今や職場のパワハラやセクハラなどのさまざまなハラスメントについて、ネットやニュースで眼にしない日はないといってもおかしくない時代になりました。
ハラスメントは職場の混乱を招いて業務に支障がでたり、企業の社会的評価にも悪影響がでたりするなど、企業の担当者は傍観しているだけではすまない問題です。
「知らなかったではすまされない」
「ハラスメント対策にどこから手をつけたらいいのだろうか」
企業の研修を担当されている方なら共感する悩みではないでしょうか。
そこでこのコラムでは、ハラスメント研修について、その概要と自社のニーズに合わせた研修会社選びまで、下記を中心に解説します。
- オンライン受講でおすすめのハラスメント研修会社5選
- ロールプレイング研修対応可!おすすめのハラスメント研修会社5選
- パワハラ防止法対応に強いハラスメント研修会社5選
- パワハラ防止法改正で必須になった企業対応とは
- パワハラ防止法対応に強いハラスメント研修会社4選
- ハラスメント研修の自社に合う正しい選び方
効果的な研修を企画実施するために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
「ハラスメント研修」会社探しにお困りではありませんか?
このような課題をお持ちでしたら
是非一度アガルートにご相談下さい
目次
オンライン受講でおすすめのハラスメント研修会社5選
リモートワークが浸透している会社もある中、全社員が受講するのにオンラインは最適です。
ここではオンライン受講で特におすすめのハラスメント研修会社を5社紹介します。
株式会社アガルート
特徴
株式会社アガルートは、オンライン講座「アガルートアカデミー」を開講し、法律資格をはじめとして、各種難関資格試験の対策講座において、数多くの短期合格者を世に輩出しています。
アガルートのハラスメント研修は、ハラスメントに関する共通認識を持ち、円滑な意思疎通ができる職場づくりに役立ちます。
また、事前ヒアリングの実施により、会社ごとの事業課題に合わせたカスタマイズが可能です。
料金プラン
HPに記載なし、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ
アガルートのハラスメント研修は、ハラスメントへの共通認識を持つことで、他者を傷つけることのないコミュニケーションを身につけることができます。
特に「通信講座×個別サポート」に力をいれており、オンライン受講以外にもeラーニングやロールプレイング研修、講師派遣などの実務に使えるこだわりを持った人材開発力が魅力です。
企業に合わせてカスタマイズ可能です。自社に最適なハラスメント研修を取り入れたい方におすすめです。
株式会社シナプス
特徴
株式会社シナプスは、マーケティング課題を解決することを目指して設立されたコンサルティングファームで、マーケティングやコンサルティング、企業内研修や人材育成事業を提供している会社です。
料金プラン
HPに記載なし、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ
株式会社シナプスは、マーケティングの実務経験とコンサルティングの経験を持つ講師陣が、集合研修のプログラムをベースとして、オンラインでのコミュニケーションを取りながら研修を実施します。
事前打ち合わせやオンライン研修導入環境整備などにも力を入れているため、研修の企画がはじめての方でも安心して相談できます。
株式会社Schoo(スクー)
特徴
株式会社Schoo(スクー)は、オンライン学習や教育を起点として、社会人教育事業をはじめ、学び続ける社会の構築と、社会課題の連鎖的解決を目指している会社です。
料金プラン
5時間(60分×5コマ)
1,500円/ID(最小20ID~)
こんな方におすすめ
セクハラやパワハラなどのハラスメントを防止する職場環境づくりに焦点をあてて、研修内容を組み立てています。
職場における、ハラスメント防止のポイントやストレスのない職場づくりについて、学びを深めたい方にはぴったりです。
厚生労働省オンライン講座
特徴
厚生労働省では『あかるい職場応援団「動画で学ぶハラスメント」』と『みんなでNOハラスメントオンライン研修講座』の2種類の解説動画を公開しています。
『あかるい職場応援団「動画で学ぶハラスメント」』では、シチュエーションごとの動画が選んで視聴できます。
『みんなでNOハラスメントオンライン研修講座』では、労働者向けと人事・労働者の方向けの、対象別に分けられた動画になっています。
料金プラン
動画の視聴は無料です。
こんな方におすすめ
労働者向けと人事・労働者の方向け、というように対象別に学ぶことができるので、社員や管理職に当事者意識を持ってもらうには効果的なコンテンツです。
また、身体的な攻撃・人間関係からの切り離し・カスタマーハラスメント(カスハラ)などの状況ごとの動画を選択することも可能なため、より現場に近い状況で研修を企画したい方には参考になります。
株式会社ヒップスターゲート
特徴
株式会社ヒップスターゲートは、真面目に楽しい教育を創造することをミッションとして、ビジネスゲームを中心としたオンライン研修を支援する教育コンサルティング会社です。
料金プラン
HPに記載なし、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ
ハラスメント基礎知識を理解し、実際の裁判例などの具体例と防止策や、ハラスメントを引き起こさない適切な指導方法を学ぶことができます。
職場におけるハラスメントを正しく認識し、ハラスメント防止の意識を高めて、ハラスメントの予防を行うことに主眼をおく方にはぴったりです。
ロールプレイング研修対応可!おすすめのハラスメント研修会社5選
実際にその場で実践できるロールプレイング研修は根強い人気があります。
ここではロールプレイング研修対応している研修会社を5社ご紹介します。
株式会社インソース
特徴
株式会社インソースは、講師派遣型研修事業や公開講座事業、ITサービス事業などを手がけている会社です。
公開講座としてハラスメント講座を複数実施しています。
料金プラン
HPに記載なし、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ
講師派遣プログラムの中にハラスメント相談員研修があり、ロールプレイング形式で学べます。
相談者、パワハラを行っている者、第三者のそれぞれにおける対応の仕方を学ぶことができます。
株式会社アイル
特徴
円滑な人間関係の構築を目指|
どちらもロールプレイング型のプログラムが盛り込まれているのが特徴です。
料金プラン
ハラスメント研修~管理職向け~/6時間/300,000円/25人まで
ハラスメント研修~従業員向け~/6時間/300,000円/25人まで
こんな方におすすめ
管理職向けのコースは、管理監督者に必要な理解と、管理監督者が相談を受ける際に陥りがちな対応を学べます。
一般職向けのコースは、職場で良好な関係を築くために、バランスの取れた自己主張をするアサーティブコミュニケーションをロールプレイング形式で学べます。
職責に応じたコースを受講することで研修の効果をあげられます。
エィチ・シーサービス株式会社
特徴
エィチ・シーサービス株式会社は、社外相談窓口事業や研修事業・人事労務コンサルティング事業・経営者のお悩み相談窓口などを手がけています。
料金プラン
HPに記載なし、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ
管理職向けと相談窓口担当者向けのハラスメント研修があり、ロールプレイング形式で学べます。
受講生同士でのグループワークもあるため、自分の意見だけでなくほかの人の考えも参考にできる研修内容になっています。
株式会社クオレ・シー・キューブ
特徴
株式会社クオレ・シー・キューブは、ハラスメント対策について研修や相談窓口対応の提案、ハラスメント対策支援コンサルティングなどを総合的に手がけています。
料金プラン
ハラスメント相談対応講座
2日間コース/120,000円/6名まで
こんな方におすすめ
ハラスメント相談員の基礎を学び、相談対応演習をロールプレイング形式で行います。
ハラスメント相談の対応スキルの習得をメインに考えたい方にはぴったりです。
ガイアモーレ株式会社
特徴
ガイアモーレ株式会社は、ベストセミナーという教育研修パッケージ、人材ソリューションのサービスを手がけています。
料金プラン
HPに記載なし、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ
自社に講師を派遣してくれるハラスメント研修は、管理職向けと一般社員向けのロールプレイング形式を取り入れた2つのパッケージがあります。
どちらの研修も、自分自身のコミュニケーションの取り方のクセを見つめることに主眼をおいていますので、知らなかった自分への気づきからハラスメントへの深い理解を得ることができます。
パワハラ防止法対応に強いハラスメント研修会社4選
パワハラ防止法(労働施策総合推進法)は2022年4月から中小企業にも施行され、対策を義務付けられたことで近年注目を集めています。
ここではパワハラ防止法対応に強いハラスメント研修会社を4社ご紹介します。
株式会社ノビテク
特徴
株式会社ノビテクは、社員が楽しく仕事をするために、行動を起こすことができるようにする「やる気」に着目した研修を実施している会社です。
中でもコンプライアンス・ハラスメント研修は6種類あり、セクハラ・パワハラ防止研修で管理職対象の研修を実施しています。
料金プラン
HPに記載なし、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ
自社の管理職がパワハラ防止の基礎知識の理解を深めることにより、部下指導の際の何気ない言動にも注意を払うことができるようになります。
ケーススタディを通して、組織や個人としての防止策をたてたい方にはぴったりです。
SMBCコンサルティング株式会社
特徴
SMBCコンサルティング株式会社は、年間約3,000講座以上を開催するSMBCビジネスセミナー・月額ででの定額制教育サービス・ニーズに合わせたオーダメイド研修プログラムなどの研修を実施しています。
料金プラン
HPに記載なし、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ
ハラスメント防止研修では、ハラスメントを防止し、働きやすい職場環境をつくるために必要な基礎知識を身につけることができます。
ハラスメントの予防から発生するリスクまで体系的に学ぶ研修を企画する手助けになります。
ジャイロ総合コンサルティング株式会社
特徴
ジャイロ総合コンサルティング株式会社は、企業や公的機関向けに、人材育成や人材教育を目的としたセミナーや研修カリキュラムを実施しています。
料金プラン
HPに記載なし、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ
パワハラの最新事例を学び、パワハラ防止法が施行されたことによる、企業が取るべき状況などの理解を深めることができます。自社のハラスメント防止対策を強化したい方にぴったりです。
株式会社アスマーク
特徴
株式会社アスマークは、年間6,600件以上の市場調査実績を誇り、顧客のニーズに合わせた付加価値の高いリサーチ実施能力を持つ会社です。
その高いリサーチ力を生かして、組織・人材コンサルティングの事業を展開している㈱マネジメントベースが共同開発した、コンプライアンス&ハラスメント防止対策パッケージを実施しています。
料金プラン
HPに記載なし、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ
10,000人を対象とした自主アンケートの結果から導きだされたハラスメントのリアルな状況と、自社が今すぐ対策を講じなければならない内容についてのセミナーを受講できます。
そのため、パワハラ防止法の概要と、コンプライアンス、ハラスメントのリスク回避のためのポイントを学ぶことができます。
パワハラ防止法改正で必須になった企業対応とは
パワハラ防止法改正で、職場におけるパワハラを防止するために企業が講じなければならない対応は次の4点です。
- 事業主の方針の明確化およびその周知・啓発
- 相談に応じ、適切に対応するために必要な相談窓口の整備
- 職場におけるパワーハラスメントへの事後の迅速かつ適切な対応
- 併せて講ずべき措置
下記より詳しく解説します。
事業主の方針の明確化およびその周知・啓発
企業として、パワハラとはどういったものなのか、パワハラを行ってはならない旨の方針を明らかにする必要があります。
また、パワハラの行為者については、厳正に対処する旨の方針・対処の方法についてトップの姿勢を表明することが求められます。
その上で、全従業員がパワハラに対して深く理解することが必要になります。
このため、管理職や従業員などの階層別のハラスメント研修を実施することが効果的です。
相談に応じ、適切に対応するために必要な相談窓口の整備
相談窓口を設置して、相談の担当者をあらかじめ定めて、従業員に周知を徹底することが必要です。
相談体制は、面談だけでなく、電話、メールなど複数のチャンネルを用意することが望ましいです。
相談窓口は、発生のおそれがある場合や判断が難しい場合でも相談を受けることも重要です。
職場におけるパワーハラスメントへの事後の迅速かつ適切な対応
パワハラに対しては正確に事実関係を確認して、すみやかに対応することが求められます。
何よりも被害の継続、拡大を防ぐためでもあります。
そのためにも、相談窓口と現場の部署との連携や、再発防止の対策など、一連の対応の手順などをあらかじめ定めておく必要があり、いざという時にあわてないためにも、事例を学びながら「こんな時どうする?」と考えるロールプレイング形式の研修などを実施することをおすすめします。
併せて講ずべき措置
パワハラ行為への対処の中で、関係者のプライバシーの保護と秘密を守ることは重要です。
また、安心して相談する体制を確立することと、関係者が不利益を受けることがないように配慮することが必要です。
そして企業としての取り組みを広く従業員に周知することが、パワハラ予防、防止には効果的です。
ハラスメント研修の自社に合う正しい選び方
ここまでおすすめのハラスメント研修会社をタイプ別にご紹介してきましたが、一番大切なことは「自社に合う研修会社」を見つけることです。
- ハラスメント研修をいつ行うのか
- 法改正に対応しているのか
- カリキュラムは自社に沿う内容なのか
この3つのポイントが重要になります。下記より詳しく解説します。
ハラスメント研修をいつ行うのか
令和4年4月1日から、企業規模にかかわらず、職場においてパワーハラスメント防止のための取り組みをすることが事業主の義務となりました。
ハラスメント研修を実施する会社に研修を依頼する時には、自社の社員が全て参加できるような開催形態を考慮する必要があります。
自社の会議室で一度に参加できる場合もあれば、職制や事業所ごとで分けて実施することが効率的な場合もあるかもしれません。
また、自社のハラスメント体制の現状に合わせて、オンライン研修で実施することも検討するとよいでしょう。
法改正に対応しているのか
ハラスメント研修は一回開催すればよいというものではなく、継続して行うことが重要です。
そのため常に最新の情報をカリキュラムに取り入れているかどうか、研修会社選びは慎重に行いましょう。
労働環境におけるパワハラの問題は、これからもさまざまな形で発生するかもしれません。
令和4年4月1日からの中小企業に対する職場のパワーハラスメント防止措置の義務化のように、今後も法改正がなされる可能性があります。
現時点ではパワハラ防止法には罰則規定は設けられてはいませんが、違反している事業主に対して厚生労働省より勧告が出されることがありますし、それでも従わなかった場合には社名が公表されるというリスクがあります。
つまり、事業主のハラスメント防止のための体制づくり、全社員が対象の研修を実施することは企業の評判を落とすリスクを減らすためにも重要です。
カリキュラムは自社に沿う内容なのか
自社のハラスメント防止体制の現状に合わせて研修内容を考えた時に、どこに力をいれるべきかという分析は重要です。
パワハラ、セクハラ、マタハラ、パタハラ、ケアハラ・・・。職場において起こってしまうハラスメントは、いずれも予防、防止が必要なものばかりです。
そこで、事例に学ぶ予防型の研修なのか、再発防止の原因分析型の研修なのかなど、自社の状況について必要とされるハラスメント防止研修のイメージをもつことが大切です。
担当者の方が大まかなイメージを持っていれば、それに合わせてカスタマイズできるようなオプションがある会社を中心に検討するとよいでしょう。
ハラスメント研修の目的とゴールを明確にしよう!迷ったらアガルートのハラスメント研修へ
ハラスメント防止対策の重要性と早急な対策を講じなければならないなか、いろんな会社がさまざまなハラスメント防止研修や講座を実施していることをここまで紹介してきました。
研修を企画する立場にある方は、自社の状況を思い浮かべながらイメージが掴めてきたのではないでしょうか。
一方で、今はこんな不安を感じていませんか。
- 早急にハラスメント防止対策をしなければならないことがわかってるけど、どこから手をつければ良いのかわからない
- 自社の研修はどこに重点を置いていいのかわからない
- 研修項目のアイディアは考えてみたけれど、自社に合っているのかどうか自信がない
このような不安や悩みを解消したいと思った場合には、アガルートに相談してください。
アガルートのハラスメント研修なら、御社の担当者と綿密なコミュニケーションをとりながら、御社独自の研修内容をカスタマイズすることが可能です。
アガルートは、ハラスメント防止研修の目的とゴールは「ハラスメントの基準や防止策について、わかりやすく伝え、ハラスメントのない職場の実現を叶えること」と定めています。
アガルートの強みは、御社の事業課題に合わせて研修内容をカスタマイズし、ハラスメントの共通認識を持つ組織づくりを実現することに重点を置いていることです。
まずはお気軽にご相談ください!
「ハラスメント研修」会社探しにお困りではありませんか?
このような課題をお持ちでしたら
是非一度アガルートにご相談下さい