受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験｜【2025年合格目標】中上級総合講義／中上級総合カリキュラム（フル・ライト）

行政書士試験を目指した理由・契機

金融機関で相続を専門とした職務に従事していて、民法を筆頭に法律の知識を高めることが顧客の利益に繋がると思ったから。

2022年に宅建の資格取得のための勉強をしている中で法律を知ることが面白ったから。

転職・独立などこれからの人生の選択肢を拡げるため。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

当初から通信教育受講を考えていて1年目にアガルートとフォーサイトの2社に資料請求しました。最後までどちらにするか迷いましたが、カラーや絵などを多く採用して分かりやすそうなテキストと受講料の安さが決め手となり、フォーサイトを選びました。しかし、不合格となったときに、もっと深い知識武装が必要であり、このままフォーサイトを受講しては次も落ちると感じたことから、2年目は講師による解説とテキストの重量感に期待してアガルートを受講することとしました。

合格体験記・学習上の工夫

不合格した反省を踏まえ、以下の3点を重視しました。

1） 勉強時間を倍増する

平日は会社勤務があるため、朝4時起きで2時間、通勤時間の1時間の最低3時間、休日は最低5時間を目標に週20時間、月間100時間を目標に勉強時間を確保しました。自宅ではアガルートのスケジュール通りに動画と問題集のジグザク学習をすべての科目で2周回しました。その以後は問題集を中心とした学習です。通勤時間は4月くらいまでは主に民法、行政法、憲法の動画を、5月～8月は逐条ローラーインプットをスマホで見て、9月以降は総まくり記述80問攻略講座のテキストをひたすら繰り返し読みまくりました。

2） 模擬試験の受験を増やす

フォーサイトの教材には基礎レベル、本試験レベルで30問しかないハーフサイズを含めて9回分くらいの模試がありました。そのすべてで合格基準点を上回り、不合格時に受講料が全額返還される試験にも通っていたため、合格できるだろうといった変な自信と安心感ができたのではないかと思いました。今回他校の模試を受講した結果、基礎知識で足切りにかかるケースもあったりして、最後まで緊張感を持つことができました。

3） 受験日にピークを合わせる

1回目は受験日の1か月前にはフォーサイトの受講スケジュールが終了し、そこからは惰性で勉強していたように思います。今回は受験日の2か月前から前週まで休日は他校および市販の模試を受け続け、受験日まで高いモチベーションを維持できたと思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

初挑戦はテキストの内容よりも見易さ重視でフォーサイトを選択した経緯があったので、文字がびっしり詰まったアガルートのテキストを初めて見たときは「こんなにボリュームのある内容を理解することができるのか？」といった不安がありました。しかし、動画を見ながらテキストを利用すると面白いほど理解が深まり、それまであやふやだった知識が理屈や理由を伴って定着していくのが楽しく思えました。特に憲法の判例を読む力がついたのが実感できたことが一番うれしいことでした。というのもフォーサイトのテキストでは判例を読み解く作業よりも結果を暗記することが中心となっていて違う角度から質問されると全く解答できなかったからです。前回の試験で憲法の択一問題が全滅したときにこのままでは同じ結果になると思いました。その不安な気持ちを払拭してくれたのが、アガルートの総合講座でした。豊村先生は重要なキーワードは徹底的に教えてくださいました。そして憲法は5問中4問正答することができました。学習方法はアガルートが作成したカリキュラム通りにテキスト講義を視聴し、他資格問題集を解いて解説動画を視聴する、いわゆるジグザグ学習を2周しました。会社に通いながらですので時間節約のため視聴は1.5倍速でした。

短答過去問集のご感想・ご利用方法

前回の受験勉強ですでに過去問を解いていたため、見知った問題も多かったことから1周まわしてできなかった問題に付箋を貼って、2周目以降はできなかった問題だけ取り組みました。ただし、行政法だけは豊村先生のアドバイスに従って、問題の出来不出来にかかわらず、問題文に正解を書き込んでテキストを補完するサブテキスト的な読み物として時間の合間を縫って2～3周読み込みました。民法と憲法は他の科目よりも1周多く解きました。

記述過去問集のご感想・ご利用方法

1回目の受験勉強でかなりの時間を割いたこともあり、この問題集への取り組みは1周だけでした。しかしながら、STEP1～3によって下書きを通じて解答の作成を導き出すプロセスをしっかり身に付けることを心掛けました。また、配点の目安が掲載されていたので部分点を狙う際のポイントも自分なりに理解することができました。このテキストは後の総まくり記述80問攻略講座でも参考になりましたし、本番の試験でも活かすことができたと思います。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

試験日1か月前の平日に取り組みました。問題を解いて解説動画を視聴して間違えたり、正解しても知識があやふやな場合は付箋を貼っていって2周目以降は付箋を貼った問題のみ繰り返しました。1問1答なので機械的に問題を解いていきましたが、テーマによってはそれまで見たことがない問題がでてきてさっぱり分からない場合もありましたが、そういった問題についてはあまり重要な問題ではないケースも多く、試験日も近くなっているため深入りしないよう注意して学習しました。はっきり言って最終的なチェック程度のとどめ新しい知識を取り込むというよりもイージーミスをしないように心掛けました。だだし、情報が少なかった行政書士法や戸籍法は問題集も少ないことから丁寧に理解するよう努めました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

試験日まで残り3か月くらいになったころから始めました。1周目は机上で問題解いて解説動画を視聴しましたが、2周目以降は通勤の行き帰りの時間にテキストを使って反復学習しました。理解できている問題は青、ある程度は黄、なかなか解答できない問題には赤の付箋をそれぞれ貼って何度も何度も（何周したか覚えていません）電車の中や歩きながら「小さな声」で知識の定着に努めました。記述問題は文章で解答するので、択一問題の肢に同じような問題が出てきた場合の正誤判断もしっかりできることが増え、相乗効果があったと思います。あと、講義で豊村先生がマル記マークとして挙げられた文章も関連問題としてテキストに記入して合わせて覚えるようにしました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

テキストは使わず、5月くらいから往復1時間の通勤時間中に、田島先生の動画を1.5倍速で繰り返し聞き流しました。電車はあえて時間のかかる各駅停車に乗って往復40分に加え、大きな声では言えませんが、自宅から駅までの徒歩10分間、駅から会社までの徒歩10分の時間も歩きながらスマホで視聴しました。本来ならテキストで暗記ペンを使って知識を定着するための講義であることは分かっていましたし、暗記ペンも購入して最初こそテキストにマークしながら視聴していたのですが途中からこのままでは時間が足りず終了まで学習することができないと感じ、その代わりとにかくしっかり聞くことに徹しました。それでも田島先生の雑談を飛ばしながら民法、行政法それぞれ5周は聞き流したと思います。豊村先生の講義とはちょっと違ったあたたかい話し方に癒されました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

最初はテキスト問題を解いて、動画視聴しながら学習しました。田島先生が自信を持っていらっしゃたので最後まで受講したかったのですが、試験日が近づくにつれ行政法や民法に割かれる時間が増えてきて手が回らなくなってきたため、半分以上は未受講となってしまいました。しかし、文章理解は前回の試験や模試などでも全問正解か、それに近い成績を上げることができていたためそれほど不安になることはありませんでした。結果的に本試験でも全問正解することができたので問題なかったと感じています。

模擬試験のご感想・ご利用方法

フォーサイトの模試が主要な問題のみフォーカスして解説していたのに対して、アガルートではすべての問題解説を動画で解説してもらえたので全問十分に理解できました。初めて拝見する問題も多かったので、総仕上げとして知識習得状況の最終チェックをするのに申し分ありませんでした。しかし、1回分だけでは物足りず、せめて後1回分あれば良かったかなあ、というのが感想です。まあ、そのおかげ（？）で他校や市販の模試をたくさん受けることになり、さらに知識の浸透を図れたかも知れません。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

今回は模試を有効に利用して、モチベーションを維持できたことが良かったと思いますが、豊村先生が技術的な方法として最初に行政法から試験問題を始めることをお勧めされていたので、それに従ってみたら気持ちと時間に余裕を持つことができるようになりました。前回、結果的に全滅した憲法で時間を喰ってしまい、残り時間15分で記述問題を解かなければならない事態になるという最悪の展開から大きく変わることができたのです。そういったアドバイスも大変助かりました。