司法書士は高卒でもなれるのか?中卒の場合は?

高卒・中卒で司法書士を目指したい方は、勉強の前に目指せるのか、確認しておきたいところかと思います。

また、高卒・中卒の方が司法書士試験を受験する場合、合格するのは難しいのか、合格後に活躍はできるのかといったことなど、気になる点をあるでしょう。

当コラムでは司法書士を目指す方が気になる受験資格を中心に、司法書士試験について解説いたします。

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司法書士は受験資格なしのため、高卒でも中卒でもなれる

結論からいうと、司法書士は高卒の方も中卒の方もなることができます。

司法書士試験には受験資格がありません

そのため、どのような学歴の人でも受験が認められ、高卒の方はもちろん中卒の方でも受験し、資格取得を目指すことができます。

関連記事:司法書士になるには?受験資格となる方法・なるまでの流れを順番に解説

よく比較される資格の社労士試験では、大学卒業などの学歴が受験資格の1つとなっています。

しかし、司法書士試験にはそのような制限がないため、様々な学歴や年齢層の人が受験しています

司法書士試験に高卒や中卒で合格するのは難しい?

司法書士試験の合格者と学歴の相関関係はありません

司法書士試験の合格者の学歴は、東京大学出身者もいれば、高卒の方、中卒の方もいます。

実際に、2011年度日本司法書士会連合会『司法書士白書2012年版』によると、回答者のうち671名と多くの人の最終学歴が高卒であり、非常に多くの司法書士が高卒であることが分かります。

また、法務省『平成31年度(2019年度)司法書士試験の最終結果について』を見てみると、司法書士試験の合格者の最低年齢は20歳、最高年齢は72歳となっています。

様々な年齢層の合格者がいることが分かります。

このように合格者層の幅が広く、高卒だから不利になるということはありません。

高卒や中卒で司法書士になった人も活躍できる?

高卒や中卒で司法書士になった人でももちろん活躍できます

司法書士は登記のスペシャリストとして登記申請事務を独占的に業務とすることが認められています。

そのため、大学の法学部で不動産登記法などを専門的に学んだ人の方が活躍できるとも思えます。

しかし、司法書士になった後で評価されるのは学歴ではありません

司法書士として評価されるのは、登記を正確に素早く申請できるかといったスキルや「この人と働きたい」、「この人に仕事を任せたい」と思って貰えるような人柄などです。

司法書士という職業は、高卒、大卒を問わず働きぶりで活躍できる仕事であるといえます。

関連記事:司法書士とは?仕事内容をわかりやすく解説

司法書士試験の難易度

もっとも、司法書士試験は学歴を問わず難易度の高い試験です。理由は以下の通りです。

試験範囲が広く、合格基準点がある

司法書士試験には五肢択一である「択一式試験」のほか、実務の模擬体験である「記述式試験」があります。

記述式試験は登記申請に関わる事例問題が出題され、どのような登記を行うかを覚えていなければいけません。

試験科目は登記の主な法律である不動産登記法及び商業登記法のみならず民事執行法、民事保全法、憲法、刑法など多岐にわたり、沢山の勉強が必要です。

また、択一式試験及び論述式試験では、合格基準点という合格のために最低限必要な得点が設定されています。

そのため弱点を作ることが許されません。

合格率が極めて低い

司法書士試験の過去8年間の合格率は以下のようになっています。

年度受験者数合格者数合格率
202313,372人695人5.19%
202212,727人660人5.18%
202111,925人613人5.14%
202011,494人593人5.16%
201913,683人601人4.39%
201814,387人621人4.32%
201715,440人629人4.07%
201616,725人660人3.95%
201517,920人707人3.95%

参照:法務省

これを見ると司法書士試験の合格率は5%前後となっており、合格率が極めて低いことが分かります。

高卒・中卒で資格取得を目指すなら予備校の活用も

司法書士試験は難しい試験なので、予備校の活用がおすすめです。

資格試験の勉強法などが確立してない場合も、予備校の活用は合格に向け有効な手段といえます。

予備校を活用した場合、以下のメリットがあります。

勉強のペースを掴み、時間を割くべきことがわかる

予備校では講義などで1コマに進む分量などを知ることができ、ペースメーカーとなるものが示されています。

そのためどのぐらい勉強すれば良いかが明確になります。

また、予備校ではどのように勉強すべきか、どの科目を重点的に勉強すべきかといった点を学ぶことができます。

試験に出題されやすい分野について要点を絞った勉強ができる

予備校は過去の問題傾向から出題されやすい分野を把握しているので、これらの分野について学習効果の高い勉強をすることができます。

また、予備校ではやるべきこととやるべきでないことを分けて講義を行います。

そのため何が試験にとって有効かを把握でき、試験合格への大きな道筋となります。

まとめ

このコラムの要点をまとめます。

  • 高卒や中卒でも司法書士になれる
  • 司法書士は最終学歴が高卒の人も沢山いて、高卒や中卒でも活躍できる職業である
  • 司法書士試験のは学歴を問わず難しい試験なので、予備校の活用がおすすめ

高卒でも司法書士になり、活躍できることが理解できたのではないでしょうか。

司法書士は資格の認知度が高くキャリアアップにも最適な資格なので、是非取得を目指してみませんか?

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