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行政書士コラム|司法書士と行政書士

1 行政書士から司法書士へ

行政書士に合格した後,次に司法書士を受験する方がいらっしゃいます。
これら2つの試験は,出題される科目が一部重なっています。
どちらの試験でも,「憲法」「民法」「商法(会社法)」が出題されます。
このことから,行政書士での勉強が司法書士でも活かすことができ,司法書士での勉強が行政書士でも活かすことができるのです。

 

2 司法書士から行政書士へ

また,司法書士を志望する方のなかには,行政書士を受験する方がいらっしゃいます。
司法書士は7月に試験が実施され,行政書士は11月に試験が実施されます。
司法書士の受験生は「憲法」「民法」「商法(会社法)」については学習済みですので,この4か月の間で「行政法」「一般知識」を勉強し,行政書士に合格していきます。
7月までに勉強してきたことを維持しつつ,行政書士も狙うことができるので,とてもおススメです。

 

3 2つの試験を勉強して,苦手を克服しよう

行政書士と司法書士の2つを勉強することは,それぞれの苦手な部分を克服する術にもなります。
「憲法」については,行政書士のほうが1つ深く出題されます。
日本国憲法の条文や判例を扱う問題は,行政書士のほうが数多く出題されており,出題のバリエーションも豊富です。
そのため,「憲法」が苦手な受験生が行政書士の勉強をすることで,「憲法」を克服できるといった効果が期待できます。
他方で,「民法」「商法(会社法)」については,行政書士よりも司法書士のほうが,より幅広く出題されます。
行政書士では出題されていないテーマや論点も,司法書士では多く出題されています。
そのため,「民法」「商法(会社法)」についてより広く勉強したいという行政書士の受験生が,司法書士の過去問を用いて対策をしていけるといった効果が期待できます。

 

4 業務の連携のために

行政書士と司法書士の2つの資格は,それぞれの業務の面においても,連携できると言える部分があります。
例えば「相続」(遺言書の作成と不動産の登記)や「会社の設立」(定款作成と設立登記)では,連携して1つの案件に対応するといったことが考えられます。
あるお客様から依頼された案件について,最初から最後まで責任をもって取り組むことができます。
1人の法律家が最後までそのお客様の案件を担当しますので,迅速な解決を期待することもできるでしょう。
早く,それでいて手厚いケアを提供することができるというのは,将来顧客を獲得するうえで,良いアピールポイントと言えるのではないでしょうか。

 

5 最後に

2つの資格を目指すことは無謀なようにも思えますが,プラスの面も多々あります。
挑戦してみる価値は十分あると思います。