株式会社アガルートは、企業研修の魅力を発信するため、さまざまな研修会社や講演活動を行っている講演家の皆さんにインタビューを実施しています。
今回はワンネス株式会社代表取締役社長 石山喜章さんにお話を伺いました。
「目覚めの経営」をテーマに、潜在意識を活用した意識改革や組織再生に取り組む同社の特徴と実績を詳しくお伝えします。
目次
「石山 喜章さん」基本情報
社名 | ワンネス株式会社 |
代表者 | 代表取締役 石山 喜章 |
事業内容 | ・組織開発コンサルティング ・企業研修、コーチング ・潜在意識アカデミーの運営 |
所在地 | 東京都港区海岸2-5-1 ローレルタワー・ルネ浜松町19F |
URL | https://oneness.inc/ |
主にどのような講演を取り扱っているのでしょうか?
「目覚めの経営 ~ライブドア事件に学ぶ在り方マーケティング~」という講演を行っています。
私は20年以上前にホリエモンさんのライブドア社で社長室・新規事業開発グループのプロデューサーとしてメディア事業「livedoor」の立ち上げをゼロから行っていました。
ライブドア事件も間近で体験しているので、主に不祥事のあった企業から「会社がピンチに陥っているとき、従業員のマインドをどう鼓舞したのか」、「経営陣向けに研修をしてもらえないか」というご要望にお応えするなかで生まれた内容です。
講演でお伝えしている内容は以下の通りです。
1.ライブドア事件の概要
2.何が問題だったのか?(ベンチャーの在り方)
3.事件に至った3つの原因(失敗の本質)
4.ライブドア事件後~現在
5.目覚めの経営とは
経営者が「思い込み」から目覚めることが組織の成長や利益につながる、という話をお伝えしています。
ライブドアが具体的に何をしたから社会から叩かれたのか?事業の中で何をしたからユーザーから評価されたのか?取締役のどんな行動が訴訟に発展したのか?など、具体的な実話に基づいてお話しするので納得感が高いとご好評いただいています。
どのような企業・団体からの依頼が多いのでしょうか?
依頼者の傾向は2種類に大別できます。
1つは、不祥事を巡ってニュースで報道されている会社
1つは、成長意欲の高いスタートアップ企業です。
不祥事がニュースで報道されている会社は、原因となった一部の関係者を除く99%の従業員は真面目に働いている方ばかりです。ところが会社全体が悪者のように報道されてしまうので、「とばっちり」を受けてやる気を失っているケースが多いです。
そんな状況の中にあって求められることは、「組織の危機において、従業員のモチベーションを維持したい」という点と、同じ失敗を繰り返さない為に「社員の意識改革をしたい」という点。この2点を求めていらっしゃるクライアントが、講演をご依頼されます。
しかし、意識改革をするには
1.意識とは何なのか
2.どこへ向けて改革するのか
3.どうすれば変化させられるのか
この3点に対して答えられないと意識改革はできません。
この3つの問いに対して弊社は日本で初めて『潜在意識』のビジネス書を出版し、(スピリチュアルな要素はゼロで)21個のフレームワークで意識の構造を説明しているので、大企業の管理職研修にも多数ご採用いただいています。
そうした実績もあって、(不祥事をきっかけに)変化する必要性を感じている会社から講演や幹部研修をご依頼されています。
石山さんの講演の特徴や強みを教えて下さい
私の講演の特徴は「聞くコーチング」になっている点です。
一般的な講演は、『講師の話を一方的に聞くだけ』というスタイルが多いのですが、石山の講演は次のようなスタイルで進んでいきます。
①テーマに沿った話があった上で、聞き手が自分事として考えられるように「質問」される
②質問に答える必要はなく、頭のなかで想起するだけでよい
③講演のなかで何度も質問されるが、それぞれの「問い」がつながっている
④問いについて考える×何度か繰り返すと、ある「気づき」に至る
⑤自分で気づくので、確実に聞き手の「行動変容」につながる
「人に言われて行動を変える」人は1%もいない、といわれます。
上司や他人に指示されても99%の人は行動を変えませんが、自分で「気づいた」ことは無意識レベルで腑に落ちているので、直後から行動が変わるようになります。
以上のような「聞くコーチング」スタイルの石山の講演は、話を聞いた人が「自ら気づいて」行動が変わるという点に特徴があります。
講演を担当される講師の方について教えて下さい
講師の石山喜章(ワンネス株式会社 代表取締役)は、ライブドア事件後に『悟りを開きたい』と考えて地球上に21名の覚者を見つけ、比較検討した上で1名に師事し、7年間の修業期間を経たあとに、ワンネス株式会社を創業しています。
修業期間中に無我の境地も体験しており、ワンネスの構造を論理とイメージで理解できた為、「悟りに興味のある経営者」「意識を進化させたいリーダー」の方々から人気があります。
Spotifyなどのポッドキャストでは「ワンネス石山の目覚めの経営」という番組で情報発信をしており、ひとり一人が思い込みから目覚めて魂が成長できるよう導いています。
これまでの講演で、成果が上がった事例などがありましたら教えて下さい
不祥事を起こした大企業の幹部研修では、「自社が世間の目に、どう映っているか?をまったく理解できていなかった。今回の研修を受けて、ありありと自分事として実感できました」というご感想をいただきました。
ひとごと→自分事に変化したことで、数百名の管理職の方々の意識と行動が変化していきました。
その会社は3度も同じ不正を繰り返して行政からも指導が入っていたのですが、その後は悪いニュースを聞いていません。
別の組織では「世間の批判にさらされて、やる気を失っていたけれど、そういう風に認識すると、まったく社会が違って見えてきますね」というご感想をいただき、ストレス値が減って働きやすくなったとご報告いただきました。
今おかれている状況は変わらないけれど、その状況に対する「認識」を変えたことで、従業員のストレスが減り、モチベーションを維持できた、という成果です。
次に「意識改革」の観点では、ある地域の商工会議所(青年部)から講演をご依頼いただいた際に、主催者が一番求めていた変化をつくれたことがありました。
クライアントの女性は、「うちは田舎だから経営者の男尊女卑が根強く、ダイバーシティなんて概念も浸透していない。A社長が、もっと女性を採用してくれるようになったら最高なんですけど・・」と依頼時にお話されていました。
講演後は、「A社長が、うちも女性を採用しようと思う。って話してました!本当にありがとうございます!!」と喜んでいただけました。「A社長が変化するなんて、無理だと思う」とおっしゃっていたので、本当にびっくりされていました。
ほかにも講演を入り口に弊社研修やコーチングを受けたことで変化されたお客様は多数いらっしゃいます。
なかでも80名以上のお客様が、実名・顔出しでインタビューに応えてくださっているので、もしご興味があればこちらもご覧ください。
お客様の声(ワンネス株式会社)
https://oneness.inc/column_category/voice/
講演を依頼しようか検討している企業・団体にメッセージをお願いいたします
今この記事を読んでくださっている方は、おそらく従業員の「意識を変える」ことに関心があるのではないでしょうか?
誰の、どんな考えを変えたいのか?を聞かせて頂ければ、その目的に沿った講演内容をデザインすることもできますので、気軽にご相談ください。(相談は無料です)
多くの課題の背景には、人の「思い込み」や錯覚・固定観念があります。
その「思い込み」から目覚めて、生産性の高いコミュニケーションをするために、わたしたちが少しでもお力になれれば幸いです。