受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験｜【2026年合格目標】入門総合講義／入門カリキュラム（フル・ライト）

行政書士試験を目指した理由・契機

仕事において民法、会社法、個人情報保護法などの知識が求められていましたが、十分に習得できているとは言えない状況でした。

そこで、これらの法令が試験科目に含まれる行政書士試験を通じて、外圧的に勉強する必要がある環境に身を置こうと決意したことがきっかけです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

圧倒的な合格率と一発合格者の人数に魅力を感じアガルートの受講を決めました。

合格率が50％を超えるという宣伝を見て、半数以上が合格するのであれば、講師の指示通りに勉強すれば私も合格できるのではないかという思いがありました。

また、初めて行政書士の勉強をするということもあり、一発合格者の人数の多さも重要な決め手となりました。

合格体験記・学習上の工夫

学習にあたり、気を付けていたことは2点あります。

1点目は、手を広げすぎず、これと決めた教材・講座に集中することです。

実際に受験まで私が利用した教材は、総合講義テキストと短答過去問集、受講した講座は総合講義、短答過去問解説講座、直前期のヤマ当てフェスのみです。

私は社会人であるため、平日は十分な時間を捻出できないこともあり、使用するテキストや受講する講座を増やしてしまうと、消化不良に陥る可能性があると考えていました。そこで、インプットは総合講義、アウトプットは短答過去問を中心に、インプットとアウトプットをジグザグ方式で繰り返すことに集中しました。本来は「他資格択一80」や逐条ローラーインプット講座も受講したかったのですが、時間の都合で断念しました。

2点目はピーキングです。10月下旬まではインプットとアウトプットを交互に緩やかに行っておりましたが、10月下旬から試験本番までは、知識のインプットを最優先し、テキストを繰り返し学習して暗記に重点を置きました。また、平日・土日ともに1日あたりの勉強時間をこれまでより2～3時間ほど増やしました。その結果、試験当日まで実力を着実に伸ばすことができたと考えています。

総合講義のご感想・ご利用方法

総合講義なくして行政書士試験合格はなかったと考えています。それほど、私にとって重要な講義でした。特に、行政法はこれまで学習したことがなく、また、民法、憲法、商法、会社法なども受講前に十分な知識があったとは言えなかったため、豊村先生の講義は私にとって非常に有意義でした。

総合講義の利用方法ですが、受講前に短答過去問を数セクションに分け、そのセクションの短答過去問を解いた後に総合講義を受講しました。受講した回数は1回のみで、全て1.5倍速で聞いていました。

受講した科目は、行政法、民法、憲法、商法、会社法の設立・機関、基礎知識の諸法令、個人情報保護法、情報通信、文章理解です。

私は試験前年の12月末から総合講義の受講を始めましたが、上記の科目の受講が完了したのは翌年の6月末です。本来は5月末までに受講を終わらせて、6月からテキストと短答過去問の2週目に入りたかったのですが、1カ月遅れになってしまいました。今振り返ると、計画通り5月末に1周していれば、その後の勉強がもう少し楽になっただろうと考えています。

また、総合講義の受講にあたっては、分からない点があってもとにかく進めること、講義中のメモは必ずテキストに写すこと、テキストと過去問を相互に検索できるように互いの教材に頁番号などのメモを入れることを意識していました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

総合講義と同様に、短答過去問解説講座も私にとって非常に重要な講座でした。本講座を通じて、過去問の重要性や、本番では予想外の内容の問題が出題されることがあるという心構えを勉強することができました。そのおかげで、本番で知らない問題が出題されても、焦ることなく対応できたと考えております。林先生には本当に感謝しております。

短答過去問解説講座の利用方法ですが、総合講義を数セクションに分けて、1つのセクションを受講後、そのセクションに関連する短答過去問解説講座を受講し、林先生が板書された内容についてメモを取るという流れで進めていました。1つのセクションの受講が完了した後は総合講義に戻り、次のセクションを受講し、また短答過去問に戻るということを繰り返していました。

総合講義と同様に、受講回数は1回のみで、すべて1.5倍速で聞いていました。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

時間の制約上、記述過去問解説講座を受講することができませんでした。本来は、本講座を通じて記述対策を行いたかったのですが、時間を割くことができませんでした。

振り返ると、私は記述対策を一切行うことができず、記述に不安を抱えたまま試験本番を迎えてしまいました。実際に合格はしたものの、記述の結果は満点の半分である30点にも満たないような結果でした。試験本番では、問題文からテーマを把握することまではできたものの、何をどのように書けばよいかが分からず、我流に走った結果だと考えています。

行政書士試験では、記述は配点が60点と大きく、合否を左右しかねません。そのため、何の記述対策もしなかった私が言うのもなんですが、記述対策として記述過去問解説講座をぜひ活用した方が良いと考えます。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

時間の制約上、逐条ローラーインプット講座も受講できませんでした。

日常的な勉強として、総合講義のテキストや過去問で条文に当たった際には、都度六法を使用して条文を引く学習をしていました。

もっとも、振り返ると、特に地方自治法や民法、憲法において、条文をインプットする作業が不足していました。また、各条文の趣旨理解も十分ではなかったと感じています。

逐条ローラーインプット講座は、条文の趣旨を理解するうえで非常に有用な講座だと考えます。私の場合は、何度も過去問を解き直す中で、やや強引に条文を暗記していきましたが、今となっては効率が良くなかったと感じています。本講座を通じて、最初に条文の制度趣旨をインプットし、その後過去問などを通じてアウトプットの演習をすることをお勧めいたします。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解対策講座は意図的に受講しませんでした。

学生時代から現代文が比較的得意であり、また、文章理解の過去問を数問解いた際にも特に間違えることがなかったため、基礎知識の足切り対策としては、文章理解ではなく、諸法令や個人情報保護法、情報通信に時間を割いた方が良いと考えました。そのため、受講は見送りました。

基礎知識において、文章理解は3問とも落とせない重要な分野だと考えます。個人的な意見ですが、文章理解対策としては、できるだけ早い段階から過去問を解いて得意不得意を見極め、特に不得意と感じた場合は、早めに文章理解対策講座を受講した方が良いと考えます。

『他資格択一80』解説講座のご感想・ご利用方法

時間の制約上、『他資格択一80』解説講座は受講できませんでした。

当初の計画では、直前期の民法対策として本講座を受講する予定でしたが、勉強の進捗が想定よりも非常に遅れたため、民法についてはテキストの内容のインプットを重視しました。その結果、アウトプット対策に十分な時間を割けず、本講座を利用することができませんでした。

民法は直近で改正があったこともあり、個人的には短答過去問の演習だけでは問題数が不足していると考えておりました。実際に私は民法の演習ツールとしては短答過去問のみを利用していましたが、演習不足を感じていたため、試験当日に最も不安を抱えていた科目は民法でした。

総合講義でインプットした内容をアウトプットするためのツールとして、『他資格択一80』解説講座はできれば受講した方が良いと考えます。

模擬試験のご感想・ご利用方法

時間の制約上、模擬試験の問題を解くことができませんでした。また、解説も見ていません。恥ずかしながら、試験本番の前日に模擬試験の問題冊子と回答用紙を初めて見たという状況でした。

行政書士の受験生であれば、模擬試験は少なくとも一度は解くことが通常だと考えます。私も勉強の計画段階では、模擬試験を利用することを念頭に置いていました。しかし、勉強時間が不足していたため、直前期にはインプットが最優先と考え、模擬試験での演習に時間を割くことはできませんでした。

私のように直前期になって慌てて模擬試験の受験を断念しないためにも、計画に余裕を持って勉強を進めることが重要だと考えます。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

十分とは言えない勉強時間の中でも一発で合格できたのは、豊村先生と林先生の講義、そしてアガルートのテキストのおかげだと考えています。本当にありがとうございました。