受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

シェアードサービス会社での給与計算業務を通じ、労務管理の専門知識に関心を抱くなか、会社側による労働条件の変更の局面に出くわしたことが、本格的に社労士を目指そうと思った最大の理由です。

当該変更に対し「一部の社員にとって不利益変更になるのではないか」と疑問を呈した際、「社労士の確認を受けているから問題ない」と、十分な説明や対話のないまま済まされてしまった経験があります。

弁護士が多様な立場を支えるように、企業側の視点に偏りがちな労務管理に対し、労働者側にも法的な裏付けを持って対等に意見を述べる存在の必要性を痛感しました。

会社側の論理に偏った意見に依存するのではなく、自らも同等の専門知識を備えたプロフェッショナルとして同じ土俵に立ちたいという思いから、資格の取得を決意しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

色々な予備校の資料を取り寄せたり、口コミを調べたりする中で、アガルートのテキストのボリューム(情報量)の多さに強い魅力を感じました。

仕事をしながら限られた時間の中で勉強時間を捻出することになるため、「予備校のテキストの内容を限りなく完璧に覚えれば、それ以上は必要ない」という状態にできる教材が自分の理想でした。網羅性が高く、ボリュームのあるテキストを売りにしているアガルートが、その理想に最も合致していたことが、受講の決め手となりました。

合格体験記・学習上の工夫

前提として、わたしは2025年のアガルート入門総合カリキュラムを受講しています。1年目は択一式で50点以上、選択も総合点以上を確保できたものの、選択式の基準点割れで不合格になりました。択一式の点数から、勉強方法と教材の使い方には間違いはないだろうと思い、2026年度もアガルートで中上級カリキュラムを受講し、合格した形になります。

勉強を始めた時期は、1年目が1月中旬から、2年目は12月からで、両年を通じて実践した勉強法は一貫しています。

まず5月頃までは、講義の視聴と並行して過去問を解き、正答率を約95%に引き上げることを目標にしました。過去問演習は主に通勤時間や休憩時間を活用し、スマホを使用しました。

間違えた問題だけでなく、「解答に迷ったもの」「理由を瞬時に言えないもの」はスクリーンショットを撮ってテキストに戻り、他の科目の知識と混ざっている箇所は書き込みをして細かく覚え分けをしました。この時点では、確実に答えられるものも含め、すべての過去問を解いていました。

6月以降は、アガルートの答練、模試、他社も含めて計9回の模試を受験しました。土曜日に受けた後、日曜か遅くとも月曜には復習を行い、解説を見てテキストの該当箇所を確認し、出た論点にマーカーを引いていきました。火曜以降の平日は弱い科目の重点復習にあて、選択式集中特訓講座や白書対策講座も並行しつつ、過去問演習を継続しました。この時期からは、過去問は間違えた問題だけをピックアップして繰り返すスタイルに切り替えました。

7月から8月上旬にかけては、テキストの通読を行いました。アガルートのテキストはボリュームがあり、細かいところまで取りこぼさずに読むのは大変です。また、わたしの性格上、何度も繰り返して読むと「知っている」という感覚が働いて読み飛ばしてしまう癖があったため、通読はなるべく回数を少なく、しかし確実に頭に入れるよう工夫しました。

これが初めての本格的な通読になるため、模試の出題論点とは別の色のマーカーを引いて知識を補強しました。並行して、過去問の全問解き直しも行いました。

試験前は約1週間のお休みが取れたため、択一式の8科目を1科目ずつ割り当て、以下のサイクルを回しました。

1.前日に、翌日行う科目の「直前に間違えた過去問」をすべて解き直す(それでも間違えたものはスクショ)
2.スクショとテキストを照らし合わせて確認
3.テキストの通読
4.受けた模試・答練のすべてを解き直し
5.白書・統計のテキストをざっと読む
6(1).翌日行う科目の「直前に間違えた過去問」を解き直し、残った不正解をスクショで確認

なお、試験前日は過度な詰め込みはせず、睡眠を最優先にして万全の体調で臨みました。

勉強期間中は別の習い事やジムをお休みし、学習に集中しました。ただし、どうしてもやりたくない時や仕事の都合で手が付けられない日は、潔く「やらない」という選択肢を取りました。日々の細かいスケジュールに縛られると苦しくなるため、「一ヶ月単位でここまでやる」と決めて、月単位で帳尻を合わせるやり方を貫きました。

実は1年目の5月、初めて受けた模試で択一35点という結果にショックを受けたことがありました。その時、ホームルームで講師が「過去問を完璧にしても取れるのは35点くらい」とおっしゃっているのを聞き「テキストの通読を後回しにしたのは自分なのだから、勉強量が足りていないわけではないんだ」と深く安心したのを覚えています。

要所要所で的確なアドバイスを下さる講師陣と、信頼できるアガルートの教材に支えられ、無事に合格を掴み取ることができました。この2年間、アガルートを選んで本当に良かったと心から感謝しています。

中上級総合講義のご感想・ご利用方法

入門総合カリキュラムと中上級カリキュラムではテキストが同じと聞いていたので、まずは昨年使用したテキストの書き込みを中上級カリキュラムのテキストに書き写すところから始めました。

その後、講義を2倍速で視聴しながら書き込みを補完していきました。講義を通しで聞いたのは1回ですが、理解に時間がかかる単元などは部分的に複数回視聴しました。講義内容自体に入門総合カリキュラムと大きな相違は感じませんでしたが、前提知識の説明などは入門総合カリキュラムのほうがより手厚かった印象です。その分、中上級カリキュラムは全体の講義時間が短いため、問題演習により多くの時間を割けるというメリットがあります。

やはり特筆すべきはテキストのボリュームかと思います。条文の解説や図解などが非常に充実しており、暗記と理解がしっかりと両立できる内容だと感じました。

活用法における工夫としては、紙のテキストには「判例が載っているところ」「まとめの図表が載っているところ」「複数回間違えた論点など」を色分けした付箋で貼って管理していました。一方、電子データは主に模試の復習や横断整理に活用しました。

特に助かったのが電子データのテキスト検索機能です。過去問を解いていて「この論点を聞いたことはあるけれど、どの科目のものか分からない」と混ざってしまった際、文字検索ですぐに該当箇所へたどり着ける機能により、学習効率が高まったと感じています。

過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

過去問演習については、さまざまな形式のツールがある中で、わたしは一貫して肢別問題をスマホで解くという手法をとっていたため、本講座は未使用です。

本試験形式とはいえ過去問なので、解答自体を記憶してしまったり、肢をすべて読まなくても解けてしまうシチュエーションがあったりと、本質的な実力アップにはつながりづらいと考えたためです。

そのため「各肢単位で正確に知識を定着させること」を最重視し、出題形式での実践的な演習不足については、他社模試も含めた計9回の模試を受験することで対応しました。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

他社模試を受講していた6月〜7月にかけて、模試のない週の代わりとして活用しました。当時はすでに過去問を一通りやり尽くしていたフェーズだったため、新しい問題に触れることで、自身の知識の偏りや抜け漏れを防ぐという意味で有効でした。

また、解説は冊子だけでなく動画も用意されており、文字だけでは理解に時間がかかる部分も、解説動画のおかげですっきりと腑に落ち、理解度が上がったと感じています。また、択一式に比べて選択式は問題演習の機会が少ないため、選択式が2題あったのは非常に良かったと感じています。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

2025年の選択式集中特訓講座は、暗記用ツールとしての穴埋め式テキストが中心であり、知識の定着という意味では活用できたものの、「選択式試験で得点するための実践力」はやや身につけづらい印象でした。

しかし2026年のテキストは、問われる難易度こそ基礎的ながら、「類似する選択肢の中からどのように正答を絞り込んでいくか」という具体的なアプローチが学べる内容でした。単なる暗記に留まらず、本試験の場で確実に点数をもぎ取るための、より実践的な講座であったと感じています。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

2025年はあまり活用できませんでしたが、2026年は「これがあって本当に助かった」と実感した講座です。

勉強初年度は、それぞれの科目の暗記に手いっぱいで、科目ごとの縦割りで目の前の内容と向き合うことしかできませんでした。しかし、知識が定着し余裕も出てきた2年目は、この講座とテキストを活用し、単元単位の横のつながりを意識して覚え分けをするようにしました。

その結果、全体の理解がより深まっただけでなく、過去問において別の科目の規定を混ぜて出題されても、引っかかることなく正確に見分けられるようになりました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

すでに総合講義のテキストで網羅している部分も多かったため、講義は1回視聴に留めました。具体的には、動画視聴中に法改正対策講座のテキストと総合講義のテキストを照らし合わせ、法改正テキストに掲載されている重要な解説を総合講義テキストへ書き込むことで、知識を1冊に集約させました。

一方で、法改正対策講座のテキストには重要度に応じた「★」マークがついているため、直前期の学習には法改正対策講座のテキストを活用しました。横断学習を進める際、★の多い単元から優先順位をつけて効率的に復習するなど、それぞれの教材の強みに合わせてポイントごとに使い分けていました。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

講義は1回視聴し、各単元の重要なポイントにマーカーを引いたうえで、他社模試などで出た論点を書き込むなどして情報を補完していきました。アガルートのテキストとしてはボリュームが控えめなため、試験前1週間は毎日さらっと1冊を流し読みするのに適しています。

分厚いメインテキストばかり使っていた中での薄さだったので、「これで足りるのだろうか」と不安になることもありましたが、講義の中で講師が言及されていた「国民年金の免除制度活用率」はまさに本試験の選択式に出題され、自信を持って解答することができました。結果論かもしれませんが、必要な情報が厳選されて凝縮されたテキストであったと実感しています。

模擬試験のご感想・ご利用方法

実力確認答練と同じく、他社模試を受講していた6月〜7月にかけて活用しました。当時はすでに過去問を一通りやり尽くしていたフェーズだったため、新しい問題に触れることで、自身の知識の偏りや抜け漏れを防ぐという意味で有効でした。

また、解説は冊子だけでなく動画も用意されており、文字だけでは理解に時間がかかる部分も、解説動画のおかげですっきりと腑に落ち、理解度が上がったと感じています。各問題で、解説の際に難易度をつけていただいていたので、優先順位をつけて効率的に復習することができました。

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※2027年合格目標