本記事では社会福祉士国家試験の1つである「福祉行財政と福祉計画」についての概要や勉強法について紹介します。

当科目は福祉の財政を中心に、それを取り巻く関係性や概要を学び、実際の相談現場でも活かすことができる科目です。

本記事を参考にしていただき、難関試験対策のお役に立てれば幸いです。

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「福祉行財政と福祉計画」科目とは?

福祉行財政と福祉計画の概要

「福祉行財政と福祉計画」は主に財政、つまりお金に関する科目になります。

社会福祉の動向を踏まえつつ、福祉制度の概要と、市町村を中心とした福祉計画の意義や仕組みをお金の流れを把握しながら学ぶことができます。

社会福祉の行政・財政・計画についての繋がりを知ることで相談業務においても役立つ知識が身につきます。

福祉行財政と福祉計画の重要度

当科目は他科目とも横断的に関係しており、関連して学ぶことで総合的な得点力が身につくので、重要度は高い科目になります。

実践においても、私達が利用できる社会福祉の様々なサービスや手続きなどの知識や、財政と密接な関係にある「行政」「計画」との関連性を知る上でも重要な科目です。 

福祉行財政と福祉計画の難易度

他科目に比べ難易度は平均的で突出して難しいというわけではありません。

数字が頻出する科目で最初はとっつきにくいかもしれませんが、丁寧に学習を進めることで得点に繋げることができます。

問題数は7問と少なく設定されており、不合格になってしまう0点をとらないよう注意しましょう。

関連コラム:社会福祉士試験の19の試験科目(共通科目・専門科目)について解説

「福祉行財政と福祉計画」の勉強法

続いて、福祉行財政と福祉計画の勉強法について紹介します。

それぞれポイントを絞り紹介するので学習を進める際の参考してください。

1「行政」「財政」「計画」の3つを軸に学習を進める

当科目は「行政」「財政」「計画」の3つの柱の理解が重要です。

この3つの関係性を意識しながら学習を進めましょう。

「行政」の実施体制

福祉行政は「どこが実施主体なのか」を正しく理解しておく必要があります。

普段生活する中ではあまり意識しませんが、A制度は都道府県、B制度は市町村など役割が決まっています。

中でも、「福祉の財源」と「福祉行財政の組織及び団体の役割」は頻出なので国の財源、地方の財源の元となる税制や国庫補助などを理解しておく必要があります。

また、引っかかりやすいのが役割を問う問題です。

国、都道府県、市町村のそれぞれの役割の入れ替えて出題される選択肢が出題されます。

記憶が曖昧のままだと引っかかりやすくなってしまうので注意しましょう。

「財政」の動向

財政については国の社会保障費の状況や地方における民生費の内訳を把握することが重要です。

また、福祉サービスの利用する方法(処置、契約、保護、利用)や応益、応能などの負担方法のそれぞれの違いを理解しておきましょう。

行政にも言えることですが、基本となる法令の確認と最新のデータからの出題もあります。

最低でも直近3年分の過去問題で出題されている法令やデータは目を通しておきましょう。

その中でも「福祉の財源」に関わる問題はほぼ毎年出題されているので、必ず押さえるようにしましょう※。

※参考 総務省 地方財政白書の「民生費」の部分など

「計画」の違いを理解する

科目範囲で問われる「福祉計画」は数多く存在します。

・子ども・子育て支援計画 
・地域福祉計画 
・介護保険事業計画 
・老人福祉計画 
・障害者計画 

など、これ以外にも数多くの計画が日本では存在しています。

少々骨が折れますが、それぞれの「作成主体」「義務規定」「根拠法」「計画期間」などを頭の中で整理しておきましょう。

数多くの計画をいきなり全て暗記するのは大変なので、すきま時間を活用しつつコツコツ積み重ねていきましょう。

2 表にまとめて視覚的に覚える

当科目は「○○計画」など似たような単語が多く混乱してしまうケースが多いです。

そこで、自分なりのオリジナル表を作成することをおすすめします。

例えば、福祉計画は、

・作成した機関
・義務規定(内容)
・根拠法(関連している法律)
・計画期間(有効期限、更新期間)

などが、入れ替えられながら出題されやすいです。

少々手間かもしれませんが、表を作ることで計画ごとの共通点や相違点が分かるようになり、全体像が掴みやすくなります。

一層の記憶定着にも繋がるのでおすすめの方法です。

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