受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験｜【2026年合格目標】入門総合講義／入門カリキュラム（フル・ライト）

行政書士試験を目指した理由・契機

大学生の時に学部の先輩が受験しているのを見て、自分も受けてみようと思い、独学で始めたのがきっかけです。その時は合格できず、そのまま断念し就職しましたが、合格できないまま断念したことが自分の中で心残りになっていました。

法務部門へ異動したことをきっかけに、行政書士の資格が、自身の知見を深めるきっかけになり、また、学生時代の心残りを解消するいい機会と思い、再度受験することを決めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

独学で合格は難しいと思い、予備校を検討しました。仕事をしながらの受験となるため通学は体力的に難しいと思い、また、交通費の負担もあるため、好きな時間に自宅等で受講ができる通信が良いと考えました。

講義・解説が分かりやすく、自分にあっていて無理なく聞き続けられることが一番大事だと思い、口コミやサンプル動画を見比べる中で、豊村先生の語り口が明快かつ理解し易そうで、また面白く、これなら年間を通して講座を活用できそうだと思い、受講しようと思いました。

合格体験記・学習上の工夫

＜勉強期間＞

前年の11月中旬から講座を申込み、勉強を開始しました。試験日までの1年間に、合計で約920時間、勉強しました。結果、本試験では200点で合格できました。

＜勉強場所＞

出社までの時間や仕事終わりにカフェによって勉強する、休日は図書館の自習室で勉強する、等、自宅ではなかなか集中できず、他人の目がある方が追い込めたので、勉強場所を転々としながら学習していました。また、移動時間や家事の時間は講義動画を視聴する等、隙間時間も活用していました。気乗りしない時は、勉強時間には含めていなかったのですが、YouTubeの解説動画やオーサムコンサルティングの動画を見ていました。

＜年間のスケジュールと勉強内容＞

私の1年間の勉強スケジュールは、以下となりました。

・11月～2月：

配点が多い民法・行政法・憲法を早くマスターすることが大事だと思い、この3科目について、総合講義の講義動画を１周しました。１周目は板書の内容をテキストに書き込み、指示通り色分けをしました。講義動画を視聴した後、該当の範囲の過去問と肢別問題集を解く勉強をしていました。

・３月～5月：

同じく3科目の総合講義の講義動画をもう１周しました。２周目は豊村先生の解説内容を自分の言葉でテキストにメモとして書き込みました。講義動画を視聴した後、該当の範囲の過去問と肢別問題集を解く勉強をしていました。ゼミの学習もしていました。

・6月：

仕事が繁忙期になり体力的に厳しかったことから、あまり勉強せず、一休み期間とし、7月から本格的な勉強を再開することとしました。勉強できる日は同じく3科目の総合講義の講義動画の視聴と、過去問と肢別問題集を解く勉強をしていました。

・7月～8月：

3科目の講義動画を、時間があれば倍速で繰り返し視聴していました。並行して過去問・肢別問題集も解いていました。商法は8月中旬から講座視聴を行い、テキストと過去問の解説の確認をしました。また、LECの模試が始まったので、模試の受験・復習も並行して行っていました。

・9月～10月：

過去問・模試・肢別・ゼミなど、情報を追記して集約したテキストを繰り返し読み込みました。９月に入ってから、基礎知識のうち出題可能性がある分野の講座視聴を行い、テキストと過去問の解説を確認しました。逐条ローラーについても分野を絞って講座視聴を行いました。記述の勉強もこの時期に本格的に開始しました。また、模試の受験・復習も並行して行っていました。

・11月（超直前期）：

情報を集約したテキストをひたすら繰り返し読み込みました。特に苦手な分野やヤマアテで挙げられていた分野は重点的に確認しました。時間を確保して集中して学習していました。

＜まとめノート＞

私はまとめノートは作らず、過去問・模試・肢別・ゼミなどの情報はすべてテキストに集約し、リンク付けやメモの書き込みをしていました。まとめノートを作る時間があまりなかったこと、どうやって自分にあった形にまとめるか具体的な方法を思いつかなかったこと、読むべき箇所に付箋やリンクをつけてその個所を読むことで必要十分に思えたことから、不安はありましたがまとめノートは作らないと決めました。記述の出題可能性があるマル記マーク、苦手な分野、ヤマアテの分野等、付箋の色を分けて、チェックが必要な箇所に貼って復習していました。

総合講義のご感想・ご利用方法

・憲法、民法、行政法の３科目は、総合講義の講義動画を繰り返し視聴しました。行政法は憲法・民法より視聴回数が多く、各科目の苦手分野も重点的に視聴したため、科目・分野によってバラつきはありますが、７周以上は視聴しました。最後の方は「この後、豊村先生がこの話をするんだよな」と記憶に残る感じになっていました。

また、板書・メモ・過去問や模試の解説等が書き込まれ、情報を集約したテキストを繰り返し読みました。模試の前はテキストを読み返してから臨んでいました。こちらも行政法は憲法・民法よりも通読した回数が多く、各科目の苦手分野も重点的に読み返していたので、科目・分野によってバラつきはありますが、10周以上は通読しました。

私の受験勉強における３科目のインプットは総合講義の講義動画とテキストでほとんど行ったと言っても過言ではありません。手を広げることなく、総合講義の講義動画とテキストを何度も繰り返し知識を定着させていくことで、合格に近づけるのではないかと思います。

・商法に回す時間はあまりないと思い、講義動画を２周だけ視聴し、その後は豊村先生が、出題可能性があるとお話されていた分野のみテキストを３周ほど読みました。また、基礎知識も全部取り組む時間はないな…と思い、個人情報・情報通信・行政書士法・戸籍法、住民基本管理台帳法等、豊村先生が、出題可能性があるとお話されていた分野のみ講義動画を１～２周視聴しました。その後、同じ分野のみテキストを２周ほど読みました。私は行政法・民法・憲法の3科目に時間を割きすぎてしまい、商法・基礎知識へ取り掛かるのが直前期になってしまったので、もう少し早く商法・基礎知識にも取り組んでおけば良かったと今になっては思います。

・豊村先生の解説は簡潔、明瞭でわかりやすく、理解しやすかったです。理解して流れで覚えていた結果、忘れることや、混同することが少なく、知識として定着しやすかったのかなと思います。また、解説が面白くリズムがよいので、早朝や仕事終わり、長時間勉強した時など、眠たい時間帯でも飽きることなく視聴し続けることができました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

・（１）（講義動画を視聴して、）該当範囲の過去問を解く。（２）肢ごとの解説を読む。（３）テキストの該当ページに過去問番号を、過去問にはテキストの該当ページを記載し、リンクさせる。（４）解説がテキストに記載のない事項の場合、必要あればテキストに簡潔に書き込む。（５）解説を読んでわからないもののみ解説動画を視聴する、という形を原則取りました。

・過去問の解説は簡潔・明瞭に記載されており、私には必要十分でした。

・時間が足りず、解説動画はほとんど視聴できませんでしたが、一肢ごとに丁寧に解説いただいており、わからない設問を解消するのに役立ちました。

・商法は時間が足りなかったので、豊村先生がおっしゃっていたように「過去問は読み物にしよう」と思い、講義動画を視聴後、該当範囲の過去問は解かずにいきなり解説を読み、理解に努めました。

・解説動画はほとんど視聴ができませんでしたが、試験ではどんな形で問われるのか、どこを覚えないといけないのか、過去問を解き、解説を読むだけでも論点を十分に捉えることができたので良かったです。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

・記述過去問集に載っている設問は、過去に出題されているため、記述問題として出題されることはないものの、択一では出題され得ると思いました。問題文を読んで何のテーマの設問なのか、要件やポイントは何かを書き出し、各設問の「問題文の検討」「知識の抽出」を読んで比べることで、各分野の要件等を正しく・漏れなく理解・把握し、スムーズにアウトプットできているか、チェックすることができました。

・記述の解き方がパターン化できておらず、行き当たりばったりで解いていたので、どんなタイプ（型）の設問なのか、何の分野（テーマ）の設問なのか、必要な要件は何か、どのようにコンパクトに解答を書くのか、等、実際に設問を解き、自分の解き方と解説のSTEPを見比べ、大きくずれている部分がないかチェックをすることで解法の練習にも使いました。

・解説の記載は簡潔・明瞭で分かりやすかったです。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

・SNSや口コミで、逐条ローラーインプットが役に立ったという記載は目にしていたのですが、講座の視聴を開始したのが直前期であったことから、時間が足りず、講義動画をすべて視聴することができませんでした。消化不良になってしまうことが怖かったため、総合講義の動画視聴と、テキスト通読を繰り返すことによる復習をベースにすることは変更せず、逐条ローラーインプット講座のコンテンツすべての視聴、テキストへの書き込み（色分け）は断念し、行政法・民法の苦手分野に絞って、ピンポイントで講座を視聴しました。

・田島先生の解説は、豊村先生とは違った視点・切り口で説明をいただけており、また具体例が分かりやすく、時にインパクトがあり記憶に残ったので、苦手分野の解消に役立ちました。分かりやすい解説だったので自分に合っていたと思い、もっと早く視聴を開始していればよかったな、もっと楽に復習できたかもしれないと、今となってはもったいなかったなと思う部分ではあります。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

・文章理解はなんとなく解けるものの、明確な根拠をもって解けているわけではなく、行き当たりばったり感がありました。また問題文を精読して解答を出していることが多く、解くのに時間がかかっているようにも感じていました。要旨把握や空欄補充等、どんなパターンの問題が出てくるのか、「なんとなく」ではなく、どのように論理的・根拠をもってアプローチすればよいのか、短時間で正答を導くにはどうすればよいのか、解法について確認をしました。

・時間も足りなかったこと、文章理解は模試でも解けることが多かったことから、解法のポイントのみ確認し、テキストの過去問題はほぼ利用しませんでした。

『他資格択一80』解説講座のご感想・ご利用方法

・過去問講座と同様に、（１）過去問を解く、（２）肢ごとの解説を読む、（３）テキストの該当ページに過去問番号を、過去問にはテキストの該当ページを記載し、リンクさせる。（４）解説がテキストに記載のない事項の場合、必要あればテキストに簡潔に書き込む、という形をとりました。

・同じ問題を繰り返し解くと、どうしても過去に解いた時の正誤の記憶が出てきてしまう面があったので、同じ問題の繰り返しではなく、異なる問題・異なるパターンで問題演習ができたことは良い経験になりました。

・同じ問題の繰り返しだと、正答や解答根拠を挙げることができても、自分が成長しているかよくわからなかったのですが、他の難関資格の問題でも、しっかり知識があれば解くことができたので、「本番でもしっかり知識があれば問題なく解けるのだ、成長している」との自信にも繋がりました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

・すでにLECの模試が始まっていたこともあり、模試と模試の間の、期間が空いた時に受験しました。根拠をもって選択できる設問が思ったよりも少なく、結果的に点数は合格ラインには乗ったものの、「迷った設問が全て誤りだと不合格にもなり得る、確実に合格できるレベルには達していないな…」と不安感はありました。

・LECの模試と同じく、模試を受けた後は、（１）解答を確認する、（２）テキストの該当ページに設問番号を、模試にはテキストの該当ページを記載し、リンクさせる、（３）解答がテキストに記載のない事項の場合、必要あればテキストに簡潔に書き込む、という形をとりました。

・自宅で解くのと、会場で他の受講生もいる中で解くのは、緊張感や環境に慣れる（なかなか集中しづらい環境下でも問題を解けるようにする）意味で異なりました。可能であれば他社の会場受験の模試も体験した方が良いと思います。

・アガルート、LECで合計８回模試を受け、７回は180点を超えていました。ただ、明確に根拠が示せず判断に迷う設問が多くあり、「なんとなく180点を超えた」回がほとんどでした。最後まで手応えは得られませんでしたが、少しでも合格に近づけるように、模試で出た問題は本番でも出ると予想された問題だと思い、復習に努めていました。

豊村ゼミのご感想・ご利用方法

・「わからなければパスもOK」とのことだったのですが、受講生の前で解答することはプレッシャーに感じ、自分には少し荷が重いな…と感じたので、視聴だけで申込みをしました。

・豊村先生が受講生の方にされた質問に対して、自分でも考えて口に出して解答し、どれくらいアウトプットできるのか確認しました。

・豊村先生の質問と解答をテキストにメモの形で追記し、復習できるようにしました。

・テキストが２周目に入った段階でゼミがスタートしたので、講義の復習や、知識の定着に繋がりました。また、質問の内容で、どこがポイントになり、試験で問われそうな部分なのかが分かりました。

・現時点でどれくらい答えられるのか／答えられないのか、他の受講生と比べて、自分のレベルを把握することができ、モチベーションやペースメーカーとしても役に立ったかなと思います。