このコラムではTOEFL iBT®100点の難易度や、100点獲得に有効な勉強法を解説しています。

一般的に言われている「海外の大学へ進学・留学するために必要なTOEFL iBT®のスコア」の目安は80点。

しかし一流の大学や大学院に進学したいのであれば、100点以上が必要となることが多いです。

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目次

TOEFL iBT®100点の難易度・レベル感

TOEFL iBT®100点取得は、英検1級やTOEIC L&R満点と同程度の英語力だと言われています。中途半端な対策では、取得することはできません。

どのくらいの難易度・レベル感なのかをもっと具体的にみていきましょう。

TOEFL iBT®の満点は何点?

TOEFL iBT®はリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの各セクションの配点が30点で、合計120点満点のテストです

TOEFL iBT®100点は難しい? TOEIC・英検・IELTSに換算するとどのくらいか

テストの形式が違い、受験者によって得意・不得意があるため単純な比較は難しいのですが、文部科学省が発表している各資格・検定試験とCEFRとの対照では、各試験の対照関係は下の通り。

TOEFL iBT®TOEIC L&RIELTS英検
95-120845-9907.0-8.01級

一般的にはTOEFL iBT®100点取得は、英検1級やTOEIC L&R満点と同程度の英語力だと言われています。

留学経験がないと100点取るのは難しい? 独学でも100点達成は可能なの?

留学経験がなくても100点取得は可能です。

TOEFL iBT®の試験問題は、英語圏の大学における授業や大学生活を想定して作成されているため、海外の学校へ留学した経験があれば有利になることは間違いありません。

しかし、留学経験がなくても、独学によって100点を取得した人も大勢います。

100点を取得するために重要なのは留学と同様、もしくはそれ以上の環境を日本で作りだすことです。

やり方によっては、留学するよりも効率的に英語力を伸ばすこともできます。

関連コラム:【換算表付き】TOEFL®︎のスコア平均ってどれくらい?スコア別の英語レベルも詳しく解説

TOEFL  iBT®100点取れる人のリーディングのレベル感

TOEFL iBT®100点取得に必要なリーディング力は、英語圏の大学で使われる教科書レベルの英文の大意を、短時間で掴むことのできるレベルです。

TOEIC®のリーディング問題はEメールなど、社会生活の中で目にすることの多い英文が題材にされます。

しかしTOEFL®はそもそも「英語圏の大学の授業についていく実力があるか見るためのテスト」なので、日常生活ではあまり目にすることのない教科書の記述のようなアカデミックな文章が使われます。

しかもジャンルは「生物」「歴史」「社会学」など多岐に渡るため、自分の専門分野ではない英単語も身につけておかなければなりません。

重要なのは、このレベルの英文を単純に読めようにするということではなく短時間(数分)のうちにサッと目を通して大意を掴み(スキム)、その後問題を解きながら必要な部分を探し出し精読する(スキャン)技能を身につけること。

厳しい時間制限のあるTOEFL iBT®のリーディングで100点を取るには、この「スキム&スキャン」を身につけることが必須です。

TOEFL  iBT®100点のリスニングのレベル感

TOEFL iBT®100点取得に必要なリスニング力は、未知の内容について説明する大学の授業を聞いて理解できるレベルです。

教授役のスピーカーが、ある語句や事象についてアカデミックな解説をしているリスニング素材が主ですが、欧米の大学の授業では学生とのコミュニケーションが重視されるため学生役のスピーカーが登場することもしばしば。

聞き馴染みのない単語が連続すると話の流れを聞き落とすことも多いので、リーディングと同様、大学の講義で用いられる語彙力を身につけられるかがカギです。

TOEFL  iBT®100点のスピーキングのレベル感

リーディングとリスニングで埋め合わせるとしてもTOEFL iBT®100点取得のためには、スピーキングでも22/30点は取っておきたいところです

多くの日本人が苦手とするスピーキングセクション。TOEFL iBT®100点取得のため必要なのは、論理的で説得力のある文章を構成する力です。

「スピーキング力の向上」と聞くと、多くの日本人は「ネイティブスピーカーのように話さなければいけない」と考えてしまいがちです。

その結果、多くの人が映画やドラマで耳にする英語をコピーすることで流暢なスピーキング力を身につけようとするのですが…

「アカデミックなスピーキング力」が求められるTOEFL iBT®では映画やドラマで聞くようなフランクな口語表現を用いると減点されてしまいます。

TOEFL iBT®100点取得のためには発音に多少の訛りがあっても、自身の考えを明確に示し、その根拠を論理的に説明するスピーキング力が必要なのです。

TOEFL  iBT®100点のライティングのレベル感

ライティングを苦手とする人も多いですが、TOEFL iBT®100点取得のためには24/30は必要です

そのために必要なのはスピーキングと同様、アカデミックで論理的な文章を構成する力。

最初に自分の考えを明確に示し、続いてその論拠を具体的に示す文章構成が高得点につながります。

一方、注意したいのは同じような内容が繰り返されてしまうことです。

アカデミックな文章を書こうと力むあまり、同じ様なことを繰り返し書いてしまう人が多いですが、冗長な文章は「redundant」として、減点の対象になります。

また日本語でもそうですが、話し言葉よりも丁寧で堅い表現が多用されることが書き言葉の特徴。

「hence」「therefore」「moreover」「whereas」「albeit」などの、あまり会話では用いられない文語表現独特の単語も駆使し、文章を構成できるようにしましょう。

TOEFL  iBT®100点を取るために覚えておくべき単語数

TOEFL iBT®100点取得に必要な語彙力は、アカデミックな表現や生物名などの専門用語も含め、約13,000語

高校卒業までに学校で習う単語数はおよそ3000単語なので、プラス10000語の強化が必要です。

TOEFL iBT®100点が必要になるケースは?用途について

この章ではどのようなときにTOEFL iBT®100点が必要になるのか紹介していきます。

難関大学の帰国子女入試やAO入試

一般的には、難易度の高い有名大学ではTOEFL iBT®100〜105点程度が高難易度の大学における足切りのラインだと推察されているようです。

多くの大学で、帰国子女入試やAO入試の要件となっているのがTOEFL iBT®

上智やICUなど英語教育を重視している大学はTOEFL iBT®90点程度、それ以外の大学でもTOEFL iBT®75〜80点程度の英語運用能力を帰国子女に求めています。

しかし国立の東京大学や京都大学、私立の早稲田や慶応など難易度の高い有名大学では、帰国子女入試における英語外部試験の基準は明らかにされていません。

関連コラム:帰国子女の大学入試で必要なTOEFL®のスコアは?

留学でTOEFL  iBT®で100点が必要な大学・大学院

ハーバード大学やイェール大学のような「アイビーリーグ」と呼ばれるトップレベルの大学の場合、TOEFL iBT®100点程度が最低限必要です。

米国における多くの大学は、TOEFL iBT®70-80点程度を非英語圏主審の学生が出願する際の最低基準に定めています。

トップレベルの大学の大学院になると、105-110点が求められることもあります。

関連コラム:高校生の大学受験にTOEFL®は必要?国内・海外の出願資格に必要なスコアや優遇制度

関連コラム:大学院進学に必要なTOEFL®のスコアはどのくらい?

留学をするために必要なスコアは?

大学によって求められる点数が異なるため、大学にこだわらなければTOEFL iBT®70点程度からでも留学をすることは可能です。

ただし、入学できることと授業についていけることは別の話。

英語力が足りない場合は、何十万円も支払い追加で英語の授業を受講しないといけないことも。

留学前にできる限り高い英語力を身につけておくことに越したことはないようです。

関連コラム:留学するために必要なTOEFL®のスコアは?

TOEFL  iBT®で100点あれば海外の大学、大学院の講義についていける?

英語力が高ければ海外大学・大学院の講義についていけるというわけではありません

多くのネイティブスピーカーが授業についていけずにドロップアウトしてしまうことを見ても、英語力だけが重要ではないのは明らかです。

しかし講義を理解したり、議論や共同作業に参加するためには英語力がカギだということも事実。

TOEFL iBT®100点の英語力があれば、そのスタートをスムーズに切ることが可能です。

転職・就職でTOEFL  iBT®で100点あれば有利になる?有利になる職業は?

日本人の平均スコアが72点であることを踏まえると、外資系企業や海外への転職・就職においてTOEFL iBT®100点は大きなアピールになります

現在日本における就職・転職の際に最も広く用いられている英語試験はTOEIC®。

TOEIC®に比べるとTOEFL iBT®の認知度は高くないのが現状です。

しかしTOEIC®は日本を中心とする東アジアで主に行われているテストであり、またリーディング力とリスニング力しか測れないため、世界的視野を持つ外資系企業や海外企業はTOEFL iBT®を重視する傾向があります。

関連コラム:TOEFL®は就職、転職に役に立つ?

TOEFL iBT®で100点を取るためのスコア配分

各セクションが30点満点のTOEFL iBT®

それぞれで25点を取得すれば合計100点になるのですが、日本で英語教育を受けた日本人に取ってそれぞれの難易度が異なるため、より現実的なスコア配分を目指しましょう

日本人の平均スコアと目標スコア配分

TOEFL iBT®の実施団体ETSが発表している日本人の各セクションにおける平均スコアは下の通り

セクション平均スコア
リーディング19
リスニング19
スピーキング17
ライティング18
合計73

(参照:TOEFL iBT® Test and Score Data Summary 2021

一般によく言われている通り、日本人は「英語で話すこと(スピーキング)」が苦手な傾向があります。

ではこれを踏まえて、100点を目指している人に現実的なセクションの目標スコアを見ていきましょう。

セクション平均スコア
リーディング27
リスニング27
スピーキング22
ライティング24
合計100

つまり日本人の苦手とするアウトプット(スピーキング&ライティング)の不足分を、インプット(リーディング&リスニング)の得点でカバーする作戦です。

スコアを伸ばすのに時間がかかるセクションは?

スコアを伸ばすのに時間がかかるセクションは、自身の考えを発信するスピーキングとライティングです。

前述の日本人のスコア平均でもスピーキングの点数が最も低かったのは「なかなかスコアがあげにくい」ことの証明とも言えるでしょう。

その大きな理由は、自分一人で客観的な評価をすることが難しく、ネイティブスピーカーの友人やチューター(家庭教師)などのサポートがどうしても必要になるからです。

とはいえ、スピーキングとライティングにばかり時間を割くのではなく得点の伸びやすいリーディングとリスニングの対策をしっかりと行って高得点を取ることがTOEFL®で100点をとるためには重要です。

TOEFL iBT®の100点をとるために必要な勉強時間

ではTOEFL iBT®100点を取るためには、どのくらい勉強時間が必要なのでしょう?

このセクションでは、現在の英語力別に必要と思われる勉強時間を解説していきます。

スコア40から目指す場合に必要な勉強時間

スコア40を目指す場合に必要だと考えられる英語の勉強時間は、ケンブリッジ大学の試算によればおよそ800時間以上です。

しかしこれはヨーロッパの言語話者が英語をマスターする場合を想定しているので、英語と日本語の言語としての違いを考慮すると1000時間以上は必要でしょう。

TOEFL iBT®40点は英検準2級=中学卒業レベル。

そこからTOEFL iBT®100点に達するには、高校+大学の英語学習の内容をマスターした上で、海外の大学で問題なく意思疎通ができる程度の英語力を身につけなければなりません。

現在高校2年生で、大学入学まで(1年以内)にTOEFL iBT®100点を取得したいのなら、1日約3時間の勉強が必要な計算になります。

部活や塾に当てる時間はほとんどないので、放課後の時間全てを英語の勉強に注ぐ意欲と気合いが必要ですね。

スコア60から目指す場合に必要な勉強時間

TOEFL iBT®60点から100点に上げるための勉強時間は、ケンブリッジ大学の試算によればヨーロッパの言語話者でおよそ560時間

日本語話者では、600時間以上が必要でしょう。

先程と同様、1年以内にTOEFL iBT®100点の取得を目指すのなら、1日約2時間の勉強が必要な計算になります。

スコア80から目指す場合に必要な勉強時間

これまでと同様ケンブリッジ大学の試算を参考にすれば、TOEFL iBT®80点から100点に上げるための勉強時間は、ヨーロッパの言語話者でおよそ300時間

日本語話者であることを考慮に入れても、1日約1時間の勉強を行えば1年以内に達成可能な計算になります。

しかしこのレベルになると問題は、教材の確保です。

英検1級やTOEIC®満点を超えるレベルになってくるので、市販の教材はあまり充実していません。

語彙力の強化のためには、どうやって効果的な教材を見つけるかが重要です。

この点については、次の章で詳しく解説しています。

日本人がTOEFL iBT®で100点取るためにだいたいどのくらいの回数を受験する必要があるのか

試験のスタイルがかなり特殊なことで有名なTOEFL iBT®ですので、たった1回の受験では、実力を発揮できずに終わってしまう可能性があります。

しかし受験料が約3万円($245)と高額なため、そんなに何度も受験できないのも現実。

オススメは3回です。

1回目は、実際の試験の雰囲気を知るとともに、自分の弱点を把握するために受験します。

2回目で、1回目の受験では出せなかった実力を発揮し、目標点数を目指しましょう。

3回目は、ブースター受験です。余裕を持って受験できるので、さらなる高得点が出ることも。

最後の3回目の受験が、出願の2ヶ月前までに終了するように計画しましょう。

100点を確保するための勉強スケジュール

具体的にどのようなスケジュールで勉強すれば良いのか、1日2時間勉強するとして、その内容を検討してみます

まず大切なのは、自分の脳を勉強モードにすること。

問題集や過去問などを用いて、毎日のノルマをこなしましょう。

TOEFL iBT®100点に必要な単語力は、単語集などを使うよりも、文脈の中で付けていく方が効果的です。

書籍や論文を読み、分からなかった単語をピックアップしていく時間も必要。

リスニング&スピーキング力強化のためにはディクテーションやリプロダクションもやるべきですね。

ライティングの練習のため、1日1本はエッセイ課題に取り組むこともオススメです。

実際の時間(30分)で仕上げる習慣を付けましょう。

取り組み時間
1問題集30分
2書籍&論文読み30分
3ディクテーション30分
4エッセイ30分

大切なのは、確実に毎日実施できる実現可能な計画を立てることです。

コツコツ頑張っていきましょう。

関連コラム:TOEFL®初心者が自力でハイスコアを取るための勉強法を経験者が伝授!

社会人で忙しくても TOEFL iBT®で100点をめざすことはできるのか?

できます!

時間は「生み出す」ものです。

工夫をすれば、勉強する時間を確保することができます。

また自分から希望して業務で英語を用いるセクションに異動したり、英語を用いる業種に転職することも有効です。

また学生と違い経済力があるのも社会人の強み。

オンラインスクールに通う、ネイティブスピーカーのチューターをつける、長期休暇を利用して海外の英会話学校へ入学する、など学生時代には難しかったこともできます。

学生とは違って、社会人の英語力はスキマ時間をどう活用するのかが重要になってきます。

社会人だからと諦めず、挑戦する気持ちが大切です。

TOEFL iBT®の100点取るためのセクション別勉強法

TOEFL iBT®で100点を取るためには、どのような勉強をするべきなのでしょうか?

最後に各セクションにおける具体的な勉強方法を紹介していきます。

100点を取るためにおすすめの単語強化の方法

まだまだ実力が足りないと感じる方には、「文で覚える単熟語」などの文脈とともに単語を覚える単語帳を用いるのがオススメ

前述の通り、TOEFL iBT®で100点をとるためには大幅な単語力の強化が必須であり、また各分野における専門語彙も身につけていかなければなりません。

文で覚える英熟語は英検用の単語帳ですが、英検1級にはTOEFL iBT®と同じくアカデミックな英文が使用されるため活用が可能です。

しかしTOEFL iBT®スコアがすでに80〜90点に達している人が100点を目指すのなら、市販の単語帳だけでは不十分。

さらなる単語力強化のためには自分オリジナルの単語帳を作りましょう

例えば「pro bono=無料で」という単語を「pro bono=無料」という風に、英単語と日本語訳を単純に1:1の対応で覚えてしまうと、言葉の持つ正しいニュアンスが身につきません。

しかし「it is pro bono work and what flows from it is good for the country as a whole=それはpro bonoな仕事であり、そこから生まれるものが国全体のためになる」のように文中でどう使われているのかを踏まえると「無料」の中に「善意で」や「ボランティアで」のニュアンスがあるのが汲み取れます。

オリジナルの単語帳には、文章の中で学んだニュアンスもできる限り記録する他、語源や派生語も調べて記入していくと、単語力の大幅に強化につながります。

高校卒業までに習う3000個の英単語に、さらに10000個追加する方法

10000個の英単語を覚えると聞くと気が遠くなりますが、関連語をまとめて覚えるようにすれば達成可能です。

たとえば勉強中に「rhizome(地下茎)」という単語に出会ったとします。

この時「rhizome = 地下茎」と覚えるだけではなく、 この言葉を分解したパーツごとの意味を辞書で確認しましょう。

すると「rhizo」にはギリシャ語で「根」という意味があることが分かります。

辞書で「rhizo」で始まる他の単語を調べてると…

「rhizobium = 根粒菌」、「rhizogenesis =  発根」、「rhizoid = 仮根」など、「根」に関する単語が沢山ありますね。

これらをまとめてオリジナルの単語帳に書いて覚えれば、なんと4倍の単語を覚えたことになります。

この方法の利点は、言葉のパーツごとの意味が分かる様になるので、未知の単語の意味を推察できる様になること。

たとえばリーディングの長文の中に「rhizotomy」という単語があったとき、「rhizo = 根」、「tomy = 切除」と分かっていれば「根っこを切るんだな」と、大体の意味を掴むことができるのです。(ちなみに「rhizotomy」は「神経根切除術」です。)

TOEFL iBT®100点に向けた「鉄板」勉強法

すべてのレベルのTOEFL iBT®受験者が絶対に読み込み、やり込んでおくべきなのはETS公式のOfficial GuideとOfficial Practice Testです

様々なTOEFL iBT®対策の問題集が販売されていますが、公式のものが最強だと考えられるのは「常に最新の情報に更新されている」「実際に出題された問題が使われている」「英語で書かれた説明を読むこと自体が勉強になる」から。

まずはこのレベルが簡単に思えるほどやり込んでください。

スコアが90点くらいになったら、100点を目指すためには更なる対策が必要です。

効果的だと思われる勉強法を、セクション別に紹介していきます。

リーディングの勉強法

TOEFL iBT®リーディングセクションで用いられる英文は、英語圏の大学で用いられる教科書のレベル。ということは、英語圏の大学の教科書を読むのが一番の対策になります。

しかも進学したい大学の授業で使われている教科書を読んでおけば、予習としても効果抜群。

大学のウェブサイトで公開されているシラバスに、各授業で使用する教科書が記載されていますので、購入しましょう。

日本まで送ると高いので、電子版がオススメです。

また学術論文も、非常に有用な教材になります。

長い論文であればAbstruct(概要)とConclusion(結論)に目を通すだけでもいいので、自分が専攻したいと考えている分野、研究したいと考えているテーマに加え、専門外の論文にも目を通しておきましょう。

アカデミック・リーディングの強化に有効な学術論文を探すにはGoogle Scholarがオススメです。

中には有料の論文もありますが、右側に「PDF」と表示される論文はPDFファイルが無料でダウンロードできますので、ぜひ一度試してみて下さい。

関連コラム:TOEFL iBT®のリーディング対策!時間が足りない人から満点を目指す人のための勉強法

リスニングの勉強法

リスニングセクションもリーディングと同様、大学の講義やキャンパス内での会話が用いられますので、実際の大学の講義を聞くのが一番の対策

しかしながら、入学してもいないのに大学の講義を聞くことなどできるのでしょうか?

実は、YouTubeなどの動画サイトでたくさん大学の講義や講演が公開されています。

また大学の授業ではないですが、アカデミックな語彙が多く使われるTED Talkもオススメです。

スクリプトも公開されているので、聞き取れなかった部分がどんな文章だったのか確認することもできますね。

Courseraというオンラインの大学では、なんと無料で5000以上のコースを受講することが可能です。

課題も出されるので、実践的なリスニング力が鍛えられます。

またリスニング力強化に非常に有効だとされている「ディクテーション」をするのに便利なのがTEDICTというアプリ。

人気のあるTED Talkを題材にディクテーションを行うことができます。

自分で音源を再生しながらディクテーションをするのは中々骨が折れますが、TEDICTは一文をディクテーションが完了するまで自動でリピートしてくれます。

TOEFL iBT®のリスニング対策!レベル別おすすめ勉強法

スピーキング&ライティングの勉強法

オススメなのはTOEFL®運営団体のETSが販売しているTOEFL® Practice Online Speaking and Writing Test

多くの日本人が苦手とするスピーキングとライティング。

自分一人では客観的にチェックできないのが、最大の難点です。

実はTOEFL iBT®スピーキングセクションとライティングセクションの採点には、生身の人間に加えコンピュータによる自動採点プログラムも使われています。

TOEFL® Practice Online Speaking and Writing Testは、本番と同じ採点プログラムによって採点されるので、自分のスピーキングとライティングが実際に何点くらい取れるレベルにあるのかを客観的に知ることができるのです。

関連コラム:TOEFL iBT®のスピーキング対策!レベル別おすすめ勉強法

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