合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験｜【2025年合格目標】上級総合カリキュラム（フル・ライト）

行政書士試験を目指した理由・契機

父が司法書士・土地家屋調査士・行政書士事務所をしており、家業を引き継ぐためです。自分は土地家屋調査士の資格は既に持っており、司法書士と比べて勉強時間が短くて済む行政書士を目指しました。

また、個人の感想ですが、行政書士は司法書士・土地家屋調査士よりも圧倒的に認知度が高いです。業務も幅広いことから行政書士の仕事に魅力を感じました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

恥ずかしい話ではあるのですが、５回目の受験で合格です。過去４回の受験では、足切りは超えますが毎回160点前後しか取れませんでした。今までは市販の予想過去問集を使用して受験に臨んでいました。しかし、それではどうしても合格に届かないと判断し、予備校を調べてみると、茶髪の先生（豊村先生）が講義をしている広告を目にしました。他資格の問題演習があり、条文講義があったアガルートに興味を持ちました。受講相談を行ってもらい、自分がインプットをほぼしていなかったため中上級コースを勧めてもらいましたが、「勉強する時間が取れない！」とお伝えしたところ、上級コースの受講が決まりました。

アガルートは他の予備校に比べてお値段が高めですが、上級コースの圧倒的な合格率の高さ、返金制度があること等を鑑みて、今年は絶対受かるという不退転の覚悟を持って受講を決断致しました。

合格体験記・学習上の工夫

工夫という工夫はないのですが、今年の合格までの流れ・方法をお伝えします。

インプット

5月開始。平日のみの勉強で2～3時間ほど。図表まとめ講座は1.6倍速、逐条ローラー講座は2倍速で視聴。8月終わりにインプット終了

アウトプット

9月24日開始

アウトプットの方法

問題を解いて、間違えた問題は縦に付箋を貼る。正解しても理由が答えられない選択肢がある場合は横に付箋を貼る。（ただし、問題文を変えられても常識的に考えてわかるような選択肢には貼らないようにしました。）

1周目は全部で200問以上縦の付箋を貼りました。

問題を解いて自分の限界を知る

1日何問解けるか（自分の場合は50～60問が限界でした。時間にして3～5時間）

各分野ごとに過去問題集と他資格問題の問題数を合算し、何日でその分野が終わるか計算する。例えば行政法なら合わせて220問ぐらいになるので4～5日かかるなど。（1日で50～60問解けると大体2週間前後ですべての過去問1周できます）。2周目は付箋が貼っていない問題でも全部解き、3周目は付箋が貼ってある問題だけやりました。

暗記系の問題は付箋だけ貼って飛ばす。試験3日前でも全然大丈夫。自分の場合、試験前日に、図表まとめ講座の地方自治とYouTubeにある豊村先生の憲法の統治部分を視聴して試験に臨みました。

記述・多肢選択式の問題よりも択一の点数を上げたほうが合格に近付く。過去4回の受験で、記述は25点未満で半分も取れなかった上、記述の問題は運もあるため、今回の受験では何度も書いて答えを丸暗記しようとせず、口で復唱するに留め、時間を掛けなかった。

問題を解く時は、出来ないのが当たり前の精神で解く。2周目で、1周目に解けた問題が解けなくても、「試験じゃなくてよかった！気付かせてくれてありがとう！」の心構えでいれば精神が安定します。1周目できて2周目できない問題は全体的に多くても20問ぐらいだと思います。2周目には付箋も5～7割ぐらい減ってると思いますので心配しなくても大丈夫です。3周目になると付箋が全体で50問ぐらいになります。付箋を付けるやり方は、付箋が少なることで視覚的に喜びを感じることができ、楽しく勉強することができます。

問題集を1周するときには必ず六法又は条文テキストを開きました。問題が正解してもです。記述対策にもなります。条文を開いている時間も1～2分程度で、自分の中で「意味あるのかな？これ」と思いながら勉強しましたが、効果があることは合格を通して実感できました。

図表まとめ講座のご感想・ご利用方法

図表まとめ講座に関しましてはとてもお世話になりました。今まで自分はインプットをまともにしておらず、アウトプット中心でした。

それでも合格できたのは図表まとめ講座が大変わかりやすく、かつ、簡潔にまとめられているからではないでしょうか。インプットの教材としても大変素晴らしいものと感じました。特に行政事件訴訟法の訴訟要件の1次オーディション・2次オーディションの話に関しましては目から鱗でした。

利用方法としましては、講義での中で板書したものを教科書に書き込み、問題集で間違えた問題で、解説を見てもわからない部分に関して辞書代わりとして使用しました。

また、試験前日に行政法の苦手分野の地方自治法について、講義を2倍速で視聴しました。そのおかげか、苦手だった地方自治法の分野で3問中2問正解することができました。

「START UP 判例」解説講座のご感想・ご利用方法

もっと初めから見ておけばよかったと思う講座の一つです。受講当初はやる気があり、全部見てやるぞと意気込んでいたのですが、時間がなく、憲法と行政法のみ視聴しました。

アガルート以外から出ている教材ですが、憲法と行政法はとても助かりました。試験で出てくる憲法・行政法の判例問題の8割はこの判例50選から出ているんじゃないかと思うほど、頻出判例が載っており、その解説までしてくれるのですから神講座です。

利用方法としましては、憲法・行政法の問題集でわからなかった判例に関して、判例50選の後ろの判例索引から年月日等検索し、解説講座で視聴しました。これのおかげで憲法と行政法の判例問題に関してはほぼ苦手意識がなくなり、今まで勘で答えた判例問題が確信をもって答えが出るようになります。

どうしても憲法と行政法の判例に関しましては問題集の解説を見てもわかりにくい部分があります。問題演習と並行して当講座を利用したことで、より理解ができ、合格できたと自信をもってお伝え出来ます。

行政書士試験過去問ベストセレクションのご感想・ご利用方法

流石、合格率の高い予備校とあって、良問しか掲載されておりません。アガルート様には申し訳ないですが、究極、過去問セレクションと他資格過去問セレクションだけで合格できるんじゃないかと思うほど素晴らしい問題集です。

利用方法としましては、間違えた問題に付箋を貼る方法を行いました。

過去問については過去4回の受験で1年につき予想過去問題集を3周はしていたこと、図表まとめ講座・逐条ローラー講座の頭に入る講義のおかげで9月後半で初めて手をつけましたが、全体的に6～８割は取れていました。

他資格試験過去問ベストセレクションのご感想・ご利用方法

アガルートを受講しようと決めた講座の1つです。今まで自分は予想過去問題集を使用して不合格となっておりました。自己分析の結果、インプットもまともに行っておらず、教科書に書いてあることを覚えられない自分としては、問題演習を多くこなすことが合格の近道になるのではと考えました。また、足切りには届くのですが、今まで使用してきた市販の予想過去問題集もあくまで問題集を作成した先生の予想であり、どうしても知識に偏りが出ます。4回落ちて気付きました・・・

一般的に、どこの予備校でも資格試験に関して他資格の問題集をすることは推奨されておりません。ただ、アガルートの他資格過去問は良問しかなく、網羅的に知識を習得することができました。間違いなく自分の合格を後押ししてくれた教材です。

他資格過去問には物凄く難しい問題もあります。本試験で難しい問題が出たときに「他資格過去問のほうが難しいじゃん」と思えるメンタルになり、試験本番で見たことのない問題にも対処できるメリットがありました。

利用方法としましては、過去問ベストセレクションと同じです。難しい問題も多いので、9月24日から問題演習をしました。1周目は時間もかかり正答率は4～5割ほどだったと記憶しております。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

記述80問攻略講座に関しましては、ほぼ１回の視聴です。

過去4回受験をしておりますが、いつも25点未満です。記述は自分が思っている点数と実際の点数に乖離があり、苦手分野です。ふわっとした表現では点数を貰えず、正確な知識が必要とも感じておりました。本来なら、苦手分野だから勉強を開始した時点で取り組まなければなりませんが、択一に時間を割きたかったためどうしても時間がなく、10月中旬から視聴を開始しました。

豊村先生がJT（事案とテーマ）を口酸っぱく言ってくれたおかげで、本試験でも事案に線を引き、落ち着いて対処することができました。また、80問も演習しておりますので、「出なかったらそれまで」の精神で割り切って勉強をしました。

勉強方法としては時間がなかったので、問題を見て自分なりの答え・キーワードを口で言う→答えを見て答えを口で復唱する方法で行いました。解説を見てもわからない問題は、再度動画を視聴し、3周しました。

結果として、あまり勉強をしていませんでしたので記述は去年と同じ20点でした。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

自分がアガルートを選んだ理由の1つの講座です。４回目の受験勉強の時に初めて六法を利用しました。特に行政法の行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法に関しては「こんな条文少ないの！？」と腰を抜かした記憶があります。それまで予想過去問集を解いて解説を見るだけの勉強法でした。問題の解説で、「行政手続法に問題文のような法律は存在しない」など解説を見ても意味が分かりません。「そんな問題出すなよ」と。六法があれば、そのような問題は一瞬で解決できます。六法の大事さを４年目にしてわかりました。

今回の受験では六法の大事さがわかっていたので、1から六法の条文を読んで解説してくれる神講座でした。条文テキストもついてきます。1から条文を読むので講義時間は長めですが、条文テキストは書き込みしやすく、論点整理や講義内容をメモするのに大変助かりました。講義時間は長めですが、田島先生がゆっくり講義してくれるので２倍速で視聴しました。講義が終わったころには条文テキストは教科書になります。目から鱗が出すぎて魚になるんじゃないかと思うほど素晴らしい教科書になります。

利用方法は、過去問集を周回するときは必ず解説に書いてある条文をテキストで確認しました（ついでに講義で示してくれた論点も確認。時間にして1～２分程度）。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解対策講座につきましては11月に入って1回の視聴です。

4回の受験で文章理解につきましては例年3問中2～3問は取れていたので、法令科目の休憩がてら視聴する方法をとりました。

講義内で田島先生の答えを導くためのテクニックや解説は、なるほどと思うものばかりでした。自分は語彙力がないので、田島先生の「この言葉は2行目のこの言葉の言い換えね」など、中学・高校生になった気分で視聴しました。失礼でしたら申し訳ないのですが、試験前の癒しの時間となっておりました(笑)。

もちろん試験では3問中3問取ることができました。ありがとうございます。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模試試験は11月3日（試験1週間前）に受けました。この頃には過去問も3周は回しておりましたので、本試験と同様の状態で行いました。結果は足切りにも足りず、記述の自己採点を合わせても140点ぐらいで、思わず自宅で「おわたーーー＼(^o^)／」と叫びました。

落ち込みましたが、試験は1週間後に控えておりますので新しい知識を獲得できたと無理矢理、ポジティブに考えるようにしました。

模擬試験の一般知識の問題で、中東に関する問題が出て、失礼ながら「こんな問題出ないだろ」と思っていたのですが、試験当日、まさかの中東問題が出て、「一般知識当てるなんてすげーー！」と試験中に一瞬リラックスできました。

模試の結果は散々でしたが、模試はあくまでも模試です。結果として合格できました。なので、試験直前に模試を行う場合は、模試の結果は参考程度に考えておけば大丈夫と思います。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

行政書士の試験を5回受けましたが、毎回思うことがあります。試験が終わった後にできた感触がいつもありません。今年も記述の問題でマイナーな動産先取特権が出て、全くできずに体感として落ちたと思いました。

去年の試験結果は法令科目の択一が88点（22問正解）でした。今年は法令科目の択一が120点（30問正解）と大幅にアップして無事に合格を勝ち取ることができました。

4年間毎回160点台で落ちており、一生試験に受かる気がしなかった自分を救ってくれたのは間違いなくアガルートの教材・講師の講義のおかげです。

豊村先生の講義中に「この場合はできるんだっけ？せーの」と問いかけてくれる講義は、授業が受け身にならず、能動的にアウトプットさせてくれ、講義も眠くならず、楽しく視聴できました。

田島先生も、長い逐条ローラーインプット講座の中で雑談を挟んで飽きさせない講義をしていただきました。講義内容もそのまま行政法と民法の条文が載ってるだけのテキストが教科書になるレベルです。

問題集も良問しかなく、法令科目の択一をあと5問取れれば合格できるなと思っていましたが、8問も正解することができました。いつも問題の選択肢を2つまで絞れるけどその2択で間違う自分のあやふやな知識を、しっかり正解できるレベルに持っていけたのはアガルートの教材製作者様のお陰です。

本当に助かりました。行政書士である父も「やっと行政書士を引退できる(笑)」と喜んでおりました。自分だけでなく、家族も幸せにしてもらい感謝しかありません。<m(__)m>

本当にありがとうございました！<m(__)m>