受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

私は現在、司法書士の有資格者として業務に就いております。その業務の中で、相談者・依頼者の生活状況を詳しく聴取し、今後の生活に関する助言をすることもあります。
その業務において、生活に直結した年金や、労働に関する知識が必要だなと感じる場面が今まで何度もあり、助言が出来得るような知識をいつか身に着けるべきと痛感していました。
そのように考えていた中で、事業を営んでいる姉夫婦から従業員の労働に関する相談を受けたことがもう一つの契機となり、本格的に社労士の資格を取得してみようと決意するに至りました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

どの受験校が学習しやすいかインターネット上でいろいろと検索し、1週間ほど吟味したと思いますが、その中でも重視したのがテキストの内容と受講料の2点でした。

以前、他資格を受験する際に経験していたので、何度も往復することになるテキストの使いやすさ、わかりやすさが重要であると理解しており、各受験校はどのようなテキストを使用しているのかを特に調べました。
その中でもアガルートのサンプルテキストを確認したところ、この内容のわかりやすさであれば間違いないと思い、アガルートを選ぶことにいたしました。

また受講料につきましても、他資格保有者の割引や、合格した際の返金特典も充実しており、そもそも他校と比較して良心的な価格であったことも選択の決め手となりました。

合格体験記・学習上の工夫

まずはじめに、受験当日までにテキスト・過去問の復習を繰り返す回数を最低でも3回と定め、その回数に必要な日数を計算したうえで、日々やるべき項目を細分化して、日程を管理しながら学習を進めました。

具体的な学習の進め方を箇条書きにいたします。
①細分化した項目ごとに、オンラインでの講義を聞き大体の概要を把握する。
(全てが新しい知識のため、楽しみながら毎回の講義を拝聴しました。竹田講師の助言のとおりまずは大筋を把握することに努めました。)
②講義を拝聴した翌日にはテキストを復習し、早速過去問にとりかかる。
③一つの法律の勉強を終え、次の法律の勉強を進めると同時に、先に学習した法律のテキスト復習・過去問解答を、日程調整しながら並行して行う。(最終的に全科目で3回、理解の少ないところは4回程繰り返しました。)
④最終確認として、過去問で何度も間違えてしまうところのみを抽出して記憶する。
以上の学習方法で、勤務の日には3~4時間程、休日には7~8時間程の学習を日々継続し、基礎的な知識や出題頻度の高い項目については、記憶を定着させることができましたが、やはり最後の難問は白書と労一社一の選択式対策でした。

配布された白書対策テキストを覚えるのは当然として、記載されていなかったその他の一般知識等については簡単にインターネットで確認をしたくらいで、別のテキストを購入することなどはせずに、手元にある教材のみで本試験に臨みました。その結果、本試験の選択式では確かに未知の問題も出題されましたが、テキストを覚えていれば対処できる問題もありましたので、無事に足切りにはならずに済みました。
講義の中で竹田講師が何度か仰っていた通り、細かく余計な知識でドツボにはまらないように気を付けていましたので、最後まで他のテキストや問題に手を出さずに、配布されたテキストのみを繰り返し勉強し、基礎をしっかり押さえたことが合格に繋がったのだと思います。

基礎講義のご感想・ご利用方法

基礎講義の一番はじめに、本試験の内容や試験時間、出題数の説明があり、初学者だったため初めて試験制度を把握することができました。特に選択式8問、択一式70問の内、一つの問にどの程度時間をかけて解答できるかを当初から意識して学習することができました。また足切りがあるのもこの基礎講義で初めて知りましたので、捨て科目をつくることはできない非常にシビアな試験なのだと認識することができました。

その後の労働基準法から始まる、大まかな内容の講義につきましては、労働法や保険法については全く知識がなかったため、新たな知識を得る楽しみとともに講義を拝聴することができました。講義の内容はわかりやすく、特に各保険法における、竹田講師が「マップ」とおっしゃっていた給付の一覧表についてはとても良くまとめられており、知識の整理をしやすい内容となっていましたので、コピーした一覧表は本試験の直前まで学習や暗記に使用し続けることができました。

 全体的に基礎講義はあくまでもさわりの部分の学習でしたが、各法律の大体のイメージを掴むことができ、どのような論点の出題がされやすいか等、試験全体の傾向を把握するためにはうってつけの講義だったと思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

オンライン講義でしたので、自分のペースで講義動画を拝聴することができ、仕事の合間の時間等に講義を進めることができたため、非常に効率的に学習を進めることができました。講義動画の一つの時間が20分から長くても30分程度だったことも、一つの動画を終える達成感もあり、スケジュールも立てやすいため、非常に良かったと思います。
講義動画の内容につきましては、竹田講師の説明もわかりやすく、稀に講義の終盤に試験の心構えなどのご指導もして下さりその後の学習の糧となりました。

総合講義におけるテキストにつきましては、まずカラーであったことで、特に重要な論点につき、テキストを開き直した際に色で判別できるのが良かったと思います。また、過去にいつ出題されたのか出題年の記載があり、特に頻出のところは一目瞭然だったためあまり出題のない論点に時間をかけることなく効率的な学習をすることができました。
その他比較すべき論点などは比較対象の一覧表でわかりやすく整理されており、印刷して試験直前まで利用することができました。
以上テキストの形式や内容については申し分なかったのですが、一つ気になっていたのが、何度もテキストを開き直すことで本の間が割れてしまい、ページが外れてしまうようになったことです。外れる度に何度か補修して使用していましたので、最初から製本された状態ではなくルーズリーフであればいいなと思いました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問解説講座の動画につきましては、全編にわたって池田講師が担当されており、特に印象に残っていますのが語呂合わせビジュアルです。画像も利用することで、ビジュアル的に記憶に残りやすい語呂合わせは、毎回の過去問解説講座の楽しみでした。実際に本試験で役立ったので覚えておいてよかったと思います。

過去問の問題集の方は過去10年分とのことでちょっと少ないのではと思いましたが、結果的には余計な時間をとられずに良かったと思っています。問題集には解答のチェックマークが3つありましたので、それに合わせ最低3回は全問解答を繰り返し、4回目は何度も間違えてしまう箇所、意味をきちんと理解できてない箇所に絞って解答することで、自分が理解できていない箇所を明確にすることができました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

各法律の学習が進んでいく内に、似たような論点があったり、比較すべき事項が多いなと思っていましたので、自分なりに後ほど検索しやすいように似た論点をメモしておき、直前期に何かノートを作成しようと思っていたところ、横断整理の講座があることを学習の途中で知りました。横断整理のテキストには比較表がわかりやすく記載されていましたので、自ら一覧表を作成するなどの余計な時間をとられることなく、効率的な学習を進めることができたので助かりました。

試験範囲の学習を一度終え、2回目以降の復習の際には、特に過去問を解いていると別の似たような論点と知識を混同してしまっていることが多々ありましたので、その知識の整理に非常に役立ちました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

社労士受験の学習をはじめた当初から、改正が多い法律ばかりだなと思っておりました。講義動画では特にその改正箇所の説明もありましたし、テキストにも改正年の記載がされていたり、今後の出題可能性が高い改正箇所についてはしっかりと押さえることができました。充実した講義・テキストであったので特に不安はなかったのですが、学習の終盤に改正対策に焦点を当てた講座もありましたので、効率的な学習の上で非常に助かりました。

法改正対策のテキストには、重要度の区分けもされていましたので、特に重点的に押さえるべき改正点に絞って学習することができました。本試験直前までに2回ほど繰り返し学習することで知識を定着させ、やはり本試験当日におきましても改正箇所の出題が何問かありましたので、しっかりと正答することができました。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

学習を進めていく中でやはり最後に鬼門となったのは一般常識対策でした。
法律における問題は明確な正誤があり、覚えやすいですが、この一般常識問題については明確な出題範囲というものもなく、学習の当初はどのような出題がされるのか検討もつかず、これを失点してしまうといくら他の問題が解けたとしても不合格になるのではと不安でした。

この白書対策講座では、その不安をある程度解消することができ、出題の傾向性などもある程度把握することができました。テキストの内容的には、出題可能性のありそうな論点を中心にコンパクトにまとめられており、テキストの分量的にこれで足りるのかなと思いましたが、最終的にはこのテキストのみで学習を進め、他のテキストを追加で購入することなどはせずに本試験に臨みました。その結果、テキストの内容のみで十分解答することができましたので良かったと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験につきましては、当然ですが本試験と同様の時間配分で行いました。他資格の受験をした際にも痛感したことですが、時間が足りなく焦ってしまうと普段解ける問題を変に解釈してしまったり、知識を混同してしまったりと、とにかく時間管理をしっかり行わなければ合格に辿り着けないと思っていましたので、全問解答及び見直しにどの程度の時間がかかるかをチェックするための良いツールとなりました。

この模擬試験で初めて選択式・択一式を通して解答したのですが、全78問の読み解きで予想外に疲弊してしまったことを覚えています。事前にどの程度の体力が必要なのかも知ることができて助かりました。その結果、本試験でも十分な時間配分で解答することができ、模擬試験を受講しておいて良かったと思います。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

アガルートの社労士講座は学習がし易く、テキストや過去問題集も使いやすく、さらには白書対策講座や模擬試験、アフターフォローもあり充実した講座内容になっていますが、これでこの受講料は非常にお得だと思いました。
私が無事に合格できたのは紛れもなく、アガルートの講座を受講したためであったと確信しています。社労士を目指し受験予備校を探してらっしゃる方には、是非お薦めしたいと思います。

講師へのメッセージ等

竹田先生、池田先生、大変お世話になりました。無事合格することができました。動画の画面上での出会いでしたが、8カ月ほど毎日のように画面上でお会いし、お二人の講義の中で、時にはユーモアもあり、時には学習における意気込みや助言、励ましがあったからこそ学習を継続することができました。ありがとうございました。お二人の今後のご健勝と益々のご活躍をお祈り申し上げます。