受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

宅建試験を目指した理由・契機

大学で、不動産に関わる法律科目を勉強したため、その経験を活かし不動産業界で働きたいと考え宅建試験を目指しました。
また、宅建は比較的簡単に取れる国家資格であるため、挑戦してみたいと思い勉強を始めた側面もあります。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

きっかけは2点あります。

1点目は、大学で同じ憲法の授業を履修している友人が、アガルートの司法試験講座のテキストを見せてくれた際、アガルートの教材はコンパクトかつわかりやすいと感じました。
2点目は、アガルートの特徴的なCMを見たことがあり名前を覚えていたからです。

合格体験記・学習上の工夫

権利関係では、自分は法学部生なので、民法総則、物権債権はすんなりと内容が入ってきてすぐに問題演習を始められたのですが、相続については大学で未履修だったため優先的に復習しました。
権利関係の問題は本試験でかなり難しく感じたので、確実に出る区分所有法、不動産登記法、借地借家法で必ず点を取れるようにした方がいいと思います。
宅建業法は、要点を押さえて問題を何周もしました。

宅建業法は慣れれば誰でも得意科目にすることができるので、問題集は最低でも5周はするべきです。
法令上の制限は、都市計画法、建築基準法でかなり苦戦しました。
ですが、問題演習を通して、どこがよく聞かれるかの感覚が身についてきたので、難しいと思ってもとにかく問題演習を増やし慣れていくことが重要だと感じました。
税その他は、直前期に対策を始めればいいと思います。
統計の数値は直前期の寝る前に、確認する習慣をつけ暗記しました。
問題を解く時に必ずやってほしいことは、その問題がマルを聞いているのかバツを聞いているのかを意識してメモすることです。
自分はこの習慣を早い段階から意識していたので、本試験でのケアレスミスはありませんでした。

当たり前に見えますが大事なことなので、ぜひ意識してください。
本試験には、総合講義テキストを全て持っていきましたが確認する時間もあまりないので、総まとめ講座テキストだけを持っていくだけでいいと思います。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

入門講義では、講師の方の面白さもあり、楽しく動画の視聴を進めていくことができました。
自分は法学部に通っているため権利関係の多くは勉強済みではありましたが、講師の噛み砕いた解説は非常にわかりやすく、初学者の方でも抵抗なく勉強を始めることができると思います。

テキストにどんどんメモを書き込んでいくという方式は自分にとても合っていて、要点を押さえながらさくさく勉強を進められました。
章ごとにポイントを解説してくれるので、まずはじっくりポイントを聞いてその後にそのポイントをテキストに書き込むのが良いと思います。
また章のおわりにも、その章のポイントを図など書いてわかりやすくまとめてくれることもあるので、その図などは必ずテキストに書き込んでおくといいと思います。
宅建業法の、宅建業免許と取引士証の制度の違いをまとめた図は試験前に何回も見るくらいお世話になりましたし、クーリング・オフのポイント書きも非常に役立ちました。
法令上の制限の都市計画法は非常に難しかったですが、個別で用途地域だけの説明動画があったり色々具体例を挙げて解説してくださったため、なんとか食らいついて勉強を進めていくことができました。
動画も15分前後にまとめられていたので、隙間時間を活用して視聴することもあったりしました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問解説講座は、実はあまり利用することはありませんでした。
なぜなら、総合講義のテキストのまとめられ方が非常によく、大体の問題は総合講義テキストの内容を振り返れば復習が簡単にできるからです。
ただ、問題集の問題で明らかに難しい問題があった時は、解説動画を見て要点を押さえていました。
また頻度が低く難しい問題を講師の方が解説されていた際に、こういう頻度が低い問題は後にして頻度が高いものを優先的に復習しようとおっしゃっていたため、過去問の復習をメリハリをつけてやっていく習慣を早い段階で身につけることができました。
このアドバイスを活かし効率的に勉強を進めることができたため、講師の方の過去問の解き方アドバイスが聞ける点も、過去問解説講座の良い点だと感じました。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

総まとめ講座のテキストは、問題集の3週目、4週目あたりに使用し始めました。
総合講義のテキストよりもコンパクトに要点がまとめられていて、知識のインプットよりはアウトプットをしたい時の要点確認の際に非常に役立ちました。
特に、いいな、と感じたのは、総まとめ講座テキストのp57です。
ここでは、不法行為に基づく損害賠償請求と債務不履行に基づく損害賠償請求の違いについてまとめられており、消滅時効や履行遅滞の時期などかなり混同しやすいこの論点を整理して覚えることができました。
また総まとめ講座テキストはページの左側に過去問が掲載されていて、丸バツもすぐに確認できるようになっていたため、軽く問題を解きたい時に非常に役に立ちました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験を受けることができるのは、合格にとって非常に重要なことだと思いました。
理由として、まず時間配分の感覚を身につけることができる点が挙げられます。

大体、この科目には何分かけることができるんだな、という実感を模擬試験を通して感じることで、その感覚を本試験に活かすことができました。
おかげで本試験では残り30分ほど残して解答を一旦は終えることができ、残りの時間でじっくりとケアレスミス、マークミスがないかを確認することができました。
また本番前に模擬試験を解くことによって、自分は試験を通してどんな問題文の見落としをしたりするかなどの自分の癖について再確認することができ、注意すべき点を意識しながら本試験に臨むことができました。