合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験｜【2025年合格目標】上級総合カリキュラム（フル・ライト）

行政書士試験を目指した理由・契機

税理士事務所で働いていて、知り合いの行政書士さんの下で働いてみないかという紹介があり、それにむけて資格取得を目指しました。また、税理士事務所の事務員ですが、現在は経理や書類作成がメイン業務で、事務所内にひきこもっていますが、今後巡回監査など行うことになり、外に出るにあたってなにか箔をつける資格が欲しかった。

これまでの人生ではあまり勉強をしてこなかったので、自分の実力というか、勉強する力を測る目的もありました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

とりあえずオンラインでいつでも好きな時間にできる通信がよかった。その中で合格率が高く、サンプルで豊村講師の授業がいい意味でラフで聞きやすかったし面白かったので受講を決めました。また全額返金制度も魅力的でした。

合格体験記・学習上の工夫

私は2023年度の試験に一度落ちました。アガルート受講でしたが、カリキュラムはフルではなくライトだったので逐条ローラーインプット講義はなく、ＳＴＡＴＵＰ判例の講義もなかったので、入門の講義動画をひたすら見た後に問題集をひたすら何周もしていました。わからないところはネットで調べたりもしていましたが、アガルートの質問機能を使うことはなく、とりあえず問題を解いて慣れることを重視していました。

模試も他校の本格的なものは受けず、アガルートから郵送されるものを解くだけでした。

結果は172点で不合格。過去問や問題集の解き方に慣れているだけで本質的な理解が全然足りなかったのですこし捻った問題を出されると解答できない実力しかありませんでした。判例も結論を知っているだけだったので本番では難しく感じました。

受かるか落ちるか微妙でしたが、試験が終わったあともすぐに勉強を再開しました。アガルートではすぐ２年目の勉強を開始できるシステムがあったので（もし受かってたら返金してもらえる）安心して始められました。今度はライトではなくフルを受講し、逐条ローラーによる条文読み込みやＳＴＡＴＵＰ判例集による判例の趣旨や背景も学び、法律の歴史的背景なんかも隙間時間に調べていて、楽しんで学んでいました。その結果2年目の試験を受ける夏ごろにはＬＥＣの模試でも上位５％以内には入ってました。

法律の歴史背景を調べるうちに政治や経済、国際関係なども気になってきて、様々な一般知識対策にも繋がる日々の時事ニュースをウォッチする習慣ができていました。勉強１年目から毎週喫茶店で新聞を読むことを意識してきたので、徐々に理解が進み楽しく読めるようになってきていました。

最初は過去問を解いて問題の解き方に慣れる方法も大事だと思いますが、それだけではなく、その先の深い理解まで進めると本番でも応用問題に対応できていいのかなと思います。

その点、すべての元である条文を読み込むことや、判例の結論ではなく、その結論に至った過程を読み込むことが大事だと思います。そのほうが勉強していて楽しいです。楽しければ勉強が苦じゃなくなります。

図表まとめ講座のご感想・ご利用方法

図表まとめ講座は、正直あってもなくてもいいという感じでした。

素早く範囲の復習ができるということで、前回の学習から期間が空いていた人や他の予備校で学んでいた人はよいのかもしれませんが、私の場合、１年目を試験が終わった後すぐに勉強を再開したので薄い内容ではなく、深い内容の理解ができる逐条ローラーや判例集のほうがためになりました。しかし、１年目ではほぼスルーした会社法や商法の試験対策のための最低限学ぶべき範囲を簡単にまとめられていたのでその点は助かりました。特に会社組織の図表はわかりやすく、当該ページに付箋を貼って会社法の判例や問題を解くときによく参照していました。本書のサイズも小さいので持ち運びしやすかったです。

「START UP 判例」解説講座のご感想・ご利用方法

とても楽しく学ばせていただきました。豊村講師のわかりやすく、すこしくだけた説明の仕方で最初に判例の時代背景や当時の社会の反応も触れられることが多かったので理解しやすかったです。利用方法としては、勉強というよりも歴史本やドラマを見ている感覚で、判例集では触れられない事件の背景やその後の流れも自分で調べて、「この判例があったからこの法律ができたんだ！」という納得を自分なりに得ていました。納得できない判例があると「この時代の判例ではこういう結論になったけど、その後の社会の流れや変化によって判例変更がなされていないか？」とその先のことまで調べていて、できるかぎり納得できるまで追求していました。

なので一度見た判例のことは事件として頭の中に残っていて、趣旨も理解できているのでどんな問題が出ても正解できましたし、難しい判例を除きほとんどの判例は一度講義をみたらもう２回目は見ていませんでした。それでも忘れなかったです。

何度も講義を見ることに時間をかけるより、自分の頭で納得し理解することに時間をかけました。

行政書士試験過去問ベストセレクションのご感想・ご利用方法

必要最低限の問題集としていいと思います。まずはこれを最低２周はやりました。毎度解くたびに〇と×と△を問題の右上のチェック欄につけていき、優先順位をつけながら×や△が消えるまで繰り返しました。

解説もついているのでそれで大体理解できました。解説を見てもわからないものは質問機能で聞くようにしていました。

ですがやはり行政書士試験の過去問でしかないので、でたことがない問題には対応できないので過度にやりすぎても意味がないと思います。

他資格試験過去問ベストセレクションのご感想・ご利用方法

国家総合職や予備試験の過去問は聞いてくる内容が深く、ある程度勉強が進んでいる人にとっては新しい視点や論点の発見になるのでとてもいいと思います。ボリュームもあるのでこの問題集を一番やりこんだと思います。この問題集を全部解けるころにはかなり理解が深まっていて行政書士試験の本番でも力が発揮できると思います。これを解きながら条文を引いて、それでもわからないなら逐条ローラーインプット講義を見直すということを繰り返していました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

記述の問われ方や解答方法に慣れることができるのでいいと思います。

バリエーションも多くて解いていて楽しかったです。私の場合、理解する勉強を重視していたのでこれに取り掛かるときには大体記述欄に文字を書くことはできたのですが、いざ書いてみると意外と間違っていたり、言葉の使い方が駄目だったりと気づきを与えていただけました。

講義動画もついていましたが、解説文章だけでかなりわかりやすく論点もはっきり書いてあるので私の場合はまず解説文を読んで、しっかり理解した後、映像講義を倍速で聞いて納得するという流れでやっていました。

記述記入欄を印刷して使うと何回も解きなおすとき文字を消す手間が省けていいと思います。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

本質的な理解や本番の応用問題に対処する力をつけてくれると思います。

ひととおりテキスト学習をした後に復習を兼ねてやるととてもいいと思います。田島講師の説明もあまり堅苦しくなくラフに教えていただけるので眠くなりづらく、抵当権や法定地上権など複雑な論点は別資料のカラー図でリアルタイムで図に線やコメントをつけながら解説してくれるので視覚的にも刺激があり、集中して聞きやすかったです。また、講義動画が条文や論点ごとに細かく分かれているので、「この条文の講義を聞きたい」というときにすぐに確認しやすかったのが助かりました。特に民法は全体を理解していないとごちゃごちゃになってしまうので逐条ローラーで体系的に学ばないと理解がとても難しいと思いますのでとてもオススメできる講義でした。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

私は利用していません。正直文章理解は勉強しなくても点が取れるので講義を受ける必要がないと思っています。模試で難しい問題が出たこともありましたが、2023年度も2024年度も人並み以上の文章読解力がある人なら無勉強で問題ないと思っています。ＬＥＣの模試やアガルートの模試ででたものだけ解いて、間違えたらなぜ間違っていたかの確認をする。これだけやってきましたが、2023年も2024年も文章理解では1点も落とさなかったです。

模擬試験のご感想・ご利用方法

問題や解説動画はいいと思いますよ。最低限の本番のデモ体験にはなると思います。しかしお金がある人はＬＥＣや伊藤塾の公開模試を別途受けたほうがいいと思います。あちらの模試はしっかりとした会場で集中してやるので本番とほぼ変わらない雰囲気を味わえます。

アガルートさんの模試はあくまでも問題と解答用紙を自分の用意した場所でやるだけなので本番感はないです。でもアガルートのメリットは時間的制約がないということなので一長一短かなと思います。