学校教育で英語を「読み書き中心」で学ぶことが多い日本では、リスニングを苦手だと感じている人も多いです。

日常英会話ではなく、学術的な場面設定なのがTOEFL iBT®のリスニングテストの特徴でもあります。

「大事なことを聞き逃してしまって点数がとれない」「リスニング中に何を意識していいのかわからない」といった悩みもよく聞きます。

この記事では、TOEFL iBT®においてリスニングの特徴や対策を説明していきます。 

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TOEFL®リスニングテストの試験と概要

TOEFL iBT®のリスニング対策を考える上で、まずリスニングの得点や目安に関して知っておくとよいでしょう。

まずリスニングの制限時間と問題数ですが、制限時間が41~57分、問題が28~39問となっています。

TOEFL iBT®のリスニングの時間や問題数に幅があるのは「ダミー問題」があるからです。

テストを客観的に評価し精度を向上させるため、採点されない講義と会話の大問がそれぞれ一つずつ追加されることがあります。

ダミー問題が実施される場合、総問題数は大問7つに小問39。所要時間は57分です。

ダミー問題がない場合ダミー問題がある場合
会話問題大問2 × 小問5 = 10問大問3 × 小問5 = 15問
講義問題大問3 × 小問6 = 18問大問4 × 小問6 = 24問
合計28問 / 所要時間41分39問 / 所要時間57分

リスニングテストの流れ

リスニングの試験の流れとしてははじめに、教授と学生や学生同士の会話を聞いて答える大問2つ。

まず問題文が読めない状態で、3分程度の会話を聞きます。

その間メモを取ることができます。

その後会話に関する小問が5つ表示されるので、回答していきます。

続いて課されるのは、様々なジャンルの講義を聞いて答える大問が3つ。

会話問題と同様、問題文が読めない状態で3〜5分程度の講義を聞きます。

その後、それぞれ6問ずつの小問に答えるスタイルです。

リーディングセクションが60分前後ですぐそのあとのあるので、集中力を保つのが難しくなっています。

セクション制限時間問題課題
Reading54~72分30~40問文章を読んで質問に答える
Listening41~57分28~39問簡単な講義や教室での議論に関する質問に答える
休憩10 分
Speaking17 分4 課題身近な話題について話し、読んだり聞いたりした資料について話し合う
Writing50 分2 課題文章を読み、音声を聞いて、それに対する回答を入力する

リスニングのスコアと採点方式

TOEFL iBT®各セクションの配点は30点ずつ。

リスニングは全28問の正答率が30点満点に換算されます。

問題の難易度も加味した上で統計的に処理されるので、問題の難易度が高い時には何問か間違えたとしても「満点」となるケースもあります。

全てが選択式の問題で、コンピュータによって自動採点されます。

リスニングのそれぞれのレベルによる得点目安は以下のようになっています。

レベルTOEFL iBT®スコアリスニングセクションのスコア目安)
上級者90点以上25~30点
中級者70~80点10~24点
初級者60~70点9点

関連コラム:【換算表付き】TOEFL®︎のスコア平均ってどれくらい?スコア別の英語レベルも詳しく解説

留学に必要な得点の目安

留学に必要な得点はもちろんそれぞれの学校によって異なるのですが、一般的な目安だと言われている「スコア80以上」を目指すならリスニングでも20点以上を取る必要があります。

20点を取るためにはアカデミックな内容の講義や会話の大意を把握し、難解な用語や構文を理解する能力が必要です。

また一流大学や大学院進学の目安である「スコア100以上」を狙うのであれば、リスニング25点を取りたいところ。

会話の中で特に強調されなかった部分や、抽象的で複雑なアイデアもしっかり理解する必要があります。

リスニングの問題形式と傾向

リスニングはレクチャー(講義)と会話にわかれています。

一度のパートが3~5分で3~4つのレクチャー(講義)があります。

また会話は一つの会話につき3分で2~3の会話があります。

セクション時間質問数
レクチャー3~5分ずつ3~46(1つのレクチャーにつき)
会話(2人)3分ずつ2~35(1つの会話につき)

会話に関しては、大学のキャンパス内で学生同士、また学生と教授が会話しているシーンが多いです。

講義の内容や提出物など、実際に英語圏の大学でされるような会話文が多くなっています。

また人文科学分野、社会科学分野、物理化学分野といった講義内容の問題も多く登場します。

専門的な用語が多く出てくるので、TOEFL®専用の単語帳などを使い、用語の意味を理解できるようにしておく必要があります。

また設問の特徴として、レクチャーや会話の要旨、正誤問題、さらに発言内容に関する内容を問われることが多いです。

レクチャー問題(講義)

会話問題の後に行われるのは様々なジャンルについての講義を聞き、内容についての質問に答える問題。

一応各分野の専門知識がなくても解答できることになっていますが、やはり馴染みのない分野の講義は難しさを感じます。

しかし実際の大学の授業でも、知らないテーマについて語られることも多いはずなので入学後授業について行くための準備のつもりでしっかり対策を行なっていきましょう。

講義問題で重要なのは、何度も出てくるキーワードの意味を理解すること。

日常会話ではあまり使われない言葉や、日常生活とは違う用例で使われる言葉も多いので注意が必要です。

問題の具体例は以下の通り。

…Normally woodpeckers utilize holes they made on trunks of trees repeatedly, woodpeckers in this forest use holes for the nest only once.The reason why they do this is considered as their main predators, snakes, can memorize the position of the holes.To avoid being prey, the woodpeckers change the position of the nest hole every year. … 

このような講義を聞いた時には、何度も登場する「woodpecker=キツツキ」という生物名を知らなくても一体どのような特徴を持つのかの把握に努めましょう。

しっかり把握できれば、各分野の専門用語を知らなくても下のように解答は可能です。

Q3: What is the difference between the woodpeckers that live in the forest and others?
□ They sleep on one leg.
□ They change the nest hole periodically.
□ They make holes upward on tree trunks.
□ Breeding pairs warm eggs by turns.

キーワードに関する問題以外には、教授はあるアイデアについて肯定的か否定的かや、教授が言外に示唆したことを問う問題もあります。

また教授が一方的に講義をするのではなく、学生と議論をするシチュエーションが採用されることも。

どのようなテーマであっても、会話問題と同様いったい何について話されているかの把握に努めるとともに、講義の核となるキーワードをピックアップするつもりでリスニングを行いましょう。

会話問題

会話問題によく出てくるのは、学生が教授や事務スタッフの元を訪問し質問や相談をするシチュエーションです。

実際に英語圏の大学へ留学や進学をしたら、間違いなくリスニング力は必要になります。

欧米の大学では教授が研究室で学生の相談を受け付ける「Office Hour」という時間が設けられていることが多いので、この形式は一般に「Office Hour問題」と呼ばれます。

必ず聞かれるのは「学生が訪問した理由」です。

具体例を見てみましょう。

Student: Hello, Dr. McIntosh. Would you mind if I ask a question?
Professor: Not at all. Please have a seat.
Student: Thank you. Uh… It is about the previous essay assignment.
Professor: Oh, I see. The essay about philosophy and education, right? Your essay was well done. What’s up?
Student: I am afraid but would you accept my resubmission?
Professor: Why?
Student: My score was A but I believe I can improve it up to least A.
Professor: A is not a low score, though
.…

このような会話が3分間続くのですが、たった1度しか流れません。

受験者は必要に応じてメモを取りながら、集中して聞く必要があります。

リスニングのあとに下のような問題がスクリーンに表示されるので、最も当てはまる選択肢にチェックを入れ次の問題に進みます。

Q1: Why does the student visit the professor?
□ To request resubmission of an assignment.
□ To ask for redoing marking of an assignment.
□ To explain the reason for his absence.
□ To claim that the professor’s grading was not fair.

学生はエッセイ課題の再提出のお願いのために教授の元を訪れているので、答えは「To request resubmission of an assignment.」になります。

「Why does the student…」で始まる以外に「What is the main purpose of the visit?」や「What are the speakers mainly discussing?」というような聞き方もされますが、ポイントはなぜこの会話が行われているかということ。

必ず1問目に聞かれますので、リスニングが始まったらシュチュエーションを素早く把握できるように神経を研ぎ澄ませてください。

2問目以降は詳細についての問題が続きます。

会話の流れにしっかりついていき、何が話されたのかをしっかり把握するようにするのが会話問題攻略のカギです。

またOffice Hour以外には、学生が大学の事務局等へなんらかの相談に行くシチュエーションや、学生同士が大学の新しい制度等について議論するシチュエーションなどがありますが、基本は同じ。

まず、なぜその会話が行われているのかをしっかり把握し、その後の話の展開について行くことに努めましょう。

ダミー問題

前述の通り、リスニングテストには採点されないダミー問題が出題されることがあります。

かつてはダミーに使われる問題が毎回同じで出題順も最後だったため、慣れた受験者の中にはダミー問題を解かずに休憩に当てるというツワモノもいたそうです。

しかし現在では毎回違うダミー問題が順番も関係なく出されるので、見分けるのはほぼ不可能。

かなりリスクがある行為なのでダミーを見分けるのに神経を使うよりも、全ての問題をしっかり解き切る方がいいでしょう。

ネット上には「過去のダミー問題の見分け方」等の現在は使えない情報も散乱していますので、注意しましょう。

TOEIC®や英検のリスニングとの比較

大学受験や英検は日常会話がメインであり、TOEIC®はビジネスシーンがメインです。

TOEFL iBT®では問題形式で解説したように講義や教授とのアカデミックな会話がメインになります。

TOEFL® はアカデミックな文章がメインであることから、日常会話やビジネスシーンで使われないような言葉・専門用語・言い回しが登場することが多いです。

TOEIC®のリスニングセクションに自信がある人でも、TOEFL iBT®で高得点を目指すためにはTOEFL iBT®に特化したリスニング練習が必要です。

 TOEFL® のリスニングのスコアを上げるためには、 TOEFL® の過去問題を何度も解く必要があるのはこの点が理由となります。 

一方、英検の上位級のリスニング課題はTOEFL iBT®と同様アカデミックなものが多いので、英検1級用の問題集などはTOEFL iBT®対策にも活用できます。

なぜ初心者はTOEFL®のリスニングが聞き取れず難しいと感じているのか

TOEFL®関連の記事を見ていると、「リスニングが難しい」といった意見を多く見ます。

日本人がリスニング自体に苦手意識を持っていることは勿論なのですが、 TOEIC や英検と比べても TOEFL® はリスニングが難しいと言った印象を持ってる人は少なくはないでしょう。

これは 上記で説明したようにTOEFL®がアカデミックな内容であることの他に、 設問を先に見ることができない点もあげられます。

TOEFL iBT®は先にリスニング音声が流れてから問題文を見ることができるので、前もって問題の予測をすることができないのです。

この他にも TOEFL®で出題される問題は長文が多いため、集中して聞く必要がある点も挙げられます。

特にリーディングテストを1時間解いた後にリスニングを受けることになるので、 集中力を保つことがTOEFL®のリスニングで点数を上げるコツの一つと言えるでしょう。

スコアアップにすぐつながる!リスニング本番で点数を伸ばすコツ

それではTOEFL iBT®のリスニングにおいて、実際にスコアアップにつながるコツについて説明していきます。

メモは取るべきか

TOEFL iBT®リスニングテストでは、リスニングを行なっている最中に問題は表示されないので「聞きながら解く」ことはできません。

その代わりリスニング中にメモを取ることが許されているので、多くの受験者はしっかりメモを取ろうと一生懸命になります。

しかし大切なのは、素晴らしいメモを作ることではなくリスニングの内容を把握すること。

メモはあくまでツールであり、必要がなければ取らなくてもいいのです。

メモの取り方

多くの受験者は内容を箇条書きでまとめようとしますが、そんなことをしていたら重要な点を聞き逃す可能性が出てきます。

もしメモを取るのなら、書くべきなのはたった2つ。

「話の流れ」と「キーワード」です。

英語で書く必要もありません。

カタカナでもひらがなでも絵でも構いません。

記号や略語を使うのも効果的です。

つまり、問題を解く時に記憶を呼び覚ますカギにさえなれば、なんでもいいのです。

前述の講義問題であれば、下のようなメモで十分です。

「Woodpeckerは蛇に襲われるから巣穴を変える」という情報は、文章を書くよりこの方がずっと早いですよね?

繰り返しになりますが、もし話の流れを覚える自信があるのならこのメモすら不要です。

メモを全く取らず、聞くことに集中した方がいい結果になる人もいると思います。

何回か過去問や問題集を本番形式で解いてみて、「どのくらいメモを残すのが問題を解くために最も効率的なのか」を見極めましょう。

集中力を切らさないようにしよう

約1時間のリーディングテストをこなした直後のリスニングテスト。

ほとんどの日本人受験者にとって第二外国語である英語をずっと集中して聞き続けるのは、至難の技です。

「知らぬ間にボーッとしてしまい、肝心な部分を聞き逃してしまった」という経験をする受験者も少なくありません。

集中力を高めるトレーニングもありますが、最も手っ取り早いのは脳へ糖と酸素を十分に送ること。

脳というスーパーコンピュータを動かすエネルギーは、ブドウ糖を酸素と反応させることで生み出されます。

試験開始前におにぎりやバナナなどの消化のいい炭水化物を食べ、試験中に燃料切れを起こさないようにしましょう。

また緊張して呼吸が浅くなり、脳が酸素不足の状態に陥るのもボーッとしてしまう原因です。

パソコンで行うTOEFL iBT®では問題を解くごとに「Next」をクリックして次に進むのですが、クリックの前に1回深呼吸をしましょう。

TOEFL iBT®の試験に臨む時にはアスリートになったつもりで、最高のパフォーマンスを発揮できるコンディションを整える必要があります。

楽しんで問題を解いてみよう

リスニングテストで満点をめざす人が身につけておくべきテクニックには、どのようなものがあるのでしょうか?

具体的な勉強法は次のセクションでご紹介しますが、最も大事なのはリスニングテストを好きになり、楽しんで問題に取り組むこと。

もちろん人生をかけて試験に臨んでいる人も多いと思いますが、それでも成功を収めるには「好きなことに夢中で取り組んでいる」という状態に持っていくことが大事なのです。

これは英語のリスニングに限らずスポーツや仕事など人生の様々な場面で言えることですが、人間は「苦手だな」「嫌だな」と思っていることに全力を発揮することはできません。

たとえどれだけ大事なテストか頭では分かっていても、1時間近いリスニングの間には体が自然に英語をシャットアウトしてしまう時間が生じてしまうのです。

「次はどんな問題が出るんだろう?楽しみ!」と思うようにしてみてください。

きっとそれだけでパフォーマンスがぐっと向上するはずです。

レベル別リスニングのおすすめ勉強法

レベルによってリスニングの勉強方法は異なります。

TOEFL®は英検のようにレベル別のテストではなく、全てのレベルの人が同じテストを受けるので自分のレベルにあった勉強方法が重要になります。

関連コラム:TOEFL®初心者が自力でハイスコアを取るための勉強法を経験者が伝授!

TOEFL®を初めて受験する人のためのリスニング勉強法

まず初めに初めてTOEFL®を勉強する人のためのリスニング勉強方法をご説明しま

ディクテーション

スコア80程度をめざす初級者レベルの方にオススメなリスニング対策は、ディクテーションです。

英語の聞き取りで難しいのは「綴り通りに発音されない」という点。

音が繋がったり(give it awayが「ギブラウェイ」のように発音される)、抜けたり(centerが「セナー」のように発音される)、変化する(waterが「ワーラー」のように発音される)のに慣れていないと、簡単な単語でさえ聞き取れないことも。

そのため英語特有の音に慣れるため「多聴」が進められることが多いのですが、ただ漫然と英語のニュースや洋楽を聞いたり、ドラマを観ていても「音」と「意味」がつながりません。

例えばビートルズのLet it beが「レリビー」と聞こえたとしても、それがどんな意味なのか分からなければリスニング力がついたとは言えないですよね。

そこで、聞こえた音と意味を繋げる「ディクテーション」を行いましょう。

やり方は非常にシンプル。

スクリプトのあるニュース・スピーチ・ドラマ・曲などを細切れに再生し、聞こえた通りに紙に書いていくのです。

何を言っているか分からない部分があったら、適当なスペリングや発音記号、あるいはカタカナでもいいので聞こえた通りに書いておきます。

その後スクリプトと見比べることで、意外な発音をされる単語などがしっかりキャッチできるようになるというわけです。

シャドーイング

初めて TOEFL® を受験するのであれば、ネイティブが話す英語を聞いた後に真似をして発音を押していくシャドーイングもオススメです。

ネイティブが話した後にすぐに追いかけて話すことにより、 正しい発音やイントネーションなどを自然と身につけることができます。

リスニングの上達には単語力や発音の他に、日本語には無いような英語のントネーションやリズムなどを身につけることも大切なのです。

シャドーイングを続けることによりこれまで理解できなかった単語を聞き取れるようになったり、強弱を身につけることにより必要な単語の判断ができるようになるのです。 

母音と子音の仕組みをつかむ

英語の母音の発音を学ぶ際、日本語の子音が英語の母音と似ていることがあるので(例えば、「bad」や「cut」の子音は日本語の「e」と似ている)、その仕組みに慣れることがとても大切です。

また、英語の子音の発音を覚えておくと、個々の音を個別の音として認識することができるようになるので、便利です。例えば、”old” の子音 “o” は “okay” の母音 “oo” と同じように聞こえます。

英語の子音の発音を覚えれば、個々の音を聞いたときに、その音を認識することができるようになるのです。

目標点数に届かず伸び悩んでいる人におすすめなリスニング勉強法

次に目標点数に届かず伸び悩んでいる人におすすめの勉強方法をご紹介していきます。

目標点数を達成するためには、目標点数に必要な単語力と文法力が求められます。

単語力

いくらリスニング力が発達したとしても、語彙力が足りていなければ目標点数を達成することが難しいです。

そのため TOEFL® 関連の単語問題集を購入するなど語彙力を増やす必要があります。

また単語だけで覚えるのではなく、フレーズや文章としても覚えるようにしてください。

文法力

次に重要なのが基礎的な英文法力を身につけることです。

もし英文法が苦手だという方は、最も基礎的な英文法である中学レベルから見直すことも大切です。

日常英会話レベルのリスニングであれば、中学レベルの英文法力で十分です。

高得点、満点を取りたい人のためのリスニング

スコア100以上を目指す上級者の方は、もうすでに英語圏の大学で最低限授業についていくだけの英語力は身についていると言えます。

さらに高みを目指すのならば、実際に大学レベルのオンライン講義に参加してみるのがオススメです。

英語圏の大学や大学院では、日常会話ではあまり聞かない独特の英語表現が非常によく用いられます。(dean=学長、commencement=卒業式、defense=卒業論文発表 など)

英語圏の大学で行われている講義を聞き、課題をこなす中でTOEFL iBT®リスニングテストに出てくる様なアカデミックな英語表現に慣れることが出来る上、シュチュエーションもイメージしやすくなります。

TOEFL®リスニング対策に使えるおすすめの参考書、問題集、サービス

TOEFL®リスニングの勉強方法として、公式の問題集や参考書を使うことがあげられます。

しかしそれ以外にもアプリやオンライン英会話、塾などさまざまな勉強方法があります。

関連コラム:TOEFL iBT®の対策におすすめの参考書・問題集を厳選紹介

公式問題集、参考書

TOEFL®リスニング対策をする上で、まずは公式のリスニング対策の問題集と過去問は購入するべきでしょう。

これまでのTOEFL®の過去問を何度も解いていくことによって、TOEFL®のリスニング問題の傾向をつかみ、慣れる必要があります。

リスニングは特に他のセクションと比べてチャンスが少なく、一度逃してしまうともう解けなくなる問題もあります。

TEDICT

初級者・中級者のディクテーション練習にオススメなのはTEDICT (テディクト)というアプリ。(iOS/Andloid)

幅広い分野についてのスピーチが無料で聞ける「TED Talk」はリスニングの鉄板教材ですが、このアプリではTED Talkの中でも人気の高いスピーチを題材にディクテーションが簡単かつ効率的に行えます。

好きなスピーチを選ぶと、細かく分割された動画がスクリプト付きで流されます。

しかし最初の状態ではスクリプトは全てアスタリスク(*)になっており、正しい単語を入力していくと順にアルファベットに置き換わっていくという仕組み。

自分で一時停止や巻き戻しをしなくても自動でリピートし続けるというのが、このアプリのキモです。

実際に自分でディクテーションをやってみると分かるのですが、一時停止や巻き戻しを手動で繰り返すのは非常に面倒臭いです。

つい巻き戻しすぎてしまったり、間違えて一番先頭に戻ってしまったり…

しかしこのアプリならそんな面倒な作業に時間を割くことなく、ディクテーションのみに集中することができます。

有料(¥610)ですが、効果を考えたら激安と言わざるをえません。

関連コラム:TOEFL®︎の対策におすすめな単語帳・アプリを紹介!アカデミックな単語はどうやって暗記する?

Coursera

オンラインで実際に英語で行われる講義を受けてみたい中〜上級者の方にオススメなのはCoursera(コーセラ)です。

Courseraはスタンフォード大学やシドニー大学など世界中の大学が参加している教育プロジェクトで、なんと様々な分野における世界トップレベルの授業を無料で受講することができるという画期的なシステム。

またお金を払うことで、公的な受講証明や学位を取得することもできます。

すべての授業や課題はオンラインで行われるので、自宅にいながらにして英語圏の大学で行われる講義を聴くことが可能です。

自分の専門分野以外の講座を受講することで、ボキャブラリーの強化に繋げることもできますね。

まず試してみたいという人にオススメなのはLearning How to Learn: Powerful mental tools to help you master tough subjectsという講座。

なんと今までに300万人以上が受講しているという超人気講座です。

15時間の集中コースで「学び方」を学ぶことができるので、リスニング力の強化だけでなく英語学習全般や留学後の学びにも生かすことができますよ。

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