合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

合格体験記・学習上の工夫

去年の敗因の1つは勉強時間不足でしたが、実は今年も勉強時間は充分でなかった。というのも、就職活動があまりに忙しく、7.8月は民法の復習ぐらいしかできないという状況が続いていた。

9月になり時間ができ、ここから1ヶ月半でどうするかと考えた際、一旦講義を移動中などにも2倍速などで聞き、そのあとはひたすら答練をするという方法に至った。

去年の勉強で学習の基礎はできていたので、講義を聞きながらひたすら穴を埋め、それでも埋まらない部分を答練で埋め…という流れを単元毎に繰り返した。とにかく時間がなかったため、移動中などにも動画を用いてこれを行うことを意識した。

特に工夫した点としては、総まとめ講義を用いての時短学習だ。時間的にも、高得点合格は目指さないで良いと考えたため、演習総合講義を聞くのは1回のみにし、その後の学習は総まとめ講義を活用していた。

総まとめ講義→答練→総まとめ講義・・・といった繰り返しで穴を埋めることを意識し、とにかく短時間でループをしていた。

次に工夫した点は、良くも悪くもではあるが、税法を完全に捨てたことだ。2020年の受験や、2021年に受けたFPの試験などを通して、自分が経済的な単元の学習にめっぽう弱いことを把握していた。

時間ができた頃には本番まで期間的に2ヶ月もなかったこと、そして去年・今年は年2回試験制になりどの税法が出題されるかの検討が付きづらかったことから、税法の2点は捨てて、伸び代のある業法で2点あげる方が良いだろうと判断した。結果として、業法は18点を取得できた(もちろん税法は0点でしたが・・・)。

演習総合講義のご感想・ご利用方法

7~8月にかけて、民法総論と税法を除いて全ての講義を1周する形で活用した。内容は適度に基礎的かつ包括的で、最初に去年の記憶を思い起こすという意味で活用するには最適な内容であったと考えている。

私は、去年すでに「理解」までできていたところは2倍速で聞き、去年「暗記」にとどまっていた部分(本質的に理解できていなかった部分)に関しては適宜速度を落として、適宜巻き戻しをして視聴していた。2~3ヶ月の試験期間を通じて、基本的には1周だけする形で活用した。

講義の感想(良かった点)としては主に3点あると考える。

一点目は、動画の1本あたりの区切りが短いことだ。1本が数分~20分程度で終わるため、短い空き時間にもキリ良く進めることができる点は、時間のない中での学習においては非常に良かった点だ。

二点目は、根拠が分かりにくい規定や、時系列のわかりづらい手続きに関する規定については、適宜、工藤講師がわかりやすく細く解説してくださっていたことだ。去年、参考書を読んでいただけでは理解できていなかった部分を、納得感を持って理解し、覚えることができたのはこの講義のおかげだと感じる。

そして三点目は、講義のレベル設定が非常に適度であったことだ。超基礎的な部分は飛ばして説明してくださっていつつも、1年経って忘れてしまっているような基本的枠組みは説明してくださり、さらには応用にも踏み込んでくれるというレベル感は非常にありがたかった。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

演習総合講義を1周した後の9月以降に、まずは分野別問題集を1周し、その問題演習の中で間違いやすかった単元などの総まとめ講座を適宜視聴していた。

完全に覚えている単元(民法総論のいくつかの単元など)に関しては聞かなかったものもあるが、借地借家法や業法、法令に関しては何度も視聴し、記憶を呼び起こすために活用した。

講義の感想(良かった点)としては2点ある。

まず一点目は、コンパクトな時間設定だ。まとめる内容にも重要度のメリハリがついており、ただ演習総合講義の内容が羅列されたわけではなく、重要なところがコンパクトにまとまった講義だったため、時間がない中でも繰り返し視聴できた。

二点目は、担当講師が演習総合講義と異なることである。仮にこの2つの講義が同じ講師の説明だったらば、ある意味一貫性はあったと思うが、「覚えやすさ」のレベルは下がっていたのではないかなと考える。お2人がそれぞれ少し異なった視点から解説してくださったからこそ、覚えやすさも格段に上がっていたし、聞きやすさ(飽きなさ)もあった。

直前答練のご感想・ご利用方法

10月に入ってからは、問題演習をメインとして取り組んでいた。特に超直前期は、アウトプットをする中でインプットの穴を埋めるということを意識していたため、少量の問題を完璧にするよりは、なるべくたくさんの問題に触れてインプットを補完したいと考えていた。

その中で、「新しい問題」として答練を本番同様の形で2回分も行うことができたのは非常にありがたかった。

また、解説講義についても非常にコンパクトかつわかりやすく、その問題の知識だけでなく周辺知識についても思い起こしてくださる解説が多かった。

解けなかった問題だけでなく、正答はできたものの根拠が曖昧だったなどの問題についても解説動画を聞くことで、直前期に記憶を定着させられたなと感じる。

模擬試験のご感想・ご利用方法

上記「直前答練の利用方法」とほぼ同じ方法で活用した。私は今までも書いてきたように本当に勉強時間の確保ができていなかったため、模擬試験に関してはほぼほぼ最後の1週間にバタバタと解いた記憶があるが、それでも記憶の穴埋め・定着に非常に役立てることができたと感じている。

また、この模試に関しては、時間や解く順番、マークシートを塗りつぶすこと、時計は腕時計で見ること・・・などの細かい点も含めて、ほぼ本番と同様の形で取り組んだ。

私は去年から今年にかけて、問題を解いていて時間をオーバーしてしまうことは一切なかったのだが、その可能性などを考慮しての予行演習ができたのは、非常に良いことだったと思っている。本番も(初めに取りかかった民法が難しすぎるというハプニングもあった中で、)焦ることなく取り組めた。

講師へのメッセージ

講義から始まり、答練の解説、そして本番当日の解答速報まで、先生方お二方には非常に多くのことを教えていただけたと思っております。本当にありがとうございました!

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