合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験｜【2026年合格目標】入門総合講義／入門カリキュラム（フル・ライト）

行政書士試験を目指した理由・契機

現在、土地家屋調査士として働いています。土地家屋調査士の業務と行政書士の業務は相性が良く、行政書士を持っておくことで農地転用許可申請、開発許可申請などにも調査士業務の幅を広げることができるため行政書士試験を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

土地家屋調査士試験に合格したときにアガルートにお世話になっていました。質問制度があること、講義が細切れで隙間時間にも勉強ができること、割引制度が利用できたこと、そして合格したら全額返金があるのでアガルートを受講しました。また、講義のサンプル動画で豊村先生が元気にハキハキと授業をされており、豊村先生となら一緒に勉強ができると思ったことも理由の一つです。

合格体験記・学習上の工夫

・土地家屋調査士で行政書士の受験を検討されている方へ

土地家屋調査士試験を経験された方は民法の総則、物権総論、相続は特に対策しなくてもよいかと思います。逆に担保物権、債権、親族法は対策が必要です。

また、今年から行政書士法が出題範囲になりました。土地家屋調査士法と行政書士法は条文の作りがほぼ同じなので、難なく勉強することができると思います。

・本試験の解答順について

文章理解→多肢選択→記述→択一の順に回答しました。

他校の模試で問1から順番に解いたところ、最後の10分で記述問題を仕上げなければならないことがあったため、まずは時間がかかる問題、文章量の多い問題から解答するようにしました。時間がないという状況では頭に文章が入ってこず、パニックになるため文章理解や記述問題は最後に残さないほうが得策です。

・2択で悩んだ場合について

2択で悩んだ場合の対処法は以下のようにしていました。

・2択で迷った場合、こっちだと思う解答にマークする。

・見直しの時は、明らかな読み間違いの場合を除き、解答を絶対に変えない。

・「見たことのない論点の選択肢」と「見たことのある論点」の選択肢で悩む場合は、「見たことのある論点」をマークする。

受験日まで勉強を続けていた受験生はかなり高いレベルで、直感、リーガルマインドが研ぎ澄まされています。これは一朝一夕で身につくものではありません。試験日まで頑張った自分を信じましょう。

総合講義のご感想・ご利用方法

豊村先生の講義は理解がしやすく、面白く、楽しみながら勉強をすることができました。民法では実生活での例え話や、登場人物の図を書きながらの解説をされとても記憶に残りました。時には割り切って「ここは覚えるしかありません。」と丸記マークが付けられメリハリをつけて学習することができました。行政法では準用の問題が苦手でしたが「準用されるものを覚えるのではなく、なぜ準用されないのかを考えましょう。」と論理的に説明があり記憶に残りました。憲法では結論だけを覚えるのではなく、なぜそのような結論になったのかのプロセスも説明があり、本試験を意識した講義だと思いました。行政書士試験の憲法は結論だけ覚えても正解できません。判旨のプロセスを問う問題が多く、判例の読み込みが必要となりますが、豊村先生の講義のおかげで満点を取ることができました。商法・会社法では労力のわりに費用対効果が悪いため，よく出るところをランク表示して頂いたことが役立ちました。余談ですが商法・会社法は商法、設立、機関、株式の分野だけ学習しました。基礎知識では「今年から行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法が出題され、政治・経済・社会のウェイトが下がるので、講義動画はAランクだけ見ればよい。」とアドバイスを頂き戦略を立てることができました。また、「文章理解で3問、情報通信・個人情報保護法で２問、行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法で2問とれば足切りは回避できる。」など具体的な戦略も講義内で解説があり大変助かりました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

一問一問、動画で解説がされているのでかなりボリュームがあります。過去問を解いて解説を見て自分で納得がいく問題は視聴せず、うまく解けない問題だけ視聴しました。また、過去問ごとに重要度のランク付けがされており、林先生も「この問題は解けなくてもいい。」「この問題は解けないと合格できない。」と解説してくださる問題もあり、うまくメリハリをつけることができました。解答までの思考回路を段階的に丁寧に説明があったので、重要なポイントをしっかり把握することができました。択一の過去問学習に関しては、この講座とは別に、他社の製品にはなりますが、肢別問題集と、公務員試験の「スーパー過去問ゼミ」にも取り組みました。手を広げるのは良くないという意見もありますが、本試験では、この２冊からも出題がされていたので、過去問を完璧にやり終え、時間が許す方は取り組んでも良いのかと思いました。

私は択一だけで180点突破を目指していたので、択一の対策にはかなり力を入れました。結果として択一だけで178点も取ることができたので、私の対策は良かったと思います。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

ある程度、択一が解けるようになってから記述の対策を始めました。記述の過去問解説講座も、一問一問解説があって詳しくて分かり易かったです。どのように答案構成を作成するか、どのように文章をまとめるか一つ一つ丁寧に解説がありました。私は、記述式は択一対策の延長線にあると思い対策していました。記述の回答を丸暗記するのではなく、自分の持っている知識をどのように記憶から想起し、40文字にまとめるかを意識して訓練していました。択一の過去問を解くときに、誤りの選択肢はどこをどう正すと正解の選択肢になるのか、類似の論点はないかを意識して解いていたことも記述式問題の対策になりました。60点満点ですが、30点とれればいいと思い部分点狙いで学習していました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

逐条ローラーインプット講座は時間の都合上、行政法だけすべてのチャプターを視聴し、民法は苦手な分野だけを視聴しました。awesomeコンサルティングで豊村先生が「逐条ローラーインプット講座は講義時間が長いので、まずはインプット講義、過去問を終えて時間がある方は取り組んでください。苦手な分野だけ視聴しても大丈夫です。」と明確な指示があったので、部分的にでも視聴することをお勧めします。条文の素読だけでなく図解に示してくださり、複雑な条文が頭の中にスッと入りました。アガルートから配布される六法は余白が大きいためメモも取りやすかったです。私は別に六法を購入していましたが、配布された六法をメインに使いました。田島先生の時折ある雑談で「合格して一緒に仕事をしましょう。」と声をかけてもらったときは励みになりました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

春ごろから1日1問ずつ毎日解いていました。近年の行政書士試験では文章理解の正解率が9割を超えており落とすことができない問題となっています。しかし、勉強を始めたころはよく間違えており、苦手に思っていました。講義の中で田島先生に、文章中の対立構造などに注目して読むことを教えていただいてからは、なぜその選択肢が正解なのか、他の選択肢はどんなところがダメなのかを自分なりに言えるようになりました。大学受験予備校でも現役の国語の先生として活躍されていることもあって、講義がとても分かりやすかったです。テクニックで解くことも有効ですが、原点に立ち返って国語力・読解力で解くことができ、本試験でも自信をもって解くことができました。また、文章理解対策講座を受講することで多肢択一問題の対策にもなりました。

『他資格択一80』解説講座のご感想・ご利用方法

『他資格択一80』解説講座はあまり利用していませんでした。申し訳ございません。他社の製品になりますが、肢別問題集、公務員試験用の「スーパー過去問ゼミ（民法、行政法、憲法、文章理解）」を利用していました。他資格の問題集は行政書士試験と違った視点から問うことがあったので解いていて面白かったです。行政書士試験では、憲法、民法、文章理解の過去問が不足しているので、時間がある方は他資格試験の問題に手を広げても良いのかと思います。余談ですが、今年の本試験の記述式問題で東京12チャンネル事件が出題されました。行政書士試験では未出題の論点でしたが、「スーパー過去問ゼミ」では出題されていたので難なく回答することができました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

アガルートの模試は10月に行いました。模擬では今回の本試験の結果とあまり相違ない点数を取ることができ、かなり自信のある状態で本試験に挑戦することができました。

また、他校の模試も夏ごろから受講しました。模試を受けるうえで気を付けたことは

・正解率が高いのに間違えてしまった問題は復習する

・本試験で解く順番をシミュレーションする。解く順番を決める。

・本番と同じ時間をとって、途中に休憩などを挟むことなく連続して解答を行う

・時事問題、記述問題、行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法はやまあて用としてストックして直前期に見直す。

・点数にこだわらずに自分の弱点をあぶりだす。

です。

アガルートの模試は1回分しかありません。市販の書籍の模試でも良いので、模試は複数回解くことをお勧めします。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

私はアガルートで行政書士試験、土地家屋調査士試験ともに一発で合格することができました。アガルートのおかげで人生が変わりました。豊村先生、田島先生、林先生、調査士講座の中山先生、中里先生、そしてスタッフの皆様、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。