「TOEFL®︎のスコア平均ってどれくらい?」
「何点取れば留学・入学に有利になるのだろうか」

TOEFL®︎のスコア基準は志望校や留学先によって異なり、大学進学なら80点以上、大学院・MBA留学であれば100点以上が目安となっています。TOEFL®︎スコアは、受験者の英語力を判断する重要な材料のひとつです。

とはいえ、このスコアが高いのか低いのかイマイチよくわからない方も多いのではないでしょうか。

今回は、TOEFL®︎のスコア平均やスコア別の英語力について詳しく解説します。

効率化を徹底的に考え抜いたカリキュラム

今ならTOEFL iBT®集中講座を無料でプレゼント

1分で簡単無料体験(会員登録→お申込み→視聴)

TOEFL®・IELTSに特化

TOEFL iBT®︎のスコア比較換算

TOEFL iBT®︎は、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングといった4つのセクションに分かれています。各セクションは30点満点、合計120点満点です。

TOEFL®︎の結果は、合格・不合格ではなくスコアで表示されるため、自分の英語レベルがどのくらいか少し分かりにくいかもしれません。

TOEFL®︎のスコアを、TOEIC®︎や英検といった英語検定資格のスコアに換算しながら見ていきましょう。

TOEFL iBT®︎TOEFL IPT®︎TOEIC®︎英検
115~120650~677
105〜115620〜650970~990
95〜105580~620870~9701級
85~95550~580740~820準1級
75~85530~550
65~75510〜3530600~740
55~65490~510500~6002級
45~55470~490450~500
〜45450~470350~450準2級

関連コラム:TOEFL®︎とは?受験するメリットやTOEIC®︎・IELTSとの違いも解説

日本人のTOEFL®︎平均点はどれくらい?

TOEFL iBT® Test and Score Data Summary 2019』によると、日本人のTOEFL iBT®︎の平均スコアは72点となっています。内訳は以下の通りです。

セクション点数
リーディング18点
リスニング18点
ライティング18点
スピーキング17点

1章で示した換算表を参考に見てみると、「TOEFL®︎スコア72=英検2級レベルもしくはそれ以上」の英語レベルにあたります。

英語圏の平均スコアは91点となっており、英語を母国語とする人であってもTOEFL®︎で満点を取るのは非常に難しいといえるでしょう。

TOEFL®︎の難易度は?

先ほどもお話したようにアメリカやカナダといった英語圏であってもTOEFL®︎で満点を取得するのは難しいといわれています。

つまり、日本人がTOEFL®︎でハイスコアを狙うのは、英検1級を取得することよりもハードルが高いかもしれません。

TOEFL®︎はアカデミックな問題が多く出題されるうえ、試験時間も3時間超えと長丁場になるため高い集中力が必要です。

関連コラム:IELTSのスコア別難易度と目標スコアをとるためには?

TOEFL iBT®︎のスコア目安

スコア45点未満

TOEFL®︎スコア45点未満は、英検準2級程度の英語レベルとなります。中学・高校生レベルの英文法を見直すことで、スコアアップが期待できるでしょう

スコア45~55点

スコア45~55点は、英検準2級以上簡単な日常会話なら問題なく、長い英文も理解できるというレベルです。大学入学や留学、転職でのアピールポイントとしてはまだ弱いかもしれません。

スコア55~70点

 大学入学や留学におけるスコアの最低ラインとなるのが、スコア55~70点。高校で習う文法をきちんと理解できていれば取得できるでしょう。

スコア70~90点

スコア70~90点は、英検準1級レベルに匹敵します。

日常会話はもちろん、自分の意見や考えを述べたり、相手を説得させたりできるため、ビジネスでも役立つでしょう。一部のトップレベルの大学以外であれば、留学のための出願も問題なく行えます。

関連コラム:留学するために必要なTOEFL®のスコアは?

関連コラム:高校生の大学受験にTOEFL®は必要?国内・海外の出願資格に必要なスコアや優遇制度

関連コラム:帰国子女の大学入試で必要なTOEFL®のスコアは?

スコア90~100点

英検1級レベルに相当するスコア90~100点は、非常に高い英語力を備えています。ネイティブとのビジネス会話もスムーズに行え、難易度の高い学術的なトピックにも対応できるでしょう。

関連コラム:大学院進学に必要なTOEFL®のスコアはどのくらい?

スコア100点以上

スコア100点以上は、TOEIC®︎でも満点を狙えるレベル。外資系の企業や外務省に勤務する際に求められる指標となっており、グローバルに活躍できるのではないでしょうか。

関連コラム:TOEFL iBT®で100点は難しい?必要な勉強時間とセクション別勉強法

関連コラム:TOEFL®は就職、転職に役に立つ?

セクション別に見るTOEFL iBT®︎のスコアの目安

リーディング

TOEFL iBT®︎のリーディング問題は約30~40問、試験時間は1時間弱です。

TOEFL iBT®︎公式の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® Test」をもとに、スコア目安を見ていきましょう。

スコア0~3・・・Below LowIntermediate(初級)
スコア4~17・・・Low-Intermediate(中級)
スコア18~23・・・High-Intermediate(上中級)
スコア24~30・・・Advanced(上級)

リーディングセクションにおける日本人の平均スコアは18点となっており、中級レベルにあたります。学術的な文章が出題されるため、まずはリーディング対策用の単語帳で語彙力をアップさせましょう。

関連コラム:TOEFL iBT®のリーディング対策!時間が足りない人から満点を目指す人のための勉強法

リスニング

リスニングのスコアレベルは、初級から上級までの4段階にわけられています。リスニングでは、速いスピードで流れる学術的な内容を瞬時に理解しなければなりません。

スコア0~8・・・Below LowIntermediate(初級)
スコア9~16・・・Low-Intermediate(中級)
スコア17~21・・・High-Intermediate(上中級)
スコア22~30・・・Advanced(上級)

関連コラム:TOEFL iBT®のリスニング対策!レベル別おすすめ勉強法

スピーキング

スピーキングは、トピックに対して意見を述べる「Independent task」と読んだり聞いたりした内容を要約して話す「Integrated tasks」の2種類があります。

スピーキングは個人での学習対策が難しいため、オンライン講座を利用してネイティブの講師にアドバイスをもらった方が良いでしょう。

スコア0~9・・・Below Basic(基礎)
スコア10~15・・・Basic(初級)
スコア16~19・・・Low-Intermediate(中級)
スコア20~24・・・High-Intermediate(上中級)
スコア25〜30・・・Advanced(上級)

関連コラム:TOEFL iBT®のスピーキング対策!レベル別おすすめ勉強法

ライティング

ライティングでは、読んだり聞いたりした内容を要約しエッセイ形式で書く「Integrated task」と、設問に対する自分の意見・考えを書く「Independent task」があります。

ライティングは、文章力だけでなくリーディングやリスニング能力も求められるセクションです。

スコア0~6・・・Below Basic(基礎)
スコア7~12・・・Basic(初級)
スコア13~16・・・Low-Intermediate(中級)
スコア17~23・・・High-Intermediate(上中級)
スコア24~30・・Advanced(上級)

関連コラム:TOEFL iBT®のライティング対策!レベル別おすすめ勉強法

TOEFL®︎の結果がわかるのはいつ?スコアはいつ届く?

TOEFL®︎のスコアは、基本的にはテスト日の約6日後にTOEFL®︎公式サイトから確認できます。スコアをいつ確認できるかは受験方法によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

ちなみに、スコアは2年間有効となります。

テストセンターで受験した場合・・・テスト実施日から6日後
自宅受験TOEFL iBT® Home Editionの場合・・・テスト日から約6~10日後

関連コラム:TOEFL®の結果はいつ届く?遅い、届かないときの対処法

TOEFL iBT®︎のスコアレポートが届かない場合、どうすればいい?

スコアを確認できるよってからしばらくして、受験者の住所にスコア表が届きます。TOEFL®︎のスコア表は通常4〜6週間ほどで自宅に届きますが、現地の状況によって到着時期が大きくずれ込むケースもあるようです。

試験日から 7 週間以上経っても自宅にスコアレポートが届かない場合は、TOEFL Services (英語) まで問い合わてみましょう。

まとめ

TOEFL®︎は、ほかの資格試験と違い「◯◯点以上取れば合格」という明確なものがあるわけではありません。

さらに、試験はリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングといった4つのセクションで構成されており、各技能に特化した試験対策が必要不可欠です。

単語帳で語彙を増やしたり、シャドーイングを繰り返し行って正しい発音を覚えたり、試験対策を徹底することでスコアアップを狙えるでしょう。

効率化を徹底的に考え抜いたカリキュラム

今ならTOEFL iBT®集中講座を無料でプレゼント

1分で簡単無料体験(会員登録→お申込み→視聴)

TOEFL®・IELTSに特化

この記事の校正 コンテンツチーム

アガルートでは資格試験に関するコラムを日々投稿しています。

コンテンツチームは主に
①コラム題材の選定
②コラム構成案の作成
③専門家への執筆依頼
④文章の校正・公開

などの作業を担当。
10名程度のメンバーにより、専門家の文章をより分かりやすく適切に皆さんに送り届けています!

アガルートのコンテンツチームについて