受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験｜【2026年合格目標】入門総合講義／入門カリキュラム（フル・ライト）

行政書士試験を目指した理由・契機

実家に戻ったタイミングで自身に費やすことが出来る時間ができたので、その時間を学びに充てようと思いました。

人生100年時代、学べるうちは学びたいと考えています。

行政書士に決めたのは、宅建からのステップアップと、乏しかった自身の行政知識を修得する為です。

もともと民法にも関心があり、より深く学びたいとも思っていました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

飽き性なところがある私が、予備校選びで最重要視していたのは講師の先生と自身との相性(長時間に及ぶ講義をいかに苦にならずに聴き続ける事ができるか)でした。

予備校をリサーチする中で、「カリスマ講師ランキング」に豊村先生のお名前をお見受けし、いくつかポイント講義等をYouTubeで拝見したところ、熱血系の講義を求めていた自身にぴったりだと思いました。

また、アガルートのテキストの網羅率の高さにも魅力を感じた為、お世話になることに決めました。

合格体験記・学習上の工夫

・行政法

行政三兄弟(行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法の事を勝手にこのように呼んでいました)においては、比較学習と条文のガチガチの読み込み、行訴法の訴訟要件(ビッグ３)の判例をまとめることで、怖いもの無し状態までもっていくことが出来ました。模試でも行政法は満点取れたこともあり、本試験でも１問間違いで留めることができました。

比較学習を意識し始めたのは模試がきっかけでした。

もともと条文を意識しながら学習していたものの、模試で各法律内(行手法の聴聞手続きと行審法の審査過程の比較等)または各法律間の比較(行政不服審査法と行政事件訴訟法の執行停止の比較等)を問われた時に、即答できなかった事で詰めが甘いと感じました。

そのため、模試の復習時に普段問題を解いていて比較でよく悩んでしまう点なども抽出し、簡易的ではありますが違いが一目でわかるような表を作り、定期的に目を通すようにしました。

条文は具体的なイメージを頭に浮かべるようにし、なるべく記憶をスリム化することを心掛けました。特に行審法の審査過程において活用しましたが、これも豊村先生による「審査過程の図を目につく場所に掲示しておくと良い」というアドバイスあっての事でした。行政法においては、その他は総論の判例を直前期に流し見していました。直前期にざっと目を通せるような資料をまとめておくことは、普段から意識的に行っていると後で慌てる事も少ないかと思います。

・民法

理解学習と暗記のスリム化を意識しながら学習しました。

宅建で少し触れていたので入りやすかったのですが、学習内容の厚みが全然違いました。宅建の時は暗記で多くをカバーしていましたが、行政書士は範囲も広いのでとても暗記だけでは網羅できないと思い、理解することを意識しました。

例えば総論の意思表示の分野では、良く頭の中に天秤を思い浮かべていました。

表意者vs相手方もしくは第三者において、保護されるべきはどちらなのかを考える場合、相手方もしくは第三者に「善意」なのか「無過失」まで要するのか、暗記のみに頼ると混在しがちな論点でしたが、バランシングを考えることで暗記不要で自信をもって解答できるようになりました。

債権の条文は文字列だけ読んでいてもなかなか頭に入らず、特に多数当事者の債権債務や、保証人の通知義務の分野は何度も読み返しました。

しかし時間をかけて読み、その時は理解してすっきりしてもまた時間の経過と共にあやふやになり、再確認の際に準用も多い該当箇所の複数の条文を読み返すことはとても時間のロスだと感じるようになり、表にまとめ整理しました。一度表を作っておいた事で、またあやふやになったときに一目で思い出す事ができ、その分タイムパフォーマンスを確保することが出来るようになりました。

・憲法

憲法の学習で意識したことは判例と統治の条文の読み込みです。

豊村先生も良くおっしゃっていましたが、判例問題は事案と結論だけではなく判断枠組みや過程を理解する必要があり、事案と結論の暗記では太刀打ちできないことを試験を受けて実感しました。

・過去問

2周目以降は、肢別の一問ごとに類似論点や関連知識も頭の中で思い起こすようにしていました。

あの場合はどうだったかな？似たような論点あったけれど何だったかな？等と。

思い起こすまでに時間を要したり、少しでもあやふやだったらすぐにテキスト・六法で確認し、自身の消化度（次また思い起こせそうか、それともまた危ういか）により、必要に応じて少し大きめの単語カードに書き、すぐに見返すことが出来るあんちょこを作りました。その為、２周目でも問題集を進めることに時間を要しましたがここでカードを作成し始めたことで理解度も上がり、且つ記述対策にもなったと感じています。

私はアガルートの過去問集以外はこれといった記述対策はしいていません。もちろん当初は他問題集も検討しましたが、あれよあれよという間に第1回目の模試当日になってしまい、そのまま受験することとなったものの記述式問題の３問とも論点がわかり、なんとなく書けてしまったのです。

その後もほとんどの模試において記述は４０点オーバーが取れており、記述の他問題集に新たに手をつけるなら、その時間を条文学習に充てようと思いました。

カードには、苦手な論点の他に豊村先生が良くおっしゃっていた「Ｊ→Ｔ」「Ｔ→Ｊ」を意識しながら、重要そうだなと思った「Ｊ」の内のワードを空欄にしたりして、口で説明できるようになる事を心掛けました。

重要なワードの暗記と「Ｊ→Ｔ」「Ｔ→Ｊ」の想起を訓練することで、本当に記述対策になっていることを実感しました。

・隙間時間の活用

机の前に座っていない時でも常に学びに触れることを意識しました。

具体的には、Youtubeの豊村先生の憲法の統治の条文一気読みを聞きながら朝食を作り、運転中に憲法の講義の判例部分を中心に聞き、買い物のレジ待ちにアプリの１問１答をやり、入浴中に時事問題のYouTubeを見て、直前期は寝る前にニュース検定の講義を流し聞きしていました。

これをルーティン化することで、特に憲法の判例の判断枠組みが染みついたと感じました。

苦手な判例の1つであった「GPS捜査を違法とした最高裁判例」は、何度も繰り返し聞いていたので模試で出題された時に瞬殺で解答することができた事が記憶に新しいです。隙間時間は侮れないです。

総合講義のご感想・ご利用方法

とにかく豊村先生のメリハリのある講義が自身にとても合っていました。

分野が変わるごとに仕切り直しのように改めて声を張って講義してくださる先生を見ていると、「自分も頑張ろう」という気持ちが湧いてきました。

時には、こんなに一生懸命しゃべり続けて喉痛めないかな？と心配になるほどでしたが尽力くださり本当に感謝しています。

時折、思わずくすっと笑ってしまうような冗談等もおり交ぜて講義してくださるので難しい分野もリラックスしながら視聴することが出来ました。個人的には、「戸別訪問と表現の自由の判例」での「キンコンキンコン！」がツボに入ってしまい、おかげさまで合理的関連性の基準を採っている判例として忘れられない判例となりました。

直前期は多肢選択で空欄になりそうなワードなどを意識しながら憲法の判例を読んでいましたが、大事なワードは豊村先生も強調＆重複しておっしゃってくださるのでとても良く頭に残り、模試や本試験を解いていて豊村先生のお声が天の声のように聞こえてくることがあり、何度も助けていただきました。

ライブ試聴ではないのですが、度々「せーの！」とおっしゃって解答をこちらに問いかけてくださる講義のやり方もとても良かったです。即答できないときは即座に一時停止をして自身の中で解答を出してから続きを視聴するようにしていました。

講義のチャプターも細かめに区切ってくださっているので、２周目以降は視聴したい苦手分野の講義だけをピックアップしやすかったです。

また、豊村先生がさらっとテキストに追記される内容も２周目以降にテキストに目を通した際に、より理解を深める事に繋がっていました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

短答過去問題集は、該当の単元の講義視聴後に取り掛かるようにしていました。

わからなかった問題については、問題集にあらかじめ掲載されている解説やテキスト、六法を確認し、それで理解ができれば次へ進めていました。

その為、解説講義を全問試聴することはありませんでしたが、解説講義では関連知識や図等を用いて説明くださり、視聴した際には印象付けられ、記憶にも残りやすかったため時間との兼ね合いで全問視聴するか否かを葛藤した時期もありました。

解説講義を視聴しても尚、消化しきれないような問題についてはKIKERUKUNを使って質問させていただいていました。初学者なのでずれた質問を多くしていたと思いますが、毎回丁寧に回答くださりとても助けられました。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式問題集には６月頃から取り掛かりました。

毎日最低でも民法２問、行政法１問を解くようにしていました。

頭では理解しているつもりでも言葉で表すことが出来なかった論点については、解説講義を聞き、重要なワードをテーマと結びつけて記憶することを意識しました。意識付け強化の為にカードにも書き留め、定期的に見返しました。

記述式問題は、条文知識や関連知識をも正確に消化できていないと論点整理がスムーズにいかないことを感じた為、解説講義も全て試聴し、同時にあやふやな関連知識を六法やテキストで確認しながら学習を進めていました。

当問題集に取り掛かり始めたころは、字数オーバーによる調整の程度(どこを削る事が出来て、どこを残すべきか等)も自身では判断できなかった為、この点についても解説講義で確認できたことで確信をもって解答できるようになりました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

講座を申し込んだ当初は、「フル」ではなく「ライト」を選択し受講していました。

申込当初は試験についてリサーチ不足だったのですが、学習を進めていくうちに条文学習の大切さをひしひしと感じるようになり、当講座の評判も目にしていたので自身には「逐条ローラーインプット」の講義が必要だと思い、学習途中(昨年3月末頃)で「ライト」から「フル」への講座の変更を申し出ました。

この頃にはメイン科目の学習が２周目に入る頃だったので、復習がてら苦手な分野から視聴を始めました。

結果的には、テキストがビリビリに崩壊するまで何度も何度も読み込み、補修しながら大いに活用させていただきました。

民法においては具体例を交え、かみ砕いて講義してくださるのでイメージが沸きやすく理解が深まり、字面だけでは到底消化しきれなかった条文も怖くなくなりました。

チャプターの終わりにお話くださる雑談等はカチカチになった頭のクールダウンにもなり、時には励ましのメッセージもくださったので折れかけた心までをもケアしていただき感謝しています。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

長年に渡る現代文の指導経験をお持ちである田島先生ならではの、まさに文章を読み解くといったアプローチは、これまでただただ字面を読み進めていた私にとって目からうろこの学習方法でした。

アガルートのホームページの講座紹介でうたわれている「確実に３問正解になる勉強方法」という文言に惹かれてワクワクしながら視聴し始めたことを覚えています。

私にとって、足切り回避の為に本試験で文章理解問題は全問正解必須だったので達成することができ感謝しています。

『他資格択一80』解説講座のご感想・ご利用方法

司法試験や司法書士など超難関資格の問題が並んでおり、とても自身の手には負えないだろうと思いつつ取り掛かりましたが、気が付いたらとても関心をもって取り組んでいる自分がいました。

同じ民法の単元でも、行政書士試験とは異なる問いかけの仕方で問題が作成されていたりする為、様々な聞かれ方に対応する良い訓練になり、また細かな論点を問われることもあるので初見の条文を知る良い機会にもなり、理解が深まっていくのを実感しました。同時に他資格に関心をもつきっかけにもなりました。

「直前ヤマあてフェス」の商法の他資格問題は本試験でドンピシャで的中したので瞬殺で解答することが出来、商法の学習が手薄だった私にとってはとても貴重な学習でした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

アガルートの模試は難しいという噂を耳にしていたので、8月半ば頃に気合いを入れて取り組んだことを覚えています。

解答肢以外の肢を全て切りきれなかった問題が複数あり、その点で解きづらさを感じました。

ただそれは、私の知識がまだまだ曖昧な点があったり、初見の条文知識問題等もあったためです。

私のメイン講師であった豊村先生が問題作成に携わっていらっしゃるということで、「愚問はない！」と確信できたので全問解説講義を視聴しました。

私は本試験までに全11回ほど（アガルートを含む）模試を受けましたが、その中で全問かつ全肢の解説をしてくださるものは唯一アガルートのみでした。

解説の中では関連する判例も紹介くださいましたが、「これ面白いでしょう！」と、いきいきしながら説明される豊村先生に釣られて、私もとてもワクワクする気持ちを持って視聴した「判例変更により、土地区画整理事業における事業計画決定において処分性を認めた判例」はその時から今もずっと頭に残っています。

豊村ゼミのご感想・ご利用方法

オンラインライブクラスには人数制限に引っ掛かり残念ながら入ることができなかったのですが、ゼミの講義中の先生からのゼミ生への問いかけに自身でも解答したかったので、解答に詰まった時に講義動画を一時停止することが出来るよう、ライブではなく後日視聴して利用していました。

ゼミで配布されるレジュメにはテキストに掲載されていないような判例や問題なども載せてくださっているため、理解が深まっていくことを感じていました。また、明瞭簡潔にまとめてくださっているので、苦手分野については付箋を付け、直前期にもざっと見返しました。

実際、レジュメに載せてくださっていた判例が本試験の記述式問題で出たのでゼミを受講して間違いなかったと確信しました。

特に、補講の憲法の講義は直前期に２倍速で何度も何度も隙間時間に視聴しました。要点を簡潔にまとめてくださり、重要ワードを繰り返し強調して講義くださる講義は、何度視聴したかわからない程活用させていただきました。おかげさまで本試験で憲法は満点を取ることが出来ました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

もう耳にタコができるほどお聞きになられているかと思いますが、豊村先生、本当にどうもありがとうございました。

飽き性な私が通学でなく通信で学びを続けられたのは、先生のメリハリのある熱血授業が、私にとても合っていたからだと思います。いつでも楽しく、ワクワクするような講義をしてくださったこと、感謝しています。

私は、先生には講義の間だけではなく、模試を受けている時や本試験を受けている時にも助けていただいていました。試験中に先生の講義のお声が頭の中に聞こえてきて、それが解答にシンクロする瞬間をたくさん感じていました。

きっとそれは大事なワードを重複し、強調して講義してくださっていたこその事であると思っています。感謝しております。

本試験では、ゼミのレジュメに載せてくださっていたおかげさまで、記述で出題された12チャンネル事件の問題にも怯むことなく対応することが出来ました。また、会社法は設立しか学習していなかった私にとっては撃沈でしたが、ヤマあてフェスの他資格問題に掲載してくださっていた商法の匿名組合の問題の1肢がドンピシャで出たので、その1問は瞬殺で解答することができました。

受講を始めたばかりの頃、行政書士試験に合格して先生に面白Tシャツをプレゼントすることもひとつの目標として掲げていたので、今回先生にお会いできる機会がないことはとても残念に思います。

私は三重県にいるので、本試験の時もブラックサンダーを配る先生にお会いすることが出来ず、なんだか先生が実在しない架空の神様のように思えてしまいます。

いつかどこかで先生をお見掛けするようなことがあれば、その時は(空気を読んだ上で)お声がけさせていただきたく思っています。

先生にとって私は2024年度の受講生の1人にすぎませんが、私にとって先生は一生忘れられない程の尊敬する先生になりました。これからたくさんの出会いを経験して、先生のように自身のメンターとなるような方々ともっともっと関わっていけるよう、私もまた頑張ります。

先生の講義の音声はダウンロード済みなので、これからも学びに向き合う時には是非とも聞かせていただきます。

今後、行政書士試験に挑む方に出会ったら、豊村先生についていけば間違いない、と強くお勧めしたいです。

ですが、どうかご自愛ください。

長時間に及ぶ頻繁な収録、一所懸命な講義、きっとその分体にかかる負担も大きいと思います。

私はただただ先生のお身体が心配です。

最後にもう一度だけ、、豊村先生、本当に本当にどうもありがとうございました。