合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験｜【2025年合格目標】上級総合カリキュラム（フル・ライト）

行政書士試験を目指した理由・契機

入社後、経理課に配属されて５年程経った頃、同僚に「行政書士でも取ってみたら？」と言われたのがきっかけで行政書士を知りました。行政書士の業務の幅広さが、経理の実務を経験しながら、大学は工学部の情報系学科を卒業したこともあって、経理業務をデジタル化で効率化したり、会社ホームページの更新業務を請け負ったり、マルチに職場で活躍できていた自分には向いているのではないかと思い、また税理士や公認会計士といった士業の先生方と一緒に仕事をする中で、自分も何か国家資格を名乗ってみたいという憧れから、行政書士を目指すことにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

ずっと独学で勉強していましたが、法学の基礎がないところに知識を無理やり詰め込む感じが合わず、学習中も内容が腹落ちしないことが多々あり、点数も伸び悩んでいました。５回目の受験日直前に、Youtubeで豊村先生の講義動画を見る機会があり、わかりやすく面白い話方ができる方だな印象に残っていました。そして５回目の合格通知のハガキの点数を確認したとき（確か178点）、あまりの悔しさに涙しながら、豊村先生の動画を思い出し、次こそアガルートで絶対受かるんだと覚悟を決めました。

合格体験記・学習上の工夫

一番の課題は学習時間の確保でした。毎日それなりに残業（平均月50時間くらい）してましたので、通勤時間と昼休みに講義動画を見て、目と耳でインプットしまくることができました。前回の受験であと１問というところまで行けていたので、合格できる自信はありませんでしたが、180点の合格ラインではなく、200点以上を目指して、今後実務で生きるような知識の定着を目指して上級総合カリキュラムを選択しました。

計６年受験しましたが、１年目は民法のみで90点台、２年目は行政法をやって120点台、３年目でようやく試験範囲を一通りテキストで学習でき140点台、４年目はあまりにうまくいかず自信を失ったため、簿記２級と宅建を受験し合格しました。行政書士はほぼ無勉強で受験し90点台だったと思います。５年目にしてようやく知識が体系的に身についてきた感じで、記述対策もして178点という点数を取り、がんばりを実感しつつも非常に悔しい思いをしたのを覚えています。その悔しさをバネに、ただ合格ではなく、高得点で合格してやるという覚悟で挑みました。

結局仕事が忙しく、インプット学習も１周＋苦手なところは２～３周、アウトプット学習は記述対策と模試が中心になってしまいましたが、これまで手薄だった判例学習と条文学習に取り組めたことで、模試で記述抜き180点以上、記述込み200点以上を狙える実力が付きました。

本番は解く順番のせいもあり動揺しました。基礎知識→多肢選択→記述→択一と決めていましたが、多肢選択が想像以上に難しく、記述も先取特権がなかなか出てこなくて１問白紙の状態で焦りながら択一を解きました。それでも択一回答中に先取特権を絞り出し、最終的に208点で合格することができました。

図表まとめ講座のご感想・ご利用方法

世の中には様々なテキストがありますが、これは必要な情報がシンプルにまとまっていて、丸暗記が苦手な方でも比較的記憶に残ると思います。私のように何年か学習を継続している者には、要点をおさらいするのにも最適でした。豊村先生の講義もわかりやすく、目と耳でインプットできるのが良かったです。動画もほどほどの時間で区切ってもらえているので、隙間時間で学習を進めることができます。問題集などのアウトプット学習をしていて、忘れているなと感じた部分を再視聴して知識の定着を図る等活用ができました。また六法を使って学習した経験がなかったので、豊村先生と一緒に六法を引いていくスタイルも良かったですし、実力アップに役立ったと思います。

「START UP 判例」解説講座のご感想・ご利用方法

これは「START UP 判例」という教材を知れただけでも価値がありました。どうしても試験に必要な知識としてだけでなく、事件の背景や一歩踏み込んだところまで知りたくなってしまう性分だったので、そういったところを補足してくれる豊村先生の講義も自分には合っていました。面白いなあと思いながら学習できたので、記憶にも残りました。特に憲法学習は、近年難化の傾向もあり、丸暗記では対応できません。全然点数が取れませんでした。この講座では「どういう理由で、どこが論点で、どのように検討して、どのような結論（判決）となったのか」一連の流れを丁寧に解説してくれており、正確に理解し、覚えることができ、平均点以上に得点できるようになりました。

行政書士試験過去問ベストセレクションのご感想・ご利用方法

私は過去５回会場で受験していますので、あまり活用しませんでした。豊村先生が直前期には「本試験脳」に戻そうと言っていたように、試験センターの作問と模試や市販のテキストでは、少し問題のひっかけ方や問われ方の雰囲気が違うと思います。それを掴むのに過去問学習はやはり必須ですので、受験回数が少ない方には特に、とても役に立つ問題集だと思います。解説も丁寧でわかりやすいので、解くのではなく読むという形でも学習に活用できます。

他資格試験過去問ベストセレクションのご感想・ご利用方法

これは選んでいただいた問題のひとつひとつが、本当に洗練されていると思いました。「このテーマではここが問われるよね」という部分が漏れなくピックアップされていて、間違いの肢はどこが間違っているのか考えるのも学習になります。特に民法の苦手な分野対策におすすめでき、私の場合は、担保物権の理解と記憶がテキストだけでは浅かったので、この問題集で繰り返しアウトプットすることで、知識を定着させることができたと思います。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

記述対策はあまりできている方ではありませんが、やはり問題数をこなすに尽きると思います。80問というのはボリュームがあり、これだけやったという自信も持てます。また過去に問われたテーマは出にくいという傾向がありますが、過去十数年分を自分で分析なんていうことはやってられませんので、予備校の先生方がそういった部分も配慮した上で作問して頂いた問題であるというのは、とても安心感があります。令和６年度の試験はどこの予備校も対策してなかったようなテーマが２問も出題され、正直点数には繋がりませんでしたが、市販のものよりは出そうな部分をピックアップしてくれているのは間違いないですので、これだけで記述対策は十分だと思います。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

これは革命的でした。条文学習を初めてやりましたが、民法・行政法の択一の正答率がぐっとあがりました。独学だった私が一番できていなかったことが、まさにこれだったんだと思います。これまでは問題数が多い民法・行政法で「いかに間違えないか」という気持ちで試験に臨んでいましたが、やり終えるころには、民法・行政法は得点源になっていて、もっと出題してほしいくらいになっていました。模試でも記述抜きで180点取れるようになっていたと思います。私は試験の２～３か月前に取り組み始めてしまったのですが、もっと早くからやって、２周３周としていればと後悔しています。田島先生の余談も、励まされ、モチベーションの維持に役立ちました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解はもともと自信がありましたので、あまり学習に時間を割いていません。過去の受験でも毎回全問正解していたと思いますし、対策講座もそれほど活用しなかったと記憶しています。ただ模試や演習の際に、たまに選択肢を並び替えるタイプの問題で失敗するときがあったので、指示語などから前後関係を推測して繋いでいくといったテクニカルな解法については参考にさせていただきました。正答率も上がり、解くスピードも速くなったと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は豊村先生がたくさん受けてペースメーカーにすると良いとおっしゃってましたので、６回受けました。そのうちの１回がアガルートのものです。試験直前の理解が深くなってくるころには、模試で合格点を超えるのが当たり前になっていましたので、到達度確認になりましたし、自信にもなりました。また地方自治法、会社法、基礎知識など範囲が広く対策が立てにくい部分は、模試で問われたところを中心に学習するようにしました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

社会人という都合でどうしても捻出できる時間に限りがある中、合格にたどり着けたのはアガルートの的確なカリキュラム、そしてそれを言葉で伝えてくれた豊村先生と田島先生のおかげです。ありがとうございました。