合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

宅建の資格を取り、より難易度の高い資格にチャレンジしたいと思ったのがきっかけです。
そして、今も続くコロナ禍での生活や、個人的な話ですが今年から父が年金を受給することもあって、社会保険制度というものがより身近になり、また「ヒト」の助けになることができる社労士のお仕事の温かみにも魅力を感じ、受験を決めました。

あと全問マーク式で対策はしやすいのも後押ししました。
(綺麗な理由ではないですけど、そんなことでも良いと思います。)

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートを選んだ決め手は網羅性の高さとデザインが両立されたテキストと竹田講師の講義です。

総合講義テキストの長所を3つ挙げると
・情報量が他社に比べ多く、合格点を軽く越える力をつけることができる
・フルカラーで見やすいデザインながらも色使いが穏やかで集中しやすい
・「条文→解説」の構成が徹底されており、選択式対策がしやすい

また条文理解を大切にし丁寧に紐解きながら講義をしてくださる竹田講師の講義を視聴して、これしかないと思いました。

あと全額返金…さすがに魅力ですよね笑

合格体験記・学習上の工夫

【合格までの背景】
勉強期間は大学4回生の秋~社会人1年目の夏までおよそ1年弱です。勉強時間も1000時間は軽く越えているので、決して短時間合格ではありません。

【学習上の工夫】
全科目のインプットが一通り終わってからは、とにかく全科目まんべんなくテキストを回し続けることを最後まで意識していました。
過去問ももちろん重要ですが、過去問だけで合格点にはまず届かないと思います。そこまで甘くはありません。
過去問10年分以上を”点”でマスターすることは大前提で、そこからテキストを通じて、複雑な制度趣旨をいかに”線”で理解できるが鍵になります。

そこで自分が取り入れたのが「チェックペンα勉強法」です。
条文の選択式で抜かれそうな部分、過去問を通じて自分が忘れやすそうな箇所を意識して線を引き、常に赤い下敷きをずらしながらテキストを読み続けました。
この方法によって、前後のストーリーを理解しながらアウトプットの訓練をしつつ、さらに選択式対策までほぼ総合講義テキストに一元化でき、勉強がとにかくシンプルになりました。
とはいえ問題を解く感覚は鈍らせたくなかったので、「過去問1年分」と「赤シートを使ってテキスト1科目」を日課にし、休日含め1週間で全科目を復習するイメージで本番まで過ごしました。
特に選択式では専用の問題集に一切触れずに38点を取れたので、この方法は是非試していただきたいです。

基礎講義のご感想・ご利用方法

自分は基礎講義についてはほぼ利用せずに飛ばしてしまったので、ここについてはあんまり参考になることは言えないです。ご了承ください。
逆に一番言いたいのは、基礎講義を思いっきりすっ飛ばして総合講義から突撃しても、竹田講師の講義は条文一つ一つから丁寧に説明してくださるので心配は全くご無用です。
とはいえ一応自分なりの理由はありまして、基礎講義で取り扱う内容は必ず総合講義でより深掘りして解説がなされているので、敢えて基礎講義から始める必要性を自分はあんまり感じなかったのと、結局試験の当日までゴリゴリにやりこむ相棒は総合講義のテキストになるので、どうせ学習期間の最初しかお世話にならないテキストの講義を聴くよりは、その時間の全てを総合講義に注力した方が良いと感じてしまいました…。

ただ補足をしておくと、これは講座をスタートしたタイミングによるのかなと思います。自分は入門総合カリキュラムを開始したのが9月でしたので既に開講していた総合講義の労働基準法から始めてしまいましたが、受講開始がもっと早い場合は、基礎講義を活用して本格的な学習に向けてエンジンを温めておけば、より負担が少なく済んだのかもしれません。

総合講義のご感想・ご利用方法

学習の最初から最後までほとんどこの総合講義の一辺倒でしたので、一番愛着のある講義です。
ちなみに総合講義に対する愛情がすごいエピソードとしては、労働基準法のテキストが10ページほど取れて紛失しました。

アガルートの総合講義の特徴は、大手予備校並の充実した講義時間とテキストの厚さです。
まず講義時間についてですが、120時間ほど確保されています。おそらく他の通信講座の1.5~2倍ほどあります。そのため講義を聴き終わった後に疑問点が残りにくく、ストレスフリーに学習を進めることができました。
またテキストも他社と比べてかなり分厚いです。最初は圧倒されますが、書かれていることは全て得点するために重要なことで、不必要なことはなにも書かれていません。

ある程度実力がつき点数が頭打ちになると、判例や関連知識にどこまで目を通せているかが他の受験生との差をつけるためには欠かせません。
アガルートのテキストはカバー率が90%を越えているため、これさえ徹底的に理解することができれば知識面ではまず不足はないと断言できます。
自分は合格点主義の考え方があまり好きではありません。社労士は7割取れば受かる試験ですが、少なくとも目標だけはそれより高く設定しないと、本番では勝てないと思います。
アガルートの講義はそういった意味で、自分と非常に相性が良かったです。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

メインで利用してはいませんが、超直前期においてお世話になりました。当日試験会場にも持ち運んだテキストです。

学習が進む程、似た制度や数字が次々に登場する社労士試験のいやらしさにうんざりすることと思います。
科目横断整理講座にどれだけ時間を割くかは、学習のスタイルによって変わります。自分の場合、例えば「不服申立て」は総合講義の段階で暗記したのでそれで十分でしたが、一方で「端数処理」などは全く押さえていなかったので、科目横断整理講座で対応しました。

また、横断整理とは離れますが、目的条文が前半に羅列されており、いざとなったときに活用しやすかったです。

冒頭でも書かせていただきましたが、試験会場で目を通すことをおすすめします。会場で分厚いテキストを読んで不安になるより、これでサクッと確認して「自分できるぞ」と自尊心高めで突撃した方が絶対に実力を発揮できると思います。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

近年に改正された箇所が狙われやすいというのは社労士試験の特徴の一つです。特に選択式で出題された場合は足切りを避けるためにも直前対策の中では重点的に行いました。

アガルートの法改正対策講座のテキストは総合講義のテキストと同様に、「条文→解説」のレイアウトになっているため、これまでの学習と同じような流れで読み進めることができました。
アガルートの法改正対策講座は、直近の改正だけではなく3年ほど前にあった改正部分まで包括して掲載されています。なので総合講義のテキストに既に反映されている部分は軽く読み進め、それ以外の部分を重点的に確認しました。

また重要度が星マークで表されているのも地味に助かりました。濃淡をつけて学習することをおすすめします。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

受験生全員の悩みの種、それが白書だと思います。
「こんなん運ゲーやん…」
正直な感想です。今年は選択式でこの白書が自粛してくれて助かりました。
完全な暗記でコツも特にないので、超基本事項では失点しないようにして、誤解を恐れずに言うと半分捨てくらいでもしょうがないかなと思います。

情報量が売りのアガルートですら白書のテキストは大分控えめな分量だと感じたので、せめてそれだけはきちんと押さえるように意識しました。ランキング系は1位のもの、割合系に関しては細かく覚えようとするとキリがないので10%刻みでザックリ記憶しました。
そしてその中でも統計調査は優先すべきだと思います。自分もこの分野だけ唯一書店で別の参考書を併用して対応しました。
人事・労務管理の分野はここ10年出題実績がなかったので…見捨てるとしたらここだと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験自体はいたって普通のものですが、竹田講師の解説がついているので、復習もしやすく良かったです。
ただ個人的な感覚かもしれませんが、アガルートの受講生は多少点数が取りやすいのではと感じたので、決して慢心はせず、勉強のエンジンをかけ直すきっかけに使うのが良いと思います。

おそらくアガルートの模擬試験以外に大手予備校の模試を数回受ける方が多いと思います。アガルートの模擬試験は割と早めの時期に受講できるので、この模試で良い点数が取れるとその後の模擬試験もより良い精神状態で望むことができます。

私はこの模試で択一式で8割を越えることができた一方で、労一の選択式では1点しか取ることができませんでした。
自信を持つことができた一方で、恐ろしさも知ることができました。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

22歳での受験でしたので、社労士試験のボリュームゾーンからは外れた体験記になってしまったと思います。

この試験は選択式の足切り制度も相まって、「もう少しで受かりそう」から「ほぼ確実に合格できそう」までの距離が果てしなく長いです。そして合格者といえどほとんどの方はこの狭間で不安な日々を過ごすと思います。
試験の難易度以上にメンタルがえぐられる試験です。ただその不安は合格に値する人間である証明だと思います。
なんてことを試験が終わったので書いていますが、当時そんな前向きに考えられたかと言われてしまったら正直嘘になります。
自分だけが不安なんじゃないかと思ってしまうと余計に不安になります。不安なのは当たり前なので、不安な自分を否定しないことが精神衛生上大事かなと思います。

少しでも参考になれれば幸いです。お読み下さった方々に感謝します。

講師へのメッセージ等

多くの予備校が社労士講座を開講する中、アガルートを選択して本当に良かったです。特に竹田講師は勝手に人生初の恩師と思っています。
基準点を大きく越えて合格できたのはアガルート以外では実現不可能だったと断言します。 本当にありがとうございました。