受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

人事部門へ異動となり、労務に関して知識がまったくない状態であったことから、周りのベテラン社員の知識に早く追いつきたい一心で、また、迷惑をかけたくない思いから、社会保険労務士の資格試験勉強をはじめました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

何回も他校の講座を受けておりましたが、なかなか結果に結びつかなかったことから、合格率が高いという実績にすがる思いで受講しました。他校の講座を受講するということは大変勇気のいることでしたが、合格したい一心で、アガルートの講座を受講しました。

合格体験記・学習上の工夫

私の学習上の工夫としては、インプット期には過去問、演習問題を「丁寧に解き」ました。「丁寧に解く」とは、問題を解く際に、問題のページごとに解いた日付を、そして、一肢ごとに「○(理解している)」「×(理解していない)」「△(曖昧)」を記録し、間違った選択肢の解説は必ず読み込む(周囲の環境が可能であれば、声にだして)ようにしました。この時、一喜一憂せずに、とにかく反復することを意識しました。理解が浅いと思われる箇所があれば、テキストではなく、むしろ条文そのものを声に出して読むことを意識しました。

直前期の模試の結果に対しては一喜一憂せず、高い点数の科目であっても、低い点数の科目であっても、各科目をバランス良く解くことを心掛けました。これまで不合格の年には、模試の結果に左右されて特定科目に重点を置いて、結果、本番に別の科目で基準点に届かないケースがあったのを痛感しておりました。模試はあくまでも模試であって、全体の科目をバランスよく解くことを大切にするべきと考えました。常識科目に関しては、NHKの時事公論で社労士関連のテーマを見たり、厚生労働省のホームページを、隙間時間で眺めるように心がけました。ある程度の勉強量を重ねてくると、「理解している」、「覚えている」という感覚と同じくらい大切になってくるのが、「このワード、どこかで見たことある」という感覚も大切になってくると考え、日々の生活からアンテナを広げるように心がけました。

総合講義のご感想・ご利用方法

とにかく圧倒的にテキストの緻密な情報量が他校と異なると感じました。他校のテキストには掲載されていないと思われるキーワードが随所に散りばめられていて、読んでいて(解いていて)飽きない作りが、アガルートの特徴だと感じました。他校のテキストではカバーしきれていない内容が掲載されていることから、読むスピードを求められるのは間違いないですが、その分自分自身の知識の幅が広がっていくことが実感でき、演習問題、模試、ひいては本番の得点につながったと感じております。限られた時間のなかで、最大限の効果を引き出すという意味ではアガルートのテキスト、演習問題、答練が、自分には最適だったと実感している次第です。過去問題集においても、他校の解説とは違う解説で、ただ解いておしまい、という感覚ではなく、理解につながる、という感覚が残ることで、合格へ近づいている勉強をしているんだ、という実感を得られました。本番が近づくにつれて、不安な気持ちに追いやられるのが、社労士試験の特徴だと思います。暗中模索の気持ちで勉強している感覚ではなく、一歩ずつ合格へ近づいているんだ、この勉強方法で合っているんだ、という感覚で勉強できて感謝します。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

科目横断整理講座は、その名のとおり、直前期において科目を越えた横断整理にとても重宝しました。「あの科目ではこう」、「この科目ではこう」という風にごっちゃになりやすい内容を、見やすい内容で頭のなかにイメージとして焼き付けられる作りになっていて大変ありがたかったです。数字要件なども、直前期には、むしろ最初からこのテキストがあれば、と思うくらいに、読み込むことで、科目間の類似要件を、確実に頭のなかで整理できるのを実感できました。

正直、他校の講座を利用していたときは、科目横断整理というものを全く取り組んでいなかったので、この講座の資料を目にしたときに、たしかにこの方が一気に整理することができると実感をもって、最後のインプット整理をすることができました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

特に労災保険において、法改正対策講座が大変ありがたかったです。あの条件はなんだったか、だとか、記憶があやふやな箇所を、集中的に取り組むことができました。併せて問題も解くのですが、この問題の作りが、基本に沿ったものを中心とした構成となっていたため、各科目の法改正内容が、自分の頭にインプットされているかどうか、改正内容の趣旨がわかっているかどうか、理解を試されるつくりとなっていて、大変ありがたかったです。

勉強の手が届きにくく、理解と知識が浅くなりがちで、されども、本番で実際に出た時には、改正内容を常識として身に付けている受験生もいることから、得点差が開きやすい箇所だったので、この講座を乗り切ることで安心感が得られました。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

アガルートの各講座のなかで、この白書対策講座が、自身にとって一番の講座でした。各予備校や市販の白書関係のテキストのなかで、一番読みやすく、頭に残りやすいテキストでした。

社会保険労務士試験における鬼門の労一・社一の常識を乗り切れることができたのは、この講座のテキストのおかげです。白書や常識関係が網羅されていて、各テーマごとに、理解しているか基本にそった一問一答の問題を反復することで、労一・社一の常識問題を乗り切れる力を養えたと思います。

単に情報量が多いだけの作りではなく、テーマごとに、必要十分な問題を用意してあることが、知識の定着と理解向上につながったと思われます。この講座を乗り越えることなくして、合格はあり得ませんでした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

限られた時間のなかでインプット期に勉強量を積み重ねた結果が、この模擬試験で発揮されたことは疑いようもありません。

選択式が33/40(労基安全4、労災保険4、雇用保険5、労務管理4、社会保険3、健康保険3、厚生年金5、国民年金5)

択一式が60/70(労基安全9、労災保険9、雇用保険7、一般常識8、健康保険8、厚生年金9、国民年金10)

と、特に択一式が、これまでの模試のなかで過去最高点を取ることができて、一喜一憂してはならないと肝に銘じつつも、とても自信につながりました。とにかく基本を徹底して、ほかの受験生が落とさない箇所は絶対に落とさない、ほかの受験生が得点するところは必ず得点する、を戒めてくれる模試でした。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

選択式集中特訓講座は、それまでの自分自身の勉強がどれだけ血肉となっているか実感でき、また、本番試験に備えて足りない知識を補える貴重な講座でした。常識系の科目において、初見の問題に対して、自身の勉強に基づく予測で対応できたことはとても自信になりました。社会保険労務士試験では最後には、選択式で合否が分かれると、自身は考えておりましたので、この講座を乗り切れることで、大きな自信を得られたと思います。

試験本番で何度も足元をすくわれることから、試験本番をイメージして、各科目ごとに、たとえ知っている内容が出題されたとしても、一字たりとも読み飛ばしせずに、「とにかく精読」して取り組むことで、本番試験と同様に取り組むようにしました。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

実力確認答練は、その名のとおり、インプット期の勉強成果として、ちゃんと問題を解ける力が、自分に備わっているか否かを確認できる答練内容でした。自身のなかでは、模試と同等にみなして、間違えた箇所は、次の周回時には、必ず解けるように、解けるまで、全問題を回しました。どこまでいっても反復することが大事な試験なんだと痛感しました。解答解説が、懇切丁寧にコンパクトにまとまっていることから、答練に取り組む時期にふさわしい内容だったと思います。本番試験を想定したオリジナル問題に対しても、未知の問題が出ても、勉強量に基づく経験則を信じて正答できたときは、とても嬉しかったです。直前期のジタバタしか出来ない気持ちを落ち着かせてくれる講座でした。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

社労士試験の勉強は、まるで毎年度試験内容が進化するような試験に思えました。未知の問題が必ず出ると心構えをしてください。そして試験本番で、未知の問題に対応する力は、矛盾しているようですが基礎力だと思います。一見難しそうに見える問題群のなかに、基礎力で論点を見いだせるか否かが合否を分けると思います。

選択式はとにかく精読です。本番では、時間が足りなくなる位に精読に徹しました。精読しなくては、必ず足元をすくわれます。受験生を心理的に油断させて、誤答へ導く作りとなっています。

択一式は頭脳マラソンです。試験中にブドウ糖入りのドリンクを用意して、トイレに行った際は顔を洗ってリフレッシュしてください。集中力を最後まで維持できるかどうかが合否の分かれ目だと思います。

講師へのメッセージ等

合格へ導く各講座を構成していただき誠に感謝いたします。
複数回の不合格後、アガルートを利用して初回で合格できたのは、素晴らしい講座、講師の皆様のおかげでした。これからも受験生の心強い味方でいてください。