合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

きっかけは妻の一言でした。「(仕事の落ち着いている)今のうちに資格を取ったら?」という言葉を受け、軽い気持ちで資格試験に挑戦することになりました。
前職で30日連続深夜労働、時間外労働当たり前、有給取得をしたことがない等、劣悪な労働環境で働いていたことがあり、その時から労基法に興味があり、いつか勉強してそういった劣悪環境の会社を是正してやりたいと思っていました。
「よし長年の思いを今晴らすぞ!」と社労士試験を目指したのですが、始めてみると社労士試験の壁にぶち当たることになり、何も知らずに始めた試験でしたが、試験に落ちるたびに学習意欲が湧いてきて「くそー次こそは」という気持ちになり、「絶対合格するまで諦めない」という強い気持ちに変わっていきました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

恥ずかしながらアガルートアカデミーの存在は全く知らなかったのですが、前年の試験日にYouTubeでたまたま解答速報の動画を拝見して存在を知りました。
今まで、計5回受験して、独学2年、予備校に2年通学したのですが、予備校の2年目4回目の受験で選択式の足切りで不合格となってしまいました。
4年目の受験は模試でもA判定を取るなど自信をもって挑んだのですが、落ちたことにより、「予備校の試験に強くなってもダメだ。本番で点を取れるようにならないと」と思い、どうすればいいか考えていたところ、「そういえば試験日に見たアガルートはどんな内容だろう」とHPを拝見すると、まず合格率に目を奪われました。
合格率が高い理由は何かあるはずと、早速資料請求をして、サンプルテキストと講義を確認すると条文と解説がしっかり分かれていて分かりやすかったのと判例通達が他社のテキストに比べて圧倒的に多かったのがポイントでした。
シンプルだけど丁寧、そんなテキスト構成に惹かれ受講しようと思いました。

合格体験記・学習上の工夫

とにかくテキストを読むことを基本に学習を進めました。
特に条文は丁寧に読み込み、解説で理解するのではなく、条文から読み取り理解するように心がけました。
解説は、自分の解釈が間違っていないかの確認程度にして、条文からの情報を最大限得られるように覚えるのではなく、考えながら読むようにしました。
その後、問題演習を行い次の科目に移るというサイクルで学習を進めていきました。問題演習は手広く広げず過去問を中心に行い、最終的に試験日までに3周繰り返しました。

学習の方法は昨年と同じように進めましたが、昨年は問題演習を予備校の教材を中心に行っていたのを、今年は過去問中心に切り替えました。
予備校の教材を中心に行った昨年は、予備校の模試ではA判定を確保しましたが、本試験は不合格。
過去問を中心に行った今年は、予備校の模試も受講し、結果はD判定でしたが、本試験は合格と、傾向と対策の重要性を改めて感じました。

最後の2択で迷ったときに問題の癖を掴んでいるのと掴んでいないのとでは、正解を選ぶ確率が全然違うと思います。
そのあたり、アガルートの問題演習は独自の問題は最小限に留められており、基本は過去問で学習を進めるという方法が合格に一番近いのだと合格をして感じました。

総合講義のご感想・ご利用方法

竹田先生の講義は本当に分かりやすくて、複数回受験者で毎年何回もやっているところでも竹田先生に解説していただくと、新たな発見があり「そういうことか!」と頭の整理ができました。
特に、分かりにくい条文のところを分かりやすい例を用いて解説していただいたり、実務上はこうであるなどの説明が、覚えてはいるけれどもなぜそうなのかまでは理解していない箇所が、まるでパズルがはまっていくような感覚で理解を進めることができました。本当にアハ体験が数多く発生した大変有意義な時間でした。

また、アガルートの特徴だと思うのですが、90~120分超の長い講義を収録するのではなく、10分~30分くらい短いチャプターで区切る、視聴しやすい仕組みが、こんなに良いものだとは受講する前は思いもしなかったのです。
私もそうですが、会社勤めの中で資格勉強される方のネックは勉強時間の確保とモチベーションの維持だと思うのですが、短いチャプターだと通勤の合間に視聴できたり、やる気の起きない日でもとにかく1チャプターだけでも視聴しようと勉強を継続できる仕組みでした。モチベーション維持に関しては、大いに役立ちました。
私は、まず自分でテキストを読んでから確認という意識で総合講義を視聴していたのですが、アガルートのテキストは量が多いので一気に全部読むということは難しかったので、1章読んでは講義を視聴するという形で進めたからこそ無理なく継続して勉強することができました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

科目横断整理講座は、個人的には受験生は全員受講すべき必須講座だと思います。
社労士試験は嫌でも必ず横断的に学習する必要があるので、頭の整理には持ってこいの講座だと思います。

科目横断整理講座のテキストに記載されている内容は、とにかくこんがらがりやすくて頭から抜けやすい内容ですので、誤って逆に覚えていたりとか、しっかり覚えていたはずなのにいつの間にか逆になってしまっていたりと、頭を整理するのに何度もテキストを開いていました。通勤カバンの中にも必ず持参し、「あれっ」と思った時には直ぐに開けられるようにしていました。
また、試験日にも持参し、最終のチェックにも利用しました。ですので、テキストの中で一番ボロボロになってしまいました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

法改正対策も社労士試験において、必須中の必須でこの講座も避けては通れない内容になっていると思います。
特に私みたいな複数回受験者にとっては年々嫌になってくる内容であり、とうとう直前期が来たかと思わせる初夏の風物詩になってしまっていたのですが、アガルートの法改正対策講座は、試験年度の法改正部分のみではなくその前の分も合わせて記載していただいていたので、法改正に関する問が出ても、これは今年の法改正これは去年の法改正など、この問題は法改正であると確実に判断できるようになりました。

法改正は、法改正が起きたことが分かっていれば、確実に正誤の判断ができるので1点を積み重ねやすい問題だと思います。この法改正の学習のみやっていても10点ぐらいは取れるんじゃないかなと思わせられるような内容でした。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

白書対策は、範囲が膨大で対策が難しいと受験生全員が共通の悩みを持っていると思うのですが、私は過去問の白書問題を中心に学習を進めました。
過去問を解いていると同じ問題が出ていることに気づきましたので、過去問に出ていた統計白書は白書対策講座のテキストで最新の統計データはどうかチェックし、複数回出ているようなところは重点的に覚えるようにしました。テキストに記載がないものは、過去問の数値を覚えるようにしました。

白書対策講座の視聴は、隙間時間を活用しました。テキストを読み込む時間的余裕がなかったので、通勤時間に視聴して、ヒアリングで覚えるようにしました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験はアガルートを含め2件受けました。最初に他校の模擬試験を受け、アガルートの模試は総仕上げのつもりで7月中旬に実施しました。
結果は、選択式が25点、択一式が51点で、選択式の労一が1点、社一が2点で足切りでした。
後半の方で実施したため、解説動画は間違えたところのみ視聴し、後は通勤時間に視聴しました。間違えた箇所と正誤の判断ができなかった箇所は重点的に見直し、選択式については、試験日直前に再度解き直しました。

アガルートの模試は成績の掲示が無く自分がどれぐらいできているのかが分からないのですが、自分の裁量で実施日を決めることができるため本試験の調整として臨むことができました。
日にちが決められていて成績掲示があると本試験に近い精神状態で臨めますが、結果が悪いと落ち込み、良いと安心してしまったりと精神状態のバランスが悪くなってしまう危険性があるので、その点アガルートの方式だと完全に本試験に合わせることができ合格に繋げることができました。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

選択式集中特訓講座は受講する前から、かなり意識していました。というのも、昨年選択式の社一で足切りにより不合格だったので、今年は同じ過ちは繰り返さないと意気込んでいたからです。ですので、もっぱら演習問題を繰り返し解いていました。
決して難易度が高い問題ではなかったと思うのですが、なんとも記憶から抜けやすい基本事項からの問題だったので、ここから出た問題が本試験に出た場合は答えないとまずいと思い、必ず答えられるようにしておこうと繰り返し解いていました。
通勤時間であったりとか、本試験の1週間前でも最終確認で解くのに利用したりしていました。

また、講義については、開講日が直前期であったので、ゆっくりしっかり聞くということはできず泣く泣く倍速での視聴となりました。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

実力確認答練は、本当に良い問題だと思いました。
内容自体は、基本事項が中心で構成されているのですが、見事に記憶が抜けやすい絶妙な問題で、最初に解いた時は結構点数が悪く焦ったことを覚えています。しかし、基本事項だからこそ何度も解き直し記憶を定着させていきました。
テキストを読み返した後、解いたり模試の前に全部解いたりと、基本事項が記憶に定着しているかどうかの確認として利用していました。

また池田先生が解説動画で教えてくださる語呂合わせは大変便利で、記憶の定着に利用させていただきました。

実力確認答練は、自分の実力を図る上でのバロメータとして利用するのが一番良い利用方法だと思います。
本当に点数に応じて理解度を図れると思います。正答率が6割だと記憶定着がまだまだで、他の問題を解いたとしても解けませんし、9割に近いとどの問題が出てもそれなりに解ける感覚がありました。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

社労士試験はよく毎年受け続ければ自分の番に回ってくると言われますが、本当にその通りだと思いました。諦めず勉強し続ければ必ず合格できる試験だと思います。

選択式なんかは、どれだけ勉強していても見たことが無い問題が出て焦ったり、苦手な部分が出て1点逃してしまうことがあるなど、運の要素が多少なりとも影響することがあると思います。
しかし、択一式は勉強した分そのまま点数に繋がります。合否は選択式問題が影響するので、ついつい選択式問題に意識が行きがちですが、択一式を意識して学習を進めれば必ず合格できます。
私も、前回は選択式の足切りで不合格になってずっと選択式を意識して勉強していましたが、どれだけやっても不安が取れないことに気づき最後は選択式で落ちても仕方ないと割り切り、とにかく択一式は前回より良い点数を取ろうと思い本試験に臨みました。
結果は、前回と同じ点数だったのですが。(笑)選択式は足切りなく合格することができました。

精神状態も大きく左右する試験だと思うので、一番良い精神状態で臨めるように準備するのも重要だと思います。

講師へのメッセージ等

講師の先生方のおかげで合格することができました。ありがとうございました。

特に語呂合わせの提供は本当に助かりました。社労士試験を勉強する上で、語呂合わせで暗記していくというのはある程度必須なのかなと個人的には感じていましたので、今後も語呂合わせを欲している受験生に新作を発表していって欲しいです。

初めての通信教育で不安もありましたが、先生方が作成された質の高いテキストと講義のおかげで、1年間無事に乗り切ることができました。
今まで勉強してきた教材を変えるには勇気がいりましたが、それも受講し始めて直ぐに変えて良かったと思えるくらい講義内容とテキストがバツグンでした。最後に合格という最高の結果を得た今、本当にアガルートに変えて良かったと思いました。
あの時アガルートに変えた判断をした私を褒めたいと思います。(笑)

これからも受験生を応援していただき講師業を長く続けていただけることを願っております。本当にありがとうございました。