合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験｜【2026年合格目標】中上級総合講義／中上級カリキュラム

社労士試験を目指した理由・契機

学生時代からずっと何か専門的なことをしたいと考えていました。就職して最初に配属された課が、健康保険や年金について扱う部署であったため、それらを専門分野とする社労士に興味を持ち、目指してみようと思いました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートを選んだ理由は主に二点あります。

決め手の一点目は、テキストです。2024年に受講した他社の講座で不合格となり、その最大の要因が、コンパクトにまとめられた教材に頼りすぎ、「暗記」に走りすぎたことでした。その結果、問われ方が変わると対応できないという弱点が判明しました。

そこで、今年は「理解を深めた上での暗記」が必要だと考えました。アガルートの教材は、条文の後に解説と通達が掲載され、私にとってはとても理解しやすい構成となっており、知識を単なる暗記ではなく、立体的なものとして学習することができるテキストだなと思いました。特に、テキスト内には「記憶のフック」という項目があり、どうしてそのような規定になっているのか、他の類似規定はこのようになっている等、記憶のヒントが記載されていて、効率的な定着に繋がると思いました。

決め手の二点目は、安心感です。前回の本試験では精神的に非常に追い込まれたため、「これだけやった」という絶対的な安心感が必要だと痛感しました。

アガルートの教材は、他社と比較して網羅性が高いと言われますが、その「厚さ」がむしろ「これを完璧にすれば大丈夫」という精神的な支えになります。網羅的にまとめられた教材をやり切ることで、自信をもって試験に臨めると考え、受講を決めました。

合格体験記・学習上の工夫

（1）勉強の取り組み方について

テキストは、全部で10冊ありましたので、各5冊ずつ、「暗記型」と「理解型」に分類し、それぞれ時間帯とかける労力をわけて取り組みました。

自分の理解が進んでいる、あるいは、あまり考えるのに時間を使いすぎなくてよい科目（「（主として）暗記型」）と、自分の理解があいまいなところが多く苦手意識の強いためじっくり考えて勉強したい科目（「理解型」）にわけました。朝は理解型、通勤や帰宅後は暗記型の科目を勉強しました。

基本的な学習サイクルは、「講義又はテキストの精読」→「該当過去問集の演習」→「テキストでの復習・確認」です。

問題演習では、以下の点に気を使いました。

①誤った記述がどこなのかも回答するようにし、間違えた場合には時間をたって再度解き直すようにしました②間違えた問題は、テキストに戻って確認し、このとき、該当部分のみならず、その周辺も確認しました。③学習は前回の復習から行い、その日に確保できる学習時間の前半は前回の復習、後半は次の単元としました。

「暗記型」の科目についても、単なる丸暗記に頼らず、規定の趣旨や背景を考えながら学習に取り組むことを徹底しました。

その上で、「理解型」の科目においては、さらに類似の規定がないかといった科目横断的な視点を持ち、知識がぶつ切りにならないように意識して学習しました。

（2）時間の使い方について

育児と仕事に追われていたので、勉強時間をどうやって捻出するかを考えました。

朝5時半から子が起きる7時半までの約2時間と、通勤時間（電車往復約80分、徒歩往復約20分）と、家での隙間時間に勉強をしました。

朝は脳がすっきりしているので、「理解型」の科目に取り組みました。

それ以外の時間は「暗記型」の科目に取り組みました。

家での隙間時間は以下のように取り組みました。

・子どもの風呂（夫担当）→入れてくれている間は、目的条文を音読して覚える

・洗濯干すときは、統計の聞き流し

・移動時は、科目横断講義をダウンロードして聞きながら頭の中で復唱する

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

以前合格体験記を拝読したときに「テキストの内容を手で隠し、次の文章が何か推測しながら読んでいった」ということを実践されていた合格者の方がいらっしゃったので、私もそれを実践しました。選択式集中特訓講座は、穴埋め問題に取り組み、キーワードを押さえられているかを確認するのにとても有意義でした。間違えた問題はテキストに戻って再確認し、それを繰り返すことで、絶対押さえておきたいキーワードが自然と身につき、選択式試験にも自信がつきました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

社労士試験では、似たような要件が出てくる科目が多いので、この講座はとても役立ちました。竹田先生の講義では、なぜこのような違いが出てくるのか等の理由を解説してくれて、記憶に残りやすかったです。

活字で見ると単調で眠くなってしまうので、講義をダウンロードして、移動中に歩きながら聞いていました。その際、頭の中で復唱したり、いったん講義を止めてそこまでの内容を想起したりしました。頻回で聞いていたので、直前期には、要件と共に竹田先生の顔やセリフが浮かぶくらい聴き込みました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

講義を聞きながら、その内容を総合講義のテキストに加筆して情報を一元化し、それを何度も繰り返し精読しました。

過去問がない法改正部分は、自分で「選択式で抜かれるとしたらこのキーワードかな」とか、「択一式だとこういう聞かれ方するかな」といったように、アウトプットを意識して勉強しました。

この講座を受講しているときは、本試験までの残りの日数も少なくなってくる中で、とても焦ってきていたときでした。ただ、前回の試験では、法改正を抑える時間がなくてとても不安な中で受験してしまったので、今回は焦る中でも時間をとって取り組みました。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

これは最後までどうしたらいいかわかりませんでした。

抑える範囲が無限なのではないかと感じてしまったので、とにかく講義の中で取り上げていた題材を中心に押さえようと決めて取り組みました。

取り組み方としては、自分の感覚と違うところを押さえ、また、単に数字を覚えるというよりは、今世の中はこんな状況なのかという少し大きな視点で学習しました。

机に向かうと気が滅入ってしまったので、主に洗濯干すときに講義を聞き流しをして頭に入れました。

過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

過去問は、合格者の方の多くがやり込んでいらっしゃったので、この対策が試験を突破するのにとても重要と感じていました。そこで、前述しましたが、問題に取り組む際は、正誤だけでなく、選択肢の誤った記述がどこなのかも回答するようにし、間違えた場合には時間をたって再度解き直すことを繰り返しました。また、間違えた問題は、必ずテキストに戻って確認し、このとき、該当部分のみならず、その周辺部分も確認していました。周辺部分も確認することで、どのような流れで出てくる項目なのか等を確認でき、その法律の体系が頭の中に入っていくように意識しました。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

今までやってきたことの知識の定着や、知識に穴がないかのチェックのために直前期に取り組みました。また、試験まで残りの時間を無駄に過ごさないために、今やっている勉強が単なる作業になっていないかを確認するのに使用しました。

正誤だけでなく、問題文のどこが違うのかという理由付けまで正解して初めてクリアという方式で取り組みました。それに加えて、科目ごとに、どのような問題をどのように間違えたのかをメモしてまとめました。例えば、厚生年金法「テキストの太字部分を聞かれている問題で、その太字を思い出せなかった」「条文の文言が頭に入っていればわかる問題で、条文が思い出せなかった」等、を書き出し、科目ごとにまとめました。この弱点を頭に入れてテキストに取り組むと、単に作業にならずに自分の弱いところを意識して取り組むことができて効果的でした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は、時間がなく、手が回りませんでした。ただ、もしやっておけば本番でもう少し自信を持って本試験に対応できたなと感じています。

未知の問題を本番を想定して取り組む練習は、本試験のときの自身の対応力を想定する訓練となりますし、アガルートの予想問題なので、とても効果的な試験対策になると思います。

時間を測り本試験と同様に取り組むことで、緊張も多少は緩和されると思います。

なお、試験の会場の雰囲気を体験するために、外部の公開模試は受けました。

講師へのメッセージ

竹田先生の講義はとてもわかりやすく、また、ただテキストを読むだけでなくて、制度趣旨を説明してくださったり、ご自身の受験の時のことをお話ししてくださってとても楽しく勉強することができました。特に、竹田先生ご自身も暗記が嫌いとおっしゃっていたのは親近感がわき、「こんなに頭のいい先生も暗記に苦しんでいたんだな」とやる気がわきました。ありがとうございました。