受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

私が30代前半の時転職を考えましたが、うまく希望に沿った企業の内定を取ることができず、何か資格を取ろうと考えたことがきっかけです。
最初にファイナンシャルプランナー2級を取得し、その後その範囲の中で次に何の資格を取ろうかと考えたときに労働保険、社会保険科目の社会保険労務士の試験にチャレンジしてみようと考えたのがきっかけです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

昨年度の54回社会保険労務試験の速報を拝見した際、講師の方が「ここは簡単ですね」とおっしゃっていた内容が、自分が点数を取ることができず、不合格という結果になってしまった問題でした。
アガルートの教材なら、より詳細に記載されているのではないか、と思い受講することにいたしました。

合格体験記・学習上の工夫

今回で5回目の受験になるため、基本的な内容は理解していましたが、今回新しくアガルートに変更したことにより、隅々まで教材をみることを心掛けました。
1周目で覚えていないことは、黄色のマーカー、2周目は赤のマーカーと段階的に色を変え抜けがないように工夫しました。
また過去問では間違えた箇所に付箋を貼っていき、その箇所を重点的に行いました。

最初は付箋だらけになりますが、段々と減っていくのをみると実力がついていることが実感できます。
また1教科終わるとその前の教科の過去問を行い、少しタイムラグを生じさせることにより、本当に理解しているか確かめるようにしていました。
5回も受けているため過去の勉強方法はあまり覚えていませんが、1回目の受験の時は労働保険科目と社会保険科目の微妙な違いに頭がパニックになりました。
ノートに書き出しそれぞれの教科の重要な点を書き出し、微妙な違いを理解していきました。
ノートを作成する必要はないのではないか?という考えもありましたが、膨大な範囲なため、時間がある方は自分なりにノートを作成し理解を深めることも重要だと思います。
数日勉強時間が空くと忘れてしまうことも多いので、常に毎日少しでも勉強することを心掛けました。

総合講義のご感想・ご利用方法

過去4回は他の教材を使用しており、今回初めて使用させていただきましたが、労働基準法の教材をみたときに分厚いというイメージでした。
使用方法ですが、これまでの試験で基本的な内容は理解しているので、1.5倍速で一通り視聴しました。そのあと、自分で声に出しながら読み上げて、記憶の定着を行っていました。
黄色、赤色、青色のマーカーを使い、記憶が曖昧な箇所に使用しています。
1年経つと、教材がぼろぼろになるぐらいまで使用していました。
この1年で動画の視聴は2回転、自分での読み上げは3回行っています。
毎回視聴するたびに、ここは抜けている、覚えていない、こんなこと言っていたか?と問題点が出てきますが、焦らずに一つひとつの抜けを埋めていきました。
他の教材も過去に使用していたため、その違い、とくに今回の教材のみに記載されている内容を重点的に覚えていきました。
重要な文言の前後の文章にも注意して読み込み、どの箇所が出ても得点できるようにして、試験本番に臨みました。

小さな※印の部分も読み込み、全体を理解することが重要だと思います。
最後の1週間前には、まだ完全に覚えていない箇所を頭に叩き込み、一夜漬けの要領で行いました。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

選択式集中特訓講座を最初行ったときに感じたことは、知らないことが多い、難しいとの印象でした。
条文はある程度理解しているつもりでしたが、他の法律の条文と混ぜて選択問題を出されると、間違えることが多くありました。
これまで条文は何となく理解していると感じ、全文覚えようかと奮闘しましたが、すべてを覚えることは無理でした。
そのため、選択式集中講座の問題で空欄になっていることを確実に覚え、あとは流れで覚えることに変更しました。
また難問問題は一度行い、その後は試験3日前に再度行い、丸暗記で乗り切ると切り替えました。
内容を理解しようとしても覚えることができないと判断し、文言のみ覚えることにしました。
一般常識の数字は、確実に覚えることにはしました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

科目横断は過去に何度も行っていたため、教材が届いた段階でほぼ理解はできていました。
そのため2周の視聴のみになっています。
横断科目を理解するには労働保険、社会保険の微妙な違いを理解することが最重要だと思います。
とくに雇用保険が終わり、健康保険を始めるときに感じたことは、微妙に似ているが少し違う、どこかで見たことあるけど、これはどの法律だったかと混乱することが多くあると思うので、横断整理をして確実に理解をすることが大事だと思います。
初めて社労士試験に臨まれる方は、頭に詰め込むことで精一杯だと思いますが、横断科目をすることにより、頭の中でこれはこの法律と、それぞれ分けて理解していくようにしてください。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

最初に法改正を見たときに感じたことは、ページ数が少ないと感じました。
今年絶対受かりたいとの思いから、市販の法改正の本を購入し、載っていない部分は補強いたしました。
ただ、実際の試験を受けて感じたことは、法改正対策講座さえ潰しておけば大丈夫でした。
そこまで細かいことは出題されないですし、出題されても他の受験生も得点できないので問題ないと思います。

他の通信教材が行っている模試などで、対策講座に載っていない箇所が出題されて間違えたとの書き込みを見ることがありましたが、法改正対策講座さえ行っていれば大丈夫です。
法改正に関しては、5回以上視聴して完全に覚えるようにして本番の試験に臨み、どの問題が出ても得点できるようにしました。

過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

過去問は過去4回にわたり何十回も行ってきましたが、過去問マスターのように一問一問あるのではなく、何となく覚えてしまっていて、答えはこれだから他の枝は間違い、と考えてしまい、それぞれの問題を本当に理解しているのか不安でしたが、過去問マスター答練は一問一答でどの問題が理解していないのか一目瞭然でした。
間違えた問題には付箋を貼り、1冊終わると、付箋の間違えた問題を行い、理解の定着を図るようにして工夫しました。
付箋はその時にははがさず、そのままにしておき、2周目に過去問を行うときに注意しながら解くようにしていきました。
2周すると1周目はできた問題が間違えていることも多くあり、さらに付箋が増え、付箋だらけになることもありました。
過去問は、何回も解いて覚えるしかないと思います。
似たような内容の過去問が3問続いて記載されていることもありましたが、そこは同じ内容と流すのではなく、注意深く解くことも大事だと思います。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

過去問を何回も行い完璧かと思っていましたが、実力確認答練を行うとまた間違える、理解できていない問題が多くありました。
過去問マスター答練と同じように付箋を貼り、何回も繰り返して覚えるようにしていきました。

2回ぐらい行うと過去問と同じ内容が多いことに気づき、すべての問題を解くのではなく、間違えた付箋を貼った箇所のみ行うようにしていきました。
ここまで繰り返し過去問、実力確認を繰り返すと、なぜ間違えたかの理由も判断でき、解答の詳細な部分はあまり見ないで、すぐ次の問題に取り組むようにしていきました。
どうしても間違える問題の解説の箇所にマーカーで色を塗り、すぐ見直しができるように工夫もしました。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

白書対策は膨大な範囲で、何を覚えればいいのか分からない、と毎年悩んでいました。
今回の試験でも、一般常識科目は10点中4点でギリギリでした。
第1問から第3問はすべて不正解という結果でしたので、改めて難しさを実感しました。
そのため、白書対策講座の内容ぐらいはある程度理解しておく必要があると思います。

それでも、点数を取れないときもあります。
その分野をあきらめるのも手かもしれません。
3回視聴しある程度は理解していましたが、勉強時間を確保するのが難しいためのある程度の妥協は必要だと思います。
休憩中などに、新聞、ニュースを見て、労働保険関係の記事を注意深く見ることが大事だと思います。
本年の選択式の2024年問題は、新聞に載っていたのを覚えていたので解くことができました。
白書対策は講座も大事ですが、ニュース、新聞も注意して確認してください。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模試試験のための時間を取りすべて1日で実施してみました。

定期カウンセリングオプションの受講有無

なし

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

今回、5回目の挑戦で合格となりました。
前回、前々回の受験では合格点には達しているのですが、基準点割れで1点足りないということが続き、合格発表後には心が打ち砕かれ、どん底の日々でした。
合格まで5年もかけており、勉強方法に関しては参考になる部分も少ないのではないか、と感じ試験当日に対するアドバイスをしたいと思います。
試験直前期から、食生活にも配慮をしてください。

試験当日、脳に血液の巡りを良くさせるため、油物はなるべく控えるように心がけましょう。
試験前日にトンカツなど絶対にダメです。胃もたれをしてしまいます。
スポーツ選手と同じように、ストイックに調整を行ってください。
スポーツも勉強も同じだと思います。 
また試験当日のお昼ですが、食欲がなくても必ずお弁当などを食べてください。
途中で頭が回らなくなる可能性があります。

また試験中、飲料とトイレの使用が可能なので、有効に使用してください。
労働保険終了後や、見直しを行う前に使用することによりリラックスできます。
またトイレに行き、軽くストレッチ(特に股関節:お相撲さんの四股を踏む形)をして血液の流れをよくすることも効果的です。
勉強中や試験中、心が折れそうなときもあるかと思いますが、「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせ、必ず今回合格するという「強い気持ち」を持って頑張ってください。
直前期は油物禁止・控えること、これも忘れずに。

講師へのメッセージ等

5回目の今回、初めてアガルートの教材を使わせていただきました。
最初に教材を視聴したときの印象は、各教科のテキストのページ数が多く分厚い!と感じました。
ただ、実際に講義を受けてみると非常に分かりやすく、400ページ近くある内容を苦もなく進めることができました。

他社の教材と比べて一番良いと感じた点は、重要な単語も赤字を使用していないことです。
つい赤字で書いてある単語があると、その赤字に目が留まりその前後の文章を見落としがちになりますが、アガルートの教材は赤字がないため、文章全体を把握することができました。
動画の中で講師の方のこれまでの体験談や、「ここまで覚えなくてもいいとは思いますが…」など人間味を感じる部分もあり、実際にお会いしたことはありませんが、親近感を覚え、心が折れそうなときでも頑張ることができました。
今年、アガルートに変更して良かった、と心から感じています。
ありがとうございました。