技術士試験に興味があると、「合格に必要な勉強時間はどれくらいなのか」と気になる方は多いのではないでしょうか。

本コラムでは、技術士試験の合格に必要な勉強時間の目安について解説します。

ほかの資格との比較から勉強時間を確保するコツまで詳しく紹介するため、技術士を目指している方はぜひ参考にしてください。

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技術士試験の合格に必要な勉強時間は?

技術士試験の合格に必要な勉強時間は、1,000〜1,400時間が目安です。

内訳は、第一次試験の勉強時間が約400時間、第二次試験の勉強時間が600~1,000時間となります。

ただし、受験者の予備知識や実務経験によって合格までにかかる勉強時間は異なるため、一概に断言はできません。

また独学や通信講座など、勉強方法によっても必要な勉強期間は変わるため注意してください。

第一次試験の勉強時間は400時間が目安

第一次試験合格のための勉強時間の目安は、400時間です。

目安の勉強時間は、以下の条件で見積っています。

  • 第一次試験の過去問題を中心に勉強する
  • 過去問題1問の内容の理解に必要な時間を1時間とする

合格水準に届く実力を身につけるには、少なくとも直近5年の過去問題の理解が必要です。

1問の理解に1時間かかる場合、1年分の過去問題の勉強には80時間必要となり、合計の勉強時間は80時間×5年分=400時間となります。

1日に2時間の勉強をした場合、400時間÷2時間(1日)=200日と約6か月半の期間が必要になるでしょう。

第二次試験の勉強時間は600~1,000時間が目安

第二次試験合格のための必要な勉強時間は、600〜1,000時間です。

第二次試験は筆記試験と口頭試験が実施され、経験記述問題で論文を書かなければならないため、第一次試験よりも対策に時間がかかります。

アガルート技術士講師の日比講師によると、合格水準の論文体裁が完成するまでには最低600時間の記述練習が必要とのこと。

これまでの指導経験から、実務経験約7年間の専門技術者ですら合格水準の論文が書けるまでに最低600時間はかかっているようです。

勉強時間の合計を600時間とした場合、1日2時間の勉強を続けて600時間÷2時間(1日)=300日(約10か月)の期間が必要となります。

実務経験の豊富な技術者が約10か月、まだ知識のない初学者は最大1年半程度(1,000時間÷2時間=500日)はかかるため、余裕をもったスケジュールを意識しましょう。

技術士試験の勉強時間をほかの資格と比較

技術士試験の合格に必要な勉強時間(1,000〜1,400時間)は、司法書士や弁理士などの「最難関資格」と比較すると取得難易度は低めです

しかし、一般的に「難関資格」といわれる社労士や中小企業診断士とは同程度の難易度と考えられます。

以下、技術士とほかの難関資格の勉強時間の目安を比較した表です。

資格名勉強時間の目安
技術士1,000~1,400時間
社労士800~1,300時間
中小企業診断士1,000時間
司法書士3,000時間
弁理士3,000時間

技術士試験の勉強時間を確保するコツ

技術士試験に合格するためには、日常生活の中でいかに勉強時間を確保できるかがポイントです。

勉強時間を確保するコツとして、以下の3つを紹介します。

  • スキマ時間を活用する
  • ながら勉強を活用する
  • 自分に合う勉強方法を選ぶ

スキマ時間を活用する

技術士試験の勉強時間を確保するためには、スキマ時間の活用が重要です。

スキマ時間とは、何もやることがなくただ待っている時間を指します。

例えば、通勤途中の電車の中や会社での休憩時間などがスキマ時間に該当します。

そのほか、料理などの家事の合間に何もしていない5〜10分もスキマ時間です。

うまく活用すれば、1日の勉強時間を30分〜1時間増やせるでしょう

ながら勉強を活用する

スキマ時間を活かすことと同時に、ながら勉強をすることを意識しましょう。

ながら勉強とは、日常生活で何かをしている際に同時進行で勉強を行うこと。

日常生活では、ながら勉強をできる時間が意外に多く、うまく活用することで勉強量を増やせます。

具体的には、通勤途中・食事中・入浴中・ジョギング中に加え、食器洗いなどの家事をしている最中などさまざまシーンを活かすことが可能です。

動画や音声教材など、手が空いていなくても耳で勉強できる教材を用意しておくと良いでしょう。短時間でも学べる自作のキーワード帳や学習アプリも、ながら勉強に役立ちます。

自分に合う勉強方法を選ぶ

仕事などで忙しい社会人の方は、自分に合った勉強方法で効率的に知識を身につけることが重要です。

資格試験の勉強方法の代表的なものには「独学」と「通信講座」の2つがあります。

それぞれのメリット・デメリットを以下にまとめました。

勉強方法メリットデメリット
独学・低コストで学べる
・自分のペースで学べる
・モチベーションの維持が大変
・不明点を誰にも質問できない
通信講座・最適なカリキュラムがある
・わからない部分を質問できる
・添削指導やサポートがある
・独学と比べて費用がかかる

特に、技術士試験の第二次試験では、自身の実務経験を問われる「経験記述」で論文を書かなければなりません。

試験前に解答を用意しておく必要があるため、プロの添削指導を受けられる「通信講座」のほうが効率良く合格できるでしょう。

まとめ

本コラムでは、技術士試験の合格に必要な勉強時間について解説しました。

  • 合計の勉強時間:1,000~1,400時間
  • 第一次試験の勉強時間:400時間
  • 第二次試験の勉強時間:600~1,000時間

社会人の方が勉強時間を確保するためには、スキマ時間とながら勉強の活用がポイント。また、効率的に学習するには、自分に合った勉強方法を選ぶことも重要になります。

技術士の第二次試験では経験記述問題があるため、独学よりもプロからの指導が受けられる通信講座のほうがおすすめです。

コラムで紹介した勉強時間の目安やポイントを参考に、技術士試験の最短合格を目指しましょう。

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この記事の監修者

日比 幸人 講師

北海道大学卒業後,工業用界面活性剤と食品油脂を製造する会社のプラントマネジャーを経て,大手製薬会社系列食品会社で食品素材の研究・開発ならびにテクニカルサービス業務を経験。


1994年に独立し,技術コンサルタント会社を創業,現在に至る。


平成28年,技術士(経営工学部門と総合技術監理部門を併願)試験を受験し,合格。

平成29年3月2部門同時登録。同年から技術士試験受験指導にも携わり,先達の導きもあり,4年間で数十名の受験生を支援する。

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