベストでした。私は、法律知識がある程度ありましたので、くどくど説明されるよりも、これくらいあっさりとした説明が心地よく感じました。

重要問題習得講座

これ1冊をマスターすれば、主要な基本論点は網羅できます。論文本試験でも、重問に載っていた問題に近いと感じた科目が何科目かありましたし、合格論証集もあわせて学習しておけば、今年の試験で対応できない問題はほとんどなかったように思います。私は、条文選択能力と論点抽出能力を向上させることを意識して本講座を利用し、自分の力だけで適用する条文や論点を抽出できるようになるまで、何度もやり込みました。

論証集の使い方

アガルートの論証集は秀逸だと思います。私が、予備試験合格までにもっとも使用したテキストが付属の合格論証集でした。講義を聞いたのは1回だけでしたが、知識の一元化教材としてこの論証集を使用しており、総合講義で気になった知識や問題集で出てきた知識で記憶しておきたい知識については、この論証集に手書きで書き入れたりしていました。
この論証集は、論文から口述まで何度も読み込み、最終的には、論点名を見て、自分の頭で規範や理由付けを思い出せるようになるまで読み込みました。この論証集がなかったら、おそらく私の1発合格はなかったであろうと思うほど、この論証集は使い込みました。

予備試験論文過去問解析講座

論文合格には過去問の解析が不可欠ですが、その過去問の解説を短い時間で必要十分にしてもらえるのがこの講座です。メリハリのきいている参考答案も、とても参考になりました。

短答過去問解析講座

全ての講義を聞いている時間はありませんでしたので、短答過去問を解き、解説を読んでもよくわからない問題に絞って講義を聞いていました。講師の方の講義では、各科目の重要な分野について知識のまとめをしてくれるコマがあるのですが、個人的には、その講義がとても役に立ちました。特に、民事訴訟法の既判力と行政法の原告適格についてのまとめ部分がとてもわかりやすく、論文を書くうえでも役に立ちました。

学習時間はどのように確保し,一日をどのように過ごしていたか

社会人受験生ですので、平日は3~4時間ほどの勉強時間でした。通勤電車の中で往復1時間ほどの勉強時間を捻出できたので、その時間は暗記(論証集の読み込みや択一知識の暗記)にあてたり、また、仕事の昼休みには散歩をしながら、前日に勉強したことを思い出しながら復習したり、勉強の方向性などを考えるという使い方をしていました。
休日は、10時間くらいは勉強し、答案作成などの時間がかかる勉強を主にしていました。

直前期の過ごし方

短答試験については、過去問をひたすら解いたり、過去問で出題実績のある条文の素読をしていました。過去問を解くといっても、すべての問題を解くのではなく、2回連続で正解し、かつ正解の理由付けまでわかる肢については飛ばすことにより、自分が苦手な問題を集中して解けるように工夫しました。
論文試験についは、アガルートの論証集の読み込み、重問でマスターできていない問題の演習、過去問の演習を繰り返していました。
口述試験については、論証集の読み込み、要件事実のマスター、刑法各論の構成要件定義集の覚え込みをメインにしていました。

試験期間中の過ごし方

試験期間中は、とにかく疲労がたまるので、なるべく早く寝ることをこころがけました。というか、疲れすぎて自然と早く寝てしまいました。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

短答試験については、試験終了直後は全く手ごたえがなく、おそらく落ちただろうと思いましたが、自己採点した結果、例年の合格点からすると当落線上だろうなあと思われる点数でした。おそらく、合格しているのではないかと思ってはいたのですが、やはり、合格発表までは論文に向けての勉強に身が入りませんでした。合格した時は、ホッとしたと同時に、次の論文こそが本番だと気が引き締まる思いでした。
論文試験については、試験終了後は、自分の全力は出し切れたのではないかと感じましたが、日がたつにつれ、自分のミスが次々の判明し、正直、当落線上にいるのではないかと感じていました。ただ、合格体験記などによると、口述試験のプレッシャーは半端ないということでしたので、万が一に備えて、夏の間はコツコツと口述対策をしていました。論文試験に合格した際は、確かに嬉しさもあったのですが、それよりも口述試験に対する恐怖心のほうが勝っており、半端ないプレッシャーに襲われたことを覚えています。
口述試験については、試験本番でも一応の回答はできたことから、「さすがに合格しただろう」とは思っていました。口述に合格したときは、ホッとしたというのが正直なところでした。

振り返ってみて合格の決め手は?それに,当該講座はどの程度影響したのか

正直、アガルートの講座の全てが合格の要因にはなっていると思っていますが、強いて一つ挙げてくださいということであれば、私は、迷わず合格論証集を挙げます。論文や口述では、短い期間で全範囲を高速で回さなければなりませんので、分厚い基本書やテキストをすべて読んでいる時間は、私にはありませんでした。短い時間で全範囲を網羅的に復習することができたのは、合格論証集に情報の一元化をしていたからだと断言できます。
予備試験の勉強を始めるにあたり、合格者のブロブや合格体験記などをかなり参考にしましたが、どの合格者も一元化教材の重要性を説いていました。試験直前にまわすことのできる一元化教材の準備は、合格に向けて必須だと思います。

アガルートアカデミーを一言で表すと

恩師!

受験生に対するメッセージ

私は、20代の頃に司法試験合格ならず、10年ほどの社会人経験をしてから予備試験に合格しました。学生時代は2回の受験でその後の受験を断念しましたが、おそらく、あの当時の私では何度受験しても合格は叶わなかったと思います。
今回、社会人でありながら予備試験に合格できたのは、社会人経験が私のスキルを向上させてくれたことが要因として間違いなくあります。私が法務部で勤務しているということもあるかもしれませんが、社会人を経験することにより、事実に対する評価の仕方、論理力、文章力が大幅に向上したほか、計画を立てるスキル、立てた計画をやりきるスキル、タイムマネージメントスキルなども向上し、これが合格の最大の要因であったように思います。
予備試験は最難関の試験であり、「簡単に受かります」とは口が裂けても言えませんが、勉強時間の確保、正しい方向の努力、最後まで諦めない力、プレッシャーに負けない精神力さえあれば、社会人の方々でも十分に合格は可能だと思います。