受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験｜【2025年合格目標】上級総合カリキュラム（フル・ライト）

行政書士試験を目指した理由・契機

短期大学卒業後、新卒で就職し、現在まで同じ会社に勤めているが、若い頃から法律の世界に憧れ、一時は司法試験受験も考えた時期があった。勤めながら大学法学部の学位を取得し、その知識と経験を活かして、定年退職後の第2のキャリアとして、法律の資格取得を検討した。行政書士は比較的合格率が高く、すでに保持しているキャリアコンサルタントの資格も活用しながら人の役に立つことができる業務であると魅力を感じ目指した。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

ネットで様々な通信での受講が可能な予備校を検索したが、他校と比べて合格率が良いし、受講費用も良心的であったこと、また、豊村先生のYouTube講義がとてもわかりやすかったので、選択した。ずっと音声を聞くことになるので、講師との相性は重要だと感じた。

合格体験記・学習上の工夫

仕事をしながらの勉強であったため、1年目はWeekdayはほとんど勉強できず、週末にまとめて勉強することが多かった。総合講座テキストを一周するので精一杯で、アウトプットの時間がほとんどとれず、不合格となった。2年目は、表面的に暗記ではだめで、判例の内容をしっかり理解する必要があると痛感し、勉強量を増やす必要があると考え、Weekdayも帰宅後に勉強する時間を1〜2時間確保した。総合講義テキストを再度1周したあとに、問題集を実施したが、問題集は半分程度しか網羅できず、総合講義テキストに時間を取られてしまった印象がある。その結果、2回目は170点でぎりぎり不合格となった。3年目の学習方法について、アガルートの無料受講相談に相談したところ、アプトプットが不足しているとのアドバイスを受けた。そこで、3年目は本腰を入れて、毎日帰宅後2時間、週末は10時間程度、講座全ての問題集を一通り学習し、直前期では模擬試験を8回受験した。特に記述が不得意であったので、記述の問題集は3巡目まで何度も書く練習をした。記述がたとえゼロ点になっても、合格できるように、択一や一般でしっかり点を獲得するよう努力した。毎年、豊村先生の山あてフェスは、必ず確認し、そのなかの記述対策も何度も解く練習をした。3年目にアウトプットに力を入れた結果、この度合格することができた。

図表まとめ講座のご感想・ご利用方法

図表まとめ講座は、3年目の学習時には、総合講義の代わりとして、全ての科目で1巡し、重要ポイントを確認、復習するのに役立った。1年目から自分でまとめたノートも作っていたが、修正箇所などをこの図表まとめ講座で確認するのに役立った。3年目の勉強については、総合講義に時間をかけるよりも、アウトプットのため問題集に多くの時間を割くことの方が重要だったので、図表まとめ講座が、総合講義の代わりとなり、サクッと復習してから、問題集に移ることができたのが、効果的であった。図表まとめ講座のテキストは、わかりやすくまとまっていたので、解説音声を聞かなくても、移動時などに手元で見るだけでも、復習になった。ただ、図表まとめ講座は、判例の深い読み込みや、深い理解には不足があると感じたので、初学者には不向きであると感じた。

「START UP 判例」解説講座のご感想・ご利用方法

その科目の指定されたSTART UP判例の解説講座を1巡確認してから、その科目の過去問題集を解く様にした。START UP判例の書籍も大変わかりやすく、1、2年目では理解できていなかった判例の詳細が、初めて理解できたものもあった。特に憲法においては、昨今の試験問題は、表面的な理解では解けない問題が多く、一つの判例のなかでも、最高裁判所の判旨をしっかり理解する必要があると痛感していたので、今回のSTART UP判例講座は、特に憲法や民法の判例の深い理解に大変役立った。解説講座も、ながながと解説するのではなく、ポイントを絞ってわかりやすく解説されており、時間がないなかで、効率的な学習につながった。

行政書士試験過去問ベストセレクションのご感想・ご利用方法

アウトプットの主体として、行政書士試験過去問ベストセレクションを大いに活用させていただいた。最初は中にはJUMPほどの分厚さのものもあり、すべて解けるのか、活用し切れるのか、不安ではあったが、3年目はアウトプットを重視していたので、ひたすらベストセレクションを解きづつけた。間違ったところについては、再度ノートや図表、総合講義のテキストを見返し、理解が不足していたところを補強しながら、学習を進めた。すべての科目で1巡しかできなかったが、大いに役立った。

他資格試験過去問ベストセレクションのご感想・ご利用方法

他資格試験過去問ベストセレクションも、受け取ったテキストは、すべて1巡した。他資格であっても学習過程は同じであり、アプトプットの増大には大いに効果があったと感じる。行政書士試験過去問ベストセレクションが1巡できたら、そのあと、同科目の他資格試験過去問ベストセレクションを1巡するという学習を、繰り返したことで、徐々に正答率もあがってきて、自信につながった。誤回答したところは、解説動画とノートや総合講義のテキストで振り返りを実施しながら、学習を進めた。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

総まくり記述80問攻略講座のテキストは、常に持ち歩き、美容院や移動中など、隙間時間があれば、テキストを見て、回答案を頭の中で考え、解説ページをみながら、答え合わせをするということを繰り返した。また自宅では、実際に記述する練習も実施した。頭ではわかっているつもりでも、実際にそれを書こうとすると、上手い表現が出てこないことがあるので、記述については、書く練習にも時間をかけた。総まくり記述80問攻略講座については、もっとも活用し3巡した。最初は書けなかった問題が、だんだん回答できるようになることで、少しは、記述の苦手意識を克服することができた。解説動画を見なくても、テキストの解説がわかりやすく網羅されているので、動画視聴は省略したところもあった。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

逐条ローラーインプット講座については、テキストもいただいていたが、2年目の学習時に一通り視聴していたため、3巡目では受講せず、問題集を解きながら、六法で周辺条文も一緒に確認するという学習を進めた。豊村先生も、周辺条文もあわせて見ておくと良いとアドバイスされていたので、できるだけその方法を取り入れ、条文の構成の把握に勤めた。まだまだ条文を暗記するほど、何度も見返したりはしていないので、六法もそれほど、ぼろぼろにはなっていない。ただ、今後も法律を勉強し続けるにあたっては、逐条ローラーインプット講座の勉強は、非常に重要だと思うので、合格後もテキストは大切に保管し、今後のブラッシュアップに活用していきたい。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解対策講座は、テキストはいただいたものの、3年間一切受講していない。理由としては、毎年、複数回模試を受講したが、文書理解の問題においては、高得点を獲得しており、自分としても得意分野であるため、その学習は不要と判断し、その分の時間を過去問題集の勉強（アウトプット）に当てた。3回目の受験で合格したが、その際にも、文書理解の部分においては点数を獲得できていたので、この対策で問題なかった。手付かずのテキストがもったいないと思い、今後、文書理解対策講座はオプションにしていただけると良いのではないかと思った。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は、届いてから、直前まで5回実施した。解説もいただけるので、どこが理解不足だったか、明確になり、復習し、間をあけて再度受講するなどして。役立てることができた。毎回本番同様に3時間集中して受講し終了時間で終了するようにした。アガルートの模擬試験は、1種のみのため、LECが市販している直前予想模試と、早稲田経営出版の合格革命模試を購入し、それぞれ、3回分を3〜4回繰り返し、本番さながらに受講した。市販の模試は、直近の法改正のまとめや出題予想のまとめが記載されていたり、解説書も充実しているので、アガルートでも同じ様な模試の市販本を作成すれば売れるのではないかと思う。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

豊村先生の解説がわかりやすく、テンポもよいので、聞き心地よいです。時には厳しい激励があったり、有名な大学教授との逸話を紹介いただいたり、判例の実話をお話しくださったりして、実際に対面受講している雰囲気で楽しく受講することができました。3年かかりましたが、無事合格できました。ありがとうございました。