司法書士の資格に興味はあるけれど、自分はもう年だから無理なのでは、と不安に感じている人はいませんか?

実際にはセカンドキャリアとして司法書士になる人も多く、合格者の年齢層も高めなのが司法書士試験の特徴の一つです。年齢と経験を重ねたからこその仕事上のメリットもあります。

この記事では、50代からでも司法書士に挑戦できるのか、50代から目指すのは難しいのか、合格するポイントは何なのかなどについて解説します。

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司法書士は50代からでも挑戦できる?

司法書士は、50代からでも十分に挑戦できる試験であり、実際に50代以降の合格者も毎年一定数います。

司法書士試験に年齢制限はない

司法書士試験には、年齢制限や、回数制限はありません。何歳であっても、何回でも試験に挑戦することができます

年齢制限どころか、受験資格が特にないため、国籍、性別、学歴、職歴などを一切問われることがないため、合格者には様々な人がいます。

年齢制限、回数制限がないので、定年後のセカンドキャリアを見据えて、50代から働きながら長期戦覚悟で試験にチャレンジする人もいます。

司法書士試験合格者の年齢

司法書士試験の合格者の平均年齢は例年40歳程度で、令和5年度の司法書士試験合格者の平均年齢は41.14歳でした

合格者の年齢のボリュームゾーンは30~40代と決して若年層が多いわけではありません。

50代の合格者も全体の17.4%であり、イメージ以上に多い割合ではないでしょうか。

司法書士は、人生経験、社会人経験を経たうえで目指す人も多く、50代以降の人が十分活躍できる職業の一つです。

関連コラム:司法書士とは?仕事内容をわかりやすく解説

司法書士を50代から目指すのは難しい?

司法書士試験は、年代に関係なく難関試験であることは事実で、決して安易な気持ちで目指しても合格できるものではありません。

ただし、50代以降だからという理由で難しいということはありません

記憶力の低下はさほど心配しなくてOK

司法書士試験は覚えなければならない知識の量が多いため、年齢による記憶力の低下を心配するかもしれません。

実際には、正しい勉強法を身につけることができれば、繰り返し学習することで年齢を重ねても暗記することは十分に可能です。

特に、現代は暗記するために役立つツールが充実しており、通信講座などを活用すればいつでも何度でもスマホなどを使って講義を受けることもできるため、そういったものを活用して記憶の定着をはかることもできます。

ただ、「自分は若い人よりも暗記力が不利だ」と思うことは決して悪いことではなく、その分もっと努力しよう、という前向きな気持ちに切り替えて勉強に取り組むのがおすすめです。

体力面では注意

これには個人差が大きいですが、やはり若い時と比べれば体力が落ちている人が多く、無理は禁物なので注意が必要です。

体力的に受験勉強を乗り切れるのか、という心配。
特に、睡眠不足になるような勉強計画は長続きしないため、心身ともに健康を保てる無理のない計画で勉強するようにしましょう。

年齢を重ねたことで、自分の心身のコンディションは把握できているはずなので、それを生かして自分に合った学習スタイルを確立しましょう。

「もう50代なんだから」という言葉や意識に注意

自分への言い訳に「どうせもう50代だから」などと言ってしまうことはありませんか。これを言い出してしまうと、本当に心身ともに老け込んでしまうためやめましょう。

現実に毎年50代以降の人が司法書士試験に合格しており、令和5年度の最年長合格者は82歳です。前向きな気持ちになるような言葉を発するように気をつけましょう。

【50代からの挑戦】司法書士に合格するためのポイント3つ

50代から司法書士試験に合格するためのポイントは、次の3つです。

  1. 苦手なポイントは繰り返す
  2. 勉強時間の確保を工夫する
  3. 講座を利用する

苦手なポイントは繰り返す

苦手なポイントは、自分の知識として100%定着するまで繰り返し講義を聴いたりテキストを読み返したりしましょう

学習していると、苦手な科目、苦手な項目、知識が混乱している項目などが誰にでも出てきます。そういう時は、そこから逃げるのではなく、繰り返すことが重要です。

あやふやなまま学習を進めてしまっても、得点できるレベルの知識にはなりません。苦手なポイントから逃げずに、そこをクリアにしてから次の学習に進んでいくようにしましょう。

勉強時間の確保を工夫する

司法書士試験は学習範囲がとても広く、3000時間以上の勉強時間が必要とされています。そのため、勉強時間をどれだけ確保できるかがとても重要です。

50代以降の人の場合、すでに自分のライフスタイルが出来上がっているはずなので、客観的に自分の生活の中で勉強に充てられる時間を見つけていきましょう。

まとまった時間がとりにくい場合でも、通勤時間や家事をしながらの時間でも、一人で過ごせる時間があれば勉強時間に充てることは可能です。

自分が朝型なのか夜型なのかもわかっているはずなので、効率よく勉強できる時間を見つけましょう。

関連コラム:司法書士試験合格に必要な勉強時間とは?勉強スケジュールを解説!

講座を利用する

50代以降の人は、できるだけ早く合格して一歳でも若く合格することを目指すためにも通信講座や予備校を活用しましょう

ただでさえ難しい司法書士試験において、独学で合格できる人はほとんどいません。本気で合格したい人は講座の利用がマストです。

司法書士講座を利用して合理的で無駄のない勉強をするのが合格への近道であることは間違いありません。

仕事や家事で忙しい人の場合、いつでもどこでも何度でも講義を受けることができる、通信講座が特におすすめです。

まとめ

司法書士試験は50代からでも目指すことができる試験で、実際に毎年50代以降の人が試験に合格して司法書士として活躍しています。

50代以降の人が司法書士になれば、社会人経験や人生経験を通して、法律知識だけではない深みのある対応ができるのではないでしょうか。

試験が難しいことは事実ですが、自分のライフスタイルや最終的な人生の目標などがはっきりしている50代以降の人の場合、モチベーションを持って勉強に取り組めるのではないでしょうか。

アガルートの通信講座の受講者は、合格率が全国平均の2.7倍以上の実績があります。上手に講座を活用して、一緒にセカンドキャリアの夢をかなえませんか。

関連コラム:司法書士の年収とは?平均年収・業務の報酬・年収を上げるためのポイント

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