難関資格と言われる社会保険労務士試験。

「平均受験回数はどれくらいなのだろう？」「短期合格を目指すことはできるのだろうか」「落ちてしまったけれど、何回くらい受験している人がいるのだろう？」といった悩みをお持ちではないでしょうか？

この記事では、社労士試験の平均受験数や受かる人と落ちる人の傾向・社労士試験に合格するためのポイントまで説明します。

社会保険労務士試験合格者の平均受験回数は？

社労士試験の平均受験回数は3回から4回といわれています。

令和5年度社会保険労務士試験を受験し、合格したアガルート受講生の受験回数は、「2回目」が32%と最も多く、次は「3回目」の18%となっています。

なお、不合格者の受験回数は「1回目（初受験）」が61%と最も多い結果となりました。

【社労士試験の受験回数】

受験回数	合格者	不合格者
1回目（初受験）	18%	61％
2回目	32％	33%
3回目	18％	5%
4回目	18％	0%
5回目以上	14%	2%

合格者、不合格者別の受験回数を見てみると、1回目の受験では半数以上が不合格となっており、2回目の受験で合格している人が多いことが分かります。

一方で、5回目以上の受験で合格している人の割合は2割弱となっており受験回数にはばらつきがあります。

社労士試験の平均受験回数を見るうえでは、単順に受験回数が上がれば合格率も上がるというものではないという点にも注意が必要です。

受験回数には個人差があり、1回で合格する人もいれば合格するまでに10回受験する人もいるということに注意しましょう。

※関連コラム：社労士試験の概要～2024年日程・受験料・受験者数の推移等～

社会保険労務士試験に受かる人と落ちる人の差

社労士試験に合格する人・落ちる人の最も分かりやすい特長は勉強時間の差です。

アガルートで実施したアンケート結果によると、第55回（令和5年度）社会保険労務士試験の合格者・不合格者では、合格者は不合格者に比べ、平日・休日ともに圧倒的に勉強時間が長いことが分かっています。

【平日】社労士試験合格者・不合格者の平均勉強時間

合格者の平日の平均勉強時間は「2時間」が24％で最も多く、次が「3時間」が21％となっています。一方、不合格者の平日の平均勉強時間は「1時間」が26％で最も多く、次は「2時間」で21％です。

合格者と不合格者では平日の平均勉強時間が1時間ずれていることがわかります。

1時間の差は、1週間で5時間、1ヶ月で20時間、10ヶ月で200時間の差となります。

【休日】社労士試験合格者・不合格者の平均勉強時間

合格者の休日の平均勉強時間は「6時間以上」が36％と最も多く、次が「5時間」で24％となっています。

一方、不合格者の休日の平均勉強時間は「5時間」が23％で最も多いものの、「3時間」が20％と、5時間以下の割合が多くなっています。

従って、社労士試験で合格を目指すためには、合格した人がどれくらいの時間数を勉強しているのかを知ったうえで、自分の勉強時間を設定することが重要です。

【受かる気がしない人向け】合格するための３つのポイント

ここからは社労士試験に合格するためのポイントについて紹介します。

合格するためのポイントは以下の3つです。

• 隙間時間の活用
• バランスよく学習
• 予備校・通信講座利用を検討する

以下、順番に説明します。

１．隙間時間の活用する

一つ目のポイントは隙間時間の活用です。

社労士試験の合格者と不合格者の差として勉強時間の長さに大きな違いがあるということについて先述しました。

しかし、会社勤めの場合など、まとまった時間を確保することが難しいケースも多いでしょう。時間制約のある中で社労士合格を目指す場合は特に隙間時間の有効活用が重要となります。

通勤時間や休憩時間、家事の合間などのちょっとした時間でも、すぐに勉強ができる環境を整えることで勉強時間の確保につながります。

アガルートアカデミーでは、1回10分程度の講義で効率よく学習を進めることが可能です。

２．バランスよく学習する

二つ目のポイントはバランスよく学習するという点です。

社労士試験は科目数が多く、さらにそれぞれに合格基準点が設けられているためバランスよく勉強を進めることが重要です。

また、過去の出題傾向からの重点ポイントなども意識しながら学習を進めることで効率よく学習を進めることが可能です。

独学の場合は、試験までの学習スケジュールや、重点ポイントをおさえながら網羅的に学習を進めるのは簡単ではありません。

アガルートアカデミーでは、①講義を聴く、②過去問を解き概要を理解する、③テキストを参照しながら理解を深めるという基本的な流れで学習を進めることで、膨大な知識を効率よく身に着けることが可能です。

３．予備校・通信講座利用を検討する

三つ目のポイントは、予備校・通信講座利用を検討することです。

社労士試験は合格率が約6から7％の難関資格です。出題範囲は幅広く、膨大な知識をバランスよく身に着ける必要があります。

学習時間を確保することはもちろん、重点ポイントを押さえながら効率よく学習を進めることが重要です。

社労士試験の短期間での合格を目指すためには、独学での受験を目指す明確な理由がある場合を除き、予備校・通信講座の利用がおすすめです。

予備校・通信講座利用を利用することで、受験のプロが作成したカリキュラムで勉強を進めることが可能です。

特に時間制約がある中で合格を目指す場合など、効率よく学習を進めるためにはプロのノウハウの活用を検討しましょう。

社労士試験になかなか合格できない人へ

社労士試験は、7回8回受けて合格する人もたくさんいますが、まずは「必ず合格する！」という強い意志をもち学習時間を確保しましょう。

次に、短期間での合格を目指すためには学習方法を工夫することがとても重要です。

社労士試験に合格するためには膨大な知識をバランスよく身に着ける必要があります。

そのためには、学習時間を確保するだけでなく効率よく学習を進めなければなりません。

社労士試験に不合格だった場合は、学習方法の見直しを検討しましょう。

予備校や通信講座を活用することでプロのノウハウを活用しながら効率よく学習を進めることが可能となります。

社労士試験になかなか合格できないという方に対しては無料の受講相談も行っています。

社労士に合格できるか不安があるという方はお気軽にご相談ください。

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