自社の若手社員に合う研修をどのように選べばよいかわからないと悩む人事担当者は少なくありません。
研修のテーマや内容を何にすべきか迷うケースも多いでしょう。
本記事では、おすすめの研修会社10社の比較や研修の目的、代表的なテーマ、選び方、費用相場までまとめています。
若手社員の特徴や研修を選ぶ際のポイントも解説するので、参考にしてください。
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目次
若手社員研修のおすすめ10選

若手社員研修のおすすめは、豊富な実績を重視するならJMAMやアルー株式会社です。
主体性の強化に強みをもつ研修を求めるなら、株式会社インソースなどが候補となります。
ここでは、若手社員研修のおすすめ10社を一覧表でまとめました。
| 会社名 | 形式 | 特徴 |
| JMAM | 公開セミナー・オンラインセミナー・通信教育・映像教材など | アセスメントツールで適性を可視化 |
| アルー株式会社 | 講師派遣・公開講座・オンライン・eラーニング | 実践反復の「100本ノック」プログラム |
| 株式会社インソース | 講師派遣・公開講座・eラーニング・動画教材など | 段階的な自律型人材育成 |
| ALL DIFFERENT株式会社 | 定額制集合研修・定額制オンライン研修・講師派遣など | 診断ツールと専任コンサルタントの伴走 |
| リクルートマネジメントスクール | 講師派遣・公開型・eラーニング | 主体性への転換を支援 |
| リ・カレント株式会社 | 一社研修・公開講座・eラーニング | 柔軟にカスタマイズできる設計 |
| SMBCコンサルティング | 定額制セミナー・講師派遣 | 定額制で研修機会を充実 |
| PHP人材開発 | 講師派遣(インハウス)・公開セミナー・eラーニングなど | マネジメント哲学に基づく人間教育 |
| バヅクリ株式会社 | 講師派遣型 | アクティブラーニング中心の対話型研修 |
| 株式会社ガイアシステム | 講師派遣型(オーダーメイド)・定額制オンライン研修 | 完全カスタマイズ設計 |
なお、以下で10社それぞれの特徴を詳しく紹介します。
JMAM(日本能率協会マネジメントセンター)
JMAMの若手社員研修は、独自のアセスメントツールで適性を可視化する点が特徴です。
「360度フィードバック」などの独自アセスメントを活用し、強みや弱み、適性を客観的に把握できます。
自己理解を深めることで、研修への前向きな参加と学習効果の向上を図る設計。
また、公開・オンラインセミナーやeラーニング、映像教材など、学習手法は多岐にわたります。
日常の職場を離れて学ぶ「越境学習」も特徴のひとつです。
アルー株式会社
アルー株式会社の若手社員研修は、実践を繰り返す「100本ノック」プログラムが特徴です。
ロジカルシンキングやリーダーシップ、OJT指導力などをテーマに、実践と反復練習を繰り返します。
実践的なスキルを確実に定着させるアウトプット型の研修が魅力といえるでしょう。
また、海外にも研修拠点を展開しており、グローバル環境で即戦力となる人材育成に強みを持っています。
eラーニング・Webシステムを併用した振り返りを通じて、長期間にわたり学びを継続させる支援も行います。
株式会社インソース
株式会社インソースの若手社員研修は、「新卒入社5年目でリーダーになる」を掲げ、計画的な教育で自律型人材への成長を支援しています。
また、講師派遣、公開講座、eラーニング、動画教材など、多様な学習スタイルを提供。
対象は入社2〜5年目の社員です。
2〜3年目は主体性発揮とミスのない質の高い仕事を、4〜5年目はスピードや成果、チームを率いる視点の習得を目指します。
ALL DIFFERENT株式会社
ALL DIFFERENT株式会社の若手社員研修は、豊富な支援実績から体系化した実践プログラムが特徴です。
他社社員との交流を交えた実践メインの「公開型研修」を提供。
企業の目指すゴールや課題に合わせたオリジナル設計の「講師派遣型研修」も選べます。
また、特許取得のビジネススキル診断テスト「Biz SCORE」を活用し、社員の自己認識とスキルアップを支援しています。
企業ごとに専任コンサルタントがつき、課題抽出から実施、振り返りまで一貫してサポートする体制も強みです。
リクルートマネジメントスクール(リクルートマネジメントソリューションズ)
リクルートマネジメントスクールの若手社員研修は、「自走」への転換を支援する点が特徴です。
受け身の姿勢から抜け出し、主体性とセルフリーダーシップを発揮できるよう支援します。
また、役割認識、スキル開発、キャリア開発の各フェーズに合わせた体系的なメニューを用意。
対象は入社1〜5年目で、講師派遣型(オンライン対応可)、公開型、eラーニングの3形式から選べます。
最短3時間から数日間の研修まであり、社員や会社の都合に合わせて柔軟に受講できます。
リ・カレント株式会社
リ・カレント株式会社の若手社員研修は、企業の研修実施目的に合わせてカスタマイズできる多様なメニューが特徴です。
アウトプットの場やグループワークを多く設け、自身のやり方を洗い出すことで気付きを促す設計。
対象は入社5年目以下で、中途採用者や第二新卒も受講可能です。
また、提供形式は、一社研修・公開講座・eラーニング動画講座の3形式に対応しています。
SMBCコンサルティング
SMBCコンサルティングの若手社員研修は、定額制での受講が特徴です。
来場型セミナーやオンラインライブラリを定額で提供しており、年間を通して質の高いセミナーを何度でも受講できます。
コストを抑えつつ研修の機会を充実させたい企業に適しているでしょう。
また、報連相やロジカルシンキングなどのベーシックスキルを指導します。
タイムマネジメントやPDCAサイクルの実践、フォロワーシップなど、能動的に仕事を進めるマインドも扱います。
複数プログラムを組み合わせて受講することで、主体的に行動できる自立型人材の育成が可能です。
PHP人材開発(株式会社PHP研究所)
PHP人材開発の若手社員研修は、松下幸之助のマネジメント哲学がベースにある点が特徴です。
単なるハウツーやスキル偏重ではなく、「人間教育」に重点を置いています。
自ら考えやり抜く力や当事者意識を育むマインドセットの成長を促す設計。
経験豊富な講師を派遣するインハウス研修も提供。
また、事前の打ち合わせや実地見学を通じ、各社の職場環境や課題に合わせてプログラムをカスタマイズします。
研修参加前に上司との面談を実施したり、研修後に職場実践テーマを共有し合うなど、フォロー体制も整っています。
バヅクリ株式会社
バヅクリ株式会社の若手社員研修は、座学ではなく実践やフィードバックを中心としたアクティブラーニングが特徴です。
業務に慣れたからこそ見落としがちな視野や意識、関係性に目を向けます。
また、「求められる人材」から「自ら貢献する人材」へと視座を高めることを目指す設計。
受講者同士のつながりを作り、アクションプランを参加者間で約束し合うことで、有機的な行動変容を生み出す設計です。
「研修を売る会社ではなく、人と組織が変わる仕組みをつくる会社」を掲げる対話型実践研修といえるでしょう。
株式会社ガイアシステム
株式会社ガイアシステムの若手社員研修は、完全オーダーメイド型である点が特徴です。
企業の理念や社風、営業スタイル、受講者の特性に合わせた完全カスタマイズ設計。
若手社員が自ら課題を見つけ出し、原因分析から解決策の検討までを行う「課題解決能力」の育成を得意としています。
また、「どんな人生を歩みたいか」という問いを掘り下げます。
現在の自分と企業からの期待役割を客観視させ、効果的な自己成長の必要性を認識させる設計。
対話やグループワーク、ロールプレイングを豊富に取り入れ、現場で実践できるスキルへと落とし込む点も特徴です。
若手社員の特徴
若手社員は、前向きな仕事観をもつ一方、失敗を恐れて消極的になりやすい傾向があります。
キャリア観が定まっていない社員も多く、成長の方向性に迷いを感じやすい時期といえるでしょう。
また、価値観が多様化しており、一律の指導や研修設計では対応しきれない点も特徴です。
若手社員研修とは?実施する目的
若手社員研修とは、入社1〜5年目の社員を対象に、主体性やチームでの連携力など実践的なテーマに取り組む研修です。
新入社員研修は、社会人としての基礎づくりが目的。
一方、若手社員研修は、実務経験を通じた気づきや課題意識をもとにした実践的な内容である点が異なります。
また、目的は、企業の将来を担う人材の早期育成、モチベーション向上、早期離職防止、主体性の育成の4つに整理できます。
若手社員研修の内容!代表的なテーマ例
若手社員研修の代表的なテーマは、以下の8つです。
- 主体性・ビジネスマインド研修
- ロジカルシンキング研修
- 仕事の進め方研修
- コンプライアンス研修
- キャリアデザイン研修
- リーダーシップ研修
- プロジェクトマネジメント研修
- コミュニケーション研修
以下で、テーマごとに研修内容と身につくスキルを解説します。
主体性・ビジネスマインド研修
主体性・ビジネスマインド研修では、「待ちの姿勢」から「自分で考えて動く姿勢」への転換を学びます。
若手社員が早期に戦力化するための、最も基盤となるテーマ。
業務スキルの習得より先にこの姿勢を育てることで、後続の研修の吸収効率が上がります。
また、主体性・ビジネスマインド研修を土台にしないままほかの研修を進めても、定着しにくい点に注意が必要です。
ロジカルシンキング研修
ロジカルシンキング研修は、自律的な業務遂行に欠かせない思考の基礎スキルを学ぶ研修です。
報告書の作成、上司への提案、問題解決の場面など、あらゆる業務シーンで活用できる汎用性の高さが魅力です。
なお、複雑な業務課題を構造化して整理する思考法ともいえるでしょう。
仕事の進め方(PDCA・タイムマネジメント)研修
仕事の進め方研修は、「何から手をつければよいかわからない」「締め切りに追われ続けている」という若手社員に有効です。
優先順位づけと時間配分の考え方、PDCAサイクルの回し方を学びます。
また、業務遂行スキルとして、後輩の業務管理にもつながる視点です。
コンプライアンス研修
コンプライアンス研修は、法令や社内規定の遵守について学ぶ、全社員必須のテーマです。
若手社員は日常業務の中でリスクに気づきにくいため、入社早期からの継続的な研修が欠かせません。
キャリアデザイン研修
若手社員は、キャリアへの関心が高い傾向。
「この会社でどう成長できるか」に組織側が答えを提供することが、定着率向上につながります。
研修で押さえるべき要素は、自己分析、中期キャリアの目標設定、組織内でのキャリアパスの理解の3つです。
自己分析では強みや価値観、行動パターンを言語化し、中期キャリアの目標設定では3〜5年後のありたい姿を描きます。
また、研修後に上司との1on1でキャリア面談を実施するフォロー体制と組み合わせることも重要でしょう。
リーダーシップ研修
リーダーシップ研修は、将来的にチームリーダーや管理職に就くことを見据え、若手社員のうちから養う機会が必要なテーマです。
基本的なリーダーシップの原則から、人を動かす話し方、メンバーとの信頼関係構築までを学びます。
プロジェクトマネジメント研修
プロジェクトマネジメント研修の中核は、「質」「コスト」「納期」の管理です。
近年はプロジェクト型の業務形態が一般的になり、異なる専門スキルをもつメンバーがひとつの目標達成を目指す機会が増えています。
なお、組織の戦略や変革を効率的に遂行できるマネジメントスキルの習得が期待されるテーマです。
コミュニケーション研修
コミュニケーション研修では、コミュニケーション能力を「伝達力」「傾聴力」「質問力」の3要素に分解して学びます。
伝達力は適切に伝える力、傾聴力は相手の立場に立ち信頼関係を築く力、質問力は分からないことを訊く力です。
なお、上司や先輩、他部門との橋渡し役として、報連相の質を高める演習が含まれることも多いでしょう。
若手社員研修を選ぶ際の4つのポイント
若手社員研修は、内容だけでなく、対象者に合った設計や研修後のフォロー体制、学習方法、自社の課題との適合性まで含めて比較することが重要です。
これらのポイントを押さえて選ぶことで、若手社員の成長を促し、研修効果を現場で定着させやすくなります。
①入社年次・習熟度に応じた設計になっているか
若手社員研修を選ぶ際は、若手社員の特徴や傾向に合わせた指導内容になっているかを確認することが重要です。
また、入社年次に合わせた設計がされているかも、あわせて確認しましょう。
②研修後のフォローアップ体制があるか
研修後のフォローアップ体制も、確認しておきたいポイントです。
また、上司やメンターによる1on1フォロー、行動目標の設定と進捗確認の有無を確認しましょう。
研修のあとの設計が、成果の分かれ目となります。
③多様な学習手段が用意されているか
多様な学習手段が用意されているかも、比較の際に欠かせない視点です。
集合研修・講師派遣・オンライン(eラーニング)など、複数の学習手段を比較しましょう。
また、自社の拠点数や働き方に合った形式選びも、あわせて確認したいポイントです。
④自社の課題・目的と合っているか
自社の課題や目的と合っているかも、研修選びの重要な軸です。
また、研修導入前に、離職防止や主体性不足といった自社の課題を洗い出しておきましょう。
課題に応じて研修テーマとゴールを明確化する流れを踏むことが大切です。
若手社員研修の費用相場
若手社員研修の費用相場は、公開講座で1名あたり2万円~数万円程度、講師派遣で1日あたり15万円~30万円程度、eラーニングで1IDあたり月額数百円~1,500円程度が目安です。
ただし、若手社員研修の費用相場は、公開講座・講師派遣・eラーニングの実施形式によって異なります。
研修期間や対象人数、扱うテーマ、ロールプレイやケース演習の有無によっても、費用には幅があります。
| 形式 | 費用相場 |
| 公開講座型 | 1名あたり2万円〜数万円程度(少人数向け) |
| 講師派遣型 | 半日10万円〜15万円、全日15万円〜30万円程度(会場費なそが別途かかる場合あり) |
| eラーニング・オンライン型 | 1IDあたり月額数百円〜1,500円程度(在宅・多拠点向け) |
公開講座型は少人数から参加しやすく、講師派遣型は会場費などが別途発生する場合がある点に注意が必要です。
また、eラーニング・オンライン型は、在宅勤務や多拠点展開の企業に向いているでしょう。
複数の研修会社から見積もりを取り、内容と費用のバランスを比較検討することをおすすめします。
まとめ
本記事では、若手社員研修のおすすめ10社や若手社員の特徴、研修の目的、代表的なテーマ、選び方、費用相場を紹介しました。
- おすすめの研修会社10社の特徴と形式
- 若手社員の特徴
- 研修の目的
- 研修の代表的なテーマ例
- 研修を選ぶ際の4つのポイント
- 費用相場の目安
研修選びで失敗しないためには、習熟度・フォローアップ体制・学習手段・自社課題の4軸で比較することが欠かせません。
さらに、自社に最適な若手社員研修を見つけるために、気になる研修会社への資料請求やお問い合わせから検討してみてください。
