TOEFL®を受験した後、「結果はいつ発表されるのか」気になりますよね。

大学などへスコアレポートを提出する期限が迫っている時には、間に合うのかとても不安になるのではないでしょうか?

このコラムではTOEFL®の結果がいつ届くのかや、届かない時にはどうすればいいかについてまとめています。

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種類別!スコアの結果は最短でいつわかる?

TOEFL®にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる団体が採点を行っています。

そのため、種類によって試験結果が発表される時期やレポートが手元に届くタイミングに違いがあるのです。

TOEFL®の種類ごとに、スコアの結果が最短でいつ分かるか表を使ってわかりやすくまとめました。

iBT® & iBT® Home Edition 

現在、最も広く実施されているのはTOEFL iBT®(Internet-Based Testing)。

大学などの教育機関を受験する際に提出する「公式スコアレポート」を取得することができます。

試験会場で受験する従来のスタイルに加え、自宅で受験が可能な「iBT® Home Edition」も新型コロナウイルスの感染拡大を受け2020年から提供が開始されました。

大学の授業や大学生活で必要な「読む・聞く・読む・話す」の4技能をバランスよく測定するのが特徴です。

TOEFL®の運営団体である米国ETSの公式ウェブサイトによると、試験会場で受験した場合は受験日から6日後にホームページ上で結果の閲覧が、8日後にPDF版のスコアレポートをダウンロードし印刷することが可能になります。

Home Editionの場合、ホームページ上での結果の閲覧は受験日から6〜10日後、PDF版のスコアレポートのダウンロードは8〜12日後です。

米国にあるETSが直接採点やスコアレポートの発送業務を行なっており、紙のレポートは試験日から10〜12日後に米国から発送されます。

北米の教育機関へ直接送付する場合は試験日から17〜22日で到着しますが、日本に送る場合は輸送に4〜6週間を要するので、手元に届くのは試験日から5〜8週後です。

関連コラム:TOEFL iBT®自宅受験(TOEFL iBT®︎ home edition)の詳細はこちら

TOEFL ITP®

TOEFL ITP®は、TOEFL®テスト日本事務局が取り扱っている団体向けのテストです。

試験結果は、英語圏の大学入試などに用いる「テストスコア」としては認められないのでご注意ください。

TOEFLテスト日本事務局公式ウェブサイトによると、ペーパー版は答案用紙が事務局に到着してから、デジタル版はテスト終了日から8営業日目に試験実施団体向けに発送されます。

8営業日ということは休日を含めるとおよそ10日目ですね。

配送システムの整備された日本国内では発送から数日で配達されることが多いので、試験日から12日程度で実施団体に届くと考えられます。

関連コラム:TOEFL ITP®︎とは?試験内容・時間・点数配分・平均スコアについて詳しく解説

Primary® & Junior®

若年層向けのテスト「TOEFL Primary®」と「TOEFL Junior®」は、KUMONの一部門であるグローバル・コミュニケーション&テスティング(GC&T)が実施しています。

GC&T公式ウェブサイトによると公開テストを受けた場合、試験日から約2週間後にホームページ上でスコアが閲覧できるようになり、約4週間後にスコアレポートが自宅に届くそうです。

団体受験をした場合もほぼ変わりはなく、約10営業日後にホームページ上でのスコアの閲覧が可能になり、約20営業日後にスコアレポートが実施団体へ届きます。

TOEFLiBT®の結果やスコアレポートについて詳しく解説

世界で最も広く受験され、入学や留学等の出願要件にもなっているのは「TOEFL iBT®」。

このセクションではTOEFL iBT®の結果が最短でいつ分かるのかについて、より詳しく説明します。

試験結果がオンラインで確認できるのは試験日から6日後。

閲覧可能になると送られてくるお知らせメールは、午前 1〜3時に届くことが多いようです。

8日後にはスコアレポートのPDFファイルをダウンロードし、印刷することもできます。

しかしPDF版のレポートは受験者控えスコアレポートであり、出願等に用いることはできません。

提出用の公式スコアレポートは、実施団体である米国のETSから郵送されます。

受験料には最大4ヶ所に公式スコアレポートを送付する料金が含まれているので、ETSから直接送付してほしい場合は受験前日の午後10時までに受領者を登録しておきましょう。

公式ウェブサイトによると、発送されるのは試験日から10〜12日後。

米国およびカナダの大学等に到着するまでは7〜10日かかるので、試験日から最短で17日、最長で22日かかると考えましょう。

北米以外の国や日本の自宅に個人用の結果が届くのは発送から4〜6週間後なので、試験日から最短で38日、最長で54日かかる計算になります。

試験からの日数スコアレポート
6オンラインで受験者控えスコアレポートを確認できる
8受験者控えスコアレポートをダウンロード・印刷できる
10〜12公式スコアレポートが米国から発送される
17〜22北米の大学等に公式スコアレポートが到着する
38〜54日本を含む北米以外の場所に公式スコアレポート・受験者控えスコアリポートが到着する

試験結果の有効期限である過去2年の間に何度も受験していて、「最新のスコアを確認した上で、最も高得点な公式スコアレポートを送付したい」と考えている人もいますよね。

試験後に送付先を指定しレポートを送ってもらうには、1通につき20ドルの追加料金を支払う必要があります。

システムにログインし「Send Additional Score Reports」を選択、クレジットカードなどで追加料金を支払うと3〜5営業日後に郵送される仕組みです。

注意しないといけないのは、諸外国の郵便システムが日本のようにきっちりしているわけではないということです。

米国では郵便物の遅延が度々起こる上、ETSは発送後の郵便に関する問い合わせや苦情は一切受け付けていません。

さらに近年、世界的な航空機の減便によって国際郵便の遅延も頻繁に起こっています。北米の大学等に出願する場合には締め切りのおよそ2ヶ月前までに、北米以外の大学等に出願する場合には締め切りのおよそ3ヶ月前までに受験を済ませておきましょう

TOEFLのスコアの結果が見れない、届かないときの対処法

TOEFL®は外国の団体が実施している試験なので、思わぬトラブルや問題が発生することもあります。

「スコアレポートが見れない」や「スコアレポートが届かない」というトラブルが発生した時は、どうしたらいいのでしょうか?

このセクションでは対処方法について詳しく説明します。

スコアレポートが見れない

試験日から6日経ったのに結果が見れない場合、まだ公表する準備が整っていない可能性もあります。

日付が変わってすぐに結果が見れるわけではありません。

通常午前1時から3時の間に更新されるそうですが、朝方にお知らせメールが来た例もあるようなので、少し時間をおいて再トライしてみて下さい。

お知らせメールが来ない

何らかの理由でメールが届いていない、遅延しているという可能性も考えられます。

お知らせメールが届いていなくても、試験日から6日以上経過したらシステムにログインし結果が載っていないか確認してみましょう。

スコアレポートが届かない

諸外国の郵便システムは日本のものほどきっちりしていないことが多いので、大幅に遅延することも考えられます。

公式スコアレポートが届かない場合には提出先に連絡して事情を説明した上、ETSに再送を依頼して下さい。(ETSの問い合わせ窓口はこちら) 

ただただ待っていても何も起きないですし、自己主張を尊重する欧米の文化においては「何もしなかったあなたが悪いでしょ?」と考えられる可能性すらあります。

早めに自分からアクションを起こしましょう。

スコアレポートが間に合いそうにない

公式スコアレポートが提出に間に合わない場合は、まず要項等を確認して下さい。

「間に合わない場合は、オンラインで閲覧できる受験者控えスコアレポートのプリントアウトでも可」としている大学等もあります。

そのように明記されていない場合でも、一旦プリントアウトした受験者控えスコアレポートを提出しておき、公式スコアレポートが届き次第差し替えてもらうといった交渉ができるかもしれません。

あきらめる前に提出先に問い合わせを行い、事情を説明しましょう。

2022年2月現在公開されている、日本の大学ごとの対応例を表でまとめました。

参考にして見て下さい。(詳細や最新の情報については、必ずご自分で確認するようお願いします。)

大学・学部間に合わない場合の対応
京都大学大学院情報学研究科間に合わない旨を明記した書面(A4版、様式随意)を提出すれば、試験当日の提出を認める
東京大学大学院工学系研究科間に合わない場合は、プリントアウトしたものでも可それも間に合わない場合は、TOEFL ITP®を受験する
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科間に合わない場合はプリントアウトしたものを仮提出すれば、試験前日午前中までの差し替えを認める
慶應義塾大学 交換留学間に合わない場合はプリントアウトしたものでも受理する
早稲田大学大学院商学研究科間に合わない場合は「提出書類チェックリスト」の不足提出欄に「●月●日に直送依頼済み」を記載

スコアレポートを速達で送りたい

受験者控えスコアレポートはテスト前の申し込みの場合は20ドル、テスト後の申し込みの場合は40ドルを払うと速達にすることができます。

速達にすると、到着するのは試験から約2週間後。

かなり早くなりますね。

しかし、速達にできるのは受験者控えスコアレポートのみ。

残念ながら、公式スコアレポートは速達にすることができません。

受験者控えスコアレポートはPDFをダウンロードできるのだから、公式スコアレポートこそ速達してほしいのですが…

スコアレポートを間違えてキャンセルしてしまった

テストの時、最後の画面に表示される「Cancel Scores」をクリックしてしまうとスコアがキャンセルされスコアリポートも発行されません。

でも、間違えてキャンセルしてしまっても慌てなくて大丈夫。

試験日から60日以内であれば、20ドルの追加料金を払ってキャンセルを取り消すことができます。

システムにログインし、「Scores」のセクションから申請して下さい。

スコアの結果が低くて納得がいかないときは?

待ちに待った試験結果がついに発表され、ドキドキしながら結果を見たとき「え? どう考えてもこんなにスコアが低いのはおかしい!」と感じる受験者も多いようです。

特にライティングとスピーキングは、はっきりした解答のあるリーディングやリスニングとは異なり「評価基準」に基づいてジャッジされるため、採点に違和感を感じることがあるかもしれません。

TOEFL iBT®では、採点の公平性を確保するためライティングとスピーキングの再採点を申請できるようになっています。

テストから30日以内にシステムにログインし、1セクションあたり80ドルの手数料を払うと、もう一度採点をやり直してくれるのです。

再採点にかかる時間は約3週間。

ただ、注意しておかないといけないことも何点かあります。

テスト前にすでに大学などへのスコアレポートの送付を申し込んでいる場合、再採点はできません。

再採点は一度しか申請できない上、ライティングとスピーキング両方の再採点を依頼する場合には同時に申請しなければなりません。

また、再採点をすると点が下がることもあります。

しかも一度再採点をすると新しいスコアが正式スコアとして確定され、以前のスコアには戻すことはできないのです。

再採点を依頼するかどうかは、慎重に検討するようにして下さい。

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