受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

会社の業務で給与計算や助成金の申請、入社退社の手続き等をする機会が増えた。また、それに伴い顧問の社労士の先生とのやりとり等が増えた。業務や社労士の先生とのやりとりを通じ、自分でも知識をつけて会社の業務で活かしたいと考えるようになり、資格取得を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

今までは他の学校の社労士の資格講座を利用して受験をしていたが、2年連続で1点足りずに落ちたことで、心機一転違う学校の講座に変えてみようと考えた。
アガルートを選んだのは、ホームページをみて合格率25%という記載に惹かれたのと、通信ならではのテキスト込みの安さです。

合格体験記・学習上の工夫

過去の3年については試験の直前の3か月くらいに集中して勉強をするということを繰り返していたため、これではいけないと思い、次回の試験までの10か月は継続して勉強しようと考えました。ただし、仕事をしながらだと学習のリズムを作るのがとても大変でした。そのため、いきなりあれをやろうこれをやろう今日はここまで終わらせようと決めるのではなく、学習のリズムを作ることを意識して最初は勉強に取り組みました。
具体的には、平日は朝早く起きて1時間から2時間ほど講義を聞き、昼休みと会社から退社後に講義の該当部分について択一を解くという感じでリズムを作りました。
もちろん最初はうまくリズムを作りきれず、朝起きられなかったり、家に帰宅してから勉強せずに寝てしまったりということもありました。そのため、1週間、1か月単位で、ある程度余裕のある予定を作成し、できなければ予備日にやることを意識しました。

とにかく1日何も勉強はしないという日を作らないように意識をし、朝起きられなかった日は夜に30分でも、夜寝てしまった日は翌日の朝に必ずテキストか肢別問題に向かうということを繰り返していました。
アガルートの社労士の講義は1単元が短く限られていたのも、自分には相性が良かったのかもしれません。

基礎講義のご感想・ご利用方法

基礎講義については過去の試験勉強の記憶を思い出すということを目的に講義を聞いていました。
基礎講義というだけあって基本的な部分しか取り扱わず、また労働安全衛生法や徴収法は含まれていませんでしたが、ここに記載されている部分で曖昧なところがあってはいけないという意識を持って講義を聞いていました。

講義については、竹田先生と池田先生のお二人で担当されていましたが、それも良かったのかなと思います。というのも、最初のうちは勉強のリズムを作れればいいなと考えて講義を聞いていたので、竹田先生の話し方や池田先生の語呂合わせの絵など先生が変わることで、新しい刺激があり飽きないで勉強のリズムを作ることができました。

また、特に深い部分までは突っ込まず基本的な部分に終始していたので、勉強をあらためて始めるという点においては非常に良かったのかなと思います。私個人としては、余裕があるときは講義の該当部分の肢別問題を解いていたりしました。そのため、過去問題の肢別に関しては一周多く回せたのかなという印象でした。

最初に池田先生のTシャツを見た時に、この先生は一体なんなんだろうと思ったのですが、ハキハキとした喋り方の講義を聞いたり暗記のための語呂合わせの絵を見たりすると、過去問解説講座を受けたいと思う気持ちが強くなり不思議に思ったことが印象に残っています。

総合講義のご感想・ご利用方法

最初にアガルートから送られてきたテキストを見た時は、今まで受けていたよその予備校のテキストの1.5倍ほどの厚さがあったため、少し気後れしてしまいました。
しかしながら中身を見てみると知らなければいけない周辺知識が載せられていたり、講義の途中で竹田先生がおっしゃっていた、社労士試験に受かってからも使うことのできる本ということで、非常に納得できました。ところどころの演習問題についても非常に良かったと思います。これ以上増やすとさらに厚くなってしまうかもしれませんが、単元ごとにもう少し演習問題があってもいいのかなと思いました。

総合講義については何と言っても竹田先生の講義が非常にわかりやすかったです。特に基本的な部分や知らなければいけない周辺知識等からしっかりと説明をされていたのが何より記憶に残っています。よその予備校とどうしても比較しながら聞いてしまっていた部分もあるのですが、説明のメリハリがはっきりとしており、重要でないところは流し、重要な部分は非常に丁寧に説明されており、基本的な知識をつけるにはこれ以上ない講義だったのかなと思いました。

視聴の方法については最初の視聴については1.25倍の速度で視聴し、いまいち理解しきれない部分があった場合には2回目を視聴していたのですが、2回目に視聴する時は1.5倍速にして聞いていました。2倍速については声の質も落ちてしまうので、流石についていけませんでした。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問解説講座については復習がわりに利用していました。講義で触れる部分は一部分に過ぎなかったですが、講義で触れなかった部分についても視聴する前後で問題を解いていました。また、池田先生の語呂合わせは流石だなと思いつつも、そのまま覚えるのは非常に難しいなと感じたため、この部分は、記憶しなければいけない部分なんだなと思いながら学習を進めていました。講義は1.5倍速で聞いていましたが、これぐらいがちょうどいいなと感じました。池田先生の飽きさせない講義は非常に楽しかったですが、それだけにもう少し触れる問題数を増やしてくれないかなと途中で思ったこともありました。もう一点残念だなと思ったのは、時期が厳しいにしても、令和3年度まで各科目の中にまとめて欲しかったなというのはありました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

非常にわかりやすかったです。他の予備校でもありましたが、この目的条文とこの目的条文の違いはこういう部分にあるからこの文言は違ってくるとか、こことここは同じ文言が使われているとか、単に羅列をするだけでなく非常に整理されて載せられかつ講義をされていた印象でした。
科目での言葉の使い方や数字の違いが明確にわかり、試験前の最後の見直しについても非常に重宝しました。この講座についても1.25倍速から1.5倍速で聞いていましたが、特に違和感なく学習できました。ただし、覚えるのはアウトプットをした時だと思いますので、横断整理に特化した選択式の問題や択一の問題集のようなものがあればさらに理解が進んだかもしれません。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

重要度がAからCで一目でわかるようにランク分けされていて、学習をする側でもメリハリをつけて学習をすることができ、非常に良かったと思います。
この講座についても1.25倍速から1.5倍速で講義を聞いていましたが、一般常識以外については、ほとんど通常の総合講義で触れていた内容もあり、その部分については復習を兼ねられて良かったと思います。

法改正対策は社労士試験の対策としては、絶対に必要な部分ですし、実際に毎年のように出ていますので、問題も込みでしっかりと対策をさせていただきました。
ただし、Cランクについては本当にこんなところが問題に出るのだろうか、勉強する必要があるのかと感じながら聞いていた部分も少しありました。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

白書対策講座については、テキスト自体は一読させていただきました。そんなに時間をかけられる部分でもありませんでしたので、個人的にはもう少し範囲を絞って講座を作っても良いのかなと思いました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験については、できなくても仕方ないから時間通りに解いて答え合わせをした時の点数は気にせずに、とにかく解説を聞いて、同じ問題が本試験に出たら間違わないようにしようという意識で取り組みました。
模擬試験に出た問題が本試験に出てしまった場合、他の人はやっていたから解けた、自分もやっていれば解けたのにという後悔が一番大きい部分が模擬試験ではないかなと感じています。他の予備校でも模擬試験はありますが、模擬試験に関してはどこの予備校の模擬試験を受けるにせよ、いつも同じ意識を持って取り組んでいます。

ただし今年に関しては、過去3年は本試験を受験した際に少し時間が足りなかったこともあったので、10分ほど短い時間を設定して実際に解いてみました。その効果があったのかはわかりませんが、今回の本試験では時間に余裕を持って解答を終えることができました。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

私は4回もかかってしまいましたが、長引いてしまった原因は下記の2点にあると思っています。まず1点目は、継続的に勉強をしなかったことです。そして、2点目は基本的な部分を確実に押さえていなかったことです。

1点目については、1日30分でも勉強すれば知識として定着する可能性はありますが、何もしない日々が続くと勉強した内容を完全に忘れてしまいます。実際に2回目と3回目の受験の時は前回勉強した年金科目などは頭からほぼ飛んでいました。

2点目については講師の方々も散々おっしゃっておられますが、基本的な部分だけ押さえていれば合格点は十分超えます。私が落ち続けたのは、基本的な部分をしっかりと覚えておらず曖昧さが残っていたからです。

合格率が低く難関資格とは言われてはいますが、基本的な部分を大事にして、勉強を継続してやることができれば、誰でも合格のできる試験だと思います。もしこれを読んでくださる方がいるのであれば、基本と継続を大事にして頑張ってみてください。

講師へのメッセージ等

今回の試験の合格の一番の要因は竹田先生と池田先生に出会え、講義を受講できたことだと思っています。本当にありがとうございました。