合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験｜【2026年合格目標】入門総合講義／入門カリキュラム（フル・ライト）

行政書士試験を目指した理由・契機

現職は登録販売者として働いているのですが、今後のキャリアプランを考えたときに登録販売者のみだと店でしか利用価値がなく、ドラッグストアが溢れているこの時代としては難しいのではないかと思っていました。

そこでコロナ禍で外出規制があったときにこの時期だからこそできる資格、それこそ一生使えるような資格を取ろうと思い、登録販売者を取る前に少し取ろうか考えていた行政書士を取ろうと決心し、勉強を始めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

2年間は独学で臨んだのですが、1年目は178点、2年目は164点と逆に点数が落ちてしまうという結果に終わってしまいました。そこで自分の何が足りなかったかを考えたところインプットが明らかに足りないという結論に達しました。そこでインプットをしっかりできるように予備校を選び始めたのですが、通学できる範囲には予備校がなく、Web受講だとどこも差異がないように感じたので合格返金制度で自分のメンタルに負荷をかけられるアガルートを選択しました。

合格体験記・学習上の工夫

まず2024年度の目標として掲げたのは、行政書士試験合格とマラソン3時間切り（通称サブスリー）達成でした。

マラソンとの両立を図るために行ったことは、①仕事の昼休憩に30分勉強する②朝ラン後最低30分勉強する　この２点を行なっていました。

田島先生の方から平日2時間、休日4時間とは言われていましたが、平日の勉強時間を減らし、休日にガッツリ（8時間程度）行うことでトータルの勉強時間は確保しました。

これで両方ダメだったら笑い物だということを自覚しており、さらに精神的負荷をかけるために片方でも駄目だったらバンジージャンプ（高所恐怖症）を行う宣言をしました。

日程も10/27水戸黄門漫遊マラソン→11/10行政書士試験→11/24つくばマラソンというハードスケジュールで途中体調を崩してしまいましたが、1/26の勝田全国マラソンにてようやくサブスリーを達成することができました。

マラソンの話に逸れてしまいましたが、行政書士試験の勉強では2年間過去問重視のアウトプットばかり行っていたせいで過去問の解答を覚えてしまっているというのが最大の懸念でした。

そこで、民法はアガルートから送られてくる問題集、テキストとは別に司法試験の過去問を購入し、アガルートのテキスト→司法試験の過去問といった順番でひたすら学習していきました。

行政法は基本過去問だけで平気ですが、地方自治法だけ苦手意識があったのでこれで完璧地方自治法250問を購入し、条文読み込みと同時並行で進めました。

会社法、商法はやると沼にハマるのが前回受験でわかっていたので、模試を大量に受験しその問題の復習だけに留めました。

憲法は、最新判例を読み込みと過去問中心にやりました。

正直、会社法商法憲法はほとんど勉強していません。民法と行政法中心でした。

記述も最近は条文をそのまま答えさせるというより、事例問題の方がトレンドにあるような感覚だったので記述問題集みたいなものはあまり触らず、普段の過去問題集をなぜ○なのか×なのか説明できるような勉強方法で対策しました。

総合講義のご感想・ご利用方法

基本的に講義は倍速で流していました。さらにジムで走るときは講義を流しながら走っている時もありましたが、アガルートの動画再生の音量問題でスピードを出すと講義の音が聞こえなくなってしまう問題のためそこまでやりませんでした。

本当に疲労が溜まって何もできないというときは、目を瞑り、講義だけを聞いていたときもあります。講義だけだと時々現れる雑談が非常に時間の無駄になるので流し聞きには向いていないとは思います。更に次のチャプターに自動再生されないのも非常に面倒臭い。

結局講義というものは聞いただけでは身になっていないことの方が多いので練習問題みたいなのを雑談代わりに入れて欲しかったです。

講義以外でもテキストが市販のテキストに比べて大きいため、別の問題集で間違えた部分、載っていなかった部分を随時書き足していって自分の中での重要事項を入れたオリジナルのテキストを作成しました。特に民法は範囲が広いのでテキストでは網羅できていない部分があるのでよく書き足して行っていたと思います。

商法会社法、憲法は各1回ずつ講座を視聴しましたが、基礎知識はほとんど視聴しませんでした。個人情報保護法や行政書士法など確実に出るところだけテキストを読み込みました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

短答過去問はギリギリにやろうと思っていて、手をつけ始めたのは試験１ヶ月前くらいでした。それまでは他資格の過去問と肢別を回しながらインプットをしていました。なぜかというと最近の試験の短答問題が難化傾向にあるのでどのような問題が来ても対応できるようにする力を身につけるためです。

過去2年間の経験的に知らない問題に対する力が欠如していたと感じたので、それならば知らない問題をなくせばいいというゴリ押しをしようと思ったからです。

短答過去問自体は過去2年でやった問題しかないため正答率は９割でこなせましたので残り時間的に閲覧する時間が厳しかったため問題を解いて解説を読むに留めました。この過去問は知識の確認に良いですが、これだけ回せば受かるという訳ではないと思います。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述の過去問の利用方法は、解説などを読んで完璧な解答を目指すということはせず、いつ、どのような論点が問われているかを把握し、問われていない論点が何か、2023年度に以前問われた債権者代位権が問われたことから昔問われた論点も多少頭に入れていました。

記述は20点取れればいいと思っていたので部分点を取れるよう重要ワードを間違えない、５W１Hを意識して文章を作るようにしました。

正直、記述は短答の延長線にあると思っているので、ここに時間を割くのは得策ではないと思います。考え方がまるでわからないという人は動画を見た方がいいと思いますが、ある程度わかっている人は2度手間になるので全ての動画視聴をするのはオススメしません。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

逐条ローラーも基本的に倍速で流しながら行いました。民法と行政法だけはしっかり条文を読み込みました。おそらく３周くらいはしたかと思います。

行政法は条文さえ覚えていれば解けるという問題は多いので行政法はしっかりやっと方がいいと思います。

本当に時間がないという人は諦めてテキストインプットに絞ってやっても合格ラインには行けるとは思いますが、時間がある方は是非やった方がいいです。

私は条文インプットで苦手だった地方自治法の点数を伸ばすことができました。前は１問もわからないという状態だったのですが、条文インプット＋これで完璧地方自治法250問をこなすことで満点も取ることができることもあるくらいには伸びました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解は自信があったので、直前１ヶ月前くらいに問題の方をサラサラやったくらいしかやっていません。ただ、初学者は慣れが必要なので、しっかり解いて、問題に対する経験値を積んだ方がいいです。多少問題形式が違うものがあるので、同じような形式がいいのであれば市販模試の最後３問だけやるのも一つの手ですね。ただ、考え方は一緒なので個人的にはこれだけやっておけばいいと思います。動画の方も考え方がわからない人だけがみればいいと思います。基礎知識は足切りがあるとはいえ、文章理解は難しくありません。

『他資格択一80』解説講座のご感想・ご利用方法

他資格択一80はぜひやった方がいい問題集です。民法は行政書士の過去問だと難易度が低く、あまり参考になりません（憲法も）。これをやったとしてもまだ民法は演習不足だと個人的には思っているくらいです。できれば80という中途半端な数字ではなく100くらいあってもいいとは思うのですが…

実は司法試験・司法書士の民法というのは、行政書士の民法と難易度的にはそこまで変わりません。要件事実の問題があるかないかくらいだと思っています。

さらに行政書士では問われづらい論点もあるので実はできていると思った論点が苦手だったみたいな発見につながることもあります。私は先取特権が司法試験の過去問で苦手だと判明したおかげでしっかり勉強でき、記述においてすぐ先取特権と気づくことができました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験はアガルートの模試の他、Tacの市販模試、LECの模試をやりました。なぜ、大量にやったかというと、基礎知識に変更され、行政書士法、戸籍法などがどの程度出てくるかがわからなかったからです。

アガルートの模試は解説が丁寧でしたが、１回しかないことと、自己採点なので市販模試みたいな感じです。

個人的には自己採点ならば模試は２回は欲しかったです。

模試は間違えたところはチェックして、自分の問題集を作成し、３回は解き直しました。