受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験｜【2026年（令和8年度）合格目標】合格総合講義／一発合格カリキュラム／ダブル合格カリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

仕事で、登記や地籍調査に関わったことがあったため、土地家屋調査士に興味を持ちました。また、職場の先輩が、測量士補試験を合格されていたり、土地家屋調査士試験に挑戦されている姿を見て、自分も受験してみようと思いました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

まずは、午前試験が免除となる測量士補試験を令和3年に受験し、独学で合格しました。その後は、土地家屋調査士試験の択一の過去問題集を購入して、通勤時に読んでいましたが、仕事が忙しく、受験の申し込みすらしていない、中途半端な状況になっていました。

このままではいけないと思い、令和6年の受験を決意しました。測量士補を合格しているとはいえ、私は文系で数学は苦手でしたので、評判の高かったアガルートを受講しました。

合格体験記・学習上の工夫

記述に不安がありましたので、択一で満点近く稼いで、記述は基準点以上で逃げ切る作戦にしました。そのため、とにかく択一の過去問演習に時間を費やしました。

子育てをしながら共働きで、平日は23時頃に帰宅、休日は、別の難関試験の勉強をしている妻のために、子どもの対応をしていましたので、通勤や昼休みに択一の演習と申請書のひな形を行い、家事をしながらや就寝前に講義を視聴していました。

アガルートの講義は一コマが短く、速度も調整でき、何度も視聴できますので、再生速度を上げて視聴すると、数分で終了するコマも用意されており、スキマ時間にぴったりでした。

テキストや問題集には、紙媒体のほか、デジタルブックも用意されていましたので、電車の待ち時間や職場の昼休みなど、本を出して学習しづらい場面で、スマホからデジタルブックを開いて学習ができ、スキマ時間を有効活用できました。

総合講義を視聴し終えた後に、どの講義に進むべきか迷いましたが、定規の使い方を少し視聴した後、記述はあくまでも申請書を完成することが重要であり、作図よりも配点が高く、絶対に落とすことはできないと思い、申請書のひな形、複素数式、定規の使い方の順番に進むことにしました。

【土地家屋調査士】導入講義のご感想・ご利用方法

いきなり、不動産登記に入るのではなく、まずは導入講義により全体を把握できてよかったかと思います。また、不動産登記を少しかじったことはあったのですが、そもそも表示登記と権利登記の違いであったり、これから学習していく表示登記を理解することができ、総合講義の不動産登記の理解がスムーズになったと思います。

不動産登記は、民法上権利の対抗要件とされているため、民法、特に総則や物権と関連が深いことも理解できました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

私は、行政書士試験や宅建試験に合格しており、民法については基礎知識を持っていたため、民法は視聴しませんでした。

また、勉強時間の確保が難しかったことや、市販の過去問を少しやっていたのもあり、不動産登記の択一はなんとなくわかっていたので、講義を視聴しながら併行して択一を回していました。

それでも、改めて視聴すると、市販の過去問の解説で理解できなかった部分や、先に過去問を回して理解が及んでいなかった部分について、理解することができましたので、総合講義を視聴してから、過去問演習に進めばよかったかと反省しています。

講義の受講は、家事をしながらや、就寝前などの限られた時間に視聴しましたが、一つのコマが短く、速度も調整できましたので、1．6倍速で視聴していました。

総合講義を視聴し終えた後に、どの講義に進むべきか迷いましたが、申請書のひな形を学習している際、前提知識が足りていないと思った時は、該当する講義を視聴して、復習していました。私は、択一を解いていてわからない部分の講義を視聴して、振り返るということはしなかったのですが、何度でも振り返られるので、記述や実践答練を行った際に、曖昧だった部分の講義を視聴することで、苦手を潰すということもできるかと思います。

音声データは利用しませんでしたが、何かの作業中にBGMのように聞いて学習することもできるかと思います。

過去問解説講座（択一・記述）のご感想・ご利用方法

択一については、ひたすら問題集を回していて、講義は視聴しませんでした。

記述については、1回目は自力で解いて、解説を読んだ後に動画を視聴していました。記述の講義は、解説に書かれていない問題のポイントが解説されていてわかりやすかったのですが、実際の作図の動き等は収録されておらず、そこが一番気になったので、少し残念でした。

記述に着手したのが直前期で、時間がなかったので、記述の過去問演習は、地積や床面積を算出して、申請書を埋めるところまで行い（作図はしない）、その日の終わりに、1問題だけ作図を行うようにしていました。本試験では、作図に慣れていなかったと感じましたので、ちゃんと作図もセットでやった方がいいと思います。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

調査士試験が難しい理由の一つに作図がありますが、作図攻略の一つが定規を正確かつ迅速に使えるかと思います。定規の使い方は、テキストだけでも理解できるよう詳しく記載されていましたが、読むだけではわかりにくい部分もあるため、実際に先生が手を動かしながら、作図されている様子を確認でき、よかったと思います。講義を視聴する際、自分も定規を動かしながら学習しました。その後の演習は、記述の過去問演習の際に行いました。

［中山式］複素数計算のご感想・ご利用方法

記述では、座標値や地積、床面積等を正確かつ迅速に計算する必要がありますので、申請書ひな形の次に取り組むべき講義と思います。

私は、関数電卓を使用したことがなかったため、関数電卓そのものの使い方であったり、複素数を利用した迅速な処理などを学習することができ、有意義であったと思います。

数学が苦手で覚えるのが大変でしたが、テキストの練習問題を何回か解いて学習しました。その後の演習は、記述の過去問演習の際に行いました。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

不動産登記法の総合講義を視聴し終えた後に、どの講義に進むべきか迷いましたが、定規の使い方講座を少し視聴した後、記述はあくまでも申請書を完成することに比重があり、作図よりも配点が高く、絶対に落とすことはできないと思い、申請書のひな形に進むことにしました。

テキストを読み込むだけではなく、答案用紙に手書きで、ひな形を再現できるよう何度も取り組みました。8月頃からは、朝早く起きて、答案用紙に再現していました。

実践答練のご感想・ご利用方法

試験本番の2周間前くらいから、実力試しで3回ほど解きました。実践答練では、過去問に出題されていない論点も出題されていたので、解説を読んだり、解説の講座を視聴したりしたほか、曖昧だった問題は、テキストの該当ページを振り返ったりして、総復習をしました。

実践答練や直前予想模試を初めて解く時は、本番と同じ環境と思われる図書館の学習机で解きましたが、本試験まで時間がなかったので、本試験と同じ時刻どおりにはできませんでした。

本来は、本試験と同じ時刻、同じような環境下で行った方がいいと思いますので、余裕をもって取り組めるよう、スケジュールどおりに、総合講義や各種講義、過去問演習を行った方がいいと思いました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

実践答練や直前予想模試に取り組む前に、家事をしながらや就寝前に講義を視聴しました。改正分野は出題される可能性がありますが、テキストや過去問には掲載されていないため、補足する講義があってよかったかと思います。

私が受講した年度では、法定相続証明制度や申請書における会社法人等番号の記載などの改正規定が施行されていますが、いずれも登記制度に関係し、出題されそうな分野ですが、改正された内容を踏まえた法定相続証明制度の練習問題や、改正された内容を踏まえた、会社法人等番号の記載された申請書のひな形も追加で提供されたので、有意義であったと思います。

直前予想模試のご感想・ご利用方法

試験本番の1周間前くらいから着手しました。択一はそれなりにいい点が取れたのですが、記述があまりよくなかったので、記述の復習に力を入れました。特に、建物だと床面積へ算入するか否かが苦手ということが判明したので、該当する論点のある過去問を中心に復習しました。直前予想模試は、先生方が本試験を予想して作成されたものであるため、過去問の次に出題される可能性があると思いますので、本試験前に3回くらい解いて、解答の精度を上げました。