合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由

私は、新卒で銀行に就職しました。

過酷な職場環境に耐えられず次々と人が辞めていき、私自身もまた騒動に巻き込まれてしまう事態に……。

そんな状況を見かねて助けてくださった方が、「この経験を大事にしなさい。困っている人がいたら、今度はあなたが助けてあげられる人になりなさい」と声をかけてくれたんです。

その言葉が胸に刺さり、誰もが働きやすい職場を作りたいと思い社労士試験に挑戦することにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートアカデミーを受講しようと思ったきっかけは、ずばり大河内講師です。

初学の際に私は、母校の大学と資格学校が提携で行っていた講義を受講したことがあります。

当時、その講義を担当されていたのが大河内講師だったんです。

勉強を再開するにあたり大河内講師がいらっしゃる予備校を調べてたどり着いたのが、アガルートアカデミーでした。

受講相談の際、ざっくばらんなご意見を頂き最終的に受講を決意。

このほかにも、以下のポイントもアガルートアカデミーを選んだ決め手となりました。

・問題集がコンパクトで持ち運びしやすい
・問題が1問1答形式で解説がしっかりしている
・私が受けたかった講座がひとまとめになっている(基本の講座+白書統計+横断+法改正)
・他の資格学校と比べて価格がリーズナブル
・講義のオンライン視聴が確立されており、場所を選ばず学習できる

合格体験記・学習上の工夫

私はこれまでに合計6回受験していますが、教科書の細部まで覚えようとしたことで基本を疎かにしてしまったことがあります。

今回の受験では、過去の失敗を活かし「絶対に受かる!」と気負いすぎないようにしました。

基礎を身につけるため、基本テキストと過去問を重点的に学習。

選択式集中特訓講座と年金基礎力養成セミナー、実力確認答練それぞれに費やした時間の割合は、基本テキストや過去問に比べるとかなり少なかったと思います。

講義は音声で聴くことが多く、移動中や家事の合間なども常にイヤホンで視聴

疑問に思ったことや気になった箇所は、後から調べ直すようにしていました。

過去問集は合計4周し、間違えた問題は必ずチェック。

周ごとにチェックマークの色を変え、最後4周目でも間違えていた問題は本番前の数日間に見返していました。

総合講義の感想・利用方法

法律や制度の解説だけでなく、「なぜこうなったのか」という制定の背景をお話しいただける点が記憶の定着にとても役立ちました

社労士試験に限ったことではないと思いますが、試験勉強では膨大な数の専門用語や知識を覚えなければなりません。

そのため、語呂合わせを使った大河内講師の勉強法は以前から強く印象に残っていたんです。

総合講義に関しては、音声を中心に倍速再生で受講していました。

社労士試験の学習歴がそこそこ長かったので、ほとんどの箇所は確認がてら聞き流すことが多かったですね。

「あれ? なんだったっけ?」「これ知らないな……」というところは、スマホにメモしておいて後から調べるという流れで学習していました。

選択式集中特訓講座の感想・利用方法

繰り返しになってしまいますが、私が取り組んだ勉強法は総合講義と過去問中心です。

私は過去に3回、選択式の足切りで1点足りず不合格となったことがあり「また合格点に届かなかったら……」という不安がありました。

選択式集中特訓講座の講義は家事の合間や移動中に聞き、荷物が少ないときは持ち歩いて本を読むような感覚で勉強していました。

その際、自分の言葉で問題の穴埋めをするよう意識していた甲斐あって、合計点30点(内2科目は満点)と鬼門の選択式を克服できたと思います。

年金基礎力養成セミナーの感想・利用方法

年金基礎力養成セミナーは、総合講義を1周、過去問を2周ほどした頃に復習と全体整理という位置づけで受講。

年金科目はやや苦手意識がありましたが、問題を解けないというわけではなく知識の整理が必要だと感じていました。

そのため、基礎の要点をまとめた年金基礎力養成セミナーは、復習と全体整理にはぴったりだったんです。

年金科目は選択式で厚生年金10点、国民年金9点と大きな得点源となりました。

科目別横断整理講座の感想・利用方法

科目別横断整理講座は、私がアガルートアカデミーの受講を決めた大きな理由のひとつです。

過去に行った学習でも重きを置いており、似ている規定や数字が多い社労士試験の勉強においては重宝すると思います。

これまでにも他校での受講経験がありますが、そのなかでもアガルートアカデミーは特にクオリティが高いと感じました。

目的条文の箇所では、ただ単に内容を覚えるのではなく法律条文の読み方を丁寧に解説してくださっていた点が大変印象的です。

「福祉の向上」と「福祉の増進」などの迷いやすい点を法律の制定背景から解説してくださった講義はとても役に立ちました。

全体をおさらいできるという点は、直前の1週間でも改めて視聴し本番当日にもメモを書き込んだテキストを持ち込みました。

法改正対策講座の感想・利用方法

今年度は労災保険法の改正があり本試験でも出題される可能性が高いと思い、講義を聴いたうえで練習問題をやりこみました。

労災保険法の改正である「複数事業労働者」の項目などは、授業理解したつもりでもいざ問題を解いてみると回答できず当然、過去問にもないため不安になることも……。

過去問集を1周するサイクルに法改正の問題集も組み込み、回数ごとにチェックの色を変え最後まで理解が曖昧なところをまとめて確認していました。

白書対策講座の感想・利用方法

過去に3回、選択式の足切りで1点足りず不合格となった際、うち2回が労働一般常識でした。

選択式対策講座と同じく苦手克服に向けて取り組んだのが、白書対策講座です。

法改正講座と同様、講義を聴いたうえで練習問題を過去問集を並行して進めました。

模擬試験の感想・利用方法

模擬試験は、本番前の最終確認と腕試しとして取り組みました。

今回は、アガルートアカデミーとは別でもう1校、模擬試験を受験。

どちらの模擬試験も「丁寧に解く」「全速力で解いて見直しに時間を充てる」ということを意識し、ペース配分を考えながら問題を解きました。

結果、後者の「全速力で解いて見直しに時間を充てる」という解き方が私には合っていると感じ、試験本番もそれを実践。

2時間ほどで択一式問題をすべて問解き終わりました。

あくまで私の感覚ではありますが、模擬試験の問題は難しすぎず、易しすぎずといった感じだったと思います。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

先ほどもお話しましたが、私はこれまでに合計で3回、合格点を超えても足切りに引っかかり1点足りず不合格という悔しい経験をしました。

今回、社労士試験に合格でき思ったのは、諦めず勉強を続けてよかったということ。

なかなか思うように結果が出なかった頃、「諦めなければいいことがある」「努力を続けた者勝ち」といった言葉がただのきれいごとのように思えて苦しくて仕方ありませんでした

今となってはその言葉の意味がよくわかります。

合格した後、「何回で受かったとか、救済で合格したとかは社労士の資格証にも名刺にも書かれない。合格は合格!胸を張りなさい。」と言ってくださった先輩の言葉を聞き、これまでの努力が報われたような気持ちになりました。

だから私は、何年も努力されている方の気持ちはわかるつもりです。

今もし結果が出ずに苦しい時期を過ごしている方がいらっしゃいましたら、諦めず勉強を続けてください。

いつかきっと花咲く時節がやってくることを心から願っています。

講師へのメッセージ

「ありがとうございました」以外の言葉はございません。

私の社労士受験の勉強の入り口は、資格予備校で講師をされていた大河内講師の授業でした。

そして、最後に合格できたときの講師が大河内講師であったことに運命を感じております。

残念ながらご勇退されるとのことでしたが、大河内講師の講義は決して忘れません。

私を社労士の道へ導いてくださり、本当にありがとうございました。

これでやっと土俵に立てます。

ここからが本当に社労士としての勝負となります。

今後も学習意欲を忘れず、精進いたします。