受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験｜【2026年合格目標】基礎講義＆総合講義／入門総合カリキュラム

社労士試験を目指した理由・契機

今後40年ほど社会人生活が続くことから将来のキャリアプランを考えたときに、比較的自分の時間がとりやすい今のうちに難関資格を取得したいと考えるようになりました。その中でも社会保険労務士は、人手不足が社会問題になっている現代では特に果たす役割が大きく、また今後も需要が高まることが予測されることから目指すことにいたしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

最初の数カ月は、市販のテキストを購入して学習していたのですが、学習内容の難易度の高さから全く学習が進まず、プロの力を借りないと合格はできないと考えました。いくつかの通信講座から資料請求をして比較したところ、アガルート様のサポートの手厚さに特に目を惹かれました。中でもホームルームは、他の受験生の努力を感じることができ、モチベーションアップに繋がりました。1人で学習を続けていくことが不安な方でも最後まで継続できる環境がアガルート様には用意されており、実際試験まで一度も孤独を感じたことはありませんでした。

合格体験記・学習上の工夫

私は試験勉強において、①社会保険労務士「試験」にフォーカスした学習をすること、②とにかく勉強量を確保すること、の大きく2つのポイントを意識しておりました。

①について、試験に合格するためにはその試験の特性を知ることは何よりも重要です。社労士試験には記述式がなく、全てマークシートで回答する形式です。そのため、マークシートで正しい選択を選ぶことができるようになることが合格への最短ルートになります。これを踏まえて私は、「書いて覚える」「仕組みや制度を人に説明する」といった学習方法はあまりとらず、「実際の本試験ではどのように問われているか」「どうすれば試験の問題が解けるか」という意識を常にもって過去問を解くことを意識しておりました。実際に社労士として活動する際には学びなおしが必要になるかと思いますが、今の時点では「試験合格」が何よりの目標であるため、この意識はとても有用なのではないかと考えます。

②については、私は勉強において「量」を重視していました。もちろん「質」も大切ですが、質というものは曖昧で主観的な側面が強く、自分がどの程度できているのかを正確に把握しづらいと感じます。その点、「量」は明確に数値化でき、進捗を実感しやすいです。勉強量を積み重ねることで達成感を得られ、それが次へのモチベーションにもつながります。社会保険労務士試験のような長期戦では、この定量的な積み上げこそが最も確実な成長の証だと思います。

基礎講義のご感想・ご利用方法

社労士試験の学習内容はとても難解で、最初から細かい内容を含めて全て理解しようとすると思うように学習が進まなくなります。その点、基礎講義であれば各単元を浅く広く学習することができるため、学習内容の大枠をつかむことができます。また語呂合わせをはじめとした池田先生のユーモラスな解説は、試験勉強が楽しいと感じるほどに魅力的で、池田先生の服装がカジュアルなことも相まってリラックスして学習することができます。私は基礎講義のおかげでスタートダッシュを切ることができ、挫折することなく学習を続けることができました。学習を始めるのが遅く試験まで時間がないといった特段の事情がない限り、基礎講義を全て見終わってから総合講義に移ることをお勧めします。

総合講義のご感想・ご利用方法

総合講義の特徴はなんといっても膨大な情報が詰まったテキストにあります。社労士試験は、試験で問われる情報をどれだけインプットすることができるかが重要です。アガルートのテキストはフルカラーなだけでなく、90％を超える情報を網羅しているため、苦にならずに大量の知識をインプットすることができます。また私は極度の心配性なのですが、そんな私でも他社のテキストに全く目移りせずに「このテキストだけで大丈夫」と信じられるほどにこのテキストには安心感があり、模試や本試験で全く見たことのない知識が問われたとしても、「この問題はアガルートのテキストに載ってなかったから解けなくてもしょうがない」と落ち着いて対処することができました。

テキストだけでなく、竹田先生の授業もとても魅力的です。実際に社労士として勤めていた時の実体験を交えて解説してくださるため、自分の合格後の姿をイメージすることができ、モチベーションアップにつながります。また竹田先生は「この範囲は難しすぎる、細かすぎるからとばしても大丈夫」と教えてくださるので私のような初学者でも躓くことなく講義を視聴することができました。アガルートの講師の方々は、一人で学習する私たちにとっての強い味方になってくれる存在です。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

直前期の時点で、択一式についてはだいぶ余裕を感じていました。過去問演習や模試を重ねる中で、得点の安定感も出てきており、大きな不安はありませんでした。しかし一方で、選択式の足切りに引っかかることだけが最後まで怖かったです。その点、この選択式対策講座は非常に役立ちました。講座を通じて、自分では理解していると思い込んでいた「わかっているつもり」の知識を洗い出すことができ、知識の穴を一つずつ埋める良い機会になりました。結果として、本試験では安心して臨むことができました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

科目横断整理講座では、試験で出てくる似通った知識が一つの表にまとめられているため、それぞれを別々に覚えるのではなく、その表自体をそのまま写真のように記憶するというように工夫して利用いたしました。中でも目的条文は、先生方が「目的条文は必ず得点」と何回もおっしゃっていたため、直前期には毎日目を通し、最終的には暗唱できるほどになりました。実際に本試験では、選択式の雇用保険で2問出題されたことで心の中で大喜びしたのを覚えております。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

法改正講座は、テキストのすべてのページを理解するのではなく重要なところだけ抜粋して利用させていただきました。社労士試験に関係する法律は、細かいものを含めればたった1年でも数多くの改正が行われ、正直自分一人で対策するのはなかなか厳しい範囲だと思います。それに対して法改正テキストは、それぞれの改正を重要度でランク分けしているため、初学者で時間が足りない私でもメリハリをつけて対策することができました。重要な改正は総合講義のテキストに既に反映されていることもありますが、復習になるため決して無駄にはなりませんでした。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

この白書対策講座は、直前期に受講した講座の中で最も重要だったと感じております。白書統計は種類が非常に多く、それぞれの項目ごとに多くの数値や傾向を押さえなくてはならないため、自分一人の力では到底時間が足りず整理しきれません。だからこそ、プロである平野先生の講座を受けて本当に良かったと感じております。白書統計というと「ただ数値や傾向を暗記するだけ」となりがちですが、平野先生の講義では、記憶に少しでも残るように様々な工夫がされておりました。特に、一度自分の手でグラフから情報を読み取る時間を設けたことがとても効果的でした。また、「白書統計を単なる知識として覚えるのではなく、自分の感覚とリンクさせる」という考え方が印象的で、理解の深さが格段に増しました。その結果、本試験でも初めて見るような統計問題にも対応でき、合格に直結いたしました。

過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

これまで肢別の過去問を10年分ひたすら解いてきた私にとっては、新しい知識を得るというよりも「本試験の形式に慣れる」ために非常に良い実戦の機会になりました。肢別では一問一答的に知識を確認することができますが、本試験での五肢択一形式では、思考の順序や素早い判断力が求められます。この答練を通じて、どの肢から判断すれば効果的なのか、迷った場合にはどう比較して判断をするのかといった「五肢択一の解き方」の感覚をつかむことができました。ただ先に述べたように問題自体は何回も解いたことのあるため、他の対策に比べて優先順位は下がるように感じます。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

問題の難易度自体はそれほど高くはないですが、直前期に試験範囲全体の総復習ができるという点でとても重宝しました。また選択式集中特訓講座でも述べた通り、選択式の足切りに引っかかってしまうのが何より不安だった私にとって、選択式の問題が2題ずつついていることが個人的には非常に嬉しかったです。加えて、小さなことではあるのですが科目ごとに問題冊子が分かれており、マークシートの回答用紙が付属されていた点に、心遣いを感じました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験はとても質の高い問題ばかりで、本試験の傾向を的確に再現していると感じました。特に印象的だったのは、解答解説の丁寧さです。単に正誤の理由を述べるだけでなく、「この問題はどの肢のどの部分で判断すべきか」といった具体的な解法のテクニックまで解説されており、知識だけでなく実戦的な判断力を養うことができました。模擬試験を解く際には、本試験とできる限り同じ環境にすることを意識して取り組みました。マークシートを丁寧に塗る、途中でお手洗いに行く時間を含めて正確に時間を計測するなど、試験当日の流れを再現するようにしました。その結果、初受験ではありましたが本番では時間配分や緊張感のコントロールにも慣れており、落ち着いて試験に臨むことができました。模試を通じて知識だけでなく経験が身についたと思います。

講師へのメッセージ

一発合格できたのは間違いなく先生方のおかげです。私の周りには社労士受験生や経験者が全くいないため、この試験の大変さを理解し支えてくださったのは先生方でした。講義やホームルームに何度も励まされ、最後まで挫折することなく走り抜けることができました。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。